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自立生活センターリングリング / NPO法人つなぐ

「一人ひとりと向き合う福祉」を諦めたくない人へ。差別へのアクションにも取り組める障害者介助の仕事。

  • 2019/09/03 公開
  • 2019/09/09 更新

この企業・団体では、職場見学/企業説明会を実施しています。
本エントリー前に見学・説明会参加をご希望の方は、募集要項の「職場見学/企業説明会」項目欄をご確認ください。


自立生活センターリングリングの仕事は、「福祉」や「介助」という分野を超えた新しい仕事なのかもしれません。

この取材を通じて、障害者福祉の仕事は大変そうだと勝手に決めつけていた自分がなんだか恥ずかしくなってしまうほど、「介助」のイメージが変わったのです。

リングリングは、障害者の権利を擁護する活動のほかに、障害者が自立生活を送れるようにサポートする取り組みをおこなっています。
重度障害の当事者が代表となり「すべての障害者が当たり前に自立生活できる社会」を目指して2002年に立ち上げました。
「障害者福祉は大変そうだ」と思っている人や、過去に「福祉」や「介助」の苦労を体験したことがある人こそ、ぜひ読んでください。


「時間」ではなく「利用者」にちゃんと向き合いたい。リングリングでは、気持ちよく自然に人の役に立つことができる。


「母が本当に楽しそうにリングリングで働いているのを見て、私も働きたいと思うようになったんです」と話してくれたのは、障害者の介助を担当するチーフスタッフの安井 弥来(やすい みく)さん。
安井さんは高校生の時に、お母様に「きっと好きだと思う!」と誘われ、リングリング主催のイベントに参加したことで興味をもちはじめ、働くことを決意しました。

しかしすぐに入社はせず、「経験や自信をつけてから働きたい」と、まずは別の高齢者介護施設で働くことを選んだ安井さん。そこでリングリングと他の施設の大きな違いを感じたそうです。

安井さん アイコン
「施設では、決まった時間に決まったことをするのが当たり前という感じでした。お風呂の次はご飯、ご飯の次はトイレ…と流れ作業で、時間配分がきっちり決まっています。運営上、仕方がないことかもしれませんが、利用者さんよりも時間と向き合っているような感覚で…。ついイライラしてしまうこともありました」

さらに「介助をしてもらう・してあげる」という関係であったことも、精神的な辛さにつながったと言います。

安井さん アイコン
「介助をしてもらう・してあげるという関係だったので、『ありがとう』の言葉を求めて仕事をするようになってしまって…。

『ありがとう』が指標や目的になると、言われなかったときに『あ、この人は言ってくれなかった…』と、いちいち落ち込んでしまうんですよね。そういう自分も嫌で。もっと気持ちよく、当たり前に人の役に立ちたいと思いました」

安井さんの言葉からは、介助に対する力強い信念を感じました。リングリングに入社してからは、介助の方法だけでなく、自分の感覚も大きく変化したそうです。

安井さん アイコン
「リングリングでは、利用者さんの生活の流れに沿って介助をします。1対1で介助をするから、120%の力で向き合えます。
本当にその人の目や手、足になるという感覚なんですよね。だから『ありがとう』という言葉は必要ないと感じています」



ここは「学びの場所」。障害や差別に対する視野・知見を広げられるチャンスがたくさんある。


出張が多いのもリングリングの特徴。安井さんは介助者として、全国各地で講演や研修等をおこなう代表に同行し、全国の自立生活センターや自立生活を送っている重度障害者の方々と出会い、多くの学びを得ていると言います。

出張頻度は、1ヶ月に2回~2ヶ月に1回程度だそうです。

(講演会の様子。リングリングの代表がスピーカーとしてお話しています)



安井さん アイコン
「出張に行くと、『全国にはこんなに障害者がいるんだ!』と実感します。様々な自立生活センターの話を聞く機会が多いので、視野も広がるし、発見があって面白いです。リングリングの仕事は、ただ介助をするだけではない学びがありますね」

出張先で「すべての障害者が当たり前に自立生活できる社会」の実現に向かって活動する代表や自立生活センターの姿を見るうちに、リングリングの理念により深く共感するようになったそうです。

また、リングリングが主催するイベント「障害者と戦争」を通じて「差別」に対する意識も大きく変わってきたと言います。


安井さん アイコン
「『障害者と戦争』というイベントでは、障害者に対するものに限らず社会のあらゆる場面で起こっている差別をテーマに取り上げます。例えば薬物依存症の方や、児童養護施設に対するものなど…。当事者の話を聞きディスカッションするなかで、身近なところにたくさんの差別が潜んでいるんだということに気づきました」

(「障害者と戦争」イベント中の様子。スタッフや利用者だけでなく、地域の方々も参加しています)


差別は特別なことではなく、偏見の延長線上にあるものなのだと、安井さんは続けます。

安井さん アイコン
「もしかしたら、ふとした瞬間、無意識に自分も誰かを差別しちゃうかもしれない。差別について知れば知るほど、それくらい日常的に差別は存在しているって気づいたんです。

日常の差別に気づき、それを認めて、どう向き合うかを考えることが大事だと思います。私はここで働いて、『差別に気づけたこと』に大きな価値を感じています

リングリングは、安井さんにとって学びが生まれる場所。差別や偏見というフィルターを正しく認識することで、自分自身が変わるきっかけになっているのです。


介助の技術よりも、しっかり向き合い対話することが大事。利用者が過ごしたい1日をサポートするための仕事。


安井さんと同様、介助を担当している山崎 綾夏(やまさき あやか)さんに、具体的な仕事の流れを教えていただきました。

山崎さん アイコン
「仕事の流れは日によって全く違いますが、利用者さんのお宅を訪問し、まずはその日のスケジュールなどを確認します。日によって遠出する時もあれば、家にいるときもあります。友達に会ったり、仕事をしたり…人それぞれ、その日によってスケジュールは変わるので、利用者さんの過ごしたい1日に沿って介助を行うことが基本です」

洋服を着替える、お風呂に入る、ご飯を作って食べる、電車に乗る、スーパーで買い物をするなど、日常の生活をサポートしています。サポート内容もそれぞれ違い、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの介助になります。

(例えば、のどが乾いたら代わりにお金をいれて飲み物を買います)

(「どのように切りますか?」と確認しながら、家で野菜たっぷりのサラダを作る安井さん。「サラダを作ったのは私ではなく、あくまで利用者さんなんですよ」と教えてくれました。その視点こそがリングリング)


「大切なのは介助の技術よりも、対話すること」と、山崎さんは言います。

山崎さん アイコン
「利用者さんがどう感じてるか、どう思っているかをしっかりと聞きます。信頼関係が大切なので、『介助』について一方的にこちらが決めることはなく、利用者さんと一緒に話し合って決めていきます。代表も重度障害者なので、利用者の立場から『ここはもっとこうした方がうまくいくよ』などアドバイスをくれるのも心強いですね」

未経験で入社しても、入社後半年間の研修があり、資格を取得できるようになっています。介助の現場においても、しっかり先輩たちがサポートしてくれるから安心。

(研修で使われるハンドブック)


安井さんや山崎さんにお話を聞いていると、とにかくリングリングで働くことを心から「楽しい!」と思っていることが伝わってきます。

山崎さん アイコン
「友達によく『介助の仕事は大変そうやな』と言われますが、大変だと感じたことはありません。大変だからリングリングでの出来事を話しているのではなく、楽しいから話しているのにな(笑)

私自身、障害者と関わったり差別に対する学びを通じて、見える世界が変わりました。こうやって話すことで少しづつ、まわりの人も障害者への興味関心をもってくれたら嬉しいですね」

安井さんも山崎さんも、「仕事だから」ではなく、心から「障害や差別」に関心をもっているのだということが伝わってきました。リングリングでの仕事や利用者との関わりの中で「何のために介助をしているのか」という意識と常に向き合っているからこそ、「介助は大変だと感じない」という言葉が出てくるのだと感じました。


「生きづらい」と感じる人こそ知ってほしい。差別のない社会を目指して。


代表の中尾 悦子(なかお えつこ)さんは、今までのご自身の体験や感じたことをもとに、リングリングらしい介助の方法や障害者への自立支援を形にしてきました。

中尾さん アイコン
「リングリングが目指す『自立』とは、自分で何もかもやらなくちゃいけないという意味ではなく、家族や友人以外にも、手伝ってくれる人を増やしていくことです。私たちが目指す社会は、一部の人にしか助けてもらえない社会ではなく、多くの人に助けてもらえるような社会なんです

家族や友人以外の多くの人が、障害者をサポートする社会…。そんな社会を実現するためには、障害者に対する差別が大きな壁になっているように感じます。

中尾さん アイコン
「だからこそ、全国各地で差別に関する講演に出向いたり、スタッフへの研修があるんです。まずは『差別』というものを理解してもらうことが大事だと思っているので、障害に限らずさまざまな差別に対してアクションを起こしています。

差別の種類は違っても、差別の仕組みはあらゆるところに潜んでいます。『差別』を理解することから始めれば、いつの日か障害者への差別もなくなると信じて活動しています」

(障害者が多くの人の力を借りながら自立生活ができるようになるには、差別をなくしていくことが必要です)



イベントなどを通じてリングリングと関わろうと決めたメンバーは、安井さんや山崎さんの他にもたくさんいます。この記事を読んで、「一緒に働いてみたいな」と思った方は、まずはリングリングのイベントに参加してみてはいかがでしょうか。(イベントのお知らせはFacebookページで更新しています。http://urx.red/vfo8

また、面接前に必ず説明会をおこなっていますので、どんな環境で何をするのかなど、しっかりと理解してから面接を受けることができます。

(オープンな空間の事務所。スタッフ同士の距離感が近くアットホームな空気です)



リングリングの仕事は、一人ひとりに向き合いながら介助をしたい人や、福祉や障害者を取り巻く社会について学ぶことにワクワクする人におすすめです。

現在、利用者数は3名(事務局スタッフ含む)ですが、あらゆる障害者が自立生活を送れるよう、組織を拡大すると共に利用者の数も増やしていく予定です。介助を通じて自分の人生を豊かにしながら、リングリングが目指す社会を一緒につくってみませんか?

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募集要項

企業名・団体名
自立生活センターリングリング / NPO法人つなぐ
募集期間
2019/10/03 〆切
募集職種
障害者の自立支援スタッフ
(自立生活をする障害者の介助・自立生活センターで行う事業のスタッフ)
仕事内容
○「施設や親元ではなく地域で自立した生活がしたい!」という障害をもつ方の家や外出先などでの介助がメインの仕事です。
○食事・着替え・トイレ・お風呂などの身体介助や、掃除・洗濯・調理などの家事援助、様々な外出先につきそう介助など、毎日、変化があります。
○ひとりひとりの障害者への個別対応ができるので、あきらめのない、生き生きとした現場です。
○同性介助を徹底しています。
○また、自立生活センターで行う事業のスタッフとして、イベントの企画や運営にも関わっていただきます。
雇用形態
・正社員(試用期間3ヶ月)
・アルバイト
応募資格
未経験者大歓迎
入社後、有給で資格を取得して頂きます。
(「重度訪問介護従業者養成研修」という県が認可し、全国で使える資格)
勤務場所
事務所(神戸市兵庫区中道通6丁目3-12 小西ビル1階)
付近にある障害者の自宅など
勤務時間
変形労働シフト制(休憩あり)

【日勤】
・8時~19時  ・9時~18時
・8時~13時  ・13時~19時  ・16時~22時

【夜勤】
・19時~8時  ・18時~9時   ・22時~8時

【2時間枠】
・9時半~11時半  ・20時~22時 など
給与
【正社員】
〇入社当初
・月給21万4500円~(業務手当44,500円分を含む)
※業務手当に25時間分の残業代を含む。
25時間超える時間外労働分は、各自の時給単価の1.25倍で支給。
・処遇改善手当を別途支給(実労働時間に応じて変動)2万円~3万円程度

〇入社後、約6ヶ月の研修「チーフスタッフ基礎研修」を受けて頂きます。
研修終了後、面接、筆記試験を経て、合格した場合【チーフスタッフA手当 15,000円】がつきます。
1年ごとの昇給があります。

【アルバイト】
・時給1,100円(処遇改善手当込)

〇給与の例
・8時~19時 12,100円
・19時~8時 13,854円
・8時~13時 5,500円
・13時~19時 6,600円
・2時間枠 3,200円
・8時~翌朝8時 25,954円
※この他にも、様々な働き方があります。お気軽にお問い合わせください。
休日・休暇
週に1日~3日(年間休日数110日)
※シフトにより決定(月に4日分はシフトの希望を出せます)
※アルバイトの方は希望の働き方をご相談ください。

【各種休暇】
・有給休暇(労働基準法に準ずる)
・介護休暇
・看護休暇
・出産休暇
・育児休暇
・慶弔休暇
待遇
【正社員】
〇交通費 上限2万円
〇賞与(5月12月) 1.5ヶ月分×2回=3ヶ月分 以上
〇手当
処遇改善手当・チーフスタッフA手当・年末年始手当・ゴールデンウィーク手当・出張手当・長距離移動手当・保育手当など
〇社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
〇有給休暇
〇「ひょうご福祉サービス総合補償制度」

【アルバイト】
〇交通費全額支給
〇賞与月(5月12月)に寸志あり
〇労災 ※週30時間以上の方は、雇用保険・社会保険も
〇有給休暇
採用予定人数
2名
選考プロセス
1 )希望連絡時間帯・説明会希望日を下記フォーム自由記述欄に記載の上、本サイトからエントリーください。
※まずは説明会に来ていただき、お仕事の内容をご理解いただいた上で、応募を希望される方は選考に進んでいただきます。

2 )日程調整の上、説明会を実施。

3 )説明会参加後、面接を希望される場合は、エントリーシートをご提出ください。
※ご提出頂いたものはお返ししておりません。

4 )日程調整の上、後日面接を実施。
※遠方などで、説明会同日に面接も希望される場合は、事前にご相談ください。

5 )面接の結果を全ての方にお知らせし、採用が決定
WEBサイト
ホームページ:http://www.ringring.bz/
Facebook:http://urx2.nu/S453
メッセージ
自立生活センターの活動は「すべての人が尊重される社会をつくること」です。
あなた自身も「様々な違いを超えて、人と人がつながること」の心地よさを実感できると思います。

柔らかな雰囲気の職場です。ほっこり静かな楽しさを好む人に向いています。
聞き上手な人が多く、泣いたり笑ったりが自由にできるような場です。

ぜひ、私たちの仲間に加わりませんか。
誰もが生きやすい社会を、一緒につくりましょう。

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