
求人情報
有限会社山添
つくる楽しさと、印刷の価値を探求する会社。プリンティングディレクターの仕事。
- 2021/01/07 公開
- 2021/01/08 更新
大抵のことがメールや電話で事足りる上、ペーパーレスが定着する時代。「紙」や「印刷」の価値って、改めてどこにあるのでしょうか?あまり意識していなかったそんな問いへの答えを示してくれたのが、今回取材にいった有限会社山添(やまぞえ)です。


(1文字ずつ印鑑のように文字が彫られた「活字(かつじ)」や、金属・樹脂でつくられた凸版にインキをつけ、ハンコのように紙に押しつけ印刷する活版印刷は、山添が特に得意とする印刷表現です)

(ズレやカスレが特長の軽オフセット印刷。山添では「イロムラ印刷」と呼んでいます。一色ずつインキを練り、一色ずつ印刷していきます。アナログな機械でできる「ゆらぎ」や「レトロ」な味わいが、お客様からも愛されています)
また2018年には、お客様自身が活版印刷を体験できるお店もオープンさせるなど、印刷業界自体が長く低迷する中、逆風をものともせず躍進を続けています。
今回、営業活動はじめ、印刷業務に関する調整・進行管理などを行い、将来的にはプリンティングディレクターとして活躍できる方を募集します。情報伝達という印刷物の役割を超えて、人の心情までも動かす山添の仕事をぜひみなさんに知ってほしいと思います。
山添が手がけるものづくりとは? 印刷だからこそ生み出せる価値と可能性を広げていく。
会社は、事務所と工場が一緒になっています。訪ねると、ガシャン、ガシャンと音を響かせながら動く印刷機がたくさん並んでいました。


(2階奥には、デスクワークを行う事務所があります)
最先端のデジタル印刷機器…ではなく、中には50年以上前に製造されたものもあるほど、アナログな機械とその技術を使った多彩な印刷表現を探求している山添。仕事探し中の方にとって、決して人気業種とは言えない印刷業だからこそ「山添で働くことは、どんな価値を生み出すことになるのか」が気になります。代表取締役・野村 いずみ(のむら いずみ)さんにお話をうかがっていきました。


28歳で父と連名で代表に就任したころは、活版印刷機が工場に並ぶものの、昔の景気はとうに失せそれらの機械を使う仕事はほとんどなく、伝票や封筒などのオフセット印刷を細々と手がける厳しい状況でした。

(野村さんの父が、手動式の活版印刷機を自宅に置いたところから山添の歴史がスタートします)

アナログな機械で刷り上がる印刷物には、手間と時間が必要です。しかし、見た目や触った感触に独特の魅力があり、あたたかさや優しさを感じる…。そんな価値がお客様に届くということに気づいた瞬間でした。



(会社近くの築70年の古民家を改装。活版印刷を通した体験やイベントを計画中です)
印刷や店舗での取り組みを通じて、山添はどのような価値を生み出していきたいのでしょうか?

招待状やメッセージカードのように、直接届くからこそ価値が増すものはたくさんあります。どんな手触りの紙を使い、どんなインキを使って、どんなデザインで自分の想いを表現するか。そんなこだわりをもつお客様が選ぶ印刷会社が、ぬくもりのある多彩な表現を得意とする山添です。

(デザインから印刷までの一連の工程を手がけ、クライアントの世界観を表現した一例。色と手触りにこだわった紙に活版印刷のインパクトのある文字をのせ、「ドイツ装」という製本方法で仕上げ。本のような高級感を演出したコンセプトブックです)
取材にうかがった日の2週間ほど前には、ある親子が来店し一緒に印刷機に触れ、お子さんの名前カードをつくっていったそう。デジタルデータとは異なり、紙は革のように経年変化を楽しめるのも魅力。お子さんが大きくなったときにそのカードを見返せば、カードづくりの楽しい思い出とともに、色あせや日焼けによる変化から、家族と過ごした長い年月まで感じられるのではないでしょうか。


(店舗では、昔ながらの活字を1文字ずつ組みあげる「組版」による印刷もできます)
印刷はただ単に情報伝達を目的とした消耗されるものではなく、人の想いやつくる楽しさ、時の移ろいまでも閉じ込めることができる「残すもの」。こんな考え方をもって印刷という仕事に向き合っている会社があったことに、なんだか胸が熱くなりました。
お客様の感動や「ありがとう」を、深く実感できる仕事。ここだからできるものづくりに挑戦しよう。
今回募集するプリンティングディレクターは印刷業ならではの職種ですが、一体どんな仕事をするのでしょうか?プリンティングディレクターとともにものづくりに取り組むデザイナーの大友 貴之(おおとも たかゆき)さんにお話をうかがいました。



グラフィックデザインはデザイナーの仕事であるため、イラストレーターやフォトショップを駆使できなくても問題ありませんが、お客様がつくったデザインデータの不備を直したり、印刷に必要な仕様に整えたりする作業は発生するそうです。


その他、店舗やECサイトの企画・集客・SNS運用・商品開発などにも意欲があれば積極的にチャレンジしてほしいんだとか。

(山添では、紙雑貨の商品開発・販売もしています)
お客様一人ひとりに向き合って丁寧にものをつくりあげていく過程を踏めること。お客様が仕上がりに感動している姿を目の当たりにできること。そんな自分の仕事の厚みや結果を、ダイレクトに感じられる環境があります。また、小さな会社なので「これしかできない」ということはなく、幅広い業務に関われるチャンスがあることも大手にはないやりがいです。

ファンをつくる楽しさを見いだせるのが、山添のスタッフ。



・スタッフ一人ひとりが仕事にFUN(楽しみ・喜び・面白み)をつくること
・スタッフ一人ひとりのFAN(支持者・愛好者)をつくること
とあります。「工夫を重ねて自分の理想のモノをつくりあげることは人生にとってもよい経験ですし、なによりそこにこそ楽しみがあるように思います」と山添の印刷の醍醐味を語っていた野村さんの言葉が、スタッフに求める働き方にも通じているように感じます。働くFUN(楽しみ)や自分のFAN(支持者)を自分でつくることに楽しさを見いだせるのが、山添のスタッフなのでしょう。

印刷業に特別な魅力を感じたことがなかった方も、きっと山添でしかできないものづくりを「楽しそう」と感じたのではないでしょうか?印刷や紙に対する山添の想いに共感するなら、ぜひエントリーを。
募集要項
- 企業名・団体名
- 有限会社山添
- 募集期間
- 2021/02/07 〆切
- 募集職種
- プリンティングディレクター(営業・企画)
- 仕事内容
- 印刷物の受注から納品までの業務遂行、管理。
・ルート営業、新規客対応、既存顧客への新規商材アプローチ
・紙、印刷表現・技法の提案
・見積り、工程・品質管理(色調管理を含む)、納品
・自社商品開発
- 雇用形態
- 正社員(試用期間3カ月)
- 応募資格
- 普通免許(AT可)
基本的なパソコン操作(エクセル、ワードなどで表や文章作成が出来る程度)
【歓迎スキル】
Photoshopでの画像編集
Illustratorを使った簡単なイラスト作成
Webデザインの経験がある方 (独学可)
- 勤務場所
- 大阪府大阪市城東区成育3-11-8
※屋内の受動喫煙対策あり(屋内禁煙)
- 勤務時間
- 平日 9:00~18:00(内、1時間休憩あり)
土曜日 9:00~15:00(内、1時間休憩あり)
- 給与
- 月給18万円〜30万円
経験・スキル・前給等を考慮し、面談の上決定します。
- 休日・休暇
- 第2、第4土曜・日曜・祝祭日・年末年始・夏季休暇・慶弔
12月は毎週土曜出勤
- 待遇
- 交通費支給(上限10,000円/月)
社会保険、雇用保険、決算賞与年(黒字期のみ7月)、給与改定年1回
- 採用予定人数
- 1名
- 選考プロセス
- 1)本サイトからエントリー後、
履歴書・職務経歴書を弊社までご郵送ください。
【送付先】
〒536-0007
大阪府大阪市城東区成育3-11-8 採用担当宛
2 ) 書類到着後、5日以内に通過者の方にはメールまたはお電話にてご連絡。
通過でない場合は通知書を郵送にてお送りします。
(履歴書・職務経歴書の返送をいたします)
3 ) 書類審査通過者の方にはメールまたはお電話にて面談日時を相談の上、決定。
4 ) 一次面談を実施
5 ) 面談の結果を全ての方にお知らせし、採用が決定
- WEBサイト
- http://www.yamazoe-p.jp/
- メッセージ
- 仕事を通じて、職場の人はもちろん、お客様、協力会社様等、対面・非対面関わらず沢山の人と接します。一番大切にして欲しいことは「当たり前のことが当たり前に出来ること」。挨拶をはじめ礼節を重んじ、明るく・元気で・素直な心、受け入れる心を持つ人。
共に楽しく協力し合い、一生懸命働き成長出来る職場を一緒につくっていきたいと思います。