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誰しもが自分自身の「夢」を考え、思い悩む時期があると思う。特に就職活動において、必ず考えるのが「自分は、何を仕事にしてメシを食っていくのか。」という自分自身の生き方と夢についてのこと。一度決心した夢を追い続け、実現させる人がいる一方、「自分のしたいことがわからない。」「漠然とした目標はあるものの実現させる自信がない。」という想いを抱く若者が多いのも事実だ。うまく就職できず「これからどうしよう」と感じながら生きていっている若者に対し何かできないかと一歩踏み出したのが「タマノイ酢株式会社」だ。今回は、このタマノイ酢株式会社の「夢をあきらめない働き方」を紹介したい。
Story1 特殊制度発見!

・5年間という期間が設けられた契約社員形態(1年更新)
・選べる3つのワークスタイル(マーケティングコース、生産技術・管理コース、総合コース)
・5年間の契約期間終了後、最大100万円の資格取得支援
・海外研修などの社内各種研修、各種社会保険など、正社員と同様の福利厚生
自分の夢を追いかけながらここで働いてください。というユニークな働き方。しかも卒業後に資金的援助つき。「まじで?」という第一印象だった。普通会社は「自社の理念や目標のために働く人」「自社で育てなくても即“使える”即戦力」を欲しがるのではないのか。5年間働いた社員というのは、会社にとって稼ぎ頭。それを手放すことを前提とした雇用形態は、完全に謎に思えた。
Story2 どんな若者が働いてるの?夢をもつ社員の姿
ケース1、夢は司法書士。ひとりじゃないと実感できる働き方。(キャリア制社員 生産技術・管理コース 野田怜志さん)

商品をつくる仕事をしています。ドレッシングをつくる調合釜に原料を投入したり、タンクの中で混ぜたりなど液体製品の調合ブレンドを行っています。お酢がよく売れる夏や、工場 ラインの都合などで朝の5時に出社する時期もありますし、13時に出社することもあります。平日の帰宅後や土日は、司法書士の勉強をしています。

タマノイ酢は、入社した時点で立派にひとりの戦力として扱ってくれる会社です。その分、周りの期待も強いので、なんでも自分で習得していこうという姿勢が大事だと感じます。ひとりひとりの仕事が、まわりの仲間の仕事にダイレクトに影響する。その分連携や交流はすすんで行っています。ひとつのチームとして一枚岩となって取り組んでいっているとき、仕事はひとりじゃないんだなぁと実感します。将来的にも、この人と一緒にいたら安心して物事を任せられると思ってもらえる人になりたいです。
ケース2、夢は誰かの“役に立つ”人間になること。
(キャリア制社員 マーケティングコース 新家純一さん)

仕事をしていて一番辛いのは、自分が仲間の役に立てないと気づくとき。期限を守れなかったり、先輩を泣かせてしまったり、入社して3年経ちましたがまだまだ僕には至らないところがたくさんあります。仕事には自分以外に関わる人が必ずいます。その人の役に立ちたいという気持ちがあれば、目の前の仕事に対して誠実に取り組めると思います。こういう考え方がこの会社に入って得た大きな教え。きっと5年後、タマノイ酢を出たあとでもどこでも通用する姿勢だと思っています。実際に公務員を目指すなら試験がありますが、そこに向かっているというよりも、将来に新しい仕事をしたときに「こういう自分でいたいな」という理想に近づいていっている実感があります。
出社は毎朝9時、18時に帰宅します。残業をしていたら怒られるんですよ。怒らないでほしい・・・笑。「夢のために時間を使え。」と言ってくれるこの環境が僕に適していると感じています。
ケース3、社会人経験を積む中で、いつか夢を見つけたい。
(キャリア制社員 マーケティングコース 松本紗織さん)
(キャリア制社員 マーケティングコース 松本紗織さん)

大学4回生の就職活動の時に、最初は正社員希望で職を探していたのですがなかなかうまくいかず、考え方を変えて非正規雇用の分野も視野に入れて情報収集をする中でキャリア制社員制度と出会いました。面接では、自分の夢ははっきりと答えられなかったけれど、将来自分が夢を見つけたら、確実にその実現のための力をつけることができる会社だと思ったと伝えました。私は、就職活動をしている中でも、自分がほんとうにしたいことがわかりませんでした。でも妥協して、どこでもいいやとは思いたくなかった。だからこの制度を知った時に衝撃を受けました。今は、この先何をしようかとワクワクしながら働いている感覚です。

夢を見つけられる兆しはあります。営業の仕事は、色んな人に出会うことができます。将来的に何か自分がしたいと思った時に、それを実行できる力がほしい。タマノイ酢は、個人個人で考えろという社風です。自発的に何かを生み出していく力は今後もっと身に付いていくと思います。
メーカーとして社会的価値を生み出しているタマノイ酢であることから、当然と言えば当然かもしれないけど、夢を持ったキャリア制社員と言えど、司法書士になるための具体的なノウハウを教えてくれるわけでもないし、公務員になるための指導をしてくれるわけでもない。教えてくれるのは、夢を実現させるのに必要な、人間としての在るべき姿なのだろう。


Story3 リーダーたちの声

お二人の話を聞いて、印象的だったのが「採用面接の際、一番の決め手は何ですか?」という問いに対し「一緒に働きたいかどうかです。」と全く同じ答えを即答されたこと。即戦力でもエリートでもなく、「この人を気持ちよく応援しながら同じ時間を共有できるか」という素直な感覚が採用の決め手になる。事実、「めちゃくちゃ仕事できそうだなー」という人材も採用には至らなかったケースもたくさんあるみたい。
次に印象的だったのが「これまで社員の教育にあたって一番感動したことは?」という問いに対する答え。他から見れば、なんともない日常の職場のワンシーンに強いドラマ性を感じずにはいられないのは、お二人があまりにも嬉しそうに話されるからだろうか。


ここまでお読みになり、なんて情に厚い優しい会社なんだとお思いになられた方に、その情や優しさと同じくらいもしくはそれ以上に、“厳しさ”があることをお伝えしておきたい。先輩社員からは凛として動じない共通理念を肌で感じ、キャリア制社員からは常に自分を律し前へ突き進んでいこうとする必死さや緊張感を感じた。時には諭され、怒られ、泣くことも多い職場。「辞めたい」と思うこともあると正直に語ってくれた方もいた。
人間的な成長を大事にするタマノイ酢において、辛いことがあるのは当たり前だ。そういう状況になったときにいかに乗り越えていくことができるか。先輩社員たちは、厳しく強いメッセージを静かに送り続けながら後輩たちの夢を応援し、5年後にその背中を見送ることになる。
「やかんがあったとして、熱いかどうか教えてもらっていいですか?ではなく、触ってみて熱いんだと自分で感じればいい。」
「今、どうするかなんです。先を考えて不安だ、じゃなく、まずは目の前のできることを大事にしてほしい。」
失敗が許されない職場ではない。失敗や経験から学び、恐れず挑戦していけばいいのだ。「成長したい」という気持ちをあきらめなければ、どれだけでも供に歩み本気でぶつかってきてくれる人がいる。タマノイ酢の夢の応援の形は、そんな情心あふれる人々によってつくられている。
「なんでそこまで熱心になるんですか?5年たったらいなくなるんですよね?」よく他の会社の方に聞かれるそうだ。5年でいなくなることを前提に人は育てられないのだ。学校に1人はいなかっただろうか?めちゃくちゃ恐いけれど実は一番生徒想いな先生。そんな感じ。
取材後ずっと胸の熱さが引かず、何度も本気と情熱の職場を思い返していた。就職活動がうまくいかない、夢がない、夢を実現できない。「それでいいからぶつかってこい」と迎え入れてくれるキャリア制社員制度。終身雇用の時代が終わり、非正規雇用が当たり前となっている今でも、まだまだその弱点や悪いイメージがクローズアップされる機会も多い。そんな中でも、タマノイ酢で働くキャリア制社員は、日本一幸せな契約社員なのかもしれない。(タガワ)
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