求人情報

ワシオ株式会社

昔ながらの機械に向き合い「あたたかい」を生み出す職人仕事。社員とその家族を幸せにする、ものづくり老舗ベンチャー

  • 2019/10/22 公開
  • 2019/11/22 更新

※ハローライフでの募集は終了してますが、
採用状況は各社に問合せください


真冬の野外撮影が多い芸能人から「伝説のインナー」と呼ばれる肌着「もちはだ」。保温性に優れ、ふわふわで柔らかい「ワシオ式パイル起毛」の生地が特徴です。

つくっているのは起毛のパイオニアであるワシオ株式会社(以下、ワシオ)。

「ワシオ式パイル起毛」は、約50年前に独自につくられた機械(編立機械)から生まれた特許製法。靴下や肌着・アウターなどを手がけており、国民栄誉賞を受賞した登山家・植村直己さんが南極大陸大冒険の際にもワシオの靴下を使用したほど、そのあたたかさは驚異的です。
今回は、ワシオでしかつくることができない商品を生み出していく機械のメンテナンスや調整・新たな開発を担う職人を募集します。

オンリーワンという強みをもつ職場に身を投じ、よりよい生地を生み出すために機械と向き合う職人たちの声をぜひ、聴いてください。

(兵庫県加古川市にある本社にお邪魔しました。工場も併設されています)


機械やバイクいじり、プラモデルづくりなどが好きな人は、きっと楽しめる。未経験者歓迎の職人仕事。


ワシオの機械はほかの繊維メーカーのものと比べると、とても特殊。

昔ながらの機械をベースに、物理的に部品を足したり引いたりして改造を何度も重ねたもの。コンピュータでプログラム制御されているようなものではなく、とてもアナログです。
「ワシオ式パイル起毛」が驚異的なあたたかさを実現するのは、ワシオ独自のこれらの編立機械があるからこそ。

タオルのようにループ状に編まれたニットは、このような形をしています。
従来の方法で起毛の処理をかけると、生地が毛羽立つと同時にループも破壊されてしまいます。
そこで、ループを破壊せず、上部だけを起毛します。この方法では、起毛部分とループの両方に空気を溜めることができるので抜群の保温力を持つ生地に仕上がります。これが「ワシオ式パイル起毛」。ワシオが改造・開発した機械でしかつくることができない起毛なんです。

(商品に合わせて起毛の度合いを調整しています)


新商品をつくる際はもちろん、今ある商品の改良の際にも機械を改造します。付け足す部品を手作りすることもあるというから驚き!現場の工作室で鉄板を切ったり磨いたり、溶接などをして作られています。繊維工場とは思えないほど、道具がそろっています。

(機械に取り付ける部品もワシオ内でつくっています。機械・バイク・車いじり・工業的ものづくりが好きな人にはたまらない)


複雑な機械の扱いは難しそうですが、エントリーには資格はいりません。さらに未経験者歓迎。

職人の佐藤 勲(さとう いさお)さんと宮城 修(みやぎ おさむ)さんにお仕事について伺いました。

(左:佐藤さん 右:宮城さん)



佐藤さん アイコン
「ベースとなる機械をつくる工場が今はほとんどなく、新商品をつくる度に新しい機械を一から作ると、コストが大きくかかってしまいます。そのため50年前から使っている機械に手作りした部品をつけて改造し、最新の機械でもつくれないような靴下やタイツ、肌着などをつくれるようにしたんです」

理想の商品をつくるための機械を、アナログな改造によってつくっている…。未経験者にとってはとても難しそうに感じる作業ではないかと思うのですが…。

宮城さん アイコン
「うちの機械は特殊なので、まず『経験者』がいません(笑)。最初はどの機械がどんな生地をつくっているのかを知ってもらうために、出来上がった生地を畳んだり、裁断してもらいます。その後、機械の掃除や傷んだ針の交換、チェーンの取替えなどを行います。できるところから徐々にステップアップしていきますので大丈夫ですよ


佐藤さん アイコン
「最終的に、『この生地をつくるんだったらこうセッティングすべきだな』とその時その時のふさわしい機械の仕様がわかってくるようになります。さらに経験を積んでいけば、新商品をつくるために必要な改造ができるようになる…といった流れでしょうか。覚えることも多くて大変かもしれませんが、必ずできるようになるから大丈夫です

(円形に並んでいるのが生地を編む針。高速で動く150本以上の針の中で、ときに折れてしまうものもあります。その針を交換するのも職人の仕事)




宮城さん アイコン
「ここにしかない技術を残していくためにも、新しい人を長いスパンで育てていきたいという想いがあります。互いにいろんな話し合いをして、いい商品を作りたいですね。それによって『今よりもっといいワシオ』が生まれていけば嬉しい」


佐藤さん アイコン
ひたすら機械と向き合うので、根気はいるかもしれませんね。でも、機械やバイクいじり、プラモづくりなどが好きな人はワクワクする職場なんじゃないかな。実際、作業はおもしろいし没頭できますよ。

また、必須のスキルではないですが…機械や部品の情報が現状、職人たちの頭の中にしかないので、それらをきちんとデータ化し共有管理するためにも3D CADを使える人が来てくれるとなお嬉しいですね 」



個性ある機械とひたすら対話する職人。自分たちがつくった商品が世に出る達成感は格別。


佐藤さんと宮城さんは、「仕事の大変なところと楽しいところは表裏一体だ」といいます。

佐藤さん アイコン
「ワシオの機械はみな同じように見えるけど、それぞれ部品が違っていて性格も違います。生地の仕上がりが悪くて、どこが故障してるんやろ?と見るんですが、どれがどうなって悪くなってるのかわからないときもありますよ(笑)」

(130台ほどの機械がズラリと並んでいました)


20年以上のキャリアを持つおふたりでも、首をひねることがあるとは。

佐藤さん アイコン
「ほんまそれぞれの機械と対話してるみたい。隣の機械と同じように調整したら同じように動くわけではないので、一台一台と向き合っています」


宮城さん アイコン
「この歳になっても勉強の日々やね」


佐藤さん アイコン
「そう。だからこそうまく調整できたら『やった!』と喜べます。できない、できない、できない…できた!という瞬間が気持ちいいんです

(セットした仕様通りに生地が仕上がっているか確認します)


勤務時間は8時~17時。9時までは機械の検査を行い、10時からメンテナンスや仕様の変更、試作品の作成などをします。繁忙期は夏。冬の訪れに向けて生産ラインはフル稼働します。

作業には黙々と取り組むというおふたりですが、職場の雰囲気はいかがでしょうか?

佐藤さん アイコン
「ワシオは職場の上下関係が厳しくなく、ガチガチしていないからこそいい商品が生まれていると思いますね。みんなの協力でいい商品ができるという考えが根幹にあるからかな」


宮城さん アイコン
「やろうとすることに対して、みんなで意見を出し合って協力し合えてるよね


佐藤さん アイコン
「ここまでアナログに手をかけて機械に向き合っている会社は他にないでしょうね。本当に暖かい起毛はどうすれば実現するのか、それをつくるためにはどういう部品を機械のどこに取り付けて動かすべきなのか、深い探求の末に商品ができています」


宮城さん アイコン
「僕らはこの仕事が天職だと思ってるんです。自分が考えて改造した機械から新しい商品が生まれて、生産ラインに流されて出荷された時に『ああ、俺の商品が運ばれていく』って感じます。商品が世に出る瞬間が本当に嬉しい


佐藤さん アイコン
「しかもそれが『めっちゃ暖かい!』と言ってもらえたら、本当に嬉しいよね」

こちらの気持ちが熱くなるほど、佐藤さんと宮城さんの仕事への誇りが伝わってきました。


社員とその家族を、守りたい。そんな強い信念をもつ人のもとで働く。


今のワシオを語る上で、絶対に外せないのは経営陣の一員である鷲尾 岳(わしお たかし)さん。25歳のときに家業のワシオに入社し、現在28歳です。
入社当時は、安い機能性肌着が市場にどんどん出回る中、暖冬も重なり、ワシオの売上が危ぶまれた頃。鷲尾さんは徹底的な経営の見直しを図り、業績を黒字回復させた気鋭のイノベーターです。ワシオは今、老舗ベンチャーへと生まれ変わり、めざましい進化を遂げている最中。

鷲尾さん アイコン
「僕はもともと別の夢があって海外で働いていたのですが、たまに実家に帰るも、経営のことでだんだん家族の仲も悪くなり…。危機感を抱いて、帰国して入社しました。とりあえず何とかしたい気持ちで再建に取り組んだんです」

管理体制や就業規則など、「昔ながらのなあなあ気質だった」会社を、根本から変えていった鷲尾さん。その変化に対する反発があったり、社員とわかりあえず衝突することもあり…。「ここで変わらないと終わってしまう」と何度も何度も話し合ったそう。

鷲尾さん アイコン
「今では、変わらないといけない現状を互いに理解し変化を前向きに考えています。昔は技術を守るだけだったけど、今は新商品の開発やPRで新しいことをしようと話し合うことができる雰囲気になっていますね」

ワシオの創業は1955年。歴史ある会社の中で、守らなければならないものを守りながら時代に合わせて姿勢を変化させていく道のりは、きっと生半可ではなかっただろうと簡単に想像ができます。変革の旗を振り続けた鷲尾さんのその熱の根幹はどこにあるのか知りたくて、「なにが鷲尾さんを突き動かしたのですか?」と聞きました。

少し考えたあとに返ってきたのは、「…終わってしまうのが嫌だったんですよね」という、強く、ハッキリとした言葉。

鷲尾さん アイコン
「50年ももちはだの起毛を作り続けてきたし、ワシオにしかない技術もある。いろんな試練を社員みんなで乗り越えてきたこの場所が終るなんて、もったいないじゃないですか。基本的に自分がどうこうしたいというのはなく、社員みんなが気持ちよく働いてくれたらいい。みんなのことが好きだし、常に技術を進化させようとする職人のことも誇りに思っています。もし僕が携わらずに終わってしまったら、自分が一番後悔すると思ったんですよね。ただただみんなのことを守りたい一心でした。それはこれからも変わらないですね」

「今が第二次創業期ですね」と鷲尾さんは言います。さまざまな苦難を乗り越え、激動の時代を生き抜くために「ひとつにならなければ」という強い想いがワシオにはあります。そんなワシオには、どんな人が合うのでしょうか?

鷲尾さん アイコン
『誰かのために働くことが好き』『誰かの喜ぶ笑顔が見たい』という人がいいですね。誰かの『ありがとう』が聞きたいというのは、どの業界でも同じではないでしょうか。給料だけじゃなく、何のために仕事をするのか?はすごく大事だと思ってるんです」

(ワシオのコンセプトは「世界から寒いをなくしたい」。人を暖め、「寒い」というネガティブな感情を取り除くことで、人の暮らしを豊かにしたいという想いがあります。まさに誰かのための会社です)



鷲尾さん アイコン
やはり楽しんで仕事をしてもらいたいです。ハツラツとしてなくても、アイデアが思い浮かばなくてもいいから、楽しんで仕事をして、分からないことは先輩たちの意見を聞きながら取り組んでいけば、うちで輝けると思います。一番よくないのは、言い訳をする・見栄を張ること。素直に取り組めばきっと楽しめる職場だと思います。

つなぎのために人が欲しいわけではないので、仕事をルーティンと捉えず、新しいことへの挑戦にも前向きに取り組める人が来てくれたら嬉しいですね

原稿を書き終えた今も強く思い出されるのは、社員を想い奮闘する鷲尾さんの姿。そして日々、機械と対話し、向上したいと前を向く佐藤さんと宮城さんの姿でした。あらゆることに挑み続ける背中はなんて大きくて、心強いんだろう…。思い出すだけで心がグッと震えるのです。

心も体もあたためるワシオのもちはだ。そんなすてきな商品が生まれる機械と向き合う職人に、あなたもなってみませんか?ぜひ、エントリーを。

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だれかに教えてあげてね

募集要項

企業名・団体名
ワシオ株式会社
募集期間
2019/11/21 〆切
募集職種
生産部門 編み立て技術スタッフ
仕事内容
◆機械のメンテナンス・部品加工
編立機械のメンテナンスや摩耗した部品の製造

入社して直ぐは研修で製品の構造や製造の流れを理解するため工場全ての部署での作業を経験して頂きます。
雇用形態
正社員(試用期間3ヶ月)
応募資格
未経験可
経験者優遇、高卒以上、普通免許
勤務場所
兵庫県加古川市志方町高畑741-1
勤務時間
8:00~17:00(内、1時間15分休憩あり/月平均20時間程度残業あり)
給与
月給17万円〜25万円
※経験・能力等考慮し決定します。
休日・休暇
土曜(会社カレンダーに依る)、日曜、祝日
年末年始、夏季休暇、有給休暇
※年間休日113日
待遇
・通勤手当(会社規定内支給)、家族手当
・昇給あり・賞与2回/年(業績による)
・社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生)
・車通勤
採用予定人数
2名
選考プロセス
1 )本サイトからエントリー後、
 履歴書・職務経歴書を弊社までご郵送ください。(※不採用の方に履歴書返送)
 【送付先】
 〒675-0304
 兵庫県加古川市志方町高畑741-1 採用担当 宛

2 )書類審査後、通過者の皆様にのみご連絡
3 )お電話にて面談日時を相談の上、決定。
4 )一次面談を実施
5 )面談の結果、採用の方にご連絡(※不採用の方に履歴書返送)
WEBサイト
http://www.mochihada.co.jp/
職場見学
仕事内容や職場の雰囲気を体感いただける、職場見学を受けつけています。
ご希望の方は、「希望日・見学を希望する理由」を記載の上、
応募フォームよりご連絡ください。

・実施日:個別対応
・場所 :ワシオ株式会社 事務所・工場(兵庫県加古川市志方町高畑741-1)
・内容 :工場見学、質疑応答など
メッセージ
自社ブランド「もちはだ」や「Yetina」の生地を編む機械を作り、調整するお仕事です。
世界中で唯一、ワシオ株式会社でしか編めない「ワシオ式起毛生地」を産み出す技術を守り、伝承していく次世代の職人を募集します。
ものづくりや機械いじりが好きな方、やる気がある方等、未経験でも大歓迎です。