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長浜まちづくり株式会社の求人サムネイル
2023.09.01 公開 2023.10.03 更新
長浜まちづくり株式会社
ワクワクと好奇心に満ちた長浜をつくり続ける仕事。過去を大切に扱い未来をつくる、まちづくり。

※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください

地方の過疎化や空洞化が叫ばれ、各自治体がまちづくりに奮闘しています。その中でも、滋賀県長浜市のまちづくりが注目されているのをご存じでしょうか。

市街地の居住者減少や空き家の増加などのまちの課題や社会傾向を正確に捉えた、デザイン性にも富む取り組みは、韓国など国外の人も視察に来るほどです。

その取り組みを行政やまちの人々と進めているのが、長浜まちづくり株式会社です。

「自由な発想と企画・粘り強い調整・親しみやすいデザイン」がモットー。さまざまな切り口で取り組みを前方後方からサポートするソフト面と、町家や路地・水辺の空間リノベーションといったハード面を丁寧に組み合わせながらプロジェクトを遂行しています。

これまで長浜まちづくりでは、シェアスペース「湖北の暮らし案内所どんどん」、コワーキングスペース「BIWAKO PICNIC BASE」、野外イベント「BIWAPIC PARK」などの企画・運営に携わり、長浜の人々や訪れる人々をつないでいます。

(地元の若い起業者が活動し地域とつながる拠点となり、湖北のライフスタイルを育み発信するシェアスペースとして生まれた「どんどん」)
(ピクニックをテーマにした野外イベント。びわ湖のほとりが会場に。自然や生産者とひとをつなぎ、湖北の文化に触れることがコンセプト)

「まちづくり」「地域活性」「コミュニティデザイン」の分野で仕事を探している人にとって、長浜まちづくりの取り組みはとても魅力的ではないでしょうか。

長浜の人々と、これまでのものを大事にしながら地方のローカリティを育む。

(学生から社会人までの幅広い顔ぶれが、穏やかな日のピクニックを楽しむように出会い、アイディアを交換し、新しいことにチャレンジするきっかけになるコワーキングスペース「BIWAKO PICNIC BASE」でお話をうかがいました)

風景プランナーの竹村 光雄(たけむら みつお)さんは、前職で都市計画のコンサル会社に勤め、担当していた長浜エリアに惹かれ移住。長浜まちづくりに転職し、数々のプロジェクトに携わってきました。

竹村さん アイコン

「長浜は城下町で、古き良き歴史や文化があります。まちづくりを考えていく過程で、単純に近代的・合理化しようというのではなく、歴史や文化といったこれまでのものを大事にしながらどんな未来を描いていこうかということを自然と話し合える、そんなところが好きになったんです。

東京で都市計画プランをつくって実行するより、地方のローカリティが育まれることをやっていきたかった僕にとって、とても魅力的なまちですね


長浜には竹村さんと同年代の農家やデザイナー、建築家など1次産業から3次産業に携わる人々が多くいて、ともに長浜の未来を考えて歩んでいける出会いがあったそう。長浜の可能性や住民の関心事を、子ども世代からシニア世代と対等に情報交換できる環境があるのが素晴らしいといいます。

竹村さんがこれまで携わったプロジェクトの代表格として、2016年にオープンしたシェアスペース「湖北の暮らし案内所どんどん」があります。

地元のクリエーターや地域活性に関心のある若者たちがつながる場所をつくろうと、長浜まちづくりが中心となり、長浜市や商工会議所などのステークホルダーとともにオープンした場所です。すぐそばを流れる米川と八幡川が交わる場所にかかる「どんどん橋」と、長浜の町の戸を叩くノック音にちなんで「どんどん」と名付けました。

建物の中にはワークスペースやイベントスペース、キッチンがあり、世代や職業関係なく利用できるようになっています。

竹村さん アイコン

農家や料理人がデザイナーなどと連携したギャラリー&トークショー、30〜70代女性たちの郷土料理づくりワークショップなどを開催したり、観光客が足を伸ばさない閑静なエリアの空き家を使った新規出店者が集うことで、意欲のある人たちがつながるハブになりました。

他にも、長浜出身者で東京在住の人たちのコミュニティ『東京長浜リレーションズ』とどんどんをつなげて、ふるさと納税の返礼品を考えるコラボ企画も生まれたりして、活気づくようになりました。

いろんなアイデアが生まれ、大部分を観光客に頼っていたまちの賑わいに、少しずつ地元地域そのものの賑わいも広がっていくことが嬉しかったですね


課題や人々のニーズを的確に捉え、次の時代につなぐ長浜をつくっていく。

長浜市は平成元年に第百三十国立銀行長浜支店(通称・黒壁銀行)を改装し、観光スポット「黒壁スクエア」をオープンさせました。歴史的建物の保全活用とガラス文化を中心とした商業、そして地元商店のリニューアルが進められ、わずか10年ほどで観光地として活気溢れるまちとなりました。

また、長浜市は大阪、京都、名古屋などの都市部まで1時間強で行けるほど好立地。シニア層の観光客を乗せた大型観光バスがツアーの途中で立ち寄ることで地元の商品がよく売れ、ますます商業が潤いました。

一方、市街地の居住者は減り、10年前は約90軒ほどだった空き家が対策を講じても120軒ほどに増加。さらにその後、新型コロナウイルス感染症により観光客が激減、テナントの撤退も相次いでしまいました。


竹村さん アイコン

「消費経済が変わった今、お買い物をすることが楽しいという感覚はなくなってきました。古い町並みでの『商業観光』を銘打ってきた長浜では、それが下火になる時代にどうしていくかが問われています。聞こえのいいプロジェクトを掲げたり、道筋だけを用意するのではなく、お金や時間をかけながらでもまちにいかに結果を残せるかが課題になっています」


そんな中、よく観光に来ていたシニア層がコロナ禍により減った反面、若年層が野外なら安心して過ごせるだろうと、琵琶湖近辺をサイクリングやツーリングしているところをよく見かけるようになったことに気づきます。

竹村さん アイコン

「それなら近隣の飲食店でテイクアウトしたものを持って琵琶湖のほとりでピクニックしてもらったらどうか?と、ピクニックセットをレンタルできるようにしました。すると反応が良かったんです。

従来はお土産を買ってもらうことがまちづくりにつながっていたけど、琵琶湖方面に遊びに来た人にふらっと寄ってもらって、長浜って面白いねって言ってもらえるまちにしようという方向性が見えるようになったんです」


そして、長浜まちづくりは2022年より野外イベント「BIWAPIC PARK」の企画・運営を始めました。会場となる豊公園を整備し、「ピクニック」をテーマとしたフード出店、カヌー体験など琵琶湖を生かした遊びを企画し、多くの人々が訪れています。

長浜まちづくりは、いま長浜に来ている人や興味を持っている人のニーズを的確に把握し、次の時代の長浜をつくり続けているのです。他にも、人材確保に苦戦している製造業の企業に空き家の改修費用を負担してもらい、意欲的な従業員たちが理想のライフスタイルを叶える住まいとして提供する取り組みができないかと、現在試行錯誤しているんだとか。

竹村さん アイコン

人口減少や地方衰退といった負のマインドから抜け出したいんですよね。

長浜はポテンシャルのあるまちだと思うし、住民のみなさんも長浜の未来について考えています。弊社には、『未来への好奇心が育つまちを目標に、“長浜を楽しむ人や組織”と“変化し続けるまち”をつなぐ』という理念があります。長浜の未来にとって良い、しっかりとしたプロジェクトをともにつくって、実行していける方が来てくれると嬉しいですね


「どうしたら良くなるか?」を考えるのが好き。子育てと仕事を両立するミカミさん。

ミカミユキさんは入社7年目。元々アパレルの企画デザインやECサイトの立ち上げに携わっていたという異業種からの転職です。なぜまちづくりに携わる会社に転職したのでしょうか?

ミカミさん アイコン

「私は滋賀県東近江市出身で、地元の同級生に酒蔵の娘がいるのですが、ある時地元を盛り上げるためのイベントを手伝うことになったんです。そこでマルシェを企画して、すごく楽しかったんですね。

ちょうど勤めていたアパレル会社が東京に集約されるタイミングだったので、今まで培ってきた企画力とか情報発信のスキルを、地元や滋賀に還元したいなぁと思うようになったんです


「人と人をつなげるのが好き」だというミカミさんは、長浜まちづくりの取り組みに共感し入社。どんどんの日々の運営やBIWAPIC PARKの企画・運営などを手がけ、企画から関係者との調整業務、広報、制作などあらゆることをこなしていく姿はまるで「なんでも屋」のよう。

ミカミさん アイコン

「自分の考えた企画がまちのためになるのは嬉しいですね。ただ、まちづくりは答えがない仕事なので、『これがいい』と思ってやったことでも反応がイマイチだったら軌道修正していかないといけないし、まちや社会の変化によって取り組むべきことも変わるので大変です。

BIWAPIC PARKは大きなプロジェクトだったので、うちのスタッフや社外のプレイヤーさんたちに相談して助けてもらいながらやり切りましたね(笑)」


ミカミさん アイコン

「今は同時並行で、『路地裏編集室』という新しいコンテンツを立ち上げようとしています。カフェと併用して気軽に話せ、今まで出会わなかったプレイヤーたちが各々つながって企画を立てていける場所にしたいんです。『こういうことをしたいんだけどどうかな?』と話せる窓口になればいいなぁと。

人は楽しそうにしているところに集まるので、やりたいことを発表して、応援したりされたりできる場になってくれたら嬉しいですね。そこから長浜を盛り上げる企画が生まれたり、長浜以外の人も来てくれたらいいなと思っています」


実に楽しそうな表情が印象的なミカミさん。アパレル会社時代から企画を考えたり、工夫したり、知恵を絞り出すことが好きなのだといいます。

ミカミさん アイコン

「用意されている物を『これやってね』って言われて淡々と作業するのが苦手なんです。自分で考えて企画を作って進めるのが好きで、ここはいろいろと自分でさせてもらえるのが楽しいですね。

今は実家近くの空き家に住んでいるのですが、休みの日はDIYや模様替えをしていることが多いです。どうやったら良くなるか?と考えるのが根本的に好きなんでしょうね」


ゴールを見据えながら、変化や難しさを前向きに捉えよう。仲間とともに「やってみよう!」と取り組める素直な人に来てほしい。

長浜まちづくりは現在、5名の社員と2名のアルバイトで構成されています。今回の募集では竹村さんやミカミさんのような企画営業職を募集します。

どういう人が長浜まちづくりに合うのでしょうか?

竹村さん アイコン

「素直な人がいいですよね。想像できないことをやることが多いので、こういう企画をやってみようと話した時に、返す一言目が「それは難しくないですか?」とか「そんなこともするんですか?」という人は厳しいかも…。

難しいことに取り組んでいくことはみんな承知の上で、それからどうしようか?と考えて日々仕事をしています。やってみよう!という空気やスタンスの中で、考えて行動できる方に来てほしいですね


ミカミさん アイコン

「行政や他業種の人、まちの人と関わることがとても多いので、人と話すのが好きな人がいいですね。あと、まちづくりは方向性を都度見直したり、想定していた結果がすぐにでないこともあります。変化を前向きに捉えて、うまくいかなくてもクヨクヨせず、反省を活かして切り替えられる人がいいですね


理想のまちに向かって「次はどうすればいいだろう?」と考えること、そしてワクワクする仲間と「こうなったらいいよね」と語り合い取り組めること、そんな土壌がずっと存在し続けていることが、まちづくりの完成形なのかもしれないと感じました。

長浜は観光名所はじめ、産業や自然、古き良き建物など、先人から受け継いだ尊い時間や価値が根付き、大切に扱われています。そんな成熟した価値に関わり、未来を生み出していけるのは、最高のやりがいになるのではないでしょうか。

たくさんの人と手を取り合いながら未来をつくっていくメンバーに仲間入りしませんか?

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Job description
募集職種
企業名・団体名
長浜まちづくり株式会社
募集期間
2023/10/2 〆切
募集職種
企画営業
仕事内容
■企画営業職
<初期>
・ディレクターの補助(周辺者との関係構築と業務概要把握)
・関心あるプロジェクトのマネジメント(既存プロジェクトの関係者協議、スケジュール管理)
<将来>
・プロジェクト企画立案およびマネジメント
雇用形態
正社員 ※3ヶ月間の試用期間あり。
応募資格
経験不問
勤務地
滋賀県長浜市元浜町7-5
※屋内の受動喫煙対策あり(屋外喫煙所設置)
勤務時間
9:00~18:00(内、1時間休憩あり、残業あり)
給与
基本給18万円~
経験・スキルにより別途業務手当あり
休日・休暇
休日 / 週休二日制(シフト制)
夏季休暇・冬季休暇あり
待遇
社会保険完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険)
交通費支給(定期代・ガソリン代など2万円を上限に支給)
賞与年1回(昨年支給実績:2ヶ月分)
採用予定人数
1名
選考プロセス
1)本サイトからエントリー後、
履歴書・職務経歴書を弊社までご郵送ください。
(送付先:滋賀県長浜市元浜町7-5 長浜まちづくり株式会社)
お送り頂いたものはお返ししておりません。
2)書類審査後、通過者の皆様にのみご連絡
3)メールにて面談日時を相談の上、決定。
4)一次面談を実施
5)面談の結果を全ての方にお知らせし、採用が決定
職場見学
応募前の職場見学を歓迎します。
・実施日:個別対応(メールにてご相談ください)
・場 所: 滋賀県長浜市元浜町7-5
・内 容:事務所見学、質疑応答など
WEBサイト
http://dondonbashi.com/
応募者へのメッセージ
素直に前向きに仕事をともにできる仲間を募集しています。
経験は問いません。
コミュニケーションの得意な方を求めています。
ご応募おまちしています!