JOB information

求人情報
大栗紙工株式会社の求人サムネイル
2025.08.18 公開 2025.07.31 更新
大栗紙工株式会社
働きやすく「ありがたい」環境。「書く」を支える印刷オペレーターの仕事。

この企業・団体では、職場見学/企業説明会を実施しています。
本エントリー前に見学・説明会参加をご希望の方は、募集要項の「職場見学/企業説明会」項目欄をご確認ください。

大阪メトロ千日前線・北巽駅からすぐの大栗紙工株式会社は、業界大手文具メーカーの協力会社として毎日約8万冊もの学習用ノートを製造し、日本の「書く」を支えています。

また、新しいノートの形を追い求めて自社ブランド「OGUNO」を立ち上げるなど、製品の開発にも力を入れている企業でもあります。



今回、製造現場で印刷機の操作を担うオペレーターを募集します。

製造現場は立ち仕事ではあるものの空調が管理され、年間の残業時間が少なく、有給休暇も取りやすいという働きやすさが魅力です。しかし、大手文具メーカーの協力会社としての誇りを持ち、日々の仕事は「試して学ぶ」の繰り返し。労働条件が良い、という理由だけで選択するのは安易かもしれません。

大栗紙工は自分なりに仕事の面白さを見つけたり、工夫を重ねて改善提案ができるような人にこそフィットする職場です。

機械の扱いや製品づくりの正解はひとつではありません。言われたことだけを淡々とこなすのではなく、「もっとこうできるかも」と自ら動ける人にとって大きなやりがいがあります。自由さがある分、自分次第でどこまでも成長できる環境でもあるのです。

「コツコツと仕事をこなすのが得意」「ものづくりが好き」という人はきっと大栗紙工に合うはず。ぜひ最後まで読んでみてください。

面接では、過去よりも未来を見てくれた。当たり前にあった「人を大事にする」社風


印刷機オペレーターの森田 大輔(もりた だいすけ)さんは、入社8年目。大栗紙工を「過去ではなく、未来を見る会社」と表現します。

森田さん アイコン

「前職を辞めたあと、ハローワークの合同面接会で大栗紙工と出会いました。そのとき社長は、僕の職歴や学歴だけでなく『なんで前職を辞めたのか?』も聞かなかったんです。僕の過去より、人となりやこれからの未来を見てくれる人だなと思いました。この人が経営する会社ってどんな所だろうと興味を持ち、職場見学に行かせてもらいました」


森田さんは見学に行ったとき、空調がしっかり効いていて、工場のイメージにはなかった清潔感のある環境に惹かれ入社を決めました。

入社後も、定時で帰れることや、有休の取りやすさ、残業も無理にさせられない職場の雰囲気に「入ってよかった」と感じたそうです。

以前は、仕事をして帰宅後は寝るだけの毎日でしたが、今では家族と過ごす時間や、家でゆっくりする時間も持てるようになったと話します。

森田さん アイコン

「これまでは早朝から深夜まで働いてきて、月100時間を超える残業もしていました。心身ともに疲れて、人間関係もギスギスしていて…。そういう働き方が当たり前だったので、本当にいい環境に居させてもらっているなと感じますね。うちはいわゆる『ホワイト企業』だと思っていますが、社長は『ホワイト企業です』と豪語しないんです。社員を思い、当たり前のことを当たり前にやっている感じなんですよね」


「適当にしない」姿勢が、良いノートを生み出す

印刷オペレーターは8時に出社し、1台の印刷機に3〜4人がついてノートの表紙や中のページを製造します。

印刷機に紙をセットしたり、仕上がったノートを積み上げるといった単純作業だけではなく、仕上がり具合を見て機械を微調整したり、正常に稼働しているかどうか目と耳でチェックするなど、印刷や仕上がりが問題なく進むようサポートします。

また、15分に1回、罫線のかすれやインクの濃さ、ズレなどがないか検品も行います。

印刷機は50年以上稼働しており、メンテナンスを請け負う会社がないことから、森田さん自ら修理や部品の製造にも携わっており、トライアンドエラーを繰り返しながら業務改善や効率化に取り組んでいます。

森田さん アイコン

「僕なりの改善案を提案して、それが採用されて効率が上がってくれると達成感がありますね。先輩方が積み重ねてきた技術を継承しながらも、自分の技術力を上げて成長していきたいです」


工場内は印刷機の稼働音が響き、大きな声で話さないと指示が聞こえないほど。森田さん曰く「すぐに慣れてきますよ」とのこと。

入社すると、OJTで印刷機の操作や検品について2ヶ月間学び、先輩たちのサポートのもと独り立ちを目指します。

繁忙期は新学期に向けた1〜4月頃。大栗紙工は1年間を見通した生産計画のもと現場を稼働させていきます。毎日8万冊ものノートが製造される中、森田さんはそのやりがいを語ってくれました。

森田さん アイコン

「入社した当初、子供の頃から親しんできたノートが、実は長年稼働している機械のメンテナンスや、作業効率を上げるための部品づくりなど、いろんな過程と苦労を経てつくられていることに驚きました。だからこそ、自分たちがつくったノートが様々な売り場に並んで、お客さんが手に取ってくれるのを見るとやっぱり嬉しいですね


製造するノートの95%はOEM生産で、毎日同じ作業をコツコツとこなしていますが、自社ブランドである「OGUNO」の商品づくりが良い刺激になっていると森田さんは言います。

(発達障害当事者の声から生まれた「mahora」)

(mahora以外にも、環境問題や多様化するニーズを捉えた自社製品を開発しています)

森田さん アイコン

「これまでつくったことがないノートばかりで、どうやってつくろうかと考えるのが面白いですね。ただ、自社製品はOEM製品より複雑で工程も多いので、どうしても作業効率が落ちてしまいます。今後大ヒットしたときに生産体制をどうするかが今の課題です。
うちの企業理念が『「いいモノをつくるやん!」と言われる企業であり続けます!』なので、製造現場としては少しでもいい製品をつくって、必要とする人たちに届くようにしていきたいですね


そんなオペレーターに合う人はどんな人でしょうか?

森田さん アイコン

真面目で、わからないことをそのままにしない、適当に済ませない人に来てほしいです。相手が機械なのでわからないことをそのままにすると、不具合が起きて機械を止めることになります。少しでも疑問に思ったことはぜひ聞いてほしいですね」



受け継がれてきた「社員を大事にする」想いが、良い循環を生む


大栗紙工は1930年に設立し、帳簿の製造・販売に従事。その後、時代のニーズに合わせて糸とじノートや無線とじノートなどを製造してきました。大手文具メーカーとの取引は80年も続いており、信頼を寄せられていることが伺えます。

また、ノートづくりに真摯に向き合いながらも、昨今のデジタル化や少子化という時代の変化に合わせ、自社製品の開発や地域との共生などに力を入れています。

大栗紙工のこれまでとこれからを支える代表取締役の大栗 康英(おおぐり やすひで)さん(写真左)と取締役の大栗 佑介(おおぐり ゆうすけ)さん(写真右)にお話を伺いました。

大栗佑介さん アイコン

お客様に喜んで使い続けていただけるものをずっとつくっていくことが大事だと思っています。自社ブランドを立ち上げたことで、お客様の声を直接聞く機会も増えましたし、現場の職人にも自分たちがつくったものが人々に喜ばれていることをより感じてほしいです。工場見学やイベントでもそういう機会をつくっていきたいなと思っています」



(「自分たちのつくったもので喜んでもらえる」「社会の役に立っている」と感じられるよう、地域との共生にも力を入れています。小学生の見学を受け入れたり、ノートに関するイベントを企画するのもその一環)

父である康英さんも、「社員が気持ちよく働ける会社」にしたい気持ちはずっと持っています。それは先代である両親の姿を見てきたからだと言います。

大栗康英さん アイコン

「かつては住み込みの社員寮があったんです。母親は寮に住む社員の世話をしたり、相談を受けたりして、近い距離感で接していました。父親も先々代の祖父も『一緒に働く人たちを大事にする』という想いを持っていて、それが当たり前だったんです。だから私も自然と受け継いでいるのかなと思います。今でも社員との間に壁は設けないようにしていて、『最近どうや?』『お子さん、元気?』と気にかけるようにしています」


創業から続く「大栗紙工を支える一人ひとりの力への感謝」は、労働環境や関係性の築き方にも表れています。そして、社員たちもその感謝の想いを感じているからこそ、部署を超えて互いに協力し合う社風が自然と生まれたのかもしれません。

大栗康英さん アイコン

「たとえば包装の部署が完璧な仕事をしたとしても、中身を開けたときに印刷にズレがあった、などいいかげんにしてしまうと取引先の信用を失いますよね。でもうちはそれがない。各部署が互いに尊重し合い、『大切な仕事を担っている』という意識を持ってくれているんです。そんなチームワークを大事にしてくれる方にぜひ来てもらいたいですね


(検品においても「ちゃんとしたものしか流れてこない」と考えていると、見落とすものがあるかもしれない。「見つけようとするか」、そのマインドが求められます)

「ありがたい環境」を大切にできるあなたへ

ノートをつくる仕事は、一見すると単調で地味に思えるかもしれません。

しかし現場で見たのは、50年以上前の機械を動かしながら、目と耳と感覚を使い、「ふつう」に仕上がったノートを毎日何万冊も世に送り出す人たちの姿でした。

わずかな罫線のズレにも気づき、手を止めず、試し、直し、また動かす。その繰り返しが、人々の暮らしの当たり前を支えている。そんな現場です。

空調が効いていて、残業も少ない。たしかに働きやすい環境ではあるけれど、それは「楽な仕事」という意味ではありません。先代、そして先々代の頃から受け継がれてきた、「一緒に働く人を大事にする」「未来を見る」という長年の想いの連なりの結果、今あるもの。だからこそ、この環境を「ありがたい」と感じ、大切にしたいと思える人に応募してほしいと感じます。

あなたの手で、だれかの未来を支える一冊を。

Share このイベント情報をシェアする

ハローライフ、LINE@はじめました 新着求人&イベント情報をお届けします!
Job description
募集職種
企業名・団体名
大栗紙工株式会社
募集期間
2025/09/17 〆切
募集職種
機械オペレーター
仕事内容
ノートの自動製造機のオペレーター
出来上がったノートの検品作業
雇用形態
正社員(試用期間3ヶ月)
応募資格
未経験者可、工業高校・工学部卒業生優遇
勤務地
大阪府大阪市生野区巽北3-15-7
※屋内の受動喫煙対策あり(屋外に喫煙室設置)
勤務時間
8:00~17:00(内、1時間休憩あり、基本的には定時退社、ただし必要に応じて残業あり)
給与
月給20万円
休日・休暇
基本的には土日祝が休み。ただし例外もあるので当社カレンダーに基づく
待遇
通勤費支給(上限50,000円/月)、家族手当、住宅手当、社会保険、雇用保険、労災保険、賞与年2回(業績・個人の貢献による)、定期健康診断あり(年1回)、慶弔見舞金制度
福利厚生サービスにより、無料でNetflix無料視聴可(広告ありプラン)
業務に関連する資格の受験料補助
業務や職責に関連するセミナー等の受講料補助
採用予定人数
2名
選考プロセス
1) 本サイトからエントリー後、
履歴書・職務経歴書を弊社までメール添付もしくはご郵送ください。
送付先:大阪市生野区巽北3-15-7
Mail:saiyou@og-shiko.co.jp
※お送り頂いたものは原則お返ししておりません。
2) 書類審査後、10日以内に通過者の皆様にのみご連絡(長期休暇時を除く)
3) お電話またはメールにて面談日時を相談の上、決定。
4) 弊社にて面談を実施
5) 面談の結果を全ての方にお知らせし、採用が決定
職場見学
面接時に見学可能
WEBサイト
https://www.oguno.jp/
https://og-shiko.co.jp/
メッセージ
大栗紙工は離職者も少なく長年働いてくれる方が多い会社です。
人が辞めないという良さの半面、人を採用する必要がなかったので職人たちが高齢化してきています。
ここ数年で少しずつ若い人財を採用していますが、まだまだ若い新しい力が必要だと思っています。
先輩たちはみんな丁寧に教えてくれます!自分なりに考え、わからないことは先輩に尋ねて、その中で積極的に成長意欲をもって仕事に取り組んでもらえる方と一緒に働きたいと思っています。
面談時には工場見学も可能ですので、仕事内容もご覧いただけます。
ご興味ありましたらエントリーお待ちしています!
求人への応募や、
イベントへの参加には
ログインが必要です。
アカウントをお持ちでない方は、
新規登録してください。