「やってみたい」が、自信に変わる。
商業施設を舞台にしたキャリア教育プログラム「はたらくフリースクール」の現在地(3/3)
はたらくフリースクール、参加してみて、どうだった?
「楽しかった」「できた」「またやってみたい」
職場体験を終えた子どもたちからは、そんな声が聞かれました。
ここでは、はたらくフリースクールに参加した子どもたちから寄せられた感想をご紹介します。
参加者の声
一歩踏み出して見えた新しい世界
一歩でも踏み出してみたら、思ってた世界の印象が変わるし、一歩を踏み出すことがすごく大事なんだなと思った。このチャレンジを生かして、数多くのことにチャレンジしようと思った。
毎回通うのが楽しみな1ヶ月間
1ヶ月間、とても楽しかったです。みんなやさしくて、毎回のプログラムがとても楽しみでした。また「はたらくフリースクール」に行きたいと思いました。
できることが増えて、嬉しかった
仕事体験前の授業も、仕事体験も全部楽しくて、このはたフリで大切なことをたくさん学べてすごくよかったです。苦手だったことも少しできるようになれて嬉しかったです。
自分の苦手を知ることができた
普段できない体験ができて、とても楽しかったです。改めて自分が苦手なことがわかりました。いつもなら自分が選ばないような職業ができて意外とすごく楽しかったです。
数字で見るはたらくフリースクール
約8割の保護者が、子どもの「気持ち」や「行動・人との関わり」に前向きな変化を実感
はたらくフリースクール終了後の保護者アンケートでは、約8割の方が、子どもの気持ちや行動、人との関わり方に前向きな変化を感じたと回答しました。
その変化について、保護者の方から寄せられた声をご紹介します。
プログラムに参加中、久しぶりに心から楽しそうにしていた表情が印象的でした。参加して得た経験は、次のステップに繋がる土台になっていると思います。
挑戦しようという姿勢がみられ、驚いた
苦手だと思っていたこと、出来ないと思っていたことに、できるかもしれないと前向きに考え、また挑戦してみようという姿勢がみえるようになり驚いています。
世界が広がったように思う
明るさが戻ってきて、こんな楽しい場所があって、色んな楽しい人たちに出会えるんだと世界が広がったようです。
チャレンジすることが多くなった
以前は私が提案したことに「やらない」と言うことが多かったのですが、最近はチャレンジすることが多くなり、行動量が増えました。
笑顔の多い子どもの姿
今回のプログラムで本当に久しぶりに外に出て、同世代のお子さんと関わることができました。メンタルも安定し、久しぶりに生き生きとして、笑顔の多い子供の姿を見られました。
困った事を話してくれるように
困った事があっても、私に話してくれるようになり、先生ともしっかり話し合えるようになってきたようです。困った事も話せば対策を立てられるという事を学んだようです。
地域・企業・学校とともにつくる「はたらくフリースクール」
はたらくフリースクールは、私たちHELLOlifeだけで完結するプログラムではありません。
職場体験を受け入れてくださる企業やテナント、商業施設の担当者、子どもたちの学校やご家庭、そして後援という形で応援いただいている教育委員会など、さまざまな立場の方に支えていただきながら実施しています。
子どもたちが実際の社会に出て、人と出会い、関わり、やってみる。その機会を、地域のさまざまな人とのつながりの中でつくっています。
職場体験を受け入れた企業の85%が「ぜひまた協力したい」
職場体験後のアンケートでは、受け入れ企業の85%が「ぜひまた協力したい」と回答しました。残る15%についても「検討できる」という回答で、すべての受け入れ先から前向きな回答をいただいています。
実際に子どもたちと一緒に仕事をしていただいたテナントの皆さんからは、こんな声が寄せられました。
自ら楽しみ工夫する姿がとても印象的かなり熱心に取り組んでくれ、自らコミュニケーションを取り、成功体験をし、想像以上の自主性を持って働いてくれていた。たった3時間の中で大幅に成長され、自ら楽しみ工夫する姿がとても印象的です。
子どもたちから、楽しくワクワクする気持ちをもらえた
純粋に仕事やファッションを楽しんでくれている姿を見て、こちら側も楽しく、ワクワクする気持ちをもらうことができました。子ども目線でのコーディネートなど、こちらも勉強になりました。
店舗内に笑顔が増え、明るくなった
こども達とコミュニケーションをとる中で笑顔が増え、店舗内が明るくなった。事前に要望等あれば柔軟に対応させていただきます。
若手社員が企画・進行を学ぶ機会になった
若手社員が、企画や進行を学ぶ、良い機会になりました。また働きたいと言ってくれるお子さまが何人かいて、将来が楽しみになりました。
学校・教育現場との連携も
学校との連携も少しずつ広がっています。
在籍校の校長・教頭・担任・生徒指導主任・養護教諭などの関係者による見学・視察を継続的に受け入れ、プログラムの様子や教育的な内容を直接ご確認いただいています。
2025年度のはたらくフリースクールでは、参加した日を指導要録上「出席相当」として扱うと判断された在籍校も複数あります。
また、保護者の同意のもと、在籍校の担任や主任と直接連携し、プログラムでの様子を共有したり、再登校に向けた段階的なサポートや、再登校後の見守りを一緒に考えたりするケースもありました。
こうした学校とのつながりも、子どもたちの社会との接点をつくり、学校関係者とともにその後の学びや生活を支えていく上で、大切なものとなっています。
「社会でやっていけるんだろうか」という不安から逆算してプログラムを設計する
企画・運営する私たちHELLOlifeは、これまで若者のキャリア形成支援・就労支援を中心に「働くこと」にまつわる社会問題の解決に取り組んできました。
厚生労働省から委託を受け運営する就労支援拠点では、主に15〜49歳の「働くこと」に悩む方や、そのご家族とお話する機会が多く、また不登校やひきこもりに関する支援機関・教育機関の方々と連携することもあります。その中で本当に多くの方から聞くのは
「自分は、社会でやっていけるんだろうか」
「うちの子は、社会でやっていけるんだろうか」
という声です。この「やっていけるんだろうか」というのは、就労の年齢に達したときに(あるいは、すでに達しているが)就職して自立していけるのだろうか、という意味です。
多様な働き方への理解が広がりつつある時代となり、企業や社会への理解促進についても私たちにできることに取り組んでいるところではありますが、まだまだ今の働く現場というのは「環境を個に合わせていく」よりも「個が環境に合わせる」という実態がほとんどです。
そういった厳しい社会においても、信頼できる支援者たちと出会いふさわしい就労支援・キャリア支援に触れることで、相談に訪れる多くの方は社会的自立を果たし、働くことによって生きる自信を取り戻していきます。
どのようなサポートがあれば
支援者はどんな人間であれば
どんなキャリア支援のノウハウをもっていれば
いずれ訪れる就労という段階で、子どもたちとその家族が「社会でやっていけるんだ」と思えることの力になれるか、私たちはそこに立脚し、この「はたらくフリースクール」という学びの場を運営しています。
HELLOlifeの代表塩山も不登校経験者。
当時出会った大人の多様な生き方・働き方を目の当たりにし、将来に希望を持つことができたと話します。
朝起きて、行くところがある
「おはようございます」と言える相手がいる
自分の役割がある
自分がした仕事で、仲間やお客様に「ありがとう」と言ってもらえる
人と関わり自分の役割を全うすることで得られる、そんな「働くこと」のシンプルな真理が、人になんて大きな自信を与えてくれるかということを私たちは身をもって知っています。
だからこそ、「はたらく」という生きた学びを届けられるプログラムである必要があり、キャリア形成支援・就労支援を生業にしてきた私たちだからこそできるプログラムだと思っています。
実際の就労支援現場で使っているツールやノウハウを活用しながら、いずれ迎える就労段階を見据え、今なにができるか、どのような形の学びが必要かを考えながら、プログラムをつくっています。
2025年度は、まずは社会と出会う「1日コース」、仕事や自分について知りながら挑戦する「1ヶ月コース」、そこで生まれた人とのつながりや経験をさらに深める「3ヶ月コース」へと、子どもたちの段階に合わせて挑戦の機会を広げました。
「自分は、社会でやっていけるんだろうか」という不安を、「自分は、社会でやっていけるんだ」という自信に。本人やご家族とともに悩み、歩んでいけるプロジェクトであれるよう、今後もたくさんの方のお力をいただきながら磨いていきたいと思います。
はたらくフリースクールの最新情報や活動の様子は、WEBサイト・Instagramでも発信しています。
プログラムの開催情報や子どもたちの活動の様子など、レポートでは紹介しきれなかった情報も随時更新しています。ぜひご覧ください。
▼はたらくフリースクール WEBサイト
https://hataraku-freeschool.jp/
※はたらくフリースクールの活動内容や開催情報はこちらから!
▼はたらくフリースクールの公式Instagram
https://www.instagram.com/hataraku_freeschool/
※日々の活動の様子や最新のお知らせを発信しています。