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一般社団法人キャリアブリッジ

「誰かを助ける」ってどういうこと?若者と生活困窮者に寄り添う相談支援員の仕事。

  • 2018/08/17 公開
  • 2018/09/17 更新

※ハローライフでの募集は終了してますが、
採用状況は各社に問合せください



映画「万引き家族」やドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」など、人の生き方や社会のあり方を問う作品に注目が集まり、議論されることも多くなってきている今日このごろ。

「困っている人の役に立ちたい」
仕事を探す上で、そんな想いを大事にしたい人も多いのではないでしょうか。

大阪府豊中市にある一般社団法人キャリアブリッジは、対岸の火事だと捉えがちな、無業の若者や生活困窮者の問題に真っ向から向き合っている組織です。

(拠点があるのは「青年の家 いぶき」の3階。阪急宝塚線・服部天神駅から徒歩10分ほどのところ)


「助けてあげたい」「支援したい」「誰かのために」
ここで働く人たちの心の中には、きっとそんな想いがある。でも、取材中そんな言葉がスタッフの口からはっきり出てこなかったのはなぜなのか。

いわゆる弱い立場にいる人たちに向き合う仕事。そこで働く人たちが大切にしているスタンスってなんなのか。それが伝わり、この道を志す人が増えればと思っています。


真剣にひとりの人生に向き合えるのが相談支援員の仕事。相談者との対話、変化がなによりのやりがい。


キャリアブリッジには3つの窓口があります。
3つの窓口(事業)は連携していて、相談者によって適切なサービスを受けられるように整備されています。

まず、生活困窮者支援の仕事を語ってくれたのは、遠藤 龍(えんどう りょう)さん。

(入社半年の25歳。落ち着きのある、優しい笑顔の青年です)


遠藤さんは大学生のとき、東北大震災の復興ボランティア活動をしていました。そこで感じたのは、もどかしい想い…。

遠藤さんニコ
「大学で法律の勉強をしていたのですが、専門性がなくてボランティアに行ってもやれることが少なくて…。悔しかったですね。それ以降もいろんな分野の活動に参加する中で、キャリアブリッジを知りました。代表にも会って仕事内容を詳しく聞いて、ここでなら目の前の問題を解決することもできるんじゃないかと思って入社しました」


生活困窮者支援の仕事は、困りごとの内容や状況把握のため面談、支援方針の組み立て、実際の支援が主な内容。支援方針は実績やノウハウをもつ先輩たちと組み立てることや、実際の支援においても社会福祉士・臨床心理士・社労士・弁護士などの社内外の専門家と連携しながらすすめていきます。

相談者の生活再建のために『何がベストか』を考えながら、地域資源をフル活用できるのが強み。基本的に勤務時間は9時30分~18時です。

(生活困窮者の支援は未経験の遠藤さんですが、今では約30ケースを担当しています)


遠藤さんが「誰かの役に立ちたい」と思うようになったきっかけは、なんと実家のお隣りさん。保護司で、非行少年の更生・保護にあたっていたんだそう。


遠藤さんニコ
「少年たちに真剣に関わる大切さを教えてくれました。そのころから、真剣に人に向き合える仕事をしたいと思っていたんです。

キャリアブリッジには、社会とつながりが薄くてやっと相談に来れたっていう方が多いんです。そんな方が、自分のこれまでの話をしてくれることがどれだけ大きいことか…。相談者と話をしていると、全身の毛穴がブワーーーーーって開くような…(笑)、奮い立つような想いになります。ここにある…この瞬間に代わる時間なんて他にないなって」


遠藤さんニコ
「ひきこもっていたある相談者が、会社で働くことになりました。気持ちが不安定だと電話が多かったり、僕を担当から外してほしいと言ったり…。でも少しずつ勤務時間が増え、給料が入ったら遊びにいくんだという前向きな言葉が出てきたときはほんとうに嬉しかったですね」



母親として、自分がしあわせに働きたい。若者に共感しながら、プロとして確実に仕事や未来に結びつけていく。


ひきこもりや無業という課題を抱える若者たちと向き合っているのは、竹中 友夏(たけなか ともか)さん。2児の子育てをしながら働く竹中さんは、10時~17時で時短勤務をしています。

「若者支援という仕事内容だけ見れば、他にもそういう仕事ができる組織はあると思うけど、どうしてキャリアブリッジだったんですか?」と問いかけたら、子どもをもちながら働く女性として自分のしあわせを考えたとき、それを実現できるのがキャリアブリッジだったという答えが返ってきました。

(手前の女性が竹中さん。人懐っこい笑顔が魅力的)


入社1年半という竹中さんも若者支援は未経験。過去の仕事での経験から「若者は多くの可能性に満ちている」と感じ、キャリアコンサルタントの資格を取得していました。子育てと両立でき、かつ若者に関わる仕事がしたいと思っていたといいます。


竹中さんニコ
「子育てしたい!やりたい仕事もしたい!と、欲ばりな人生はダメなのかなって悩んでいたときに、豊中市の若者支援セミナーに行ったら前の席にキャリアブリッジのスタッフがいて話をいろいろ聞いたんです。

『母親が楽しくはたらき、幸せに生きることが子どもも自分も幸せにする』というのが私の持論なんですが、ここなら実現できると思い入社しました」

キャリアブリッジのミッションは「すべての若者と女性が豊かで自由な生き方・働き方を実現できる社会を創造する」。それを実現するためには、まず自分たちの生き方・働き方を見つめ直そうと、スタッフの働きやすさの実現に力を入れています。

若者支援に関する仕事内容は、相談者との面談、職場体験企業への同行、電話相談、メール対応、セミナーづくり、企業・他団体などの連携など。

年間400~500人の相談者が訪れる中、竹中さんが担当する相談者は特に多く、70~80人。支援の現場は未経験なのに、すごい数です…。


竹中さんニコ
「私、面談で相談者と一緒に泣いちゃうこともあるんですよ。でも共感だけじゃなくて、面談の1時間を意味のある1時間にするにはどうしたらいいかを考え、その人を尊重し、確実に仕事や未来に結びつけていくのが仕事です。共感しつつプロとしての自覚を持って取り組んでいます」

竹中さんは「この仕事はやりがいにあふれている」と言います。


竹中さんニコ
「月並みですけど、相談者の「ありがとう」が嬉しいですね。

…でも、面接を受けるのも、行くと決めたのも相談者自身なので、『ありがとう』はこちらのセリフでもあるんです。あなたの人生に関わらせてくれてありがとうって、わたしはそう思います。

複雑な相談が多いので、現場は暗いイメージがあるかもしれませんが、毎日笑ってばかりな気がします。あの人が就職した!とか、こんなこと言ってくれた!とかうれしい話が飛び交っていて…。


相談者からは学ぶことがたくさんあります。この仕事をしなかったら出会わなかった人と出会って、誰かの人生の一部分でも共有できることが幸せなんです」



誰もひとりにしない。自分と、スタッフのしあわせを追求できる人が、相談者の人生も幸せにできる。


今回募集するのは、遠藤さんや竹中さんと同じ仕事を担う相談支援員。仕事は、行政や国からの委託事業で単年度雇用の契約(年度末に更新)になりますが、ここ数年は自ら退職を申し出る人以外は全員継続雇用しています。

また、地域のさまざまな団体や企業などと連携し、新しい取り組みを企画・運営するスタッフも募集します。今年から、あるプロジェクトのクラウドファンディングにも取り組む予定なんだとか。
2012年にキャリアブリッジの理事に就任した白砂 明子(しらまさ あきこ)さんに、相談支援員に必要な心構えをお聞きしました。


白砂さんニコ
「社会福祉士や臨床心理士など、対人援助の資格があれば嬉しいけど、必ずしも重視はしていませんし、未経験でもOK。数千人を支援してきたので、知見を学びたい人はここでたくさん吸収できますね」

さっき竹中さんが、「現場でいつも笑っている」と言っていたけど、重い課題を抱えた相談者も多いのではないかと思います。未経験だと踏み込むことが恐いと感じそうですが…


白砂さんニコ
「そうですね。他者の人生に深く関わるので、慎重にならざるをえない面も多いです。でも、チャレンジしよう!と思う気持ちが大切です。チャレンジしなければ、相談者の状態は前にすすみませんから。ひとりでなんとかしようとするのではなく、キャリアブリッジの仲間や外部の地域資源を活用して、全員で支援にあたるというのが基本的な考え方です。『相談者もスタッフも一人にしない』想いと体制があるので安心して飛び込んできてほしいですね」

設立したころは事業を運営していくのに必死で、竹中さんが今感じている「働きやすさ」の実現がなかなかできていなかったと語る白砂さん。100%仕事にコミットできる人だけを求めていた時期もあったと言います。

能力があるのに親の介護や自身の不調で退職を余儀なくされるスタッフを間近で見ながら、「生産性やコストばかりを重視してスタッフと接する組織が、どうして相談者の人生を豊かにできるのだろう」と、組織全体の課題に向き合った時期もありました。


白砂さんニコ
「スタッフにも、相談者と同じようにそれぞれの環境や背景があります。相談者にしあわせになってほしいと思うからこそ、この組織で働く人もそういう生き方ができているかということを大事にしたい。安心して働けるということが、スタッフの力を開花させると思っています」



遠藤さんニコ
「電話がよくかかってくる相談者の支援に悩んでいたことがありました。その方との電話を切ったあと、先輩が内容を聞いてフィードバックをくれたんです。次はどうしたらいいか整理できるよう先輩たちの導きがあるから、迷うことなくゴールを目指すことができます


竹中さんニコ
私がリラックスして仕事できているのは相談できたり、想いを否定されない環境があるからなんです。イキイキとした先輩方がいて、私は素の自分を出せている。スタッフはみんなそれぞれ心地いい状態で働けているように感じます」


組織の過去の反省を、外部の人(取材班)に正直に話してくれるということ自体に、組織として変わろうとする本気さや強さを感じました。人に向き合う仕事のプロであればあるほど、自社のスタッフに真剣に向き合うことは必然なのかもしれません。


指導やコントロールではなく、誰かの人生とともに歩む、相談支援員。

(毎週開催しているケース会議の様子。各相談者の支援方法について話し合います)


白砂さんニコ
「『支援』って一歩間違うと指導的で、『直していくもの』になってしまいます。私自身も『私がこの子を変えられるんだ!』と力があるように錯覚していたことも過去にはありました…。でも『変えようとするのはコントロール』です。

変わるのは相談者自身であり、自ら望んで踏み出したとき。さまざまな情報や解決の糸口を提供するなかで、一歩踏み出す瞬間に寄り添えたらいいですよね。

表面的に見えている問題だけじゃなくて、問題の本質や心情…さまざまな角度から物事を考え、多面的に相談者と関わっていこうとできる人と働きたいです。入社してたくさんのことを学んでください。『こうしたら?』と言い合える職場なので、迷っても大丈夫ですよ」

相談者から学ぶ。「ありがとう」はこちらのセリフ。関われることがほんとうにうれしい。
キャリアブリッジのスタッフと相談者の関わりからは、指導やコントロールではなく、「対等」や「尊敬」が強く感じられます。

「助けてあげたい」「支援したい」「誰かのために」
キャリアブリッジの人たちの心の中には、確かにそんな想いがあるのかもしれません。でもそれは、「変わりたいと思う相談者の想いの尊重」の上に成り立っているのだと感じました。

これは、誰かの人生とともにある仕事。相談者とともに歩み、ともに成長できることに喜びを感じることができたら、それがきっとやりがいになるのではないでしょうか。相談支援員に興味がある人はぜひ、エントリーを。

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募集要項

企業名・団体名
一般社団法人キャリアブリッジ
募集期間
2018/09/16 〆切
募集職種
①生活困窮者支援 ソーシャルワーカー
②若者自立支援 相談支援コーディネーター
③協働事業・資金調達等に関する企画・渉外・事務全般
仕事内容
①生活困窮者支援 ソーシャルワーカー
・「生活困窮者自立支援事業(豊中市委託)」における自立・就労支援業務全般
・複合的な課題をもつ相談者に関して、チーム連携で行う支援業務
・面談、職場体験、事業所同行、ケース会議など支援・コーディネートに関する業務

②若者自立支援 相談支援コーディネーター
・「とよの地域若者サポートステーション(厚生労働省委託)」等における若者の就職・自立支援業務全般
・複合的な課題をもつ相談者に関して、チーム連携で行う支援業務
・面談、職場体験、事業所同行、ケース会議、プログラム運営、イベント参加など支援・コーディネートに関する業務

③協働事業・資金調達等に関する企画・渉外・事務全般
・地方公共団体・他機関・企業・地域団体等との連携協働に関する業務
・クラウドファンディング等資金調達に関する企画運営
雇用形態
①②契約社員(試用期間2ヶ月)
③アルバイト(学生可)
応募資格
【共通】
・ワード・エクセル等のPC基本操作
・①②③とも意欲があれば異分野・未経験の方も歓迎します。

①・相談支援業務・ソーシャルワーク業務に3年程度の従事経験ある方歓迎
 ・社会福祉士・精神保健福祉士・看護師・キャリアコンサルタント等の有資格者歓迎
②・キャリアコンサルタント有資格者歓迎
③・SNS利用経験ある方(業務上でなくてもプライベート利用でOK)

【歓迎する人物像】
・「失敗をおそれずにチャレンジしてみよう!」という気持ちが持てる人。そして他者のチャレンジも応援できる人。
・「支援する側/される側」という先入観を持たず、人の多様性を理解し、クライアント(相談者)と対等な関係性を構築できる人。
・仕事の仲間(チーム)と共に成長することを楽しめる人。
勤務場所
〒561-0858 豊中市服部西町4-13-1豊中市立青年の家いぶき3階
勤務時間
①9:30~18:00(うち休憩1時間)
②10:00~18:30(うち休憩1時間)
③10:00~18:30の間で応相談(週2-3日程度)
給与
①月給23~28万円
②月給20~26万円
③時給1,200円
※経験・資格・スキル等を考慮し決定します。
休日・休暇
週休2日制(①土日 ②日月)・祝祭日・夏季・年末年始休暇
待遇
交通費全額支給、各種社会保険完備
採用予定人数
2~3名
選考プロセス
1)本サイトからエントリー後、履歴書・職務経歴書を郵送又は自動返信メッセージ記載のメールに添付にてご送付ください。
2)書類審査後、通過者の皆様にのみご連絡(書類到着後10日以内にご連絡)
3)お電話にて面接日時を相談の上、決定
4)一次面接
5)面接の結果を全ての方にお知らせします。通過者の方は3~5日程度のインターンシップ(有償)に参加していただきます。
6)最終面接
7)面接の結果を全ての方にお知らせし、採用が決定

※お送り頂いた応募情報は、弊社採用選考を行う目的以外には使用いたしません。選考終了後に、責任を持って破棄・削除いたします。
WEBサイト
http://career-bridge.info/
メッセージ
【メッセージ】
対人援助・他機関との協働・地域連携などに関して、幅広い視野を得たり・奥深い経験ができる仕事です。そして一人ひとりの成長のために、お互いが協力を惜しまないファミリーのような会社でありたいと考えています。未経験でも「チャレンジしてみたい!」という熱がある方、ミッションや私たちの目指す環境づくりに共感してくださる方、大歓迎!一緒に新しい未来をつくりませんか?
ご応募お待ちしています!

【会社のプロフィール】
「すべての若者と女性が豊かで自由な生き方・働き方を実現できる社会の創造」をミッションに、多様な経歴・個性をもつスタッフ約20名(20~70代まで)が活躍する会社です。若者支援・生活困窮者支援・定時制高校支援などの様々な事業展開を行い、行政・支援機関・企業・地域団体など豊中市を中心に幅広いネットワークを持っています。

【会社の環境】
初めは事業の全体像を理解するだけでも時間がかかると思いますが、1人で抱え込まずチームで協力する関係性を大事にしているのでご安心ください。 「社会が変わる」ためには「まず私たち自身が変わる」ことから始めようと、会社として取り組んでいることをいくつかご紹介します。まず「1人ひとりが安心して働き続けることのできる環境づくり」。「仲間を大切に、共に成長する」こと。そして「チャレンジできる組織風土」などを目指しています。