※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください
恋人とテーマパークへデート。人気の鑑賞アトラクションで、係員から「規則なので、お互い離れた席で見てください」と言われたら、「えっ!カップルなのに、隣同士で座れないなんておかしい」と思わず声を上げたくなりませんか?
しかし、障がい者にとってそんな「おかしい」は、街中にたくさんあります。暮らしの中で感じる「おかしいな」という社会の一面を、障がい者と一緒に少しずつ改善しているのが、NPO法人ちゅうぶです。
今回募集している総合職では、障がい者の生活支援をしながら、制度や社会環境を変えていくさまざまな活動を企画・実施したい人を求めています。障がい者と一緒に街中にある不便な箇所を調査をしたり、バリアフリーのお出かけ情報誌を作ったり、その内容はあなたのアイデアと意欲と行動次第。
障がい者はバリアフリー化の最高のアドバイザー。彼らと一緒に楽しみながら、誰もが住みやすい社会へと変えていきませんか?
対立はしない。みんなが喜ぶ解決策を提案し、住みよいまちをつくっていく。
障がい者の自立を支援している団体は多数ありますが、ちゅうぶのように、制度や社会環境まで変えている団体は珍しいと思います。敷居が高そうにも感じるのですが、どんな職場か、総合職として入社3年目の大西 皓大(おおにし こうだい)さんに、入社のきっかけからお伺いしました。
実際に、制度や社会環境を変えているそうですが、どんな例がありますか? 大西さんのように障がい者と接したことがなくてもできる仕事ですか?
確かに、カップルで遊びに来て、離れ離れに座ってくださいと言われたら楽しさが半減です。「社会にある“あたりまえ”がおかしい」と声を上げるのもうなずけました。それらは、大西さんが訴えたのですか?
まるで社会を覆面調査してるみたい! 当事者である障がい者のリアルな声と提案が、第3者の心を動かし、制度や社会環境まで変えていっているのですね。
大西さんたちスタッフは介助者という黒子に徹する姿も良いですよね。尊重と信頼で強く結ばれた絆も垣間見えました。他には、どんなフォローをしていますか?
クレーマーのように一方的に権利を主張するのではなく、しっかりと法律や制度を勉強したうえで、客観的に「おかしいな」を指摘し、みんなが喜ぶ改善策をあきらめずに提出してきたからこそ、国や施設もちゅうぶの主張を認めて改善してきたのでしょう。
障がい者はバリアフリー化の最高のアドバイザー。そんな障がい者と二人三脚だからできることがある。
ちゅうぶの取り組みについて、創設時から在籍する事務局長の石田 義典(いしだ よしのり)さんからもお話を伺いしました。
便利のための改修なのに、車椅子対応エスカレーターではみんなが不便になり、不満も募ります。逆にエレベーターは、車椅子の障がい者だけでなく、ベビーカーのお母さんや年配者、荷物の多い旅行者など幅広く使われています。駅員の手間もかからず、誰もがハッピー。ちゅうぶの先見の明にうならずにはいられません。
総合職で働くようになれば、生活支援だけでなく、街を改善していく活動にもどんどん関わってほしいそうです。
生活支援現場での学びが、まちを変えるための糧になる。障がい者のやりたいことを応援できる人を求む。
一般的な福祉事業所ではなかなかできない活動をしているちゅうぶですが、総合職の大部分の時間を占めている仕事は、障がい者の生活支援です。そして、障がい者の生活と気持ちに寄り添う毎日の積み重ねがあるからこそ、障がい者の目線での「おかしいな」に気づけるようになったり、障がい者から信頼を得てタッグが組めるのでしょう。福祉といえば大変なイメージがあるのですが、実際にはどうでしょうか? 管理者兼サービス管理責任者の中野 陽介(なかの ようすけ)さんも交え、お話を伺いました。まずは、勤務形態を教えてください。
終業は17時30分です。会議で少し遅くなることもありますが、普段残業はあまりありません。土日祝が休みで、イベントがある時は出勤しますが、代休や有休もあります」
勤務時間は、一般の会社員とあまり変わりませんね。職場内の雰囲気はいかがですか?
どんな人が総合職に向いていると思いますか?
誰かが困る環境を変えていきたい。福祉の先駆者的存在のちゅうぶが「そよ風のように街に出る」理由。
そんな1本筋の通ったちゅうぶの創立秘話を、石田さんに教えてもらいました。
当時の社会は、障がい者は差別されるのが当然という風潮でした。養護学校卒業後、親による子殺しや親子心中も多く、親は同情されても、障がい者だからしょうがないと思われていました。障がい者ゆえに、親から殺されてもしょうがないという風潮に疑問を抱えていました」
世の中への疑問が始まりだったんですね。そして、1984年に古い民家を改造して中部障害者解放センター(現・ちゅうぶ)が設立されました。
1985年には大阪初の障がい当事者が中心の作業所、1989年には大阪市第1号の重度身体障がい者のグループホームなど、先駆的な取り組みを次々とスタート。1992年に全国に先駆けて制定された「大阪府 福祉のまちづくり条例」のバリアフリーに関する条項にも影響を与えたそうです。
現在は、生活介護・グループホーム・介護派遣がちゅうぶの主な事業です。さらに、「障がい者問題は障がい者側の問題ではなく、社会や環境の問題だ」と訴え、制度や社会環境まで変えてきた、創業当時の志はそのままに、街のバリアフリー化や制度の改革などにも関わっています。
障がいを物ともせず、みんなで社会と向き合っていく。ここにしかない福祉の仕事があります。
最後に大西さんに、印象に残っているエピソードをお聞きしました。
「健常者の当たり前は、障がい者の当たり前ではない」「障がい者問題は、障がい者側の問題ではなく、社会や環境の問題」という、ちゅうぶが大切にしている言葉が染み入るエピソード。制度や環境を変えていこうとする原動力につながるお話です。
ちゅうぶに通うスタッフも障がい者もとても前向きで(時には障がいを自虐したような会話に花が咲く)、お互いに認め合っている関係の良さをひしひしと感じました。とにかく明るく、さわやか。障がいを物ともせず、みんなで社会と向き合っています。
障がいを、バリアフリー化へのヒントを得る最高のメリットと考え、街に出て、制度や社会のおかしさに気づき、誰もが住みやすくなる街に自分たちで変えてきたちゅうぶ。そんなちゅうぶがかっこいいと感じたなら、ぜひエントリーをしてみてください。
【記事を読んで、NPO法人ちゅうぶに興味が湧いた方はぜひイベントへ!】
9月21日にハローライフで開催する「ホンネで話せる夜の合説〜NPOというキャリア編〜」にNPO法人ちゅうぶが出展します。少しでも気になる方は、ぜひお話を聞きにいらしてくださいね!
Job description
募集職種
- 企業名・団体名
- NPO法人ちゅうぶ
- 募集期間
- 2017/11/03 〆切
- 募集職種
- ■総合職
障害者の自立に向けて、さまざまな支援策を考え、実行していく仕事です。
障害者の支援を行なう日常業務に加え、誰かが困る環境を変えていくために、障害者のことを社会に発信する活動も展開しています。
その他、法人内部のプロジェクト(採用や広報)があり、応募者の適性や希望に応じて、業務の割合をすり合わせさせていただきます。
- 雇用形態
- 正職員(試用期間3ヶ月)
- 応募資格
- 特に問いません。
経験者・介護の資格がなくてもOK。
- 対象となる人物
- 人と関わるのが好きな方。
いろんな問題に興味がある方。
なにか得意なことがある方。
考えるのが好きな方。
- 勤務地
- 大阪市東住吉区田辺5-5-20
- 勤務時間
- 9:00~17:30
1カ月単位の変形労働時間制(週平均41時間以内)
※労働時間が月171時間を超える場合、別途残業手当を支給致します。
※イベントの前日など、1時間程度の残業をお願いする場合があります。
- 給与
- 187,500円~340,000円
経験・スキルを考慮して決定します。
賞与:3.2ヶ月分以上(夏期・冬期)
※毎年欠かさず全職員に支給しています。
各種手当あり。
- 休日・休暇
- 変形労働時間制(基本週休2日)
※土日に休日を取得することが多いです。
有給休暇、慶弔休暇、特別有給休暇(年間5日まで)
新婚休暇(1週間)など
- 福利厚生
- 各種社会保険完備
(健康・雇用・労災・厚生年金)
スポーツクラブ法人会員
(職場から徒歩5分のスポーツクラブを無料で利用可)
資格取得支援制度
【諸手当】
■交通費支給(月15,000円まで)
■時間外手当(労働時間に伴い支給致します)
■自転車手当
(月 2,000円 自転車20分圏内で通勤が条件)
■住宅手当
(最大15,000円)※当社規定による
■家族手当
(子1人目⇒15,000円、子2人目10,000円、子3人目5,000円)
■緊急対応手当
(急なシフト依頼の場合、時給に換算して25%増の給与を支給)
■宿泊手当
(泊りをお願いする場合は、1日当たり別途)2,000円を支給)
■特別一時金(※評価制度について欄参照)
【評価制度について】
1年に1回、増給を前提とした昇給を必ず行っています。
評価制度は上から決められたものではなく職員の中からプロジェクトを作り、みんなの意見を聞きながら決めたもの。
「頑張っている姿勢」など、目に見えるもの以外も評価対象になり、実際の現場で働くスタッフならではの意見をふんだんに取り入れています。
また4月に業績に対する一時金を支給しています。
ちなみに昨年は社員の半数以上が取得した実績もあります。
- 採用予定人数
- 職員1~2名
- 選考プロセス
- 1)本サイトからエントリー
2)書類審査
履歴書(手書き)職務経歴書など、エントリーシートを弊社までご郵送ください。
※お送り頂いたものはお返ししておりません。
エントリーシート:「ちゅうぶで働くことを通じて、自分自身をどのように高めたいか。あなたの人生観を織り交ぜて書いてください。(A4 1枚)」
(通過者の皆様に、お電話にて一次面談日時を相談の上、決定)
3) 一次面談と筆記試験
(面談の結果を全ての方にお知らせし、通過者の皆様に職場体験日時を相談の上、決定)
4) 職場体験2日(仕事体験ですが、時給850円お支払いします。)
※在職中の方は都合にあわせ、調整を行うことも可能です。
(職場体験の結果を全ての方にお知らせし、通過者の皆様に二次面接日時を相談の上、決定。)
5) 二次面談と筆記試験
(面談の結果を全ての方にお知らせし、採用が決定)
6) 勤務開始
- Webサイト
- http://www.npochubu.com/
- メッセージ
- どんな障害があっても自己選択でき、自分らしく生きていくために、ちゅうぶは活動を続けています。
社会の中にはバリアがたくさんありますが、障害者が選択できる社会になるように、障害者と積極的に活動し、ともに挑戦していく人が必要です。
ちゅうぶは介護や福祉に関係が無かった人が活躍している職場です。
未経験、無資格の人も大歓迎です。
応募待っています!
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