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その起源を、飛鳥時代の三榔(みつろう)染めにまでさかのぼる、という染めの技法「注染(ちゅうせん)」。伝統の技を活かし、手ぬぐいや浴衣を染める、株式会社ナカニ。
2008年からオリジナルブランド「にじゆら」をリリースし、京阪神に4店舗・東京に1店舗とインターネットなどで販売し、若い世代を中心に人気を集めています。
今回は、事業拡大にともない中崎町本店、ルクア大阪店、京都三条店のいずれかでの販売スタッフを募集しています。
伝統的でありながらわたしたちの生活に自然と馴染むオリジナルブランド「にじゆら」販売スタッフの仕事内容。
「染め」「伝統」「手ぬぐい」なんて言葉を聞くと、手の届かない高級品をイメージしたり、普段使いでおしゃれに使えるものが見つかるイメージが湧かず敬遠してしまう人もいるかもしれません。でも、ナカニが手掛けるオリジナルブランド「にじゆら」をひと目見てもらえたら、伝統的なプロダクトの進化にきっと驚くはず。
自社ブランド「にじゆら」は、ポップなデザインと、ほんのりとした優しい色合いで、 手仕事だからこそ出せる「にじみ」が特徴。立ち上げ当初から作家とコラボし、手ぬぐいのイメージを一新してきたその魅力は、社長が太鼓判を押す職人たちの熟練の技があってこそ。職人とデザイナーが現場で対話を繰り返し、ひとつのデザインを丁寧に、確実に仕上げています。
かわいくて手に取りやすく、扱いも簡単で実用的。若者をターゲットとしたスポットに出店しているのも納得。
販売スタッフは、接客・販売業務・事務業務など基本的な店舗運営のほかに、シフト作成や月1回の販売店会議への参加、アルバイト教育などを担います。
店頭に並んでいる商品は、すべてナカニの工場で染められ、製造されたもの。入社すれば、工場で染めの体験をする機会をもらえるため、販売する商品がどのような工程を経てつくられているのか、職人たちのこだわりや想いはどういったものなのかといったものづくりの現場を体感することができます。お客様に対する心からの接客や商品説明ができそうです。
商品が生まれるまでのストーリーに興味をもち、それをお客様に伝えていこうとする姿勢が必要になります。販売の仕事なので、人と話すのが好きな人、商品の魅力を伝えるための努力ができる人、なによりこの「にじゆらブランド」を好きになれる人が向いていると言えそうです。
ナカニはどんな会社?日本屈指の注染工場、堺にあり。
「染色」には染料を落とす際に使う「水」がかかせません。明治期に大阪・淀川沿いを中心に繁栄した、染めの技法「注染」。戦後ナカニは大阪府堺市の石津川沿いに拠点をうつします。川べりの細い道を入ると、見えてくる住宅地。さらに歩みを進めると、ナカニの工場があります。
中に足を踏み入れると、どことなく漂う海の匂い。その正体は「ふのり」。海藻からできた糊材で、糊置きの工程で使うものです。ガチャン、ガチャン、シューシュー。耳に入るのは、染めた布を洗う水洗機と、コンプレッサーが吐き出す威勢の良い音。工場内を足早に行き交う職人たち。ほんの一瞬でも集中力を欠けば、ミスが出る…それはすなわち、売り上げのロスにつながります。だから手元は寸分も狂わない。作業する職人たちは黙々と、めいめいの作業を続けています。
会社の創業は1966年。企業の販売促進の粗品として、得意先に配られる「てぬぐい」や「浴衣」の染めを手掛けてきました。いまや全国で二十数軒になった注染工場の中でも、屈指の生産量をほこります。
二代目で現社長の中尾 雄二(なかお ゆうじ)さんが、大手企業を1年で辞して、父親の代から続く工場に入ったのは1988年。経済成長期だった当初は、「良いものを、より安く、たくさん作る」ことを求められました。しかし、これでは職人のプライドが育たないだけでなく、若手も参入してきません。
「このままで注染は、次の代に続いていくのか?」そう気づいたときにはバブルは崩壊していました。「もっと若い人も、やりたいことができるような環境を」との思いから2008年にオリジナル自社ブランド「にじゆら」を立ち上げます。
伝統文化や伝統技術の産業において、長くその体制として続きてきた「分業制」。例に漏れず、従来は分業制だった染めの工程を、糊置きから染めまで1人で行うようにと、その体制を変えつつあります。専門的な作業をこなしていくという意味においては、生産効率は落ちるものの「自分の仕事に誇りを持ってもらいたい」との思いからです。
中尾社長は、求める人材像をこう語ります。
「自分が失敗したときに、それは『なぜだったのか』という理由を考えて、次は同じ失敗をしないように、真剣に取り組んでくれる人がいいですね。それはつまり、どれだけ集中して仕事をできるか。どれだけ仕事に対して『思い』を持っているかということ」
専務の中尾 弘基(なかお ひろき)さんは、「思い」について、こう話します。
「社長は社員に対して、やりたい仕事をやらせてあげたい、と思っています。でもそれだけでは経営が成り立たない。他の仕事もやって、はじめて好きなことが出来る。うちでは染色をやっていない社員でも注染を学べるように、道具や材料を提供して、勉強会を行っています。休みの日でも若手は出てきますよ。みんなやりたいことに対して熱心です。だから少々忙しくても、社内は明るく、前向きな雰囲気がありますね」
続けるからこそ、もっと「好き」になる
ナカニでは、手ぬぐいを買ってくれたお客さんを対象に、2ヶ月に1回工場見学を開催しています。中尾社長は言います。
「お客さんに注染の現場をわかってもらいたい、という気持ち。そして商品を買ってくれてありがたい、という気持ちが爆発してるんです。
僕はこの商売を好きで始めたわけじゃないんですよ。楽しい時もあれば辛い時もある。しんどい時のほうが多いですよ、実際はね(笑)でも何十年も続けて、今でもまたこうして熱くなっているんです。こういうことを人は『好き』と言うのかな。だから何でも続けることが大事です」
とにかく「やってみたい」と感じたら、思い切って飛び込んで、“ナカニ色”に、染まってみてはいかがでしょうか。
Job description
募集職種
- 企業名・団体名
- 株式会社ナカニ
- 募集期間
- 2019/07/24 〆切
- 募集職種
- にじゆら直営店販売スタッフ・店長候補(中崎町本店、ルクア大阪店、京都三条店)
- 仕事内容
- ・接客/販売業務、事務業務
・シフト作成、販売店会議への参加、アルバイト教育 等
- 雇用形態
- ・正社員(試用期間3ヶ月)
・パート アルバイト
- 応募資格
- ・真面目で仕事が好きな方
・体力気力に自信のある方
・思い合い助け合いながら仕事ができる方
※販売経験者優遇。
※海外のお客様もいらっしゃいますので、英語が話せる方も大歓迎です。
- 勤務場所
- ・中崎町本店
〒530-0015 大阪市北区中崎西4-1-7-グリーンシティ1階104
・ルクア大阪店
〒530-8558 大阪市北区梅田3-1-3 LUCUA 大阪 LUCUA側 9F
・京都三条店
〒604-8082 京都市中京区麩屋町通三条上ル弁慶石町38-1
※詳しい店舗情報はこちらをご覧ください。
https://nijiyura.com/shop/
- 勤務時間
- ・11:00〜19:00(シフト制、実働8時間、休憩時間45分)※中崎町本店
・10:00〜21:00(シフト制、実働8時間、休憩時間45分)※ルクア大阪店
・10:00〜20:00(シフト制、実働8時間、休憩時間45分)※京都三条店
※パート アルバイトの方は勤務時間をご相談ください。
- 給与
- ・正社員
月給19万~25万
※経験・スキルを考慮し、面談の上決定します。
※試用期間有り
・パート アルバイト
大阪店舗勤務:時給 936円〜
京都店舗勤務:時給 882円〜
- 休日・休暇
- 週休2日(シフト制)
- 待遇
- ・正社員
社会保険完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険)
皆勤手当有り
交通費支給(上限あり)
・パート アルバイト
交通費支給(上限あり)
社会保険等 応相談
- 採用予定人数
- 2名
- 選考プロセス
- 1 】同サイトよりエントリー後、まずはお電話にてご応募の旨をお伝えください。
(072-271-1294/販売スタッフ:担当中尾)
その際、何点か簡単なご質問をさせていただきます。
↓
2 】履歴書・職務経歴書を下記の住所までご送付ください。
【郵送先】
〒599-8266 大阪府堺市中区毛穴町338-6 採用担当者 中尾宛)
※ご提出いただいた書類はお返ししておりません。
↓
3 】書類審査後、通過者の方にのみご連絡します。
↓
4 】面接
↓
5 】全員に合否連絡(一週間を目安に)
↓
6 】勤務開始
- 職場見学
- 仕事内容や職場の雰囲気を体感いただける、店舗見学を受付ています。
ご希望の方は、「希望日・見学を希望する理由」を記載の上、応募フォームよりご連絡ください。
・実施日:個別対応
・場所 :にじゆら店舗(中崎町本店、ルクア大阪店、京都三条店)
・内容 :店舗見学、質疑応答など
- メッセージ
- 染工場ナカニのオリジナルブランド「にじゆら」は、”注染”と呼ばれる伝統の技によって生み出されています。今回「にじゆら」の魅力や商品ストーリーをお客様に伝え、届ける実店舗での販売スタッフを募集します。
人と話すのが好き、販売経験や英語のスキルを活かしたい、「にじゆらブランド」が好きなど、少しでも弊社の仕事に興味のある方はぜひご応募ください。
みなさんのご応募をお待ちしています!
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