JOB information

求人情報
NPO法人障害者の自立を支えるサポートネットワークの求人サムネイル
2026.02.25 公開
NPO法人障害者の自立を支えるサポートネットワーク
「誰かの役に立ちたい」はいらない。障害者がいる風景を当たり前にする、サポネのヘルパーの仕事

この企業・団体では、職場見学/企業説明会を実施しています。
本エントリー前に見学・説明会参加をご希望の方は、募集要項の「職場見学/企業説明会」項目欄をご確認ください。

街中で障害者を見かけると、何気なくチラッと見たり、「あっ」と思うことがあります。それは普段の自分の生活にはない風景だからなのか、自分の中にある差別心からだろうか、と考えたりします。

大阪府豊中市にあるNPO法人障害者の自立を支えるサポートネットワーク(通称サポネ)では、人が障害者を目にすること、関わることを普通の風景にしようと考えています。理念は「住み慣れた街で、障害者が当たり前に生活できるようにする」。一見すると、どこにでもある言葉に聞こえるかもしれませんが、サポネの人たちはその「当たり前」を本気で、長い時間をかけてつくり続けてきました。

だからこそ今回は、「なぜそう考えるようになったのか」「どうやって理念を体現するのか?」と、言葉の奥にある背景まで、もう一歩踏み込んでサポネを理解したいと思います。

サポネは、以下の6つの事業を展開しています。

①利用者の家を訪ね、生活を支える「訪問介護事業」
②障害者のデイサービス施設「サポネの家」
③介護や福祉に関する講座や研修会を開く「育成事業」
④利用者の生活を望むものにコーディネートする「生活コーディネート事業」
⑤サポネの活動を多角的に発信し、地域や社会に広める「ネットワーク事業」
⑥障害者と地域の人が一緒に楽しみ、交流イベントをつくる「イベント事業」

今回は、①の訪問介護職員を募集します。豊中市在住の利用者の自宅に行き、ヘルパーとして自立生活を支えます。独り立ちできるまで研修や先輩の同行・手厚いサポートがあるので、福祉業界が未経験の方も安心して働けます。

ただし、サポネは「誰かの役に立ちたい」という人は望んでいません。「どんな仕事も、誰かの役に立っている。福祉を特別な仕事として見てしまうと、知らず知らずのうちに障害者を『特別な存在』として扱ってしまうことにつながる」と考えているからです。「福祉がわからない人でも大丈夫」とも。その真意にも迫りました。

「障害のある・なし関係なく関りあえる場所や機会」を増やしていきたい

(障害者のデイサービスと高齢者から小さな子供まで集まれる宅幼老所を兼ねた「サポネの家」を訪ねました)

一般の民家を利用した「サポネの家」は、「CAFEサポネ」の名でカフェスペースも運営。本格的なランチメニューやおやつをお手頃な価格で楽しめます。

他の福祉事業所と掛け持ちしている利用者が、「ここではゆっくり過ごせる」と話すのだそう。まさに家のような雰囲気で、利用者や地域の人々が分け隔てなくくつろぐ時間が流れています。

今回採用された方は、利用者の自宅でのヘルパー業務に携わっていきます。はじめのうちは、先輩職員に同行し仕事を覚えていくことができます。また、ヘルパー資格を持っていない人は、訪問介護の現場見学をすることもあります。資格取得に必要な費用も全額サポネが負担しています。

新卒入社で15年以上働く岩山 慶(いわやま けい)さんは、中学生の時に老人ホームで職場体験をしてから高齢者向けの介護職を希望。それから障害者支援の分野にシフトしたのは、あるきっかけがあったからだと言います。

岩山慶さん アイコン

「高校生の時に、友人が障害者の人を見かけたときにバカにしているのを見て、差別を知ったんですよね。小学生の時に車椅子の人がいたけど、特に何も思わず児童の一人と思っていたので、こんな差別があるんか、と。そこから『障害者』と『健常者』と分ける必要が本当にあるのだろうか、と考えるようになり、自分からその線引きをしないこと、分けないことが『普通』だと言い続けたいと思うようになりました。

大学で就職説明会に来ていたサポネの先輩スタッフの『障害者を障害者と思わなくなった』という話を聞いて、ここや!と思って入社したんです」


他者に事業説明をする際は、「障害者」という言葉が出てきますが、現場では一切出ることはありません。そして、「障害者だから」という理由でサポートもしていません。そこには「人」と「人」がいて、同じ人として生きるために必要なサポートをしていく、という姿勢を一貫しています。

岩山慶さん アイコン

「だからヘルパー派遣も『利用者さんの家に行く』というより、『友達に会いに行く』とか『親戚のおっちゃん家に行く』ような感覚なんです。対等だから、世話をするとか人助けをする感じもない。それがサポネのいい所だなと思いますね」


スタッフを見ていると、そろいのエプロンをつけているものの私服で勤務しています。堅苦しい雰囲気がないのもサポネの魅力の一つ。利用者のおかげで「みんな僕らと一緒なんだ」と感じた、と岩山さんは言います。
岩山慶さん アイコン

「サポネで働くまで障害者の人と関わることが少なかったから、初めはどういう人たちかなって不安だったけど、僕らとなんら変わらないんですよね。すごく人間味があるというか。ある利用者さんは、派遣に来るスタッフの好みに合わせて一緒に見るテレビ番組を録画してくれるんです。僕は旅番組とかバラエティが好きなんですが、僕が来る日まで録画を溜めてくれてて。自分の好きなものを押し付けるわけじゃなくて、一緒に楽しもう!という思いやりを感じましたね。そういう優しい利用者さんが多いから、今まで続けられているんです」


岩山さんに今後の展望を尋ねると、「まだ構想段階ですが…」と前置きした上で、駄菓子屋を併設した放課後等デイサービスを運営したいと教えてくれました。障害児と地域の子どもたちが関わるきっかけ作りの場所であり、分け隔てなく一緒に居られる環境を作りたいのだと言います。

岩山慶さん アイコン

「大人になってから障害者を理解してと言っても、なかなか難しいです。以前、車椅子の利用者さんと電車から降りる際、乗る人に舌打ちをされたことがありました。その時はムカっときたけど、『きっとあの人はこれまで障害者と関わったことがなかったのではないかな』と反省しました。だから子どもの時から、障害のある・なし関係なく関わり合える場所を作っておけば、それが当たり前の世の中が広がって、差別は無くなっていくんじゃないのかな、と思っています」


未経験から管理者へ。「がんばりすぎない介護」が合っていた

サポネの家の管理者である中田 航介(なかた こうすけ)さんは、未経験からの入社でした。前職は販売職でしたが、退職後に受けた就活支援セミナーでサポネに出会いました。

中田航介さんアイコン

「就活中に自己理解を深める中で、性格的に介護職が合っているかもと思いました。数ある介護職の中でも、サポネは自宅からも通いやすかったし、介護に対して『がんばりすぎなくていい』という考え方にしんどさを感じなかったので入社を決めました」


物腰が柔らかく、穏やかな中田さんは、この仕事が合っていたようで、そのやりがいを繰り返し話してくれました。
中田航介さんアイコン

「うまく対応できた時はホッとするというか、よかったという気持ちになりますね。トイレ介助に失敗してしまって、利用者さんが負い目を感じてしまったり、こちらも嫌な気持ちにさせてしまって申し訳ないと感じることもあるんですけど、それが少しずつできるようになって、僕らが当たり前にやってることを同じようにできるようになったときは、やっぱりうれしいですね」


ヘルパー派遣事業を利用する利用者の数は約80人。主に、朝の身支度や食事介助などの生活サポート、買い物から散歩などの余暇に付き添う外出サポートをメインに、利用者の要望に合わせてサポートしていきます。週に一度程度、泊まり込みで入浴介助や就寝準備のサポートも行います。移動は主に自転車。直行直帰できますが、夏の暑さには注意が必要だそう。

中田航介さんアイコン

「あとは、独り立ちした後は利用者さんの自宅に何軒か出向いて、1日の仕事が終わることが増えるので、どうしても一人で抱えてしまいやすい仕事かもしれません。先輩スタッフに聞いたり、メールで相談もできるのでぜひ声をかけてほしいですね。相談しやすい社風なので、希望の休みや有休も取りやすいですし、結婚や出産でライフスタイルが変わっても、仕事量や希望の時間帯、曜日の相談にも応じてくれますよ」


福祉に関わる人を増やし、「障害者が生活する当たり前の街の風景」を、少しずつ広げていきたい

求める人物像に岩山さんは「どんな人にも来てほしい」「誰かを助けたいと思わなくていい」と語ります。
「サポネの理念に共感したり、理解してくれる人に来てほしいとは考えないのですか?」と投げかけると、岩山さんはその問いの前提そのものを見直すような答えを返してくれました。

岩山慶さん アイコン

「サポネに来てほしい、と言うよりかは…福祉に関わる人を増やしたいんです。そうすれば、より多くの障害者の日常が今よりも支えられていく。多くの人が福祉に関わっていくことで、街で障害者を見かけることも増えて、障害者がいること、障害者が生活することが当たり前の街の風景が少しずつ実現していくと思っています」


福祉に興味を持った人が、それぞれに合う福祉事業所で働いてくれたらいいと語る岩山さん。それがサポネであろうと、他の福祉事業所であろうと、障害者福祉ひいては社会全体の福利につながることには間違いがない。その視線は、サポネという一つの組織の枠を超えて、街や社会のあり方そのものに向けられていました。

ハードルが高く見られがちな福祉業界ですが、「どんな人にも来てほしい」「誰かを助けたいと思わなくていい」と言うサポネのような場所があると、一歩を踏み出すその勇気だけで、福祉がぐっと近くなるのかもしれません。

岩山慶さん アイコン

「大学の就職説明会でも学生たちに『いろんな法人があるので、いろんな想いに触れてほしい』って言うんです。多くの場合は、福祉への想いが法人と合わないとやっぱりこの仕事は続かないと思ってて。困っている事業所さんはいっぱいあるし、いまだにサポートを受けられずに困っている人もいます。自分に合う事業所で働き続けたほうが利用者さんも自分らしい生き方ができると思います。そのきっかけがサポネだったらいいですね。もちろんうちで続けてくれたら嬉しいけど、その人が長く福祉に携わってほしいという気持ちのほうが強いですね」


サポネの求人記事ですが、岩山さんは「別にサポネじゃなくてもいいよねって、本当に応募がゼロだったら困るけど(笑)。どんな人でもウェルカムなんやけどなぁ」と笑って言います。

それでももし、「そんなことを言っちゃうサポネが気になるかも!」と思う人がいるなら、サポネの家をぜひ訪ねてみてください。

そこには「障害者」と「健常者」ではなく、人と人がかもし出す温かい風景が広がり、あなたを包んでくれると思います。

ぜひ、エントリーを。

Share このイベント情報をシェアする

ハローライフ、LINE@はじめました 新着求人&イベント情報をお届けします!
Job description
募集職種
企業名・団体名
NPO法人障害者の自立を支えるサポートネットワーク
募集期間
2026/3/27 〆切
募集職種
介護職(正社員)
仕事内容
・訪問介護(身体、家事、移動支援など生活に必要なサポート)
・事務(記録用紙のチェック作業、給与計算、介護計画書の作成など)
・各担当事業の業務
 →イベント事業、育成事業、コーディネート事業、ネットワーク事業
雇用形態
正社員(試用期間3ヶ月)
応募資格
無資格でも可
※無資格の方は入社してから資格を取っていただきます。費用は法人持ちです。
勤務地
大阪府豊中市周辺
(事務所は大阪府豊中市本町1-13-34 ウェルネスガーデン3階)
勤務時間
シフト制(9h拘束で1h休憩)
(例 8:00-17:00、13:00-22:00、20:00-12:00)
週1回程度、泊りサポートがあるかもしれません。
泊りサポートの場合は2日勤務のため16時間拘束
夜通し起きておく必要はなく、利用者さんの横にサポーター用布団を敷いて寝れます。
給与
基本給205,000円
+各種手当、処遇改善加算、特定処遇加算
年1回の昇給。賞与あり1~2回/年(12月本給給与2か月分、3月本給給与1か月分(実績による))
休日・休暇
週休2日・夏休み・年末年始休・慶弔休暇・生理休暇あり
待遇
・通勤手当(全額支給)
・資格手当(介護福祉士5,000円)
・宿泊手当(泊りサポート1回4,000円)
・扶養手当(扶養義務のある子一子につき15,000円)
・近距離住宅手当(豊中市在住者対象に10,000円)
・各種保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災)
・必要な資格取得に係る費用は全額、法人が負担します。
採用予定人数
3〜4 人
選考プロセス
1) 本サイトからエントリー。
2) お電話にて面接日時を相談の上、決定。
3) 面接を実施
4) 面接終了後、全員に採否の結果を連絡。
5) お電話にて実習日時を相談の上、決定。
6) 実際のサポート現場での実習あり(計2回)
※実際の障害者支援の現場を見て体験し
肌で感じて頂き本当に働きたい仕事なのかを
考えていただく機会と思っています。
7) 実習終了後、全員に採否の結果を連絡
8) 採用後、事務所にて採用の手続きなど予定
9) 勤務開始♪
職場見学
必要に応じて、個別対応。
人事担当による法人説明会。
WEBサイト
https://sapone.or.jp/
応募者へのメッセージ
「共にを、ともに目指す法人」
私たちは、障害のある方々とともに、
誰もが暮らしやすい地域を目指しています。
「障害者だから」ではなく、
同じ"人"として生きるために
必要なサポート(介護)があります。

大切なのはいつも互い様の気持ちと思いやり。
そこからはじまる新たな"福祉"。

地域とつながりを広げ、
ともにを創る あなたとともに

私たちには夢があります。
サポネを通して、障害者が暮らしやすい社会を実現したいという夢。

介護の仕事はこれからの社会を創りかえるチャンスがあると思います。
社会を少しでもよりよく変えたい人、募集しています。
未経験でも大丈夫です。

充実した研修システムと手厚いスタッフ同士の関わりがあり
不安を安心に変える環境がサポネにはあります。
求人への応募や、
イベントへの参加には
ログインが必要です。
アカウントをお持ちでない方は、
新規登録してください。