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株式会社大西東山造園の求人サムネイル
2019.02.28 公開 2019.03.30 更新
株式会社大西東山造園
造園の技術とチームワークで、未来に向けて緑を植える。これからの造園職人になろう。

※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください



個人的な印象から書きはじめると、造園会社の求人って結構、見かけるなと思っていました。けど、造園会社ごとの違いって全然わかってなかった…というのが今回、大西東山造園で話を聞いていちばんに感じたことです。
木に登って植木ばさみを手にして、という紋切型のイメージではまるで言い当てられない大西東山造園の仕事内容も、造園業に関わることの喜びについても、取材前に思い込んでいた先入観をがらっと覆されました。

そんな大西東山造園の仕事内容をお伝えする前に、まずは、大西東山造園の現場職のみなさんをご紹介しておきます。

(磯山武さんは造園業界歴17年。好きな植物は、すっきりとした樹形のソヨゴ。)

(18歳から大西東山造園で働く林健一さん。好きな植物は、きれいな花が咲くハナミズキ。)

(造園業界8年の井田順一さん。トゲトゲしくない植物はだいたい好きとのこと。)

(京都の造園会社から大西東山造園に転じて27年の藤村弘さんは、現場をまとめる頼れる職長。好きな植物は、剪定に技術が必要なクロマツ。)

(中塚剛さんは、2018年12月に未経験で入社したばかり。朝5時に起きて、愛犬(フレンチブルドッグとバグ)の世話をしてから出社するそう。)

(ある日、造園の仕事に目覚めて、運命のように大西東山造園とめぐりあった松井亮祐さん。好きな植物は、さわやかな感じがするというヤマボウシ。)

現場での仕事を終えて、大西東山造園の八尾本社に戻ってきたところで撮影にご協力いただきました。大西東山造園では、この現場職に加わる新メンバー=新たな造園職人を募集しています。


生涯をかける仕事として造園職人を選んだ松井さんは、ここに造園業の未来を見出した。


そこでどなたかに現場の話をお聞きできたらと相談したところ、みなさんの推薦を受けて、今回は松井亮祐さんに話を伺いました。聞けば、一度は日本料理の料理人として働いたこともあるという松井さんですが、今では大西東山造園で造園職人ひと筋。そこまでこの会社で造園に熱くなっている理由など、ぶっちゃけたところをお聞きしましたよ。

(松井さんのプロフィールのおさらいです。大西東山造園に入社したのは2016年。造園の業界に入ったのは23歳なので、造園業歴でいえば約12年。)


―前にも造園会社で働いていたそうですね。

松井:そう、実はここで3社目なんです。23でこの業界に入って、3年、4年というスパンで働いて、ここでやっと落ち着きました。

―転職理由が気になります。

松井:1社目も2社目も仕事の内容としてはほとんど同じで、個人宅のお庭をメインにやっていました。だけど、お庭のある家というのは明らかに減っていて、僕がやっている間にも庭をつぶすような仕事が増えていったんです。将来を考えたときに、このまま続けていける仕事なのかなと不安になってきて。

―造園業の未来に不安を覚えつつ、それでも造園という仕事にはこだわったんですね。

松井:ちょっとだけ違う業界にも入ってみましたけど、やっぱり造園の仕事は続けたいという思いが強かった。嫁さんには「もう、やめとき。前の会社と同じやって」と反対されたけど、これで最後やからと押し切って。一度やりたいと思ったら誰が何と言ってもやりたいって、よくも悪くもな性格なんです(笑)。
―そうやって押し切れるくらいに、前の2社と大西東山造園では何が違ったのでしょう。

松井:個人宅の庭も手がけることはあるけど、どちらかといえば大きなゼネコンとの仕事や工事現場での植栽をメインにやっていて、これはまだまだ需要がある世界だなと。

(大西東山造園の八尾本社には、近々、植えられる樹木がスタンバイしていました。)


―庭の木に登って植木ばさみでチョキチョキ…じゃないんですね。

松井:全然違っていて、なにもない更地に土を入れて木を植えていく。やり遂げるとがらっと違う景色になります。通りすがりの人からも「お! すごくよくなったね!」と言われたりして、達成感が大きいですね。

(職人たちの道具置き場。)


―造園会社は数あれど、植栽をメインにしているのが大西東山造園の大きな特徴なんですね。だけど、それって庭木の剪定よりも大変そうにも思います。

松井:もちろん、大変なこともありますけど、ひとりでは絶対にできない仕事なんですよ。たとえば、5mの木を現場で植えるとなったら、クレーンで吊り上げたりして、現場のみんなのチームプレイになります。植木の剪定よりも、今の仕事の方が僕としては面白いですね。

―ちなみに、小さい頃から造園志望でしたか?

松井:いえ、日本料理に興味があって、高校卒業後は日本料理屋で割烹着を着て働いていました。

―また全然違う職種だ。

松井:その働いてた店がつぶれそうになってた頃に、たまたまテレビで造園の日本一を決めるという番組を見たんです。こんな仕事があるって、それまでは全然知らなくて。

―それが23歳のときなんですね。

松井:そうです。そのときは「造園・家の近く」で検索して、ヒットしたところに入社しました。やっぱり植物は昔から好きで、たくさんではないけど、家にも観葉植物は置いてます。実は、お寺の苔とかも好きで。最近はあまり行けてませんけど。
―やっぱりこの仕事、植物への興味は大事ですよね。他の職人のみなさんの好きな植物も興味深いものでした。

松井:職場では普段、そんな話をすることないですけどね(笑)。実は、盆栽も好きで、松や紅葉の盆栽を持っています。ただ、家に置くのはちょっと”和”が強すぎると嫁に反対されて、実家に置いています。

―仕事で大きな木を植えているわけだから、自宅は観葉植物でもガマンしないと(笑)。

松井:前に手がけた現場へ何年か経ってから行ってみることもあって、木が立派に育ってたり、花が咲いてたりして、それを見るのはすごくうれしいことですね。

(大きな木を植える仕事といっても、使いやすい植木ばさみや刈込ばさみなどの造園道具は職人それぞれが持っています。)


『木を植えた男』という名作絵本がありますが、現代ニッポンの街のなかで木を植える=植栽を手がけるのであれば、組織された職人集団でなければ達成することができません。大西東山造園の職人たちは、言ってみれば現代の「木を植える男たち」なんですね。

(大西東山造園八尾本社のストック置き場にも何気なくいい木が育っていました。)




会社の将来を見据えて、大西社長は建設とまちづくりの最前線へと飛びこんだ。


大西東山造園の仕事の舵取りをしているのが、2代目を継いだ大西新社長。初代社長である父親が急逝して会社を継ぐことになった大西新さんが、将来を見据えて大手ゼネコンとのつきあいを積極的にはじめたといいます。

大西:スーパーゼネコンというのは、日本の建設業界を引っ張ってる存在。だから、その工法にも最先端のものがあります。仕事をやるのであれば、トップを狙えというところかな。しかも、そうしたトップ企業とつきあうためには、法令遵守は最低限、当たり前のこと。勤務体制、給与体系がきちんとしていなければ、おつきあいもさせてもらえませんから。

―勝手なイメージですけど、造園業界にはざっくばらんな家族経営という印象があるのも確かです。

大西:昔ながらの植木屋さんとうちでは異業種くらいに違うものだと思っているので、他の会社のことはあまり見ないようにしてますけど、うちはきっちりとした体制でやっていると胸を張って言えますね。

(口もとを閉じ気味にしているのは、前日、前歯を治療したから。チャーミング。)


大西東山造園では、ショッピングモールや文化ホール、ビル周りの植栽や屋上緑化なども手がけています。新しいところでは、宝塚ファミリーランド跡地で現在、工事が進んでいる「宝塚市立文化芸術施設(仮称)」の植栽工事を担当。建物を覆い隠すようにして、緑あふれる施設の完成イメージがすでに発表されていますが、植栽ってまちづくりにも直結した仕事なんだと思わされます。

―もしかして、先日決まった「大阪万博」に向けても動いていますか。

大西:まあ、情報は入ってます(笑)。情報がいちばんの営業ソースですから。会場予定地になっている夢洲の草刈りというのは、かなり前から私たちが担当しているんですよ。候補地になった段階で、調査団が視察に来たりしていたので、そこの管理というのはやってました。

―そうなんですね。

大西:だけど、関西の建設業界で見通しがたつのは、大阪万博までだと思ってます。それ以降は新しく建てるのではなく、インフラの整備が中心になってくるので、植栽を更新する技術を持ってないと生き残っていけない。

―更新ってどういうことでしょう。

大西:植えた木は確実に大きくなっていきますよね。たとえば、御堂筋のいちょうを植え替えるとして、地下にはいろんなライフラインが通ってますから、それをいかに傷つけないで、木だけを植え替えることができるか。ドローンを飛ばして樹間を測るということも必要かもしれないし、どんな工法や技術が必要なのか、現場の若いものにはどんどん探してもらってます。今のうちから準備しておかないと大阪万博が終わった、さて、次どうしましょう、では仕事がありませんから。

―大阪万博どころか、10年20年先を見据えているんですね。

大西:いやいや、大阪万博はたった7年先。その状況はすぐにやって来る。私はもう生きてないかもしれないけど(笑)。

―いえいえ(笑)。

(女性社員との女子会も定期的に開いているという大西社長。)


大西:けどね、私としては若い子からどんどん提案してほしいんです。会社の方針についていきます、では、もう古い。技術的なことでも、資格のことでも何でもいいんです。京都の庭を手がけたいというなら、庭の仕事をとってきますよ。会社としてひどい結果になるかもしれないけど、実際にやってみないとわからない。いずれにしても、それがひとつの経験になるんだから。

―やる気があればどんどんバックアップしますよと。

大西:余談になるけど、うちは鹿児島で植木の生産もやっていたんですけど、その圃場をこれからどう活用していこうかというときに、オーガニックで農業をやりたいという20代前半の子がうちに来たんですよ。それで子会社をつくって、今、鹿児島で32000㎡の有機農場をやってますよ。まだ、そっちは立ち上げて2年半ですけど。

―その子の熱意を買って! だんだん、僕も社長と働きたくなってきました(笑)。

(学生時代にはガーディナー(庭師)の修行のためカナダへ渡航予定を立てていたけど、父の急逝などがあって日本に留まったという過去も話してくださいました。)


というわけで、とても懐の広い大西社長。忘年会などの機会には、ホスト役となって社員みんなのお酒をついでまわるそうです。なんとなくその姿、想像できます。


充実した勤務体制と働きやすい環境の上で、どんな造園職人を目指そうか。


大西東山造園では、造園技能士、造園施工管理技士、土木施工管理技士や工作機械や車両免許など、各種資格は会社負担で試験を受けることができ、また資格手当や役職手当もあり。植物が好きでやる気があればあるほど、やり甲斐のある職場となりそうです。

そうそう、現場職は朝8時に現場へ着くように出社するため、朝が早いのは事実。自宅の場所にもよりますけど、みなさん朝5時~7時の間に起きているとのこと。時間外手当などの制度も整っていますが、なにより居心地がいい会社であれば、朝早いことなんてそこまで苦にならないんですね。最後にもう少しだけ、松井亮祐さんの話です。
ー松井さんの朝は?

松井:5時に起きて、会社には7時前とかに来てます。その日の現場の準備をするというのもあるけど、はよ来てここでゆっくりしてます(笑)。

ー鬼のように厳しい先輩がいたりとかはしない?

松井:前の会社にはやっぱり「見て覚えろ!」って怖い年配の方がおられたので、その覚悟はして入ったんですけど、ここは全然だいじょうぶでした。むしろ、現場の段取りをすごく考えて、きっちり進めてくれている職長さんだとか、仕事にほんと無駄がなくて、自分もそんな人になりたいって尊敬しています。

(趣味はバイクだが、子どもが生まれて、最近は走れていないそう。)


ー待遇面ではどうでしょう。

松井:この会社を選んだ理由として、造園会社として給料面などの待遇もかなりよかったからというのもありました。実際、きっちりしてますよ。

ー造園の仕事をずっとやり続けたいと考える松井さんにとっては、理想的な会社でしたね。

松井:そう思ってます。現場の植栽というのは絶対になくならない仕事ですから、今後はもっと大きな現場をこなしていけるようになっていけたら。そのためには、確実にきれいな仕事をするってことが大事。やっぱり”見せる仕事”なので、いい現場をつくっていくことができたら、きっと伝わるものがあると思うんです。

ー植栽は見せる仕事。その心がけですね。

(というわけで、最後にもう一度、職人のみなさんを。松井さんの他にもそれぞれ話を聞いてみたくなりました。)

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Job description
募集職種
企業名・団体名
株式会社大西東山造園
募集期間
2019/03/29 〆切
募集職種
造園工
仕事内容
公園・集合住宅・公共施設・商業施設内外の庭園設計・施工・管理
雇用形態
正社員(3ヶ月試用期間有り)
応募資格
年齢:40歳まで
経験:経験者・有資格者は優遇
運転免許:必要
(年齢は長期勤続によるキャリア形成のため若年者等を対象)
勤務場所
大阪府八尾市郡川4丁目187番地
勤務時間
[目安]8:00~17:00(実働8時間程度)現場内時間
※天候・季節・状況に応じて変動あり(上記所定時間外労働あり)

《一日のスケジュール例(現場内)》
08:00~12:00 作業(10分間の休憩あり)
12:00~13:00 休憩
13:00~16:30 作業(20分間の休憩あり)
16:30~17:00 片付け・翌日準備
給与
月給:255,000円~470,000円 ※昇給・賞与あり
・試用期間:3ヶ月(試用期間中の給与は同額)
休日・休暇
年間休日:120日以上
・日曜日、国民の祝日、その他会社が指定する日
・有給休暇(一部を年末年始・夏期休暇に充てています)
・産休・育休制度あり(実績あり)
・介護休暇制度あり
待遇
・社会保険完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金)
・昇給あり(年1回):会社業績による
・賞与あり(年2回、2ヶ月分):会社業績による
・時間外手当あり
・資格手当あり(10,000円/月、対象:造園施工管理技士、土木施工管理技士など)
・役職手当あり(10,000円/月)
・家族手当あり(20,000円/月)
・通勤手当あり(12,000円/月)
・独立支援あり(技能実習、各種資格取得支援)
・産休・育休制度あり(実績あり)
・介護休暇制度あり
採用予定人数
2名
選考プロセス
1)本サイトからエントリー後、
 写真付履歴書・職務経歴書を弊社までご郵送ください。
 ※お送り頂いたものはお返ししておりません。

【書類送付先】
 〒581-0872 大阪府八尾市郡川4丁目187番地

2 ) 書類審査後、2週間以内にメールで選考結果をご連絡いたします。
3 ) お電話にて面談日時を相談の上、決定します。
4 ) 面接(遠方の方は応相談)を実施します。
5 ) 面接の結果を全ての方にお知らせし、採用が決定。
WEBサイト
http://www.oonishiz.jp/oonishiz.htm
メッセージ
メインの仕事は、商業施設・アウトレット・マンションの植栽工事など。官公庁・大手ゼネコン・ハウスメーカーから直接依頼をいただき、当社が手掛けています。最近では来年サミットが開催される案件にも関わっております。

その他、東日本大震災・熊本地震の災害復旧工事や先日の台風21号の復旧工事など、公共性の高い工事も請け負い、社会への貢献も積極的に行っています。

今後は海外展開を積極的に行い、日本の造園技術を世界にもアピールしていきたいと考えています。