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「前職は利益を考えながら商品の値段交渉をしたりされたりして、気を揉むことも多く…。でもバーズワーズはブランドが創り出す世界観を大事にしながら、商品の価値を適切な価格設定で提供し、お客様もそれに共感して購入してくださいます。それに、一緒に働くスタッフも本当に優しくて、日々穏やかな気持ちで働けています」

「商品あってのバーズワーズです。お客様のために最大限何ができるかを常々考えていて、ご要望の商品を確実にお届けするために、在庫を切らさないように管理をしています。商品入荷後、バックヤードで仕分け作業をしたり梱包作業をするので、それなりに体力を使いますね。私も最初はヘトヘトでしたが(笑)、すぐに慣れますよ」

「ポップアップイベントはお店ごとに状況を確認しながら、要望に合わせた提案をできるのが楽しいです。イベント終了後に『お客様の反応がよかったから引き続き置かせてほしい』と、今後に繋がる反応がいただけた時はとてもやりがいを感じますね」

「卸業務に限らず、少人数で働いているので周りとの連携が大事です。困っている時は必ず誰かが助け船を出してくれるので、溜め込まず積極的にコミュニケーションを取って働ける人がいいですね。卸業務に関しては、作業工程数が多いので一つひとつの仕事を丁寧に進められる方に来てほしいです」

「入社してすぐ代表から『会社を良くするための改善案があれば教えてほしい』と言われたんです。当時はバックヤードのストックの動線が整っていなくて、よく売れる商品が奥にあり、作業効率が悪い状態を相談しました。その後、みんなで動線を意識したレイアウトに変え、作業がしやすくなりました。

そんなふうに新人の私にも意見を求めてくれて、取り入れてくれたんです。異なった意見を取り入れることでもっと良くしていこう、働き方を改善しようという姿勢をみんな持っています。自発的で積極的な意見を出してくれるような人が働いていると楽しいし、いい刺激をもらえますね」

「バーズワーズの優しい雰囲気が好きなのと、作家や職人さんのモノづくりの背景を理解し、尊重した素敵な商品ばかり扱っているのでプレゼントを選ぶときによく足を運んでいたんです。入社後は、かわいいと思うポイントがお客様と似ているので話が弾んで楽しいですね」

「お店に合いそうだなと思った商品を社内で提案して検討し、了承を得たらセレクト商品として取り扱います。ブランドに対するイベント提案や出展期間の交渉なども自分たちでやります。そんな挑戦をさせてくれるのも弊社のいいところですね」

「9時30分頃に出社して、直営店のオフィススペースでデスクワークをし、10時半に開店準備をします。日中は接客をしながらオンラインストアの発送業務や在庫管理などをします。お店の定休日（火・水曜日）に出勤する日はバックヤードでオンライン注文の出荷や、店頭ディスプレイの入れ替え、ショップミーティングなどをしています」

「一生懸命売り上げを上げるというよりは、この心地いい空間をお客様に楽しんでもらいたいという気持ちを大切にしています。すぐ購入に繋がらなくても、いい空間だと知ってもらい、また足を運んでもらえたら嬉しい。私も『ここに来れば何かいいものが見つかるかも』と思って足を運んでいたので、お客様にもそんな場所として認知してもらえるような接客をこれからもしていきたいですね」

「規模を大きくするより、僕が各スタッフの強みや考え方を認識できる距離感で、一緒にブランドの濃度や深度を上げていけるのが一番いいですね。目の届く範囲でしっかりと自分たちのモノづくりができる環境を整え、直営店などを通して直接お客様に自社商品の魅力を伝えられるブランドをこれからも維持し続けたいですし、続ける責任があると思っています」

「例えば、ウォールバードという陶磁器の鳥のオーナメントは20年以上前に生まれた商品ですが、製作工程が多く、製作数も限られるため、価格もそれなりにします。当時、学生のお客様が『いつか働いて家に飾りたい』と大人になってから購入される方もいます。そんなふうに長く愛されるブランドにしたいんですよね。陶磁器なので壊れてしまうこともありますが、メンテナンスもできる限りしますし、同じものが常に手に入るような環境を維持したいです」

「自分たちで企画から販売までやっているので、商品に対しての思い入れは強く、まるで自分たちの子供のように思っています。自社商品は『売れそうだから』と安易につくる考えはなく、時間と労力をかけた様々なプロセスを経て、ふるいにかけられたものが商品として陽の目を浴びます。

スタッフには、研修を通じて商品開発のプロセスやアート思考などのいろいろなアプローチ方法を学んでもらっています。モノづくりの過程を知ることで商品理解も深まり、お客様に対して特性や魅力を適切に伝えられるようになります」

「自分の仕事に誇りが持てるようなブランドにしたいですね。自社商品をスタッフそれぞれの役割で理解し、自分の強みと掛け合わせて、ブランドの魅力を発信していってほしい。お互いが切磋琢磨してブランドを盛り上げていけたら『この人と仕事できて良かったな』と思い合えるし、やりがいや達成感も共有できる。そんな組織から醸し出される空気感みたいなものは、受け取る側にも見えない魅力となってちゃんと届き、商品に愛着を持って大切にしてくれると信じています」