JOB information

求人情報
公益財団法人 大阪産業局の求人サムネイル
2024.12.20 公開
公益財団法人 大阪産業局
中小企業・起業家の歩みや痛みに寄り添う。仲間と手を取り合い課題にのぞむプランナーとコーディネーター

「開発した商品を、どうすれば多くの人に届けられるだろう」
「実現したい夢や事業がある。何から始めたらいいだろう」
「どうしたら人が辞めない会社になるだろう」
エネルギッシュに、時に孤独に夢や課題解決に向かう中小企業に、寄り添っている人たちがいます。

大阪産業局は、意欲のある中小企業や起業家を支援し、大阪経済の発展に寄与することを目的に活動している公益財団法人です。

多種多様な経営課題の解決のために、公益事業として様々な支援事業を企画運営するほか、収益事業として展示場施設等も運営しています。


「企業支援」と聞くと難しく感じるかもしれません。しかし、大阪産業局が運営する大阪産業創造館(通称・産創館)には、2001年の設立当初から培ってきた企業支援のノウハウや他部署との協力体制、弁護士や中小企業診断士などの専門家のネットワークが豊富にあり、フルに活用・駆使しながら支援することができます。
今回は、
・中小企業支援事業 企画担当(プランナー・コーディネーター)
・総務部経理・会計担当(勤務地はマイドームおおさか)
を募集します。

(プランナーが働く産創館で取材しました。広々とした空間で、スタッフ同士の相談が行き交う働きやすそうな環境でした)

大阪産業局のスタッフは「『自分のために』より『誰かのために』仕事がしたいという人がこの仕事には向いている」と口々に話します。
仲間と強く手を取り合いながら「誰かのために」働くことは、この仕事の面白さを何倍にもしてくれるはずです。

「事業をやりたい」という熱量に刺激を受ける毎日。みんなで大きな達成感を味わえる

鈴木 智子(すずき ともこ)さんは、企業支援事業部 新事業創造推進チームのリーダーです。

新事業創造推進チームは、女性起業家応援プロジェクト「DISCOVER MYSELF」や大阪トップランナー育成事業、大阪健康寿命延伸産業創出プラットフォームの事業を行っています。

女性起業家応援プロジェクト「DISCOVER MYSELF」は、近畿2府5県で活動する女性起業家や起業を志す女性を、地域の金融機関や民間企業・支援団体などが中心となってフォローしています。

参加者はビジネスプラン発表会「LED関西」への出場をめざします。大阪信用金庫がスポンサーである「LED関西」は、コンテストのように優劣をつけるのではなく、女性起業家たちが社会で実現したい想いをビジネスプランという形で発表するイベントです。その発表を聞き、「コラボレーションしたい」「リソースを提供したい」と感じた企業とのマッチングの場になっており、事業の実現やスケールアップを後押ししています。

また、「LED関西」の歴代ファイナリスト有志もアンバサダーとして参加しており、女性起業家たちの目的に沿った伴走型・一気通貫型の支援を展開しています。

鈴木さん アイコン

事業をやりたい!という強い想いを持った女性が多く、その熱量にいつも刺激を受けますね。DISCOVER MYSELFは10年続いていて、今ではアンバサダーと呼ばれる約100名の女性起業家のコミュニティがあり、勉強会や交流会など学びの場を提供することで成長を促進し、アンバサダーの皆さんが次の女性起業家を育成しようというエコシステムも出来上がっています。年間を通して女性起業家の皆さんと関わっていけることは、とても意義深いなと思います


鈴木さん アイコン

「2023年度は女性起業家と企業の間に約180件のマッチングが生まれました。1人の起業家につき、10件以上の企業が手を挙げたことになります。私たちはLED関西の出場に向け、ビジネスプランのブラッシュアップをお手伝いしたり、エントリーシートの書き方などについて無料でご相談を受けます。残念ながら出場とはならなかった方にも起業に向けてサポートしています」


2023年度からは自分の想いやアイデアを1枚のエントリーシートに落とし込むアクセラレーションプログラムの有料受講コースを新設し、より深い学びを得るためのプログラムを拡充しているそう。これまで事業計画を書いたことのない人や想いの言語化に自信がない人でも、プログラムを通して自分の想いをアウトプットしています。

「トップランナー育成事業」では、新商品や新サービスの事業化・販路拡大をめざす中小企業をサポートしています。成長が期待できるプロジェクトに大阪市長の認定が下りる唯一の事業で、2013年の開始から累計124社を認定。その後、上場した企業も2社あり、その新規性・スケール性に注目が集まっています。
鈴木さん アイコン

「1社につき1名の担当コーディネーターがつき、1年間伴走支援します。企業の声をダイレクトに聞き、課題に対する打ち手やPR戦略を一緒に考えたり、うちのネットワークで解決につながるマッチング先をご紹介するなどのサポートをしています。販路が開拓され、『商品が売れました!』と企業に喜んでいただけると、やって良かったなと感じますね


必要があれば、スタートアップ企業の組織体制や就業規則の策定、人事評価制度など組織の基盤づくりもサポートするのだとか。経営の攻めと守りをしっかりと支えています。

鈴木さん アイコン

指示を待つより自分から動いたり、わからないことを聞ける人と一緒にお仕事したいですね。課題を客観的に見て、改善ポイントを見つけ、自分なりに工夫して良いものを作ろうとするマインドを持っている人と働けたら。アンテナの感度が高く、自分の引き出しを増やしたいと考える人は合うと思いますよ」


入社前から料理教室を開業する夢を持っていたという鈴木さん。イタリア留学に行くまでの「腰掛け」として目にとまったのが、大阪産業局の経営相談室が募集していたアルバイト求人でした。「ここなら創業や起業について学べる」と考え入社し、そこからこの仕事のおもしろさにのめり込み、はや18年。

鈴木さん アイコン

「昔、商談会の集客担当だったころ、それまで来場者が1000人を超えたことがなかったんですが、プランナーもリーダーも一緒になって企画をブラッシュアップしたり、PR戦略も考えたりして、結果1000人集められたことがありました。仲間と一緒に大きい達成感を味わったことで、『この仕事続けたいな』と思うようになったんです。

企画や考えたものを否定されない文化があるのも大きいですね。
うまくいかなくても責められたり怒られるんじゃなくて、『次どうしたらいいか考えよう!』って言ってくれるんです。その居心地の良さもあって、料理教室の夢はもう少し後にしようかなって思っています(笑)」


向いているのは、人の痛みがわかる人。企業が一歩前進するきっかけをつくっていく

経営支援チームのプランナーである佐藤 大(さとう ひろし)さんは、マーケティングや販路開拓の分野で中小企業を支援しています。

佐藤さん アイコン

「僕たちは、『商品やサービスはできたけど、どのように売ればいいんだろう』という販路開拓にまつわる悩みに対して、セミナーや展示会などの企画を提供しています。従業員が5名以上で設立から数年経った企業の利用が多いですね。

産創館を利用する企業のニーズや課題を把握した上で企画し、自身の担当として年間約30本のイベントを運営しています


代表的なプロジェクトとして挙げられるのが「O-TEX2025 大阪ビジネスチャンス獲得プロジェクト」です。大阪市内の中小企業の中から選出された企業が、販路開拓・ブランディングに詳しいアドバイザーやサポーターの助言を受けながら、「ライフスタイルWeek関西」という展示会に合同出展しました。

佐藤さん アイコン

「アドバイザーには地域商社や枚方T-SITEの企画担当、Makuake(マクアケ)のキュレーターなどがおり、企業の課題に対し意見をもらいながら、約半年間かけて商品力や経営力を強化していきます。皆さん、伝え方がわからずどういう見せ方をすればいいか悩んでいるので、アドバイザーの助言を活かしての出展経験はとてもいい機会になり、次のステップにもつながっていくんです」


その他にも、
・経営者が最低限知っておきたいことを学べるセミナーや組織のさらなる成長をめざすための連続講座
・30〜50代のモニター会員が企業の商品やサービスに触れ、率直な意見をくれる「サンソウカンdeモニター会」
・百貨店や大手通販会社と直接商談できる「販路拡大ターゲットマッチング」
・「空間プロデュース展」「機能性繊維フェア」「香りの技術・原料展」など様々な分野に特化した展示会
の企画運営など、多くのプロジェクトやサービスを提供しています。

佐藤さん アイコン

「僕自身、スポーツが好きなので、セレッソ大阪の森島寛晃社長のトークライブを企画したり、この1月には元サッカー日本代表監督の岡田武史さんをお招きして、若手経営者に向けたセミナーも企画しました。経営者のみなさんに経営のヒントや背中を押すようなメッセージをいただけることを期待しています。これまでリーチできていなかった経営者層が参加してくれる企画なのではないかと思っています」


入社前は、明確に「企業支援をしたい」と志していたわけではなかったという佐藤さん。続けている理由を「いろんな企業と出会い、なんとかしたいと思うからですね」と話します。

佐藤さん アイコン

「中小企業は事業承継やコスト上昇、人材不足など様々な課題を抱えています。僕は実家が建設系の中小企業でしたし、別の中小企業で働いた経験もあるのでその苦労に共感できます。相談に来てくださる企業の中には僕と同世代の経営者の方も多く、『なんとかしたい』『熱意に応えたい』という気持ちになるんですよね。

この仕事は、人の痛みがわかる人が向いてるんじゃないかと思います。相手の立場に立たないとできないと思っていて、苦労したことや失敗した経験がある人こそ合うと感じます。自分が儲けるとか自分のためにというより、人のために動ける人がいいですね


(関わった企業経営者たちをとても大切そうに紹介してくれました)

得た知識を押し付けたり指導するのではなく、あくまで「寄り添う」ことを大事にしているという佐藤さん。企業の悩みを聞き、適切な情報や支援を提供することで「一歩前進するきっかけを作る」。それがこの仕事の意義なのです。

異業種からでも飛び込んでみよう。自分の取り組みが、役に立てたと大きく実感できる仕事

大阪産業局には、製造や金融、広告、教育など異業種からの転職者が多く、これまでの経歴や好きなことを活かして働くことができます。様々な業界職種の経験者が集まっていることこそが、幅広い支援を可能にしているのでしょう。

鈴木さんや佐藤さんのようなプランナーの他に、「マイドームおおさか」で働く総務部経理・会計担当も募集しています。財団の運営本部として、様々な支援事業をスムーズに運営できるよう経理面で支える役割です。直接企業の悩みを聞いたり企画したりするよりも、それらの取り組みがスムーズに運営できるよう裏方で支えたいと感じる経理経験者を歓迎しています。

インタビューの最後に「大阪を代表するような企業を生み出したい」と意気込みを語ってくれた鈴木さんも、「俺が俺がと前に出ず、企業のお手伝いをしているという姿勢が大切」と謙虚に話す佐藤さんも、「目の前にいる様々な悩みを抱えた企業に寄り添いたい」という共通の想いを持っています。

自分の強みも、これまでの苦悩さえも活かし、課題解決に向けて一生懸命打ち込める。そして、「自分が取り組んだことが誰かの役に立てた」と大きく実感できることが大阪産業局で働く魅力です。

「誰かのために働きたい」と次の仕事を探しているなら、ぜひチャレンジしてみてください。

Share このイベント情報をシェアする

ハローライフ、LINE@はじめました 新着求人&イベント情報をお届けします!
Job description
募集職種
企業名・団体名
公益財団法人 大阪産業局
募集期間
2025/01/19 〆切
募集職種
①中小企業支援事業企画担当
②総務部経理・会計担当
仕事内容
中小企業支援事業企画担当(プランナー・コーディネーター)
大阪府内の中小企業や起業家・スタートアップの支援をお願いします。
一般的な民間企業では、自社の取り扱える商品の範囲内でお客様の課題解決に取り組み、自社の利益も追求しないといけないという制約があります。
しかし、大阪産業局では、そのような制約はなく、純粋にお客様の課題解決のために何ができるか真摯に向き合い考え取り組むことができます。
もちろん提供できる支援の幅も広くお客様に寄り添った企画が可能です。民間企業と比較して公益財団法人ならではの良いところです。
支援サービスについての一部詳細です。
[1]中小企業向け
・販路開拓、マーケティングなどのための商談会
・交流イベント
・商品開発のためのモニター調査
・セミナー等の企画運営
[2]起業家向け
・起業家のためのセミナー
・ワークショップ
・交流会
・ビジネスプランコンテスト
[3]中小企業経営者向け
・個別経営支援
・海外ビジネス展開支援
プランナーの皆さんには上記のような支援事業の企画運営、プロモーション、HPやメルマガ、マス媒体などを使った広告宣伝企画などを担当していただきます。
 
総務部経理・会計担当
会計グループの所属する統括室の役割は、財団の運営本部として様々な支援事業を企画運営する事業を円滑に運営できるよう、環境を整備し、スムースに法人を運営することです。統括室は企画部(経営企画、事業企画)、総務部(総務、会計、システム)の2部5グループに分かれ業務を進めています。
公益財団法人といっても個人の働き方に一般的な企業と大きな違いはありません。ただ、営利を目的とする組織と違い、公の利益を目的とする公益財団法人の運営は、かかる法律や会計制度に少し違いがあります。とはいえ同様の団体での経験は必須ではありません。
業務内容の詳細です。
各種伝票の起票・チェック・ファイリング、決裁書類の確認、
請求書の発行、支出・収入の管理、財務諸表の作成、資産運用、
入札業務、会計監査の対応等
会計ソフトはPCA会計の公益版を使用。
※先輩職員にサポートを受けながら順次業務を覚えていただきますのでご安心ください。

♦財団について
平成31年4月1日に「公益財団法人大阪都市型産業振興センター」と「公益財団法人大阪産業振興機構」が合併し、公益財団法人大阪産業局が発足しました。
現在は、「大阪産業創造館」「クリエイティブネットワークセンター大阪メビック」「大阪イノベーションハブ」「ソフト産業プラザTEQS」「大阪デザイン振興プラザ」など幅広い支援拠点を運営し、セミナーやビジネススクール、商談会、交流会などの企画・運営を通じ、中小企業や起業家が抱える課題の解決、業務向上に向けた支援を提供しています。
雇用形態
契約社員(試用期間2か月)
応募資格
中小企業支援事業企画担当(プランナー・コーディネーター)
・社会人経験が3年以上ある方(業界・職種は不問)
・探求心のある方
・提案営業に興味がある方
・挑戦することが好きな方
・前向きに物事に取り組める方
・セミナー、交流会、商談会などの運営をしていた方
・中小企業診断士等の資格取得を目指している方
総務部経理・会計担当
・伝票発行、決算補助等の経験者歓迎
・社会人経験3年以上ある方
・チームワークや協調性・柔軟性があり、臨機応変な対応ができる方
・業務改善などに興味があり、積極的・主体的な行動ができる方
・職員や企業の成長を支えることに喜びを感じる方
勤務地
中小企業支援事業企画担当(プランナー・コーディネーター)
大阪産業創造館:大阪市中央区本町1-4-5
総務部経理・会計担当
マイドームおおさか:大阪市中央区本町橋2-5
※屋内の受動喫煙対策あり(敷地内禁煙)
勤務時間
中小企業支援事業企画担当(プランナー・コーディネーター)
9:00~17:30
総務部経理・会計担当
9:00~17:30 又は 9:15~17:45
給与
3,500,000円~4,500,000円(年収)
休日・休暇
土日祝休み、完全週休二日
※担当業務により休日出勤の場合有(その際は振替休日取得)
年間休日127日(2022年)、年末年始(12月29日~1月3日)、夏季休暇5日間
待遇
給与改定年1回(4月:契約更新時)、インセンティブ年2回
交通費全額支給、各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
時間外手当
採用予定人数
①2名
②1名
選考プロセス
1) 本サイトからエントリー後、
希望職種①②を明記の上、履歴書・職務経歴書を弊社までお送りください。
送付先:メールの場合 saiyou@sansokan.jp
    郵送の場合 〒540-0029
大阪市中央区本町橋2-5 マイドームおおさか7階
公益財団法人 大阪産業局 総務部採用担当HL係
※お送り頂いた書類はお返ししておりません。
2) 書類審査後、その後の選考についてご連絡
3) 選考過程:一次面接、二次面接・SPI、最終面接
4) 面接の結果を全ての方にお知らせし、採用が決定
WEBサイト
https://www.obda.or.jp/
応募者へのメッセージ
現在活躍しているプランナーは約30名。
男女比は5:5で、20代~30代の若手スタッフを中心にご活躍いただいています。
プランナーの前職は、広告の営業、財務、ホテルマン、アパレル関係、教育関係、銀行員など様々です。適性や経験、希望を考慮した上で、配属先を決定しています。
会計グループでは8名のメンバーでスタートアップ、販路開拓、ものづくり、海外展開、経営相談など様々なテーマの中小企業支援事業をそれぞれ担当し、事業運営を経理面でサポートしています。
大阪の中小企業をサポートしたい、役に立ちたいとの思いがある人には、たいへんやりがいが感じられる場だと思います。ぜひ一緒に大阪を元気にしましょう。
求人への応募や、
イベントへの参加には
ログインが必要です。
アカウントをお持ちでない方は、
新規登録してください。