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シモイチナジカンの求人サムネイル
2018.10.19 公開 2018.11.11 更新
シモイチナジカン
柿の名産地 奈良県・下市町で、10日間の田舎暮らし援農体験をしよう!「シモイチナジカン」スタート。

※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください



今回ご紹介するのは、10日間限定の少し変わったお仕事。農業や田舎暮らしを体験してみたい人、自然の中に身を置く時間がほしい人にはぴったりです。

舞台は、奈良県吉野郡下市町。近鉄 大阪阿部野橋駅から下市口駅まで約70分。古くから「柿」の名産地として有名な場所で、毎年秋ごろの収穫期には多くの人手が必要とされます。しかし、人口減少や高齢化・後継者不足の問題から、柿農家さんは人手不足で厳しい状況が続いています。

そこで下市町によって企画されたのが「シモイチナジカン」という 援農プロジェクト。柿の収穫時期に都市部から若者を集め、農家のお手伝いをしてもらうというものです。 プロジェクト期間中は、下市町の民宿に滞在。柿の収穫現場で農業体験でき、もちろんお給料ももらえる短期雇用プログラムです。

(昨年の参加者のみなさんと農家さん)


「下市町の柿農家さんは兼業も含めて100軒以上あります」と語るのは、プロジェクトの母体である下市町役場・地域づくり推進課の林 力達(はやし りきたつ)さん。
下市町の将来を見据えた有効な手段はないかと考え、京都・和束町ですでに実施されていた援農プロジェクトを視察し、下市町での実施に踏み切りました。

「今回、受け入れ農家として手をあげてくださった農家さんたちは下市町の将来に危機感を感じていた農家さんたちで、『ぜひやってみよう!』と前向きでした」と林さんは言います。


農業と田舎暮らしを、とことん楽しめる。仲間との共同生活もかけがえのない体験に。

プログラム期間は、柿の収穫時期にあたる 11月15日からの10日間。スケジュールは以下のようになります。

① 説明会 【11月8日(木)19:00〜20:30】
少しでも興味がわいたら、ハローライフ(大阪本町)で実施する説明会に気軽にご参加を。まずは話を聞いてみるだけでもOK。

②応募
この記事の最後にあるエントリーフォームからご応募ください。お電話でエントリーのきっかけなどをヒアリングさせていただきます。プロジェクトに適正でないと判断した場合は、参加をお断りさせていただくこともあります。

(期間中寝泊まりする民宿)

③プロジェクトスタート【11月15日(木)〜】
初日は、滞在先の農家民宿「プラム」でオリエンテーションを実施。 実質働くのは8日間で、あとの2日間は休息と下市の案内にあてたいのだとか。昨年は参加者とまちの人たちで、郷土料理でもある柿の葉寿司づくりの体験もしたそうです。


④プロジェクト終了【11月25日(日)】
プロジェクト終了後、もう少し滞在したいという意志があれば、柿収穫の時期が終わるまで仕事を続けることもできます。昨年の参加者の中には、そのまま移住した人も!


林さん アイコン
「プロジェクトでは、ちょうどオレンジ色になった甘柿の収穫をします。 毎朝7~8時ごろに車で各農家に向かい、夕方4~5時ごろに仕事は終わります

参加者は最大10名。 同じ体験をする仲間と民宿で共同生活をおくることもまた、魅力のひとつです。柿農家での仕事のあとは、温泉で疲れを癒して、みんなで夜ご飯。仕事から帰ると、あったかいご飯と仲間がいる…なんてとっても素敵ですよね。

(今年6月に下市町にオープンした「ごんた食堂」。仕事のあとはみんなでここに夜ごはんを食べにいきます。近くに温泉もあるので、お風呂はそこで済ませます)


もし仕事で何か悩んだら、仲間やプロジェクトの関係者にすぐ相談できる環境もあります。ちょっとした旅気分も味わえそう。


柿の収穫って具体的にどんな仕事?農業未経験でも安心して飛び込んでみて。


昨年度の受け入れ農家さんで、有機栽培で梅、梨、柿やあんぽ柿と呼ばれる干し柿をつくっている菊井果樹園・菊井 新昭(きくい しんあき)さんに、農家での仕事についておうかがいしました。

菊井さんアイコン
「最近農作業をしている人はオシャレなファッションを取り入れている人が多いよ。畑には自分の好きな音楽を持ち込んでいる人が多くて、僕なんか長渕剛さんの『とんぼ』を聴きながらやってるからね」

と意外な話からスタートです。(笑)

仕事中は基本的に、足元は長靴・上着は長袖。4〜5人のグループになって、ハサミを使って柿を収穫し、カゴに7〜8kgぐらいになるまで詰めていきます。いっぱいになったら荷台に運びます。



その後、下市町全体に流れるチャイムに合わせてお昼休憩。昼食後も、午前中と同じ作業です。このような柿の収穫がメインですが、配属になる農家さんによって仕事内容は変わることがあります。菊井果樹園の場合は、柿を干してあんぽ柿をつくる作業もあるそう。他の農家さんでは、たい肥づくりや柿以外の農作業(こんにゃく芋堀りなど)を体験した人も昨年度はいたそうです。

(自然乾燥あるいは乾燥機で乾かしたあんぽ柿)



菊井さんアイコン
「農業は力仕事というイメージがあるけど、うちに農作業に来るのは20・30代の女性も多いよ。この前も農業をがんばりたいという女性が来ていたなあ」


菊井さんは農園以外に、知的障害のある若者に働ける場を提供するNPOも運営されており、「農作業は、すべての人を受け入れるものやと思っています」と言います。力仕事はしんどいけれど作業は単純なので誰でもできるとのこと。

受け入れ農家さんによって栽培方法はさまざまですが、菊井さんは20年以上前から土作りにこだわり、柿以外にも有機JASの梅や特別栽培の梨をつくってきました。

菊井さんアイコン
「化学物質過敏症でこだわりの果物しか食べれない人が世の中にはいらっしゃいます。形はいびつになりますが、中身は問題なくおいしいです。頑なに北風の自然乾燥にこだわっています」

どうやらシモイチナジカンでは農作業だけでなく、農家さんの生き様にも触れられそうですね。


自然の中で、のびやかに働きたかった。下市町に惚れ、移り住んだ田中さんの話


昨年のプロジェクトに参加し、そのあと下市町に移り住んだ田中 慎太郎(たなか しんたろう)さんにお話をうかがいました。なぜこのプロジェクトに参加しようと思ったのでしょうか?

田中さん アイコン
「プロジェクトに参加する前は、大阪市内でいろいろな仕事を経験していました。通勤電車や街での人の多さ、空の狭さにストレスを感じているところがあり、いつかは自然豊かな場所でのびやかに働いてみたいとずっと思っていました


たまたまハローライフでシモイチナジカンの募集記事を読み、応募。憧れていた田舎での仕事や生活にしっくり来て、プロジェクトが終わったときに「もっとここで働きたい」と自然と思ったそうです。

田中さん アイコン
「農家での仕事は初めての体験でしたが、ハサミの使い方や収穫の仕方など丁寧に教えていただきました。このプロジェクトに参加することで、やっぱり自分は自然の中で働くのが好きだなと強く実感しましたね」


プロジェクト終了後も延長して働き、移住に向けて家を借りれるよう資金を貯めていた時期には、ひとまずの住む家を貸してくれたりとまちの人たちが助けてくれたそう。そんなまちの人の優しさもまた、田中さんが移住を決意する大きな要因になったんだとか。
現在は下市町内の集合住宅に住み、プロジェクトで受け入れてくれた農家さんのもとで柿づくりに1年中従事しています。畑も農家さんに借りているため半自給自足の生活を送っています。下市町は若者にとって、15万円ほどあれば生活はできる土地柄なんだとか。

昨年の参加者9名のうち、プロジェクト終了後に下市町に移り住んだのは田中さんを含め2名。他の7名はそれぞれの自宅に戻り、元のキャリアに戻ったり地元で新しいことに取り組んでいるようです。今でもLINEで他愛もない話でやりとりするような関係性が続いています。

田中さん アイコン
「今は、柿の収穫だけでなく、収穫後の木の剪定や余分なつぼみの間引き作業などもさせてもらっています。プロジェクトでは収穫だけでしたが、年間を通じて柿づくりに取り組むことで農業の楽しさや難しさをより実感しているところです。『自分がつくった柿』と感じられるようにこれからもがんばっていきたいと思っています」


下市町に来てもうすぐ1年。自然な自分でいられる場所を選び飛び込んだ世界で、田中さんはすっかり柿づくりに誇りをもって生きていました。こんなにも人の人生を変える力をもったプロジェクトの力に驚きです。


たった10日間だから、気軽に田舎で農業をしてみるチャンス。迷ってるんだったら飛び込んで。

田舎暮らしをしてみたいと思っても、いきなり田舎に飛び込むきっかけというのはなかなかないのではないでしょうか?例えるならシモイチナジカンは、いきなり海で泳ぐのではなく、まずはプールで泳ぎ方を学ぶような最初のステップ。農業を体験してその中身を学んだり、今後の進路を考えるきっかけとして最適な援農プロジェクトだと言えます。


林さん アイコン
たった10日間なんで、もし迷っているなら『えいっ!』と飛び込んでみてください。きっと下市町のことを好きになってもらえると思います」

お給料をもらいながら下市町の柿農家で働き、参加する仲間や地域の方々との絆・田舎暮らし体験を手に入れられることは、これからの財産になること間違いなし。少しでも興味をもった方・プロジェクトへの参加をご希望される方は、まずは説明会にご参加ください。

説明会の詳細・申込みはこちらから

シモイチナジカンは、京都・和束町で実施されている茶農家の援農プロジェクト「ワヅカナジカン」を下市町版にし実施されるものです。田舎での農業体験を果たした若者たちの姿は、以下の記事でも触れることができますので、ぜひ参考になさってください。

京都府和束町の「ワヅカナジカン2018」
https://hellolife.jp/company/27677.html

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Job description
募集職種
企業名・団体名
シモイチナジカン
募集期間
2018/11/10 〆切
募集職種
シモイチナジカン プロジェクト参加者
奈良県下市町の農家民宿に滞在し、受入れ柿農家さんにて収穫作業をおこないます。
雇用形態
短期アルバイト
応募資格
・元気良さとガッツさえあれば大丈夫。未経験歓迎
・プロジェクトをステップに、何らかのアクションを考えている方
・田舎暮らしに興味がある、柿農業に興味がある方
・仲間との共同生活に興味がある方 など
勤務地
奈良県下市町
プロジェクト期間
2018年11月15日(木)〜11月25日(日)
給与
時給900円〜
(期間中推定労働時間50〜60時間、約5万円の収入)
プロジェクト参加費
24,000円/人
滞在費、昼食(お弁当を宅配します)、夕食、イベント保険など
※期間中、温泉を無料でご利用いただけます
募集人数
10名
選考プロセス
1)本サイトからエントリー
その後、プロジェクトの担当者から電話にてヒアリングを行ないます。

2)ハローライフで実施する説明会に参加。
※可能な限り説明会へご参加ください。
11月8日(木)19:00〜20:30

説明会へのお申込みはこちらから
http://goo.gl/TxKWuG

3)希望があれば現地下見も可能です。
※日程や時間などは現地コーディネーターと調整。

4)参加を希望する場合は11月10日までに直接プロジェクト窓口へご連絡ください。
mail:shimoichinajikan@gmail.com
tel:0774-66-2930

5)11月15日 午後13時 現地入り

6)11月16日より本格的にスタート!!
※期間中は町内農家民宿での共同生活となります。
※定員がございますので、お早目にご連絡ください。(プロジェクト定員:10名)
WEBサイト
https://www.facebook.com/shimoichinajikan/
メッセージ
農業初体験でも、しっかりフォローしていきますので、やる気さえあれば大丈夫!
一緒に素敵なジカンを共有しましょう!

ご応募お待ちしております!