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コラム

「やってみたい」が、自信に変わる。
商業施設を舞台にしたキャリア教育プログラム「はたらくフリースクール」の現在地(1/3)

2026.09.01 「はたらくフリースクール」レポート
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2024年度に始まった「はたらくフリースクール」。
当初は、「不登校の子どもたちにリアルな仕事体験を届ける」という挑戦からスタートしました。

そして2025年度。
参加する子どもたちの数や、ご協力いただく企業の皆さま、体験できる仕事の種類など、プログラムは少しずつ広がっています。

これまでに、のべ422名(2026年度7月時点)の子どもたちが「はたらくフリースクール」に参加してくれています。

これからも変わらず、子どもたちが「できた!」という経験をひとつずつ積み重ねていけるよう、プログラムを運営しています。

はたらくフリースクールとは?2025年度からどこが変わった?

「はたらくフリースクール」とは、2024年11月からスタートした、不登校・不登校傾向のある小学4年生〜中学3年生を対象とした、ちょっと変わった職場体験ができるフリースクールです。

2025年度は、これまでの「1ヶ月コース」に加え、1日だけ仕事を体験できる「1日コース」、さらに1ヶ月コースに参加した方を対象とした「3ヶ月コース」を新たにスタートしました。

また、それぞれのコースを年間で2回ずつ実施。7月から翌年2月まで、年間を通して参加できる機会をつくることで、子どもたちが自分のタイミングで参加し、継続的に挑戦できるプログラムへと広がりました。

「まずは1日、仕事を体験してみたい」
「時間をかけて、自分の興味や得意を見つけたい」
「人とのコミュニケーションや、新しいことに挑戦してみたい」

そんな一人ひとりの「やってみたい」に合わせて、段階的に挑戦できる機会をつくりました。

本記事では、「はたらくフリースクールってどんなことしてるの?」「次に開催される機会があれば、参加を検討してみたい。」という方に向けて、2025年度のプログラムの様子や参加者の声をお届けします。

増え続ける不登校と、多様化するニーズ

「はたらくフリースクール」のレポートに入る前に、まずは不登校を取り巻く状況について少しお話したいと思います。

文部科学省の調査によると、令和6年度の小・中学校における不登校児童生徒数は約35万人となり、12年連続で過去最多を更新しました。在籍児童生徒数に占める割合は3.9%。35人学級に置き換えると、1クラスに1〜2人ほどが不登校という計算になります。

不登校は、今や一部の子どもたちだけに起こる特別なことではありません。

その背景には、友人関係や学習、生活リズム、学校生活への適応など、一人ひとり異なるさまざまな要因があります。「学校に行きたくても行けない」「学校には行けるけれど、集団で過ごすことが難しい」など、子どもたちが抱える困りごとも多様化しています。

だからこそ、不登校への支援も「学校に戻ること」だけをゴールにするのではなく、その子自身が社会とのつながりを持ち、自分らしく生きていくことを支える視点が必要です。

学校以外にも、安心して過ごせる場所がある。
学ぶ方法も、人との関わり方も、一つじゃない。

そんな多様な選択肢を社会の中に増やしていくことが、今、求められています。

学校の外だからこそできる、「生きた学び」

では、学校以外にどんな学びの場がつくれるのでしょうか。

2024年に「はたらくフリースクール」をスタートした私たちが着目したのは、学校や教室の中だけではなく、子どもたちが実際に暮らす「社会」そのものを学びの場にすることでした。

商業施設を舞台に、実際に働く人と出会い、仕事を知り、自分で選んだ仕事に挑戦する。

その過程では、初めて出会う仲間と協力したり、自分の興味や苦手なことを知ったり、仕事について考えたりします。実際の仕事に触れる中では、店舗のスタッフと関わることや、自分の役割を担うことにも挑戦します。

社会の中で人と関わりながら生まれる経験。その一つひとつが、子どもたちにとっての「生きた学び」になると私たちは考えています。

はたらくフリースクールが担う役割

「生きた学び」の中で生まれるのが、「やってみたら、できた」「誰かにありがとうと言ってもらえた」といった、小さな「できた!」です。

学校生活の中で自信を失った子どもたちにとって、まずは社会や人、同世代の子どもたちとの接点を持ち、「自分にもできることがある」と感じられる経験を重ねることが、次の一歩につながることがあります。

そのため、はたらくフリースクールは、職場体験の機会を提供するだけではなく、既存の支援につながることにハードルを感じている子どもたちにとって、社会や人とつながる「入り口」となることを目指しています。

そして、そこで生まれた興味や意欲を、教育支援センターや学校、その他の支援機関など、次の学びや支援へつないでいく。

社会を学びの場にすることで、子どもたちが自分の可能性に気づき、次の一歩へ進むきっかけをつくる。

それが、はたらくフリースクールが担う役割です。

それぞれのコースで、どんなことをする?

2025年度は、参加する子どもたちの興味や関心、参加しやすいタイミングに合わせて、「1ヶ月コース」「1日コース」「3ヶ月コース」の3つのコースを実施しています。

自分を知り、仕事に挑戦する「1ヶ月コース」

1回2時間のキャリアスクールを週1回、全3回実施した後、実際の職場で仕事を体験します。
キャリアスクールでは、グループワークを中心に、働くことやさまざまな仕事について知りながら、自分の苦手を避けながら、仕事体験先を選びます。初めて出会う仲間と一緒に活動するなかで、人と関わることや協力することにも挑戦し、職場体験に向けた準備を進めます。
職場体験では、あべのキューズモール、もりのみやキューズモールBASEの協力テナントなどで、約3時間、実際の仕事を体験します。

キャリアスクール:全3回(1回2時間)
職場体験:1回(約3時間)

まずは1日、仕事を体験する「1日コース」

職場体験のみを1日体験するコースです。

「まずは1日だけ仕事を体験してみたい」「はたらくフリースクールの雰囲気を知りたい」という子どもたちが、1ヶ月コースの職場体験と同日に参加します。

職場体験:1回(約3時間)

キャリアを題材に探究する「3ヶ月コース」

「1ヶ月コース」に参加した子どもたちを対象とした、仕事探究のコースです。

2025年度は、日本茶カフェである「CHASHITSU time」を舞台に、参加者が「商品企画」「広報・SNS」「CM制作」の3部門に分かれてプロジェクトチームを編成。実際の仕事を題材に、3ヶ月かけてそれぞれのプロジェクトに取り組みます。

キャリア教育を題材とした探究:全12回







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