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特定非営利活動法人 自立生活センター・FREE

「やりたいことを、やってみたい」。障がい者の選択肢を増やすヘルパーの仕事。会社に縛られない働き方。

  • 2019/07/02 公開
  • 2019/08/02 更新

※ハローライフでの募集は終了してますが、
採用状況は各社に問合せください


「『障がい者の介護って大変でしょ?』ってよく言われます。でも僕はそうは感じない。きっとみんな『全部やらないといけない』と思ってるんじゃないでしょうか

そう語るのは、下 貴行(しも たかゆき)さん。障がい者の自立支援や居宅介護支援などを行うNPO法人自立生活センター・FREEのヘルパーです。

またまたそんなこといって…と言われてしまいそうですが、下さんが語った確かな言葉でした。さらに下さんは続けます。

障がい者にも意志があり、できることがあります。決定や行動はあくまで障がい者自身がすることで、僕たちはサポートするだけ。なにもかもやってしまうと『自立』ではなくなります」

確かにそうだ…。障がい者と触れ合う機会が少ない私たちは、「障がい者はなにもできない」と無意識にも思っていたのかもしれません。

下さんがゆったりとのびやかに働く姿を、見学に行きました。


「大変」よりも「楽しい」が勝る、ヘルパーの仕事とは? 肩の力の抜けた、会社に縛られないワークスタイル。


「これこっちに置いてくれる?」「OK〜」
と、友人同士のようななんともカジュアルな会話とともに、下さんの仕事は進んでいきます。
談笑したり、リモコンやガジェットを扱いやすい位置に並べたり、ベッドに入るための準備をしたり…と、利用者が何事もなく1日を過ごせるようサポートしていました。

下さん アイコン
全部先廻りしないようにしています。そのお手伝いがいま必要とは限らないので、どうしたいか聞くようにしています」

確かに、下さんから「移動しようか」とか「お茶を飲もうか」と声かけするのではなく、利用者の「移動したい」「お茶を飲みたい」という要望にひとつひとつ応えていました。
車いすとベッドの間の移動やお風呂介助などは初めは苦戦するようですが、入社後は慣れるまで先輩スタッフがフォローしてくれます。

下さん アイコン
「僕も慣れるまで現場に同行してもらったり、わからないことは聞きまくっていました。『なんでも聞いてね』という雰囲気がスタッフ間にはありますし、みんなちゃんと教えてくれますよ」

今回募集するのは、下さんと同じヘルパー。

利用者によって時間はまちまちですが、8時~10時の間に利用者宅を訪問し、身の回りのサポートを中心に、炊事や洗濯・清掃などを行います。訪問は一日3・4軒。終わる時間も利用者によって違いますが、だいたい19時~20時には終わるんだそう。

下さん アイコン
訪問と訪問の間に空き時間が2、3時間あったりすることがあります。その時間は一旦自分の家に帰ってもいいし、事務所で休んでもいいし、自由です。訪問軒数が詰まりすぎることはないですし、気持ちにゆとりをもって働けると思います」

利用者は、FREEがある吹田市内や北摂地域の人がほとんど。「移動は電車やバス・バイクの方が楽ですが、自転車を使っているスタッフもいますよ」と下さんはいいます。毎朝決まった場所に出勤するのではなく、訪問先へ直行し、さらに直帰できるワークスタイルも下さんには合っているようです。

(阪神ファンの下さん。同じく阪神ファンの利用者さんと観戦にいくことも)



下さん アイコン
僕は同じ場所で黙々と仕事するのが苦手なんです。ガラっと雰囲気が変わるほうがメリハリがきくし、移動時間も気分転換になるのがいいんですよね」

「会社にがっちり縛られる」というような印象の薄い、のびやかな働き方。休みの希望もほとんど通る上、夜勤もほとんどなく、「自分のペースで働けている。本当にFREEなんです」と下さんは笑います。確かに訪問先で見た下さんは、いい感じに肩の力を抜きながら仕事をしているように見えました。

そんな下さんは障がい者はもとより、「大変そう」といわれる福祉業界に入るのは抵抗がなかったのでしょうか。


下さん アイコン
「高校生のときに友だちのお母さんがヘルパーをしていたり、祖母のところにヘルパーさんが来ていたりして、福祉や介護は身近でした。みなさん楽しそうに仕事してて、やってみたいなぁって興味があったんです」


下さん アイコン
「最初は戸惑うこともあったけど、いまは大変より『楽しい』が勝りますね。もちろん全部がそうではないけど、それ以上に利用者さんが今までやりたくてもできなかったことができるようになると嬉しいし、一緒にできるのが楽しい。

食事やトイレにサポートが必要な方もいますが、普段の生活で自分たちがしている当たり前のことを手伝っているだけ、といった感覚で仕事していますね」

利用者さんが来てほしい時間に行かないといけないので、遅刻は厳禁。「食事やお風呂の時間も淡々とするんじゃなくて、楽しくしようと心がける」というのが下さん流。

下さん アイコン
「楽しんでもらえると嬉しいですね!全然外出しなかった人が、毎週出かけられるようになったときもすごく嬉しかったです。ヘルパーを利用してもらって、自分で生活のあらゆることを選択し出かけられるようになると、喜びを感じられる。それがこの仕事のいいところだと思います

(「もともと人前でしゃべるのが苦手だったけど、性格が明るくなったと自分で思います。いろんな利用者さんとお話をしたり、出かけたりしてるおかげですね」)


「自分で選択する」こと。

下さんは介護という仕事を通じて、障がいがあっても何事も「自分で選択する」ことの大切さを体現しているようでした。下さんたちヘルパーは、障がいのある利用者の意志や決定を尊重し、できないことがあればサポートする。そのことが、利用者の新しい経験や選択肢の数を広げることにつながっています。


「誰かの力を借りてでも、やりたいことをやってみたかった」。ヘルパーは、障がい者の選択肢を増やしていくことができる仕事。


池田 篤(いけだ あつし)さんは事務局長で、FREEの創立メンバーのひとり。
自身も身体障がい者で、大人になるにつれ直面した大きな課題に向き合ってきました。


池田さん アイコン
「両親が高齢になって、介護が必要になったんですよね。そのとき、『このままいくと共倒れになる!』と思いまして…。創立メンバーの中に私よりも重度の障がいがありながらもひとり暮らしをしているメンバーがいたので、私もひとり暮らしを考え始めたんです」


そして、「できるわけない」と止めるご両親を説得し、ひとり暮らしがスタート。そこで痛感したのは、ヘルパーがいるありがたみでした。

池田さん アイコン
「小さい頃から両親が何でもやってくれていた。でも逆に、自分で自由に選択できてなかったんです。やりたいことを言って、親が嫌な顔をするんじゃないかって…顔色をうかがってました。

でも誰かの力を借りてでも、やりたいことをやってみたかったんですよね。『この選択しかないよ』『あなたにはこれしかできないんだよ』って言われていたことが、ヘルパーの力を借りることで実は違った、という発見もありました」

ひとり暮らしをするようになると、自分で考え、選択し、提案できるようになり…その喜びはひとしおだったといいます。

池田さん アイコン
「いろんな選択ができて、いろんなところに出かけられるから、ヘルパーの力って大きいなぁと実感します。協力してくれる人がいることで様々なことを選択でき、生活って成り立っていくんだなぁ、と


池田さん アイコン
「こんなふうにヘルパーの力を借りながら障がい者が自立をしてきた例はたくさんあります。FREEはもっと多くの障がい者の選択肢を広げられるように支援していきたい。この想いは創立当初から強くあります」



枝葉が広がるように、「障がい者の選択肢を増やす仲間」が増えてほしい。福祉・介護が未経験でも飛び込んで。

池田さんは、新しいスタッフを育てる上で大切にしていることがあるといいます。

池田さん アイコン
『やってあげてるという感覚じゃなくて、障がい者と対等に仕事をしてね』と話をしています。私たち障がい者はどうしても差別もされるし、特別扱いもされるほう。でも、『障がい者もふつうなんだよ』と声をあげていきたい。だからその声をスタッフにも伝えています」

障がいのある子をもつ親御さんは、「障がいがある人が自立なんてできるんですか?」と疑問や不安に思われることもあるそう。そのときは、「誰かが道筋を決めなくても、あらゆる場面で障がい者が自分で考えて選択し、決定できるんですよ」ということを伝えているといいます。

池田さん アイコン
「社会には障がい者の声や自立の方法がまだまだ広がっていない。だから枝葉が広がるように、同じ感覚・同じ視点の仲間が増えるように広めていきたいですね」

(事務所にはティーカッププードルの「こつぶちゃん」がいます。人懐っこくてとてもかわいいワンちゃんです)


FREEは、小・中学校での車いす体験にも出向いています。障がい者が車いすを降りたらどんなスタイルになるか、どんなハンデを持っているのかを見てもらい、「みんなの理解があれば生活ができる」ということを伝えています。

子どもたちは初めは驚いていますが、それは今まで障がい者と接する機会が少なく、知らなかっただけ。池田さんたち当事者から話を聞くと、深く理解してくれているのが伝わってくるんだそう。

スタッフに関しても、障がい者とまったく接したことがないという人も歓迎したいといいます。

池田さん アイコン
「未経験のほうが障がい者について余計な先入観もなく、スッと理解できると思います。人が好きで、人と話したり出かけたりするのが好きならなおいいですね。

障がい者がなんでも自由に選択できる機会を増やしてくれる仲間がいてくれたら、私たちにとってこんなに心強いことはない。仲間になってくれる人が来てくれるのを楽しみにしています」

(FREEの仲間たち。想いは広がり続けています)


介護は、ただ単なるお世話ではない。そのことをFREEのみなさんから教わったように思います。この社会で、障がい者が自分で選択できる機会を生み出していくのがヘルパーの仕事です。あなたも障がい者の選択・自立を手助けする仕事に携わってみませんか?ぜひ、エントリーを。

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募集要項

企業名・団体名
特定非営利活動法人 自立生活センター・FREE
募集期間
2019/08/1 〆切
募集職種
訪問ヘルパー
※利用対象者 障がい者及び障がい児
仕事内容
■居宅介護、重度訪問介護
身体介助・家事援助(通院等介助を含む)など、入浴・排泄・食事等の介護、調理・洗濯及び掃除等の家事や生活等に関する相談・助言、その他生活全般にわたるサポートをします。重度訪問介護は、外出時における移動中のサポートも実施します。

■同行援護
視覚障害より、外出に著しい困難をもつ障がい者等につき、外出の同行や外出に必要なサポートをします。

■行動援護
行動に著しい困難を持つ知的障がいや精神障がいのある方が、行動する際に生じ得る危険を回避するために必要なサポート、外出時における移動中の介護、排せつ、食事等の介護のほか、行動する際に必要なサポートを行います。

■移動支援
単独では外出困難な障がい者(児)が、生活をする上で必要不可欠な外出や余暇活動、社会参加のために必要な移動の介助及び外出に伴って必要となるサポートをします。
雇用形態
正社員(試用期間3ヶ月)
応募資格
未経験可
※有資格者優遇
勤務場所
吹田市を中心とする周辺地域
勤務時間
シフト制(1日平均8時間程度)
※1ヶ月単位変形労働時間制
※法定労働時間超過分は、別途残業手当を支給します
給与
月額190,000円~225,000円
※資格手当、処遇改善手当含む(残業手当・通勤交通費は別途支給)
※経験・能力・資格等に応じて支給します。(職員賃金規程に準ずる)
休日・休暇
8日/月
年次有給休暇、夏期休日(3日)、冬期休日(4日)
※年次有給休暇は初年度6ヶ月経過後に10日支給します
待遇
【手当】
扶養手当
住宅手当
資格手当
処遇改善手当
残業手当
年末年始出勤手当 (職員賃金規程に準ずる)

【昇給】
原則年1回(1月) (職員賃金規程に準ずる)

【賞与】
原則年2回(6月、12月) (職員賃金規程に準ずる)

【その他 福利厚生】
社会保険完備
退職金共済制度加入
有給休暇
出産・育児休業
介護休業
慶弔見舞金制度
社内外研修制度
旅費出張手当
資格取得優遇措置
定期健康診断
採用予定人数
3〜4名
選考プロセス
1 本サイトからエントリー後、履歴書・職務経歴書を弊社までご郵送ください。
〒564-0033 大阪府吹田市東御旅町2-33-2
特定非営利活動法人 自立生活センター・FREE 採用担当宛

2 書類審査後、通過者の皆様にのみご連絡
3 お電話にて面談日時を相談の上、決定
4 面談を実施
5 面談の結果、採用の方にご連絡(不採用の方に履歴書返送)
WEBサイト
http://www.cil-free.com/
職場見学
仕事内容や職場の雰囲気を体感いただける、職場見学を受け付けています。
ご希望の方は、「希望日・見学を希望する理由」を記載の上、応募フォームよりご連絡ください。

実施日:希望者の方と個別に調整をいたします。
場所:大阪府吹田市東御旅町2-33-2
内容:事業所内の見学、スタッフとの質疑応答
メッセージ
当事業所の応募サイトをご覧いただきありがとうございます!!

みなさんは、「自立生活センター」ってご存知ですか?

自立生活センターとは、障がい者自身が運営する、障がい者の為のセンターです。

障がい者が地域で自立した暮らしをするために、ヘルパー派遣を行ったり、困ったときの相談、仲間・居場所づくりをサポートしているセンターです。

障がい福祉サービスをイメージすると、支援者(介助者)が障がい者の為に支援プランを考え提供すると考えがちですが、本来は利用する立場である、障がい者自身が自分らしく生活をする為に必要なサポートを、当事者自身が考えそのプランに沿ってサポート出来るのが本来の姿であり、支援者(介助者)はその実現のためにサポートする立場であると考えます。

障がい者が地域で生活できる様、力になってサポートしてくださる方をお待ちしております。

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