※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください
三重県伊賀市。村山邦彦さんは、忍者の里として有名なこの地で有機農業を営んでいる。
今回募集するのは、この農園、伊賀ベジタブルファームで働くスタッフ。 農業をみっちりやりたい人も、ウェブデザインや事務をしながら野菜作りをする、 ”半農半X”的な関わり方も歓迎だそうだ。 インタビューをしていて、村山さんとスタッフのみなさんの言葉に圧倒されっぱなしだった。 「田舎には、都市にはない“ふつふつ”とした思いがある」と語る村山さんたちの “ふつふつ”がうまく伝わればいいな、と思いながら、この農園の仕事を紹介します。Prologue



Story1 「自分の足で生きてない。」
「緑に囲まれて自然の中で、打ちのめされつづけるわけですよね。」 村山さんは、農業の仕事をこう表現した。 そのときは「緑に囲まれて」「打ちのめされる」という言葉のギャップが面白いなと思いながら、軽い気持ちで聴いていた。 でも、このギャップが軽いものではないことを、インタビューが進むにつれて、気づかされることになる。 燃料電池を開発する技術者だった村山さんは、会社員時代、世の中にないものを送り出す仕事にのめり込んでいた。 けれど一方で、ある疑問が膨らんでいく。


Story2 「計画どおりにいかなくて当たり前。」
ここで、伊賀ベジタブルファームでの働き方について紹介したい。 入社して二年目の大塚恵理子さんの一日は、こんな感じだそうだ。



Story3 「正味のとこしか通用しない。」
農業を通して向き合うのは、自然だけではない。 大塚さんは、こんな話を聴かせてくれた。




Story4 自分から出ちゃうものを止められない人
二時間に及ぶインタビューの中で、村山さんはどんどんヒートアップしていくように見えた。どんな話をしていても、自分から組織へ、組織から社会へと視野が広がっていく。 そんな村山さんも最初は「自分の自立」だけを考えて農業をはじめたそうだ。 村山:僕が会社辞めてずーっと考えてたときは、自分サイドで「あー、やだなー」とか「この仕事は来ないようにどう整理しよう」とか、「安全なところにいよう」とか、厄介ごとに巻き込まれないようにしようって思ってたところがいっぱいあったと思うんです。 けれど、農業を通じて自然にもまれ、打ちのめされ、正味の自分と向き合う中で、村山さんの中で「自立」の意味が変わっていったという。 一昨年、伊賀の農業に関わる人たちが集まって協議会を立ち上げたことも大きなきっかけになったそうだ。




Story5 「どうせダメだからって言うんじゃなくて」
都市に戻って、記事を書きながら、村山さんたちの言葉をひとつひとつ思い出す。例えば、こんな言葉だ。 村山:自分の組織としてもそうだけど、社会全体でひろーく考えたときも、いま例えば原発の問題が起こったよとか、貨幣がヤバいよとか、エネルギーがやばいよとか、次々たぶん来るんですよね。いろんなことがね。 そんときに、どうせダメだから、どうせ東電だからどうせ政府だからって言うんじゃなくて、一生懸命日々ハイハイって受け止めてる中からあたらしい流れつくれるのんちゃうか?みたいな。 そうすることに対して自信がもてたっていうか、もうそうしなきゃホンマに意味ないやんかって思っているんです。

Job description
募集職種
- 企業名・団体名
- 伊賀ベジタブルファーム株式会社
- 募集期間
- 2014年2月8日(土)~2014年3月2日(日) ※それ以降の募集については、随時お知らせ致します。
- 募集業種 (どんな仕事か詳細明記が可能でしたらお願い致します。)
- 下記業務のいずれか(または複数)を、応募者の希望やスキルに応じて担当してもらう ●農場業務/野菜(および農産加工品)の生産販売 (農作業全般、農業機械オペレータ、生産工程管理、加工品開発・マーケティング・製造管理、社内システム構築、営業・販売、財務、広報) ●「伊賀有機農業推進協議会」の事務局業務 (運営業務全般、行政との折衝、イベント企画、経理、広報) ●農業技術に関する研究開発/教育・普及関連業務 (技術開発、各種講演・勉強会の運営、技術内容のデータベース化・書籍化など) ●有機農産物の流通支援システム開発業務 (プロジェクト管理、システム設計・構築、HP作成、生産者・流通業者のコーディネート)
- 雇用形態
- 正社員、契約社員、アルバイト ※ただし研修中は期間契約扱い
- 勤務地
- 三重県伊賀市古山界外271番地1 伊賀ベジタブルファーム㈱事務所 および弊社圃場
- 勤務時間
- 5時半〜19時(夏季、昼休み4.5時間) 8時〜17時(上記以外、昼休み90分)
- 給与
- 14.0万円以上(月額) ※ 研修期間中は別途規定あり
- 休日・休暇
- 週休1.5日(シフト制、週45時間労働)、年末年始、慶弔
- 待遇
- 通勤手当、家族手当、社会保険完備、野菜の提供。 体験・研修時は借上住宅等への入居(シェアルーム)が可能。
- 採用予定人数
- 若干名
- 選考プロセス
- このサイトからエントリー(または会社についてのお問い合わせ) ↓ 書類審査/電話にて意思確認・問い合わせ対応 ↓ 採用面接 ↓ 現場体験研修(1週間~1か月程度) ↓ 面談~仮採用(試用期間2~3か月) ↓ 本採用
- webサイト
- 会社ホームページ http://iga-vegetable.jp/ 研修生受入の紹介 http://yuki-hajimeru.net/?p=829
- メッセージ
- いがべじ代表の村山は大学卒業後、東京の大手産業機械メーカーでエンジニアをしていました。しかし、現代社会の様々な矛盾を目の当たりにしながら、自分自身の生き方を見つめ直したいと考えて退職、その後しばらくの間、引きこもって静かな生活をしたり、バックパッカー旅行をしたりしていましたが、最終的に農業の世界に飛び込むことを決めました。 全くゼロからのスタートでもあり、また、農業の世界は想像していた以上に厳しく、 途中真剣に止めようと思う時もありました。それでも良き師匠に巡り合えたこともあり、最終的には2年半におよぶ研修の末に、ようやく独立することができました。 以来、ここ伊賀の地で、有機栽培による野菜の生産に取り組んで5年が経ちました。 仲間も増えて、売上も順調に伸びてきたため、今年2012年5月に法人化し、これからさらなる成長を目指していくことになりました。今回はそんな「いがべじ」の創成期を共に担ってくれるメンバーの募集です。 いつの時代も、どこへ行っても、価値の変わることのない、確かなものをつくりたい… 農業の世界を伊賀から変えていけるよう、「いがべじ」はこれから様々な手を打ち出していきます。混迷の時代情勢のなか、次の時代を生き残っていくためには、「食」がひとつの鍵になるのは間違いないでしょう。そして、共生のための知恵、「持続可能性」… 私たちは有機栽培の技術を確立し、新しい食の流通の形(システム)を提案しながら、 自分たち自身の生命力を磨いて、一歩一歩前に進んでいきたいと考えています。 そんなヴィジョンに共感を覚える人、仕事はハード、ちょっぴり3Kかもしれませんが、仕事への誇りは譲らない、そんな仲間たちと一緒に仕事をしてみませんか? 組織というものは、絶えず人の出入りがあり、そしてその時々のメンバーにより形を変え続けるものです。いがべじはまだまだ小さいので、一人の人間の個性により、これからの進路は大きく変わっていきます。私たちが社会のなかに確かな「何か」を投げかけていけるよう、ツンツンとんがった、「キャラの立つ人」の参戦を待っています。
登録タグ
-
About HELLOlife
HELLOlifeについて -
Story
代表インタビュー