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2020.03.25 公開 2020.04.25 更新
株式会社スピッカート
都会の喧騒から離れた地域のデザイン事務所で、じっくりと関係を育んでいくデザイナーとエンジニアの仕事

※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください


天王寺駅からも和歌山駅からも快速で約30分。大阪府南部の泉州地域にあるJR熊取駅からさらに約2.5km離れた住宅街の一角に、デザイン事務所・スピッカートはあります。

(事務所の外観。カフェと勘違いして入ってくる人もいるそうです)


築80〜100年の古民家をリノベーションしたオフィスで働くスタッフは、代表を含めて9名。うち6名が熊取町で暮らし、3名が車かバイクで通勤しています。代表の細尾さんが2008年に起業し、2016年に法人化。2018年1月末に、都会の喧騒から離れた現在地にオフィスを移転しました。

「お客様の業種も規模もさまざま。大手企業も近くのピアノ教室も、ご依頼があればお応えする」そんなスタンスで地元や近隣地域だけでなく、東京や鹿児島、沖縄などのお客様ともやりとりし、WEBサイト制作を中心に(約8割)、ロゴやイラスト、パンフレットなどグラフィックデザイン全般を手がけています。

(泉州地域を拠点にサラダや惣菜などを製造・販売している食品会社)

(職人が一つひとつ手づくりしたたわしを取り扱う和歌山の会社)

(地元・熊取町のおすすめグルメ「くまコロ」<熊取産さといもを使用したコロッケ>)


地元泉州をはじめとした地方の特産品や企業をデザインの力でサポートしやすいところも、ローカルな場所に根を下ろしたスピッカートならでは。

「もしも、熊取町で店舗を構えたりされるのであれば、ロゴやショップカード、WEBサイトはスピッカートまでご相談いただけたら嬉しいです」

ブログで発信されたその言葉にも、地方の企業を元気にしたいという思いが滲んでいます。
デザイン事務所という忙しい業種でありながら、のびやかでゆったりとした空気が漂っているのは、ローカルな立地や広々とした空間、風通しのよい職場といった環境の力も作用しているからでしょうか。

「人感」や「温度感」、手書きやアナログ特有の「あたたかさ」が感じられるスピッカートらしいデザインも、そんな環境と無関係ではないはず。「ホームページを見てビビッときたんです。うれしくて思わず電話をかけてしまいました」というお客様もいたそうで。

(天井が高く、窓も大きいからか、実際以上に広く感じられる空間です)


また、人を「育てる」ことを重視しており、新卒で入社したスタッフは4名。平均年齢は27歳という特色ある会社です。

そんなスピッカートで今回募集するのが、デザイナーとフロントエンドエンジニア。基礎的なスキルを身につけていれば、実務経験は問いません。

(事務所の入り口。ガラガラと開く引き戸も風情を感じさせてくれます)


では、実際にスタッフはどんな働き方をしていて、何を大事にし、何を目指しているのか?働いてるスタッフの声を通して、スピッカートという会社を紐解いていきます。


壁を感じさせない横並びの人間関係が、居心地のよさを生み出している


まずお話をうかがったのは、5年目の前川ひろみさん。高校卒業後、7年ほど事務職を経験。ずっと温めてきた「デザインに関わる仕事をしたい」という思いに突き動かされて、5人目のスタッフとして入社しました。

(「これまで、日曜日の晩に憂鬱になったことはない」と前川さん)



前川さん アイコン
「入社してまず驚いたのが社内の人間関係。会社なのにこんなに仲がいいのかとカルチャーショックを受けたんです。たぶんそれは、代表の細尾の人柄によるところが大きいですね。いい意味で代表っぽくないので、構えなくていいし軽口だって叩けるんです(笑)」

(代表の細尾さんと。キャリアや年齢を問わず、お互いをニックネームで呼び合う文化があります)


デザインソフトはそれなりに扱えたものの、デザイナー経験もなければ、デザインを学んだこともない。そのハンデは熱意でカバーしようと意欲をみなぎらせて入社した前川さん。ほぼゼロからの仕事にはどのように取り組んだのでしょう?

前川さん アイコン
まずは自分なりにやってみて、できたものを見せる。それに対してもらったフィードバックをもとに、ブラッシュアップする。そのプロセスを繰り返して、徐々にスキルアップしていきました。

はじめの頃はダメ出しも多かったのですが、『こうしたらもっとよくなるよ』『こういう感じはどう?』などと、そっと横に案を置くように対応してくれたおかげで、前向きな気持ちで取り組み続けられたように思います」

「アシスタントという役割を設けず、新人でも、できる限り1から仕事をまかせる」というのが代表である細尾さんの考え方。入社して数ヶ月が経った頃に名刺デザインの仕事を与えられた前川さんは、(経験が浅い)私に任せてくれるなんて、と胸が高鳴ったそうです。

前川さん アイコン
早い段階で自分の力量以上の仕事が与えられる。それを喜びと感じる人なら、うちに合っていると思います。お客さまの業種や規模、内容がさまざまで、やりたいことに挑戦させてもらえるのも魅力ですね」

(建物は築80〜100年ですが、柱に使っている木はもっと年月を重ねている説も)




クライアントの成長に、デザインを通じて関わり続ける


新たなキャリアステージとして、4年目からはディレクション業務を担当している前川さん。「お客様が何を求めているのか、はじめにしっかりすり合わせして方向性を固めておくことを大切にしている」とのこと。
会社として「デザインの側面からお客さまのブランディングを長期的にサポートするパートナー」を目指しているスピッカート。たとえばWEBを制作した企業の商品パッケージやパンフレットなど、他の領域にも関わりを広げ、成長を支え続ける、といった事業展開を思い描いています。

前川さん アイコン
「ディレクターになってから担当させていただいた高等専修学校・大竹学園さんは、まさにそのモデルケース。私はまだ2年くらいしか関わっていませんが、東京・八王子にある同校とはかれこれ8年くらい、お付き合いが続いていています」

大竹学園さんとは、最初に受注したイラストの仕事に始まり、パンフレット→Webサイト→イベントのチラシ→文化祭の看板と、携わる領域が徐々に広がってきたそうです。
WEBサイト:https://www.ohtake.ac.jp/food_beauty/

前川さん アイコン
「経験が少ない状態で任せられたうえに、代表から引き継ぐプレッシャーも半端ない。最初は荷が重かったのですが、お互いに提案を出し合って、一緒に作り上げる時間を重ねるにつれ、どんどん仕事が『自分ごと化』してきたんです。

『頼んでよかった』と言っていただけるようになった今では、『期待を裏切らないように』という心地よいプレッシャーを感じながら仕事をしています



みんなで前に進んでいく。だから実感できる『関われている感』


次に紹介するのが、芸術系の大学から新卒で入社した4年目の井上侑子さん。現在はイラストとデザイン業務を担当しながら、デザインチームのセクションリーダーとして、2人の若手を育てています。今回デザイナーとして採用されると、井上さんのチームの一員になります。

(実家の部屋が服であふれていた「タンスはち切れガール」こと井上さん)


スピッカート作のイラストをひと目見た瞬間から、その世界観に惹かれ、迷うことなく入社を決めた井上さん。地域のデザイン事務所に目を向けたルーツには、大学時代の経験があるそうです。

受け身な姿勢では、きっと何も掴めない。何でもいいから主体的に関わっていきたいーー。大学入学前から抱いていた思いを胸に、大学1年生の頃から地域活性化プロジェクトに参加した井上さん。主催するワークショップやイベントのPRのために、チラシや冊子づくりに取り組んでいました。

井上さん アイコン
「子ども向けのイベント開催の話を小学校に持ちかける際、自分たちが作った冊子(実績)を見せたときから、すごくスムーズに話が進むようになったんです。そこで『言葉を補完するデザインの力』を感じたことが私の原体験。スピッカートに入ってからは『デザインが発奮材料になった』というお客さまの反応をいただくなど、デザインにできることはまだまだあると実感しています」

細尾さんいわく「入社前から制作物の出来はピカイチだった」井上さん。しかし、最初からうまくできたわけではありません。自分がいいと思うデザイン案を社内で見せても、毎度のようにダメ出しされ、自分のスキル不足に悩む日々が続いていたのです。そんな状態から抜け出したのは入社後約半年が経った頃、美容室のロゴを作る仕事がきっかけでした。

井上さん アイコン
「お客さまにロゴ案をお送りしたところ、『もうこれ以外考えられない。ほんとにかわいくて仕方がない』と、心の底から喜んでくださったんです。今までやってきたことが報われたような気がして、自分に自信を持てました。思えばその案は、ラフの段階から社内でもすごく褒めてもらえて、ダメ出しもまったくなかったんですよね」

2,3年目には、お客様から「デザインは井上さんで」と指名される案件も出てくるなど、認められ方が変化。さらに次のステップへと進めたのは、セクションリーダーの役割を与えられたことがきっかけだとか。普段、後輩と接するうえで心がけていることは?

井上さん アイコン
「自分たちで考えるように、あえてアバウトな表現を使ったり、参考デザインだけ伝えたり。押しつけにならないように、個々の納得感を大事しながら伝えるように心がけています

「それぞれの意向や納得感を大事にする」スピッカートでは、3ヶ月に一度、個人面談を実施しています。「代表と改まって話をすることで、目標を再確認し、自分を鼓舞できます。日頃感じているモヤモヤについても話すので、ガス抜きにもなりますね」と前川さん。

助け合いながら前にすすむ意識を共有し、昨年には「1人の100歩ではなく、全員の1歩」というスローガンを掲げていたスピッカート。自社サイトでは、スタッフ全員のプロフィールや制作事例などを通じて、個性や仕事内容がわかるようになっています。

自社サイトのデザインとイラストは、井上さんが制作したもの。

井上さん アイコン
「やりたいと望めばやらせてもらえたり、(デザイナーでも)打ち合わせに参加して意見を言えたりと、さまざまな場面で『関われている感』を実感できる会社です

マネジメントの仕組みからも、スピッカートの社風は垣間見られます。9:00~18:00の勤務時間において、「17:00の時点で退勤時間が19:00をまたぎそう」な場合、残業申請書を各セクションのリーダーに提出することが求められるのです。

「残業申請書」と聞けば、何やらおカタくてシステマチックな印象を受けますが、真のねらいはひとりで仕事を抱え込まないようにすること。要は、「進捗報告を制度化し、スタッフのSOSに気づきやすくする」仕組みなのです。


時を重ねれば重ねるほど熟成されていく、味わい深い仕事を


ともすれば効率やスピード感ばかりが偏重され、早く結果を出すことを求められる現代。そんな時代とて、年月を重ねることでしか手に入らないものは変わらず存在しています。

熊取に根ざして、地域との関わりを育んでいく。
遠方にもいるお客様との間に根を下ろし、信頼を育んでいく。
人材育成にも積極的に取り組み、スキルを育んでいく。

樹木がゆっくりと幹を太らせていくように、長い目で成長を志す。スピッカートが重んじる「育む」姿勢は、じっくり物事に取り組む姿勢とも言い換えられます。

「紙かWEBかを問わず、デザイン制作はスパンが長い仕事。だから原則として、単発、急ぎの案件は受けない」という代表の細尾さんの言葉に、スピッカートらしさが詰まっている気がしました。

前川さん アイコン
「当社では、たとえばコーヒー屋に行こうと思ったら、すぐにスタバが思い浮かぶ状態をブランディングと定義しています。脳内検索でデザイン=スピッカートが出てくるような存在を目指しているんです」

じっくり育むことで、言葉を尽くさなくても通じ合う関係が生まれ、おのずと他と比べられない存在になるーー。デザインの三歩先を見据えるスピッカートでは、時を重ねれば重ねるほど熟成されていくような、味わい深い仕事ができるのかもしれません。

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Job description
募集職種
企業名・団体名
株式会社スピッカート
募集期間
2020/04/24 〆切
募集職種
(A)デザイナー
(B)フロントエンドエンジニア
仕事内容
(A)デザイナー(WEB・グラフィック)
・Webサイトのデザイン業務(コーポレート、ECサイトなど)
・グラフィックデザイン業務(ロゴ、パンフレットなど)
・クライアント対応、業務に関連する雑務など
(BtoB、BtoC、業種などさまざま)

(B)フロントエンドエンジニア
・レスポンシブ対応のWebサイトのコーディング
・レスポンシブ対応のWebサイトのフロントエンドの実装(jQueryプラグイン使用のものなど)
・Wordpress等の実装
雇用形態
正社員(試用期間2ヶ月あり)
応募資格
経験は問いませんが、必須スキルは満たしている方。経験者は優遇します。

【必須スキル】
(A)
・XD、Photoshop、Illustratiorを駆使してレスポンシブサイトがデザインができる方
・印刷用の入稿データ作成ができる方
(B)
・HTML5、CSS3でレスポンシブサイトのコーディング、Wordpressのテンプレート設計、開発ができる方
・XD、Photoshopなどの操作が問題なくできる方

【歓迎スキル・経験】※必須ではありません。
(A)
・ロゴやパンフレットなどのグラフィックデザイン経験
・イラストレーションの制作
・コーディング経験や知識
・進捗管理など案件のディレクション経験
・コンペ、コンテスト等への応募実績
(B)
・PHP、javascript等のプログラミング知識のある方
・gitを使ったバージョン管理
・スマホアプリの開発経験

【求める人物像】
・明るく元気な方
・お客様視点で仕事に取り組める方
・デザインが好きな方
・挑戦心があり、自分で目標を決め取り組める方
勤務地
大阪府泉南郡熊取町小垣内3-3-2 本社
勤務時間
9:00〜18:00(内1時間休憩含む/残業あり)
給与
月給20.5万円〜
(基本給162,000円+固定残業費43,000 ※時間外労働の有無に関わらず、35時間分の時間外手当として支給)
※経験・スキル・前給等を考慮し、面談の上決定します。
休日・休暇
休日 / 週休2日制(土日)・祝祭日・年末年始・夏季休暇・慶弔
待遇
交通費支給(上限20000円/月)、社会保険、雇用保険、子供手当、お祝い金制度、近隣住宅手当(上限15000円/月※熊取町内で一人暮らしをする方)、昇給・賞与※業績による
採用予定人数
1〜2名
選考プロセス
1)本サイトからエントリー後、
 履歴書・職務経歴書・ポートフォリオ(制作した作品)を弊社までご郵送またはメールにてお送りください。

【書類送付先】
〒590-0432
大阪府泉南郡熊取町小垣内3-3-2
株式会社スピッカート 採用担当宛
※ご郵送いただいたものはお返ししておりません。

【メールアドレス】recruit@spicato.com

2 )書類審査後、通過者のみメールにてご連絡
3 )担当者との面接を実施(ポートフォリオをお持ちください)
4 )代表との面接を実施
※3)4)の面接の結果はすべての方にお知らせします。
※面接時は普段着にてお越しください。
職場見学
仕事内容や職場の雰囲気を体感いただける、職場見学を受付ています。
ご希望の方は、「希望日・見学を希望する理由」を記載の上、エントリーフォームよりご連絡ください。

・実施日:個別対応
・場所 :本社
・内容 :社内見学、質疑応答など
WEBサイト
https://spicato.com/
メッセージ
創業から12年、法人化して4年のまだまだ成長段階のデザイン事務所です。
たった1人から立ち上げ始めた事業でしたが、ひとりひとりと増え、まるでRPGの仲間探しのように集まったスタッフたち。お客様と向き合ったていねいな仕事を武器に、コツコツと信頼を築き、スタッフも会社も、年輪を刻むように少しずつ少しずつ成長してきました。

最近では制作実績が認められ、代理店さんや制作会社さんからの大企業の案件が増える一方で、直接取引きでブランディングから携われる案件も増えてきています。地域でのイベント企画にも取り組んでいますので、あなた次第で可能性はどんどん広がっていく、そんな会社です。

一緒に成長していきたい!新しい分野に挑戦したい!という気持ちをお持ちの方のご応募をお待ちしています。