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株式会社インフィニティスタイルの求人サムネイル
2024.02.19 公開 2024.01.23 更新
株式会社インフィニティスタイル
「必要とされる」が最高の報酬。“一緒につくる”を楽しむデザイナーの仕事

※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください

自己表現を追求するアーティストと、クライアントの課題を解決するデザインを制作するデザイナー。クリエイティブに携わる人なら、一度はアーティストに憧れたことがあると思います。しかし、商業デザインの世界では、望むと望まざるとに関わらず、自己表現したいというエゴを削ぎ落としていくことが求められます。

結局のところ、その立ち位置や役割をどう捉えるかはその人次第。大阪と東京に拠点を構えるデザイン事務所・インフィニティスタイルの代表・久米 洋平(くめ ようへい)さんはこう語ります。

(地方出身のスタッフが入社すると、「そのスタッフと一緒に彼らの地元を訪ね、行きつけの食堂や馴染みの場所、卒業した学校などを巡りながら思い出話を聴く」という久米さん)
久米さん アイコン

「僕ら商業デザイナーの存在意義は、クライアントの“もう一つの脳になる”こと。極力自分たちのエゴを取っ払い、クライアントさんの会社に就職したような気持ちでデザインを考える会社でありたいと思っています。

とはいえ、僕自身、エゴがまったくないわけじゃない。でも、自分を客観視して、エゴが出ていないかどうか絶えずチェックするようにしています。現時点でエゴが強いかどうかよりも、自分を変えようという意思があるかどうかの方が大切なのかなと。

最近、クライアントさんが新規事業を立ち上げた段階から、素材開発や市場調査に関わらせていただいたりと、より任せられる領域が広がってきたのは、そういうスタンスを心がけてきたからかもしれません」


(2023年4月、ワンフロアのオフィスに移転。コミュニケーションも活発になったそう)

そんなインフィニティスタイルで、今回募集するのは主にデザイナーです。Webやグラフィック、CG、映像など、ジャンルは多岐にわたっても、一括りに「デザイナー」と呼んでいるのには理由があります。

久米さん アイコン

「世の中にあるすべてのモノはデザインされていて、どんなツールを使うにせよ、アイデアや企画を生み出す起点は同じだと考えているからです。シビアな言い方かもしれませんが、デザイナーならあらゆるツールを扱えるべき。『◯◯デザイナー』と垣根を設けて自分の可能性を閉ざさず、いろんな分野に挑戦した方が本人も楽しいし、自分のためにもなるんじゃないでしょうか」


デザイナー≒医者や弁護士

(小学校時代、学校の祭りで、模写したドラゴンボールの絵を景品として渡した時に、みんなから喜んでもらえたことが原体験だという田栗さん)

現在、デザイナーとして、紙やWebのデザインだけでなく、映像コンテや撮影ラフの制作、ディレクションにも携わっているのが、入社4年目の田栗 佑紀(たぐり ゆうき)さん。幼い頃から絵を描くのが好きで漫画家になることしか眼中になかった田栗さんがその夢に見切りをつけたのは、大学卒業後、2年間のフリーター生活を経た24歳のとき。新しい道に進むべく、デザイナーとして働ける会社を探していた中で出会ったのが、インフィニティスタイルでした。

田栗さん アイコン

「ここの面接は普通の会社とは違って、ざっくばらんな質問が多く、友達感覚で話すことができました。加えて、自分自身の本質的なところも興味を持って聞いてくれたので、面接の時点でこの会社に入ろうと決めていましたね。

働き始めてから気づいたのは、漫画とデザインは制作の工程がとても似ているってこと。一方で、自分の好きなものを描けた漫画とは違って、商業デザインはあくまでもお客さんの要望ありき。隙あらば自分の色を出してやろうとする癖はなかなか抜けなかったですね。

なかでも印象的で腑に落ちたのは、『デザイナーは医者とか弁護士と同じで、困っているお客さんを助ける仕事。そこにもおもしろみがあるんやで』という先輩の言葉です。実際、お客さんの意見や要望を取り入れて制作する方が楽しいし、スキルも高められますから」


(入社前はパソコンに疎く、寿司打(タイピング練習ゲーム)でトレーニングを積んでいたという。)

かくいう田栗さんですが、漫画制作を専攻していた大学時代はまったく違うキャラクターだったそうです。

(「極限まで自分を追い込むのが好き。人生一度きりなので、どうせなら燃えられる道を選びたい」と田栗さん)
田栗さん アイコン

「絵を描いてきた数では絶対誰にも負けへん、みんななんでこんな簡単なことできへんねんと内心では思っていました。小学校の同級生から誘われても2〜3ヶ月返信しなかったりと、尖り散らかしていましたよね(笑)。

当時、誰にも評価されなくても、一円ももらえなくても、漫画を描き続けていたことを思えば、今、仕事で自分のデザインや発想を褒めてもらえたときはめちゃくちゃうれしい。お客さんの意向を汲みながら自分ならではの発想を足して、ちょうどいい中間地点を見つけ出していく。その結果、お客さんに喜んでもらえたら最高ですよね。

将来的には、オールマイティなスキルを身につけて、みんなから頼られる人というか、この人がいたらうまくいく気がすると思われるような人になりたいですね」


“名前を呼んでもらえる”デザイナーに

田栗さんとはある意味対照的なのが、デザイン系の専門学校を卒業後、新卒で入社した4年目のデザイナー・高橋 若菜(たかはし わかな)さん。20歳の頃まで、自分がクリエイティブ系の仕事に就くとは思ってもみなかったそうです。

(「この会社には、何か間違っていても頭ごなしに怒るような人はいない。何がどう間違っているのかを丁寧に教えてくれる」という)
高橋さん アイコン

「子どもの頃から絵を描くのが好きだったんですけど、それはあくまで趣味として楽しむもの。自分の力量では食べていけるわけがないと思っていたからです。将来の夢や打ち込めるものもなく、大学を出てどこかの一般企業で働くんだろうなと、漠然と考える程度でした」


成績順にクラス分けされる進学校に在籍していた高校時代、大学進学という既定路線に疑問を抱くこともなく、受験勉強に励んでいた高橋さん。志望校に2度挑戦するも受からず、浪人生活を続けるうちに、本来、通過点であるはずの大学が、いつしかたどり着かなければならない目的地になっていました。

同級生に遅れを取っていることへの焦りと妥協したくないという信念。その狭間で揺れていた高橋さんの視界に光をもたらしたのが、家族の一言でした。「自分の好きな道を目指した方がいいんじゃないか?」そう言われて人生を見つめ直し、専門学校に入学。就職先の候補がいくつかあった中で決め手となったのは、「自分の名前を呼んでもらえる場所で」というハローライフの記事だったそうです。

(「もともと人と関わるのが怖かったけれど、仕事に慣れて自信がついてくるうちにその気持ちはどんどん薄れていった」という。)
高橋さん アイコン

「専門学校の課題は自由に色々やれるのが楽しかったので、仕事になればその楽しみが失われてしまうのかなという不安はあったけれど、全然そんなことはなかった。未知の分野にチャレンジするのはワクワクするし、何より自分が好きなことだからだと思います。デザインソフトを使えば、絵を描くスキルのハンデは十分に補えますしね。

仕事をしていてつくづく思うのは、デザイナーの一番の魅力は、成果物が目に見える形で表れること。それに加えて、クライアントさんから『制作いただいたWebサイトのおかげで売上があがった』『エンドユーザーさんが喜んでくれた』という声を聞いたら、それまでの苦労が一瞬で吹き飛ぶくらい嬉しくなります


仕事を始めてからもう一つ大きく変わったことがあると、高橋さんは振り返ります。

(スタッフ同士で自発的に飲みに行ったり、休日も遊んだりするほど仲がいいという)
高橋さん アイコン

「専門学校時代は、誰かから自分の制作物に手を入れられることがすごく嫌だったんですよね。世界観を壊されてしまう、自分の作品じゃなくなってしまう、という感覚があったから。でも、今はむしろどんどん指摘してほしいくらい。人からの指摘を受けて修正した方が絶対に質は上がると知って以来、すんなり受け入れられるようになりました。いかにして要望や指摘を受け入れながら、クライアントさんも私自身も納得いくものに仕上げられるかが勝負だと思っています。

いずれはクライアントさんから『また高橋さんに頼みたい』と指名されるようになりたいですね。目指すは、“名前を呼んでもらえる”デザイナーです」


いつでも、どこからでも可能性は開かれる

(「会社の平均年齢が35歳と徐々に上がってきているので世代交代も進めていきたい。お客さんに質の高い制作物を提供し続けられる体制づくりがテーマ」と久米さん)

ハローライフの過去記事でも紹介されているように、代表の久米さんには「数多くの会社から内定を獲得し、働き始めた会社でも好待遇を受けたことで天狗になった。その結果、干されてしまい、自主退職せざるを得なくなった」という過去があります。

久米さん アイコン

「タフでいることを求められる子ども時代を乗り切った自負が、俺がいなければみんな困るでしょう、という驕りになっていたんだと思います。でもそこで一度死んだような感覚を味わったことを機に、自分ができることなら何でもやろうというマインドに切り替わりました。それが15年以上経った今も変わらない原動力です。

当社のスタッフには、どこでも通用するスキルを身につけ、大人としての責任を全うできるようになって、本物の自信を手に入れてもらえばと願っています。だから『自己肯定できるようになった』『結婚して子どもが生まれた』『マイホームのローン審査に通った』と聞くと、この会社をやっていてよかったと思いますね」


現在、約30名のスタッフが働くインフィニティスタイルでは、2011年の創業以来、(結婚や帰郷などの事情は除いて)退職/転職した人は3人だけ。その定着率の高さはどこから来ているのでしょうか?

田栗さん アイコン

「先輩や上司が自分たち以上に努力しているからかもしれません。3Dから映像、音楽、システム、キャッチコピーまで、あらゆる角度から横断的にクリエイティブに取り組んでいて、しかも各分野ですごい人がいるから吸収することが山ほどある。これ以上学ぶことがない、という境地に達する時期が来るとは思えないんです


高橋さん アイコン

「以前、なかなかご納得いただけなかったクライアントさんに対して、私と上司の案を一緒に出したとき、そのレベルの違いに衝撃を受けたことがあります。社内には上手い人しかいないので、この人たちに絶対負けないという気持ちが自然と湧いてくるんです


自分がやるべき日々の仕事やスキルを伸ばし続けることに集中すれば、自ずとクライアントさんからお声がかかるものじゃないか、と久米さんは言います。自分でできる/できないを線引きせず、クライアントの要望に真摯に応え続ける。その姿勢が思わぬ形で進化や発展を遂げる「インフィニティスタイル=限界のないスタイル」を創り出してきたのでしょうか。

田栗さん アイコン

「24歳で漫画家の夢に見切りをつけたとはいえ、諦めたわけではないんです。漫画は何歳になってからでも描けるし、むしろ他の世界を見て人生経験を重ねた方が内容に深みや厚みが増すだろうなと。今やっていることはいつかどこかで自分を助けると信じています」


面接時はパソコンもろくに使えず、人差し指でタイピングしていた田栗さん。zip(ファイル)を情報番組と勘違いしたというエピソードは、社内で語り種になっています。

田栗さん アイコン

「学生時代は、夢中になって絵を描いている“今”がどこに繋がっているのか、まるで見えていなかった(見ていなかった)。その時間が無駄じゃなかったと確信できたのは、この会社が僕の絵を評価して採用してくれたからなんですよね」


不確かな未来を信じきれないとき、人は確率の高い方、安全だと言われる方の道を選ぼうとする。どこまでも限りなく広がっている可能性に見切りをつけ、無理にでも自分を枠にはめ込もうとする。「本当にそれでいいのか?」と自分自身のあり方、生き方を問い直し、しかるべき方向に尖ることが“名前を呼んでもらえる”人になる秘訣なのかもしれません。

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Job description
募集職種
企業名・団体名
株式会社インフィニティスタイル
募集期間
2024/03/21 〆切
募集職種
● ディレクター
● デザイナー
● コピーライター
● エンジニア
仕事内容
【アートディレクター/クリエイティブディレクター】
プロジェクト全体をデザインの視点で俯瞰し、企画から制作、納品まで一貫してディレクションしていく職種。プロジェクトにおけるビジュアル全体のクオリティコントロールをしていく重要な役割で、クライアントとのコミュニケーションなども含めて非常にやりがいのあるポジションです。

【デザイナー】
グラフィック・Web・UIなど案件は多岐に渡るため得意なものをメインに担当していただきます。
ビジュアルや冊子など紙媒体に関するデザイン・Webサイト・アプリ・その他プロジェクトにおけるデザイン業務全般をIllustratorやPhotoshop、XD、Figmaなどのデザインツールを用いて、自在にビジュアルやデザイン制作を行う職種です。
案件の内容によっては、ディレクションや企画立案なども行っていただきます。

【コピーライター】
弊社で制作するクリエイティブ全般を下支えするテキストを制作する職種です。広告・プロモーションにおけるコンセプトワークから、企画立案、取材、原稿作成、コピーライティングなどを行う職種です。また、取材案件なども多数あるため日本全国さまざまな現場への出張もあります。

【エンジニア】
フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアそれぞれの募集となります。 TypeScript、React.js、Next.js、Laravelを活用した開発、WordPressやEC CUBEなどのオープンソースを利用した構築、VRやARの実装など。
担当いただく箇所に応じた、仕様設計からプログラミングなども行っていただきます。
雇用形態
正社員、アルバイト
応募資格
【デザイナー必須スキル】
・Illustrator / Photoshop / XD / Figma いずれかのツールを支障無く使える。

【ディレクター必須スキル】
・3年以上の制作経験がある方

【コピーライター必須スキル】
・ポートフォリオを提出できる方

【エンジニア必須スキル】
・Reactを使って制作したことがある方

以下の歓迎スキルは必須ではありません。

【どの職種でも歓迎するスキル】
・コミュニケーション能力
・語学力

【デザイナー歓迎スキル】
・ディレクションの実務経験
・印刷に関わる知識
・企画立案及びマーケティング職の経験
・HTML / CSSに関する基本的な知識
・ユーザー目線を重視したノウハウや考え

【ディレクター歓迎スキル】
・デザインの実務経験
・エンジニアリングの実務経験
・営業の実務経験

【コピーライター歓迎スキル】
・企画立案の実務経験
・デザインの実務経験

【エンジニア歓迎スキル】
・ゲームやサービスなど何らかの立ち上げ経験
勤務地
大阪府大阪市西区北堀江3丁目12-23三木産業ビル9F
※屋内の受動喫煙対策あり(喫煙室設置)
東京都渋谷区桜丘町4-17 PORTAL Apartment & Art POINT 405号室
※屋内の受動喫煙対策あり(敷地内禁煙)
勤務時間
10:00~19:00(休憩あり、実働8時間)
給与
月給22万円〜
(基本給180,000円+固定残業費42,500円 ※時間外労働の有無に関わらず、30時間分の時間外手当として支給)
※経験・スキル・前給等を考慮し、面談の上決定します。

【年収例】
600万円/プロデューサー(月給40万円+賞与)
500万円/ディレクター(月給35万円+賞与)
400万円/デザイナー・エンジニア・コピーライター(月給28万円+賞与)

試用期間:6ヶ月(有期雇用以外、本採用と同じ条件)
休日・休暇
土日祝およびその振替休日
年次有給休暇
慶弔休暇
育児・介護休業制度あり
待遇
〇各種社会保険(健康・雇用・労災・厚生年金)
〇通勤手当
会社規定に基づき、支給上限は月額2万円
〇賞与
会社および個人の業績により年2回支給
※入社2年目から支給
〇健康診断
年1回実施
採用予定人数
5名程度
選考プロセス
【応募書類】
本サイトからエントリー後に届く自動返信メールへ記載されている履歴書送付用メールアドレスへ写真付き履歴書・職務経歴書、ポートフォリオ、過去の提案資料などご経験やスキルを証明できるものをご提出ください。お手数ですが必ず応募職種、雇用形態を明記してください。

【選考フロー】
1. 書類選考
2. 担当者面談
3. 代表面談
4. 選考結果通知

【その他】
※書類選考後、面接に進んでいただく場合はご応募から2週間以内にメールにてご連絡いたします。
※大変恐縮ですが書類審査の通過した方にのみご連絡をさせていただいております。
職場見学
仕事内容や職場の雰囲気を体感いただける、職場見学を受付ています。
ご希望の方は、「希望日・見学を希望する理由」を記載の上、エントリーフォームよりご連絡ください。

・実施日:個別対応
・場 所: 大阪オフィス
・内 容: 社内見学、質疑応答など
WEBサイト
https://www.infinity-s.biz/
応募者へのメッセージ
インフィニティスタイルは、大阪と東京に拠点を構えるデザイン会社です。
制作会社としては人数の規模が大きい会社ですが、スタッフ間でのコミュニケーションも活発に行われており、活気のある社風です。
社内には人それぞれ活躍の場があり、主体的に活躍できる人も居れば、地道な作業を丁寧に仕上げることを得意とする人もいます。できることや活かせるスキルは各々違いますが、人に喜んでもらいたいという想いは共通して持ち合わせており、日々誰かのための制作に勤しんでおります。

みなさまからのご応募、お待ちしております。