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2021.12.21 公開 2022.09.28 更新
NPO法人HELLOlife
チームでしか到達できない領域へ。社会課題の解決に向けてゼロからイチをつくる仕事

※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください

ときに国の省令改正に向けた動きの一端を担うほど社会的意義のある取り組みを行う30数名規模のNPO法人が大阪府にあります。2008年に設立されたHELLOlife(以下、ハローライフ)です。

「誰もが自分らしい働き方・生き方を実現できる社会をつくる」をビジョンに掲げるハローライフのミッションは「Create the NEWPUBLIC」。厚生労働省や大阪府から委託された事業や電鉄会社やデベロッパーなどとの共同事業を通して「働く」ことにまつわる種々の問題を解決し、その手法をシステムとして社会に組み入れることを目指しています。そもそも、株式会社ではなくNPOという法人形態を選んだのはなぜなのでしょう?

「資本主義とは切っても切り離せない競争が生む社会の歪みを是正するためでした。僕も当事者でしたが、不登校や引きこもり、ニート問題がその象徴です。いったんレールから外れると生きづらさを感じてしまう社会を変えるために、新しい制度や仕組みをつくる必要があると考えたんです」と語るのは代表の塩山諒さん。

2011年以来、就業に関わる社会問題の解決を目指し、さまざまな事業を手がけてきたこれまでの実績が認められ、ハローライフは近年、事業検証をしながら、次世代の社会に必要な仕組みづくりに関わっています。

2020年12月に始まった「チャン巣プロジェクト」はそのひとつ。就職氷河期世代の人や新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で離職を余儀なくされた人に対する就職支援として、府営住宅の空室を活用し、住宅つきで就職や自立を支援するプロジェクトです。




生活に不安を抱えるすべての人が住まいを確保することの重要性を説き、「全世代型社会保障の基盤としてもらえないか」と予算委員会で力強く国に訴えた参議院議員の山本香苗氏が、「先駆的な取り組み」として視察に訪れたのは少し前のこと。

その後、山本氏をはじめとした議員たちの尽力により、2021年3月末には省令が改正。NPO法人等が「住まいを確保することが困難な人たちの自立を支援する」場合に、公営住宅の空き住戸を積極的に活用できるようになったのです。

要するに、国が参考にするような事業モデルをハローライフは創り出しているのです。

「創業時と比べて、ハローライフを取り巻く環境は変わっています。仕事の依頼単価が高くなっているのは、僕らへの期待値の表れだと受け止めています」

そんなハローライフで今回募集するのは、「社会をあっと驚かせるような仕組みを一緒に発明するメンバー」です。

ハローライフでは、住宅政策、労働政策など、学者や官僚、政治家や財界人と同じテーブルで議論を交わしながら、世の中に必要な仕組みを考えるチャンスもあります。

「ただし、これまでの歴史を踏まえたうえで中身のある提言をしないと、国の中枢を担っている人たちからパートナーとして認めてもらえません。半端な知識や考えでは、議論に参加することすらできないのです。だからこそ、みんなの知を結集し、いまだかつてないものを生み出すことにすべてのエネルギーを注ぎ込みたいと思う人に加わってほしいと願っています」

自分の選択や行動次第で、結果が変わる。それが新たなモチベーションに。

冒頭からスケールの大きな話に戸惑った方もいるかもしれませんが、その感覚は現場で働くスタッフも感じていること。

「塩山の語る壮大なビジョンをどう日々の仕事に落とし込んでいくか、私たち社員は考えなきゃいけない。でも、決して非現実的な話ではなく、日々の仕事と地続きにつながっているものだし、一人で背負い込む必要はありません。いろんな役割の人がいるので、うまくパスをつなぎながらゴールに向かっていく過程がおもしろいんです」

そう語るのは新卒5年目・企画営業職の下伏朱佳里さん。組織戦略プランナーとして、主に求職者と企業のマッチングによる求職者支援、採用支援を行っています。電鉄会社やデベロッパーなど、企業クライアントの課題抽出ヒアリングや提案、合同企業説明会や職場見学といったイベントの運営など、さまざまな手法で求職者と企業をつなぐ機会をつくっているのです。

「管理されている感じがあまりなく、裁量を与えられている部分が多いことが仕事のやりがいにつながっています。担当者としてクライアントとやりとりするようになった2年目からは、自分の関わり方、動き方次第で、相手との関係性も変わることを実感しています。

ハローライフの担当者として企業の方から頼りにしてもらえるのはうれしいですし、もっと力になりたいという新たなモチベーションも生まれます。若い自分に中小企業の経営者を相手にする仕事が務まるのかという不安を払拭できたのは、多くの企業さんがあたたかく迎えてくれたおかげです」

(ハローライフが企画運営した「コタツ就活EXPO2022」。定住人口の増加を目指す南海電鉄とタッグを組んだ)

下伏さんが今、ハローライフで求職者に提供している場や機会は、学生時代の自分が求めていたものでもあるそうです。

「全員の顔が見える中小企業の方が自分には合っていると思っていましたが、そういう企業の見つけ方がわからなかったんです。大手の就活サイトではピンとくる会社が見つからないし、みんなと同じようにしなきゃいけないという空気にも違和感がある。かといって、やりたいことが明確にあるわけでもない……。当時の私のようなモヤモヤを感じている人に対して、王道的な就活をしなくても、魅力ある企業と出会うための選択肢を提示できているのかなと思っています」

(大学生に就活情報を届けたり、方法を提案したりすることも)

3年目からは従来の業務の傍ら、バックオフィス業務など、経営管理業務も担当している下伏さん。職場環境を改善するための社内制度の見直しなど、業務の効率化や合理化を進めています。

「私に限らず、ハローライフのスタッフはほとんどが仕事を兼務しています。忙しいときや負担が大きいときは、お互いに業務を分担しながら支え合っているのですが、飽き性の私にとってむしろそれはありがたいこと。

法人としても毎年やることが変わったりしますし、不確実で冒険的な日々を過ごせることにワクワクするんです。そもそも、いろんな可能性が広がっているように感じられたことも、ハローライフに入社を決めた理由のひとつでしたから」

「自分自身が人生で成し遂げたいことはまだ定まっていませんが、いろんな人と関わるなかで新しい価値観に気づいたり、考え方を見直すきっかけをもらったりしながら成長し続け、深みのある人間になりたいと思っています」

「NPOの広告代理店」になりたいわけじゃない。自分たちにしかできない仕事を。

「ソーシャルデザインカンパニー」をうたうスマイルスタイルを前身とするハローライフは、設立後13年の歴史のなかで一度生まれ変わっています。

デザインの力であらゆる境遇の人々が“ふつうのしあわせ”を感じられる。そんな社会づくりを目指していたスマイルスタイルには、ソーシャルな広告代理店的な事業を手がけ、「NPOの電通」と呼ばれてたこともあります。2014年度には「GOOD DESIGN AWARD」を受賞するなど、社会的評価もついてきていました。

しかし、塩山さんのなかには違和感が膨らんでいました。改めて創業時の想いに立ち返り、会社の存在意義を突き詰めたとき、目指すべきは「NPOの広告代理店」ではないことに気づいたのです。

「会社は、社員の目の前の幸せのためにあるわけじゃない。当社の社員は、僕やハローライフがなくてもきっとどこかでやっていける。でも、貧困や生きづらさに悩んだり、苦しんだりしている人たちが置かれている状況は、僕らがいなければ変わらない――。そんな思いの先に生まれたのがハローライフなんです」

決断後は、有名企業からのオファーを断ったり、いくつかの事業を廃止したり。「社員が全員辞めてしまってもいい」という覚悟で大きく舵を切った塩山さん。

自ら売上を伸ばすチャンスを捨て去り、会社の成長を止めるという選択は、一方でよけいなものを削ぎ落とし、しかるべきことに時間とエネルギーを集中投下するには避けては通れない道でもありました。

「自分たちにしかできない仕事に照準を絞った僕らが今求めているのは、ハローライフというチームでなければ達成できないビジョンを描いている人なのかもしれません」

「ビジョンの実現」にすべてを懸ける。チームでこそ、そこにたどり着ける。

社会に対するアンチテーゼを源流としながらも、厚労省や大阪府から認められ、事業を委託されているところにハローライフの真髄があります。

「自分の中にロックな部分は今もあるし、盗んだバイクで走り出したい気持ちは変わっていません(笑)。でも、既存の制度や仕組みを批判したり否定したりしたところで何も変わらないし、自分たちが本当に実現したい目的からは遠のいてしまいます。僕たちはただ、登るべき山の頂上に一番たどり着きやすい方法を選んでいるだけなんです」

下伏さんもこう語ります。

「頂上にたどり着くための登り方は自分たちで考える、というのがハローライフの基本スタンスです。自分たちだけでなく、同じ方向を向いている外部パートナーやクライアントを巻き込んで、一緒にゴールに向かって走っていくことがやりがいのひとつ。チームで事を成し遂げた方が、喜びは何倍も大きくなりますしね」

塩山さんは以前、何万人もの心臓の絵を描いてきたアーティストにこう言われたという。

「塩山さんは、青い炎の持ち主ですね。情熱的に見えるのは赤い炎だけど、青い炎の方が温度は高い。すごく熱い心を持っているけれど、そうは見せない人ですね」

黄色のコーポレートカラーや笑顔あふれるスタッフの写真……。傍目には「楽しそう」に映るハローライフにも、塩山さんと同じように知られざる一面があるのでしょう。

「これまでのハローライフの事業はすべて、みんなでやったからこそ成し遂げられたもの。一人なら心が挫けて登れなかったであろう山ばかりです。創造的、革新的なアイデアだって、みんなで同じ方向を向いて、同じ時間を重ねてきたからこそ生まれやすくなる。これからもハローライフは、チームでしか到達できない領域を目指し続けます」と塩山さん。

そびえ立つ山の頂上にたどり着けるのは、その山に登ろうとした人だけです。一生かけても実現できるかどうかわからない無理難題への挑戦に、自分の生命を燃やしてみませんか。


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Job description
募集職種
企業名・団体名
NPO法人HELLOlife
募集期間
応募締め切り:

中途採用:2022年6月30日(木)必着
※応募者の選考状況によっては期限内に締め切りとなる場合があります。

新卒採用:2022年6月30日(木)必着
募集職種
■企画・営業 <新卒・中途>
ハローライフや関連事業で実施しているイベントやプログラムの企画、求人記事に掲載する企業への営業、あらゆる場面での外部折衝や関係性づくりにおいて活躍してくださる方。数値目標達成にむけてアクションプランを策定し実行することに、誠実な方を歓迎します。

■クリエイティブディレクター <中途>
アイディアを具現化するための指針決定や、プロジェクトの核となるコンセプト開発、必要なデザイン・資料や企画書、依頼文の制作、各タスクの達成度やスケジュールの進捗管理などプロジェクトの全体を指揮を取ってくださる方。

■心理士 <新卒・中途> 【常勤】【非常勤】
ハローライフが運営に携わる就労支援事業にて、若年者や就職氷河期世代の方への心理カウンセリング、セミナーやイベントの企画運営、各種事務作業、電話対応などを行ってくださる方。臨床心理士もしくは公認心理師の資格を所有している方、もしくは入社後すぐ関連資格の取得を目指す方
雇用形態
契約社員(常勤・非常勤)
(3ヶ月間の試用期間あり・その後、正社員登用あり)
応募資格
問いません
※心理士職は、臨床心理士もしくは公認心理師の資格取得者(入社後資格取得を目指される方も対象です)
勤務地
・ハローライフ、本社オフィス勤務(大阪市西区靭本町1−16−14)
・OSAKAしごとフィールド、大阪府地域若者サポートステーション勤務(大阪市中央区北浜東3-14 エル・おおさか本館3F)
・奈良若者サポートステーション勤務(奈良市登大路町38-1 奈良県中小企業会館2F)
勤務時間
9:00〜18:00(職種により固定残業あり・場合により休日出勤あり)
※時短勤務もご相談可能です。ご希望の方は応募時にお知らせください。
給与
【常勤】月給190,000円〜400,000円
【非常勤】時給1500円〜2000円
休日・休暇
・週休2日制
・GW、お盆、年末年始休、産休、育休
※心理士職は祝日休あり、お盆休なし
※非常勤勤務の場合、週1日〜4日の勤務など、ご都合に合わせて働き方を選んでいただけます
待遇
・社会保険完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険)
・通勤交通費(常勤:実費に関わらず月額2万円を一律支給します)
・部活動手当(社外の勉強会参加やランチミーティング等の費用補助が出ます)
採用予定人数
若干名
選考プロセス
1)本サイトからエントリー後、
履歴書(写真付)・職務経歴書、自分シート、個人作品(あれば)を本社までご郵送ください。

【書類送付先】
〒550-0004 大阪府大阪市西区靱本町1-16-14 採用担当宛

■応募書類締め切り
中途採用:2022年6月30日(木)必着
※応募者の選考状況によっては期限内に締め切りとなる場合があります。

新卒採用:2022年6月30日(木)必着

※選考結果は、書類到着後2週間以内にご連絡いたします。
 通知はメールにてお送りいたしますので、メールアドレスを書類に必ずご記載ください。
※お送り頂いた履歴書・作品等はお返ししておりません。

2 )面接
※2〜3回実施する場合があります。

3 )体験入社または職場見学
※在職中の方は、都合に合わせて日数調整をすることも可能です。

4 )最終選考
※スタッフ&代表で最終選考会を実施します。

5 )採用
WEBサイト
https://co.hellolife.jp/
https://osapo.jp/
https://nara-soudan.jp/
説明会について
2023年新卒採用・中途採用募集に関するリクルート説明会の過去開催分をアーカイブ配信として公開中です。
◼2023年新卒採用リクルート説明会(2022年3月23日開催分):こちらからお申し込みください。
◼2022年中途採用リクルート説明会(2022年1月21日開催分):こちらからお申し込みください。