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2016.01.06 公開 2016.02.10 更新
graf(decorative mode no.3 design products.inc.)
暮らしをデザインする

※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください

※今回は、2013年8月に掲載された求人記事をベースに求人を再開いたします。
本文はインテリア/家具デザイナーとショップスタッフ募集時の内容ですが、grafでの働き方の参考にご覧下さい。(今回は、グラフィックデザイナーと企画広報スタッフ、ショップスタッフの募集です。)


地下鉄四つ橋線の肥後橋駅を出て西へ進み、土佐堀川のたゆたう
水面を眺めながら、呼吸を整えて訪れたい場所「graf studio」。
ここは家具職人、デザイナー、大工、シェフ、アーティストといった
異なる分野で活躍する6人が集まりスタートしたクリエイティブ集団
grafの活動拠点。
生活のあらゆるシーンを豊かにする家具、オリジナルプロダクトのデザイン、
店舗や事務所などの空間デザイン設計、国際的な現代アーティストとのコラ
ボレーションや企業のブランディングなど、
彼らが手掛ける仕事は多岐に渡る。

今回は設計部門のインテリア/家具デザイナーおよびインターンと、
ショップ部門のインターンを募集する。
graf

逆転の発想で時代を生きる

アンティーク家具の修理などを行いながら、ものづくりの現場に押し寄せる
バブル崩壊後の経済的なしわ寄せを目の当たりにしたという
代表の服部滋樹さんは、graf設立の意図をこう語る。026
「ものづくりのシステムは、ピラミッドのような縦構造だと、
生産者に良いものをより安くつくるよう無茶な値引きを強いることになる。
そうではなく発注側であるメーカーや企業、そして受注側である職人ともに
お互いが切磋琢磨できるような、水平方向で動いていく仕組みを
つくりたいというアイデアがありました。
僕らは家具やものづくりを通して、
フラットな関係づくりを目指してきたのです」


ものづくりを通してコミュニティと出会う

多岐にわたる活動の根本にはまず家具づくりがあるという服部さん。
「木の家具をつくる以上は、まず木の良さをきちんと伝えたい。
それから、材料である木を育む人が、どれだけ時間をかけて木を育てているか、
彼らが木と向き合って何を想いどのように暮らしているかというコミュニティの
部分までを含めて伝えたいと思ったのです。
1本の木を育てるのにかかる長い年月や、そこに込められた想いを知って、
初めて木の良さもわかる。
それでやっと『だからこれだけの値段になる』」という本当の“ものの価値”がわかるから」

この“伝える”要素にグラフィックの領域やショップでの販売が関わってくるのだと言う。
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例えば、2010年から始めた畑のプロジェクト
「ファンタスティックマーケット」もコミュニティデザインのひとつ。
若手農家や専門家とともに土づくりから始めた農作業を通して、
第一次産業の担い手が直面する問題を知ったgrafは、
その解決策としてユーザーとの接点を持つべく月に1回、このマーケットを開いている。
ここで出会った農家の方々と第二次産業がコラボレーションして新しい商品が生まれたり、
消費者との接点をつくる“こと”と同時に“ものづくり”のコミュニティが誕生し
今では約80の仲間が繋がった。


眠っている輝かしい魅力を見つけ出す

このような実績が買われ、地方での新たな暮らし方や
働き方をつくることを目的とした淡路島でのプロジェクト
「淡路はたらくカタチ研究島」にてスーパーバイザーを務める服部さん。
ここではキッチン部門のスタッフやグラフィック部門のスタッフも
農業のブランディングを行ったり、服部さん自身もさまざまな
研究会を開いている。

また『瀬戸内国際芸術祭2013』では、会場である小豆島固有のかたちを歴史的に検証し、
地域の魅力を堀り起こしていく「小豆島カタチラボ」というプロジェクトも行った。
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「“かたち”には必然性があります。例えば小豆島には“猪垣き”という
壁があるのです。当地は昔から猪や鹿、猿といった獣害に苦しんで
いたので、獣が領地に入ってこないように人々は壁をつくっていました。
その石の積み方が“万里の長城”のような独特の形態をしている。
しかし現在ではこのような壁面は誰もつくらなくなり、
島に暮らす人たちもその存在がどれほどの価値があるのか、
土地に暮らし生まれてきた独自の方法論がどれだけ他と差別化できるのか、
改めて体験を促進するために僕らがこの壁面を再現して可視化したのです。
このようにその土地に残されている“かたち”を検証することで、
その地域にしかないコンセプトを明確にし、オリジナルな商品づくりや
ブランディング、ネーミングづくりができると思います」
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今回新たに募集する人材も希望すればスキルに応じて、こうしたgrafらしい
コミュニティづくりの一翼を担う可能性もあるのだとか。


“恊働”から生まれ、広がる仕事

デザインや設計を手掛ける会社は数多あれど、grafがクリエイティブ集団として
唯一無二の存在である理由は「異業種が集まること」にある。
店舗やオフィスの内装などを手掛ける設計部門のリーダーである
佛願忠洋さんも入社の理由をこう語る。
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「ショップがありデザインがあり、食べるところもある。
クロスオーバーした雰囲気を感じていて、他では絶対できないことが
ここでは展開しているんだと想像したし、入社後もやはりイメージ通りでした。
このように社内で色々なことをやっているので1つ1つのアイデアがつながるのが魅力です。
例えば昼食をgrafのキッチンで食べたりするのですが、旬の食材のことを意識したり、
ショップのスタッフと今のムーブメントを話し合ったり。
グラフィックやプロダクトの設計もするので、会社にいながら様々な
刺激やアイデアをもらえます」
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大学の建築学科を卒業した後、東京で設計事務所に約4年間勤務していた佛願さん。

「grafには学生時代からよく来ていましたが、具体的にはどういう仕事をしているのか
よく知らないまま面接に来たんですよ。働き出してこんなにフラットな働き方があるなんて!
と驚いています」という。3ヶ月の試用期間を経て入社してから2年半。
早くも現セクションのリーダーとなる実力の持ち主は、
江戸時代から続く奈良晒の老舗「中川政七商店」の店舗内装設計、
什器やオリジナルプロダクトの開発をはじめ、その他約10案件を担当している。


やりたい仕事には手をあげる

「新しい人が入ることで、これまでになかった事業が始まってしまうくらいの
エネルギッシュでアクティブな人を求めている」という服部さん。
新たに入ってくる仕事は、いったん設計部門に情報を開示し「やりたい」と
手をあげるスタッフに任せるというスタンスをとる。
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「毎日朝は9時半に出社し、夜は遅めの電車で帰宅します。
だいたいいつも40件くらいの案件を設計部門の4人で担当しているので、
1人10案件は抱えています」
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入社前と入社後のギャップは?との質問に佛願さんはこう答えてくれた。
「想像以上に仕事が多いこと、ですね。それでも前職よりgrafのほうが楽しいです。
代表の服部がかなりフラットな人柄で、それがそのまま会社の雰囲気になっているから
ストレスが少ないです。それに前のめりになるような仕事が多い。
以前手掛けた「バーンシェルフ」もそうです。
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牛小屋を改修して雑貨店にしたのですが、ここでは床張りやプレーナーがけなど、
実際につくる工程にも携わりました。ものづくりの原風景を呼び覚ますような仕事が
ここにはあります」


つくるものの先にあるユーザーの喜びが見たい

現在はショップ部門でリーダーを勤める小松祐介さんも、
自ら手をあげ続けて現職に辿り着いた1人だ。
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もともと家具デザイナーを目指していた小松さんは大学でインテリア
デザインを学んだ後、2008年grafに新卒で入社。
空間デザインに関しては未経験ながらも設計部門で約3年間勤務した後
もともとの希望であった家具デザインをメインに手掛けるようになり、
入社4年目には家具シリーズ「Narrative」の制作に携わった。
夢の家具デザイナーになれたのにもかかわらず、何故あえて販売部門へ
移動したのだろうか?
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「前のセクションにいた時に、grafのプロダクトを卸している取引先の
ショップをまわらせてもらう機会がありました。
その時出会ったオーナーさんたちは常にお客さんにどう喜んでもらうかを考えて
商品を仕入れていたり、欲しい商品がない場合はメーカーとともに共同開発したり
していたのです。
『目の前にいる人達に喜んでもらう』ことを考える彼らの在り方が、
自分が目指すべきデザイナー像と重なりました。
これからはエンドユーザーの顔が見える販売に携わりながらgrafのオリジナル商品を開発し、
自らも接客して、僕たちのメッセージを伝えていきたいと思いました」

ショップは、いわばgrafの思想をエンドユーザーに伝える最前線。
朝10時には販売スタッフ3人でオープン準備と簡単な朝礼を行い、
11時にショップがオープン。
19時の閉店後も週に2回は2時間くらいかけて販売計画を話し合うという。
ここではいったいどういう人材を求めているのだろう?

小松さんにズバリ聞いてみた。
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「まずは家具が好きな人。販売経験があり、
お客様と適切なコミュニケーションができる人。
さらに『料理ができる』や『写真ができる』などといった
“販売”プラスαの特技があれば他のセクションとも恊働しやすいです」
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入社してからのギャップは?という質問に、
躊躇しながら「素人くさいところ?いや、アナログと言ったらいいかな。
grafにはそんな一面があります」と小松さん。

実は小松さんのインタビューに先だって代表の服部さんに
「一番転機となった仕事は?」と尋ねたところ、珍しく少し考え込んで
「どんな仕事も転機です。目の前の仕事はやったことがある
としても初めてのような気持ちで取り組む、常に素人のような存在でありたい」
と語っていたのだった。

いくつものプロジェクトを経てもなお、まっさらに心を更新しながら仕事と向き合う姿勢と、
尽きることのないクリエイティビティに脱帽する。

「僕らは“出会い”から新しい仕事が始まることが多いのです。
面白い人がいたら『一緒に何かやろうよ』という感じで」と服部さん。
他の誰にも負けないというくらい自分の軸足がしっかりした人は、
grafの扉をたたいてみてほしい。
grafもまたあなたとの出会いを待っている。

(取材:ヘメンディンガー綾  撮影:箭野美里 コーディネーター:塩山諒)
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10月6日(火)にハローライフで開催した「grafではたらくセカイ」のレポートはこちら
grafの代表・服部滋樹さんにgrafの仕事についてお伺いしたので、ぜひご覧ください。

服部さんの日々の暮らしにクローズアップした
連載記事「ハローライフなひとびと」も合わせてご覧ください。c0584ed783ccdb04e22a0593c1f456541

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Job description
募集職種
企業名・団体名
graf
(decorative mode no.3 design products.inc.)
募集期間
2016/2/6(土)18:00 〆切
募集業種
①グラフィックデザイナー 
CIデザイン、ブランドディレクション、パッケージデザインなど幅広い仕事に携わっていただきます。

②企画・広報スタッフ
広報業務や企画制作業務に携わっていただきます。

③ショップスタッフ
【アルバイト】店頭で家具と雑貨の接客や販売、ショップ発企画の運営に携わっていただきます。
【インターン】店頭運営業務全般の補助やショップ発企画の運営補助に携わっていただきます。

※必ずどの職種を希望されるか明記のうえ、下記よりエントリーください。
雇用形態
①②正社員
③アルバイト( ※正社員登用制度あり)、インターン
応募資格・条件
①グラフィックデザイナー
・grafの活動に興味があること
・コミュニケーション能力に長けていること

・実務経験者

・Adobe PhotoShop、Illustrator等の基本スキル

②企画・広報スタッフ
・grafの活動に興味があること
・コミュニケーション能力に長けていること
・ワード・エクセル・イラストレーター・フォトショップの基本操作ができること
・ノートパソコン持参可能の方
※経験者優遇
※普通自動車運転免許所持者優遇

③ショップスタッフ
【アルバイト】
・grafの活動に興味を持ち、接客が好きな方
・販売(家具/インテリア)経験者優遇
・長期で働ける方
・週3日以上勤務可能な方
・土・日・祝日勤務可能な方
・office系のソフトを使える方
 (illustrater、photoshopが使える方優遇)
・ ECサイト運営経験のある方優遇

【インターン】
・grafの活動やshopの運営に興味のある方
・Excel、Word、Illustrator、Photoshop等使える方優遇
勤務地
graf studio
大阪府大阪市北区中之島4−1−9
勤務時間・期間
①10:00~21:00(休憩あり)
②担当部署により異なる
③【アルバイト】10:00 ~ 20:00 (シフト制)
【インターン】11:00 ~ 19:00(休憩あり)
給与
当社規定により決定
休日・休暇
①土・日・祝日、夏期休暇、年末年始休暇
②担当部署により異なる
③シフト制(毎週月曜日定休※祝日の場合は営業、翌日が振替休)
待遇
①②試用期間3ヶ月程度、交通費支給、社会保険完備
③【アルバイト】交通費支給(当社規定により上限有り)
【インターン】交通費、昼食代支給 (当社規定による)
採用予定人数
①②1名
③【アルバイト】1名【インターン】若干名
選考プロセス
本サイトよりエントリー後、応募書類を弊社までご郵送ください
①履歴書・職務経歴書
・作品ポートフォリオ
②履歴書・職務経歴書・自己PR文
③【アルバイト】
履歴書・職務経歴書・自己PR
【インターン】
履歴書
・職務経歴書(ご用意できる方)・自己PR
※お送り頂いたものはお返ししておりません

送付先:
〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-1-9 graf studio 2F
有限会社デコラティブモードナンバースリー
担当者名:①井上/②田原/③湯浅

通過者のみ連絡
※書類到着より1週間以内にご連絡致します。

面接

通過者のみ試採用
※結果に関わらず、メールか郵送にてお知らせします。

正規採用
webサイト
http://www.graf-d3.com
メッセージ
クリエイティブ コミュニケーションを基本とします! 様々なメンバーがコラボレーターとして役割を持っています。
アイデアあるけど作り方わからない。作れるけど伝えるの下手。と言う方でもメンバーと触発しながら成長出来る環境ですよ!!