※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください
1950年(昭和25年)に、鞄職人だった生田正雄さんが生野区で創業したランドセル専門メーカー・株式会社生田。天王寺駅から一駅のJR東部市場前駅から徒歩10分の場所に、工房とショールームを構えています。
ランドセルが出来上がるまでにはおよそ200の制作工程があり、生田ではそのすべてを職人たちが手作業で手がけています。
今回は、ランドセルのパーツ作成や組み立てを中心に担い、子どもやその家族の一生に一度の記念となるランドセルをつくる製造スタッフを募集します。
一生に一度の記念になるもの。ランドセルは、仲間同士を思いやるチームワークで出来ていた。
手づくりしている様子を一般のお客様も見学できることが生田の魅力のひとつ。4年前に、製作現場が見えるように工房内を改装したそうです。まずは、社長の長井 宏治(ながい こうじ)さんにその製作現場を案内していただきました。おじゃましますー…わぁ〜すごい!職人さんたちがつくっている!本当にひとつひとつ手作業なんですね!
ランドセルをつくる工程をのぞいてみました。
と教えていただいた血筋の写真はこちらです。
素人目には全く気にならなくても、少しでも使えないと判断した素材は破棄するそうです。
今回採用になると、革の糊づけや両面テープ貼り、ミシンを使ってのパーツ製作、パーツの組み立て、金具の取り付けなど、ランドセルづくりのさまざまな工程を担います。やっぱりミシンを使ったことがない人はだめですか?
1日におよそ20個のペースで手づくりしています。持ち場はずっと固定ではなく、みんなが誰かの手助けができるようにポジションチェンジを繰り返しているのだとか。
同じものがひとつもない本革を扱うおもしろさ。「ずっとものづくりをしていたい」
「9年間、ずっと生田でランドセルをつくってますが、飽きないんです。だから続けてこれたのかな」
そう語るのは、工房長の宮崎 義隆(みやざき よしたか)さん。
シーズン毎に新しいデザインが生まれ、さまざまな素材や形状でつくられていくファッションバッグとは違い、ランドセルの形状や素材は大きく変わることはありません。ずっと同じものをつくり続けていく…そんなイメージがある中で、「9年やってても飽きない」という感覚は一体どこから?
手で触った感触で「この革はかためだな」「いつもと違うな」と感じ取り、力の入れ方や強さをその都度変えながら縫い、組み上げていきます。この仕事に向き合い続けた人だからこその感覚・仕事観は、まさに職人の世界。
同じものづくりの仕事でも会社によっては、製造担当・販売担当など、自分の仕事以外のところは見えない職場もあります。自分の仕事で誰が喜んでくれるのを体感できることは、きっと働くことのやりがいにつながっていくはずです。
「小さなころから立体物をつくることに興味があり、プラモデルづくりが大好きだった」宮崎さん。今やランドセルをつくる手さばきは、驚くほど華麗で確実ですが、「まだまだ探求できることはたくさんある」と言います。
ものをつくるのが好き。つくったもので誰かが喜んでくれると嬉しい。すごくシンプルで大切な「仕事の楽しさ」が、ここにはあります。
これからのものづくりに必要なのは、お客様との関係性。ひとつの作業に楽しみを見出だせる人に来てほしい。
生田は、1998年からいちはやくインターネット販売にも力を入れてきました。問屋を介さない製販一体型で親世代の声を拾ってきた経緯があります。お客様は全国区で、ここにしかないランドセルを求めて、北海道から飛行機でやってくる家族もいるんだとか!
時代とともにカラーバリエーションが増え、軽量化するなど、実はどんどんランドセルの形態は進化しています。デザイン開発を進めていくために、東京の美大に通い、デザインの勉強をしながら生田で働くスタッフもいます。将来を見据えて、ランドセル以外の商品開発にも積極的です。
ランドセルそのものだけでなく、長井社長が会社の課題として意識しているのは、お客様とのその後の関係だと話してくれました。
今後入社する人に期待するのはどんなところでしょうか。
一人前になるのに1年かかる人もいれば5年かかる人もいるそう。「大事なのは姿勢ですね。夜残って練習している人もいますよ」と長井社長は言います。
最後に、生田のランドセルの本質について、「スタッフが言っていたことですが」と前置きを入れて長井社長が話してくださったことが、印象に残っています。
今の仕事を振り返ってみて、なんのために仕事をしているのか実感が湧かないという方にとって、グサッと刺さる仕事なのではないでしょうか。ぜひ、自信が持てるものづくりの現場へ飛び込んでみてください。
Job description
募集職種
- 企業名・団体名
- 株式会社生田
- 募集期間
- 2020/02/15 〆切
- 募集職種
- ランドセル職人
・ランドセルの製造作業
※販売の繁忙期にはショップや展示会での接客、ワークショップ等のイベント参加もあります。
- 雇用形態
- 正社員(試用期間3ヶ月あり)
- 応募資格
- 問いません。
- 勤務地
- 大阪府大阪市生野区田島6-2-16
- 勤務時間
- 9:00~18:00(内、12時~13時の1時間、15時~15分間休憩)
時間外あり(月数時間程度)
- 給与
- 18万~25万
経験・スキル等を考慮し、面談の上決定します。
試用期間3ヶ月経過後昇給の可能性あり。
- 休日・休暇
- 4月~12月/隔週週休2日制(第1、第3土曜日・日曜日)・祝日
1月~3月/日曜日のみ
年末年始(5日程度)・盆休み(5日程度)
年間休日96日
※販売の繁忙期(4月~7月頃)は展示会での出張やイベント等のため、休日が変動します。
- 福利厚生
- 交通費支給(上限15,000円/月)
社会保険、雇用保険、賞与年2回
退職金制度あり
- 採用予定人数
- 1名
- 選考プロセス
- 1 ) 本サイトからエントリー後、履歴書・職務経歴書をご郵送ください。
2 ) 書類選考後、通過者の皆様へ随時ご連絡
(不採用の方へは履歴書の返送とともに書面にてご連絡いたします。)
3 ) 面接
4 ) 採用決定の方へご連絡
(不採用の方へは履歴書の返送とともに書面にてご連絡いたします。)
5 ) 勤務開始
- 職場見学
- 記事を読んで興味を持ってくださった方は、ぜひ工房を見にいらしてください。 ご希望の方は、「希望日・見学を希望する理由」を記載の上、応募フォームよりご連絡ください。
・実施日:希望者の方と個別に調整をいたします。
・場所 :大阪府大阪市生野区田島6-2-16
・内容 :工房見学、質疑応答など
- webサイト
- https://www.randsel.jp/
- メッセージ
- 職種はランドセルの製造ですが、お客さまとの距離が本当に近く、お客さまに心から「ありがとう」と言ってもらえるとてもやりがいのある仕事です。
自分から取り組む前向きさと、仕事を本気で楽しめる気持ちがあれば、未経験でも大丈夫です!ご応募おまちしています。
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