求人コラム

「コタツ就活EXPO2021」イベントレポート

“どんな仕事をするか”を超えて、“どんな人生にするか”。コタツで出会う、新しい合説のカタチ。

  • 2020/03/17 公開


みなさん、「合同企業説明会」と聞いて、どんな空間をイメージしますか?

パーティションで区切られた各ブースに、長机とパイプ椅子、スーツでビシッとキメて……書いているそばからちょっと緊張してきましたが、わたしたちハローライフはこの冬、そんなイメージを覆す、一風変わった企業交流会をおこないました。その名も「コタツ就活EXPO2021」

畳が敷かれた会場一面に「コタツ」が並び、企業と就活生がみかんを食べながらコミュニケーションを深める……本記事では、イベントレポートと共に、就活生や企業へのインタビューで見えた発見をお届けします。



1. 変化する仕事探しの軸、現代の就活・採用事情


レポートに入る前に、少し「現代の就活・採用事情の変化」をお話したいと思います。

言わずもがな、採用活動に関する予算が潤沢な中小企業はほとんどありません。最も多い採用広報手段に「就職情報サイトへの情報掲載」…つまり大手ナビサイトへの掲載がありますが(図1)、ご存知の通り、かけられる広告費に左右される仕組みのため、検索結果の上位にはネームバリューのある大企業の情報が並びます。「合説に予算をかけて出展したけれど…」という悲嘆もしばしば。

従業員を大切に想う社長がいて、働く人々も素晴らしい、そんな就活生たちに出会ってほしい企業はたくさんあるのに、その情報は埋もれがち…もどかしい現実です。

一方で、就活生の企業志向については、やはり大企業を希望する人が半分以上を占めるものの、「規模感にこだわりはない」という学生も多いんです(図2)。

図1)2020年卒 採用活動の感触等に関する緊急企業調査(2019年5月 株式会社ディスコ キャリタスリサーチ)より
図2)2020年卒 マイナビ大学生就職意識調査(2019年4月 株式会社マイナビ)より




わたしたちも、ハローライフスクールなどで就活生に出会うと、こんな言葉をよく聞きます。

「正直、ナビサイトでおすすめされる企業にはしっくり来ません。業務内容より、自分がいいなって思える人たちと仕事をして、ていねいな暮らしができたら……そういう企業はどうやったら見つけられますか?」

大半の就活生たちは、自分の「仕事探しの軸(働く上での価値観)」に気づく機会をなかなか得ておらず、大手ナビサイトや通常の合説以外の就活方法を知りません。さらに、彼らの「仕事探しの軸」はますます多様化しているため、カテゴリ化や、企業の検索がしにくいことも、出会いを狭めているように思います。

そこで着目したのは、企業との出会い方に魔法をかけること。
そうして生まれたのが、合説自体にブランディングを施した、「コタツ就活EXPO」です。

2019年度開催 第1回「コタツ就活EXPO」より




初開催は昨年3月。大阪梅田・グランフロント大阪にて、企業と就活生総勢170名が参加しました。(昨年度のレポートはコチラ!)盛況を経て、第2回目を迎える今回、大きく掲げたテーマがあります。それは、

「“どんな仕事をするか”を超えて、“どんな人生にするか”を考える」

つまり、働く人々が「どんな人生を送っているのか」に耳を傾けるような合説にしたのです。特設Webサイトの企業紹介欄も会社概要は最低限に、各担当者の人生のポリシーや、「Life」と「Work」それぞれのエピソードを掲載しました。



2. 実際どうだったの?コタツ就活の全貌を公開!



おまたせしました、ここからは当日の様子をレポートをお届けします!

参加企業は全44社。IT業から金属加工業まで、関西を拠点に事業展開する企業が中心です。規模も幅広く、従業員数10数名のベンチャー企業もあれば、数千人の大手企業まで。

集まった就活生は201人。コタツに入ることもあり、服装は自由。デニムにベレー帽の就活生は「この格好が一番ありのままの自分が出る。その自分が合う所で働きたいと思って」と話していました。

一般的な合説は、企業ブースを自由に周遊する形式ですが、「コタツ就活EXPO」はプログラム型。全5ターンある交流タイムのうち、最初の3ターンは指定席、残り2ターンは自由席。(この「指定席」が、後に多くの運命的な出会いを生むんですよね…!)


「みなさーん!コタツ就活EXPOにようこそ〜!!」 
あれ…聞いたことある声…!とオープニング早々、会場がざわつきます。前回に引き続き、司会は関西でリスナー数1位を誇るFM802の人気ラジオDJ、中島ヒロトさん。コタツにみかん、いつものラジオの声…さながら誰かの家で集まったかのような気持ちになって、肩の力がほぐれます。


開始早々、1番笑い声が溢れたシーンは、交流タイムの前におこなわれた各企業による1分間のプレゼンテーション。フリップを使ったクイズ形式にしたり、ハッシュタグ#で特徴をまとめたり、寸劇仕立てだったり…創意工夫に、どの企業へも大きな拍手が贈られていました。


そして、いざ交流タイムが始まるのですが、どのコタツからも「弊社の理念は…」なんて言葉は聞こえません。「就活どう?」「へー!滋賀から来てるんや!」「あ、僕もキャンプ好き。休みの日は家族と…」自己紹介から始まる他愛もない会話に、ある就活生がふと、合説に関するこんな本音を教えてくれました。

「Webやパンフレットに書いてあることは、興味を持てば調べるのにな…っていつも思ってて。今日は、趣味の話から入って、そしたらまず人自体に興味が湧いて。そこから働く理由や考え方の話になって…もうずっと前のめりで聞いていました!」

なるほど、未経験の仕事や事業の話題より、休日の過ごし方や企業担当者の就活話など、学生にも身近な話題からの方が、スッと入ってくるのでしょう。


さまざまな仕掛けの中でイチオシなのが、オリジナルの「質問カード」「どんな人と一緒に働きたいですか?」「理想な働き方ってどんな働き方ですか?」など、企業側と学生側の「働く上・仕事探しをする上での価値観」が垣間見えるような問いかけが全12枚あります。トランプのように使うコタツもあり、盛り上がっていました。



3.「会社の話はほとんどしていません」偶然の出会いで意気投合も


コタツの中では、どんなコミュニケーションがおこなわれていたのでしょう。企業のみなさんにも聞いてみると、「会社の話はほぼしていません」との回答が。

「業界に興味がない人にどう伝えよう…と思い、なぜここに座ってくれたの?という切り口で喋りました」

「まず、学生の趣味や興味を聞いてて。そうすると自然に、それとうちの仕事がどう繋がっているかの話になりました。

「就活アドバイスや人生相談に発展しましたね。でも、そのほうがスタンスが良く見えて…」

まさに、今回のコタツ就活EXPOのテーマである、“どんな仕事をするか”を超えて、“どんな人生にするか”


このほかにも、こんな声が挙がりました。

「和気藹々とした雰囲気から、結構ウッとなる切り込んだ質問も生まれて、すごく興味を持った」

「いつもの説明会は1対1、1問1答みたいになる。説明して、質問されて、それに答えて、次の話。でも、コタツは円。全員が向かい合っているので、会話のラリーが何回も続いた。すると、その中で出るちょっとしたリアクションや言葉の使い方から、人となりがよく見えたりして…」

質疑応答についても、変化があったようです。



4. 企業の魅力は伝わったのか、就活生や周囲の反応は?


就活生へのアンケートでは、「指定席があってよかった」「考えてもみなかった業界の企業が一番印象的だった」という声が意外と多かったことにも驚きました。実は、前回のコタツ就活EXPOでも、八百屋業を営む企業に座った芸大生が、意気投合してそのまま就職したケースも。どれだけ「こんな会社がいい」と話していても、最終的には「人」だったりするんですよね。

そのほか、いくつか聞こえた声をご紹介。
・コタツを囲むと、普段の就活では話されないような、生き方や、働いている人の大切にしていることなどが知れてよかった。
・指定席だからこそ、これまで全く考えていなかった業界との出会いがあった。
・初めて本当に働きたいなと思える企業をたくさん発見出来て嬉しかった。
・合説では出会えないような中小企業とたくさん出会えて、自分の価値観に変化を感じた。
・業界ではなく、この人と働きたいなと思える企業があった。
・就活に対しての意識が180度変わった。人生を通して何をやりたいかではなく、どんな自分でありたいかを大切にしたい。


そして今回、地下鉄の中吊りポスターや、ルクア大阪のサイネージ広告を出したこともあり、会場にはメディアの姿も!テレビ大阪や関西テレビ放送のニュース番組にて放映、朝日新聞や読売新聞にも掲載いただきました。



5. この日はルクア大阪が「就活デパートメント」に


会場となったルクア大阪は、JR西日本SC開発による、国内最大級の駅型商業施設。今回、合説以外にも、ルクア内の専門店と連携し、就活に自信をもって臨むためのキャンペーン「就活デパートメント」を同時開催しました。シャツ・ネクタイの着こなし方ワークショップや、緊張をほぐすハーブティづくり、履歴書用の写真館など。飲食店舗も、就活生限定の特典などをお届けしました。

「メーカーズシャツ 鎌倉」はネクタイの結び方を伝授。「内定写真館」では自然体の良さをひき出す履歴書写真を撮影。


入口には「就カツ」と願を掛けたカツ丼自動販売機!就活デパートメント参加店舗には手書きの応援メッセージも。




就活メイクのレクチャーを提供したのは、ジェンダーレスコスメの「FIVEISM by THREE」。

「男性にもメイク…と言えば抵抗があるかもしれませんが、服や髪をスタイリングする感覚で楽しんでほしい。身だしなみが整うと、心も変わります。一人でも多くの人が自信もって臨めたら」

クマを消したり、清潔感を高めたり…もみあげを少し書き足すだけで凛々しさが際立つ技には歓声があがりました。


今回ご協力をいただいた、JR西日本SC開発(株)ルクア大阪事業本部の新田健人さんにも、共催の背景をお伺いしました。

「就活って、悩みが多いテーマ。焦ったり悩んだりしたときに、学校のキャリアセンターや支援施設に行ったり…でも、その解決策のひとつとして、商業施設があってもいいなって思って。ここには、頼れるいろんな専門家が揃っています。お買い物のその先を生む場所にしていきたいんです」

単にモノを売り買いするだけでなく「コミュニティ化」を目指しているルクア大阪さん。確かに、この日のルクア大阪は、どこを歩いても応援されているような空間でした。

「就活が分からなくなって落ち込んでいたんですが、ワクワクできるものなんですね」
コタツ就活EXPOが終わった後、声をかけてくれた大学生の言葉です。
そう、就活って、本当はワクワクできるんですよ。


合説の机と椅子をコタツに変えたら、会話の温度感が変わったこと。企業理念や業務内容だけではなく、生き方からその人や会社のことが語られたこと。“どんな仕事をするか”を超えて、“どんな人生にするか” という、就活生と企業の目線が通い合ったこと。

今回のコタツ就活EXPOに集まった人々にとって、「共に働く人」は、「共に生きる人」に近いのかもしれません。それでなくても、人生の中で、「働くこと」は多くの時間を費やします。だから、就職活動や採用活動における出会い方は、生き方の価値観に寄り添うものであってほしい。納得のいく選択に繋がってほしい。ハローライフはこれからも、そのお手伝いをしたいと思っています。

ぜひ次回は、ここまで読んでくださったみなさんと、一緒にコタツを囲めることを願っています!



【お知らせ!】

早くも「来年も開催しますか?」という嬉しい声が…!そこで、「次があれば参加してみたい」「ちょっと興味あるぞ…」という企業の方や、お仕事探し中または就活を控えている方へ、開催決定時のご案内など「コタツ就活EXPO2022」に関する情報をハローライフからお届けいたします。希望する方は、以下のフォームまで(参加申込みではありません)。みなさまのリクエスト、お待ちしております!

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