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私たちが生きる上で、最も重要と言っても過言ではない物質が酸素。私たちは、この場で息をすれば酸素を取り込むことができますが、呼吸器に疾患を持つ患者さんは、命を保つために機械を使って取り込む必要があります。

これからご紹介する株式会社ババは、大正12年に創業し、長きにわたり医療用の酸素やガスを病院や施設、そして患者さんの家に届け、その生活を支えてきました。

間接的ではあるけれど、「人の命に関わる仕事」。そう聞くとハードルが高く、自分には無理そうだと思う人もいるかもしれません。けれど、そう思った人にこそ、この先を読み進めてみて欲しいと思います。

患者さんと接する中で気づいたやりがい。人の一番大事な部分に接することができる仕事

営業職で活躍する片山 浩成（かたやま ひろなり）さんに、株式会社ババでの仕事についてうかがいました。

仕事をするうちに、責任感が増してきたという片山さん。ただ配送するだけではなく、患者さんや家族から質問されることにきちんと答えたいと、深い知識を身につけるための勉強をするようになります。半年後には営業の仕事も任されることに。




今回募集する営業職は、ほぼ毎日病院へ足を運び、医師との連携、医療用酸素や機器を在宅で使用する患者さんのサポート（設置・交換・点検等）、酸素ボンベの点検などを行います。営業チームは、片山さんを含めて30〜50代の4名。入社直後は先輩に同行して業務を覚えますが、大体1ヶ月後から1人での業務になります。週に1回はチームでミーティングを行い、進捗状況やそれぞれの困りごとを話し合うなどの時間を設けています。

そういって見せてくれたのは、手書きのノート。ずっと続けている、片山さんの大切な日課です。

最後に「大きな夢ではあるんですが」といって、片山さんが今後仕事で取り組みたいことを教えてくれました。

在宅医療の分野で、人の命を支える。医療機器メーカーで得た知識と経験を活かし、会社を次のステージへ

家業だった会社を先代から受け継ぎ、代表取締役社長となった馬場 崇明（ばば たかあき）さん。事業を継ぐ前は、液体酸素などを扱うメーカーで10年ほど勤め、その後に医療機器の外資系メーカーで営業として働いていました。

患者さんやご家族からすると医療機器は、「生活必需品」。売って終わりではなく、その後のサポートも重要になってきます。必要な知識を学ぶだけでなく、患者さんが今どのような状態にあって、どうしたら快適に過ごせるのかを考えてサポートすることを常に心がけていたと馬場さんは言います。だからこそ、株式会社ババの社員に求める姿勢にも強い思いがあります。

前職を辞めてからも「馬場さんの力を貸して欲しい」とご家族から連絡をいただくことも。それほどまでに、馬場さんの核となるこの仕事への思いは患者さんに届いていたのでしょう。

患者さんや医師との信頼関係を築くことがこの仕事の要。社員にもそこにやりがいを見出してほしいと考えています。
株式会社ババの代表に就任してからは、在宅医療に関する事業に力を入れている馬場さん。やりがいはもちろんのことですが、会社の今後を見据えた選択でもあったのだそう。

「何か困っていることはありませんか？」その一言が信頼関係を育む

今回入社すると、医療用ガスや医療機器の営業を担当することになります。まずは医療用ガスからはじめ、徐々に医療機器の知識を深めていきます。

また今回は、営業職のほかに配送職も募集しています。製造スタッフが充填した医療用ガスを、病院、施設などに運び設置する仕事です。運転免許以外の資格は必要ありません。

配送、営業ともに月に数回、夜間の電話当番があります。万が一、「酸素が切れそうだ」と夜間に緊急の依頼があった場合のみ対応。自宅で待機し、連絡があれば対応する仕組みです。

患者さんやご家族からの「ありがとう」の感謝の言葉が一番うれしいと話す馬場さん。相手から要望がなくても、「何か困っていることはありませんか？」と一言声をかけられること。他人ごとではなく、自分ごとと捉えて行動すること。それがこの仕事において、大切なことなのではないでしょうか。

「営業」という職種ではありますが、この仕事は、病気と闘う方のために、医師とは違う側面からサポートする仕事なんだと思いました。責任感は伴いますが、その分やりがいと充実感を味わうことができるのではないでしょうか。

自分の中にある誰かの役に立ちたいと思う心。それがあれば、あなたにとってきっと、代えがたい仕事になるはずです。