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株式会社スーパー・コートの求人サムネイル
2015.08.28 公開 2016.01.05 更新
株式会社スーパー・コート
ひとりで暮らすお年寄りが感じる不安を取りのぞき「安全で清潔な住空間」を提供する

※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください

株式会社スーパー・コートは、
ビジネスホテルを全国展開する「スーパーホテル」のグループ会社だ。

実は、同社グループの歴史は古く、1890年に創業した繊維商社にまでさかのぼる。
時代とともに繊維、鉄鋼などと業態を変え、
1970年代には時代の変化とともに増加してきたシングル層に着目して不動産業へと事業展開。
「シングル層を対象とした住空間の提供」をコンセプトに、
シングル向けのマンション、ビジネスホテルなどの企画・開発、運営へと手を広げた。

そのプロセスで生まれたのが、
「出張中はシングルになるビジネスマン」のためのビジネスホテル「スーパーホテル」、
そして「高齢のシングル層」のための有料老人ホーム「スーパー・コート」なのである。

スーパー・コートは、スーパーホテルで培ったホスピタリティを活かして、
高齢者向けに安心・安全で清潔な生活空間を提供。
「してあげる」福祉ではなく、「させていただく」サービス業としての介護事業を展開し、
現在は関西で45施設を開くまでに成長した。

(スーパー・コート社長・山本晃嘉さん。20代で社長に就任。社長として多忙な日々を過ごしながら、京都工芸繊維大学の博士後期課程にも籍を置く。介護現場を人間工学の視点から読み解く研究の成果はスーパー・コートの業務改善にも活かされている。)

(スーパー・コート社長・山本晃嘉さん。20代で社長に就任。社長として多忙な日々を過ごしながら、京都工芸繊維大学の博士後期課程にも籍を置く。介護現場を人間工学の視点から読み解く研究の成果はスーパー・コートの業務改善にも活かされている。)


スーパー・コート社長・山本晃嘉さんは、グループでは5代目の後継者と目される人物だ。

「スーパー・コートでは、創業の精神を老人ホームでの仕事向けに捉え直して受け継いでいます。
相互信頼とチャレンジ精神、先見性と独創の精神、
こだわりの精神、おもてなしの精神、人間尊重と家族愛の精神の5つですね。
125年も会社が続いてきたのは、この精神があったからこそです」

2025年、団塊の世代が75歳を迎え
「総人口に占める後期高齢者(75歳以上)の割合は4分の1以上」という
超高齢化社会がやってくる。
そして、これまで、納税者として国を支えてきた団塊の世代が、
医療や介護を受ける側に回ることになる。
いわゆる「2025年問題」だ。

医療・介護保険の負担と給付のバランスが崩れると、
働き手である若者層は高齢者を支えきれなくなるかもしれない。
この国の未来は決して明るいとはいえない。
山本さんは「10年後に、我々がしっかり地域から
社会を支えられる状態を作らなければいけない」と話す。

スーパー・コートがめざすのは、2025年になっても地域の人たちに
「スーパー・コートがあるから老後が安心」と思ってもらうことである。


「今日もいてくれてありがとう」と言えるかどうか?

(スーパー・コートのスタッフ全員のポケットには、創業の精神や理念、基本方針が記された小さなカードが入っている。)

(スーパー・コートのスタッフ全員のポケットには、創業の精神や理念、基本方針が記された小さなカードが入っている。)


スーパー・コートでは、社長から現場のスタッフまで「理念」を共有することを重視する。
理念とは「安全・清潔・イキイキした生活を提供する」「現地現場主義」
そして「自律型感動人間であること」だ。

「理念の浸透は、現場のモチベーションを上げるために一番大切なこと。
現場のモチベーションが上がらなければ、顧客満足度も利益も上がりません」

「理念」を行動に落とし込むのが、
「チャレンジシート」と「ランクアップノート」という2つのツール。
上司としっかりと話し合って目標を設定し、
日々の進捗を確認しながら行動改善をするために、社員全員が使用しているツールだ。
上司との対話のなかで、自分の仕事をより深く理解し、創意工夫をする意識を高めていく。

「理念と行動を一致させるには段階があると思います。
上司と部下、チームでの話し合いをするなかで、
みんながきっちりと理念を意識して日常の仕事に反映させていくことが大切なのです」

もちろん、採用時にも「理念を理解しているかどうか」を重く見る。
スーパー・コートが求める人物像は「自律型感動人間」。
「自ら考え行動し、その結果に責任を持ち、周囲の人たちに感謝できる人間」である。
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山本さんは「自律型感動人間」の基本は「感謝力があること」だと言う。
面接でも必ず『今まで感謝していることは?』と質問しているそうだ。

「要は、自分の周りの人に感謝できているかどうかです。
たとえば、お母さんに朝起こしてもらったり、
ごはんを作ってもらったりすることを“あたりまえ”だと思っていると、
感謝するどころか『ごはんがおいしくない』と文句まで言ってしまいます。
『いつもありがとう』と言える人は、日常の感動が理解できている人なんです。

我々のサービスは、日々の暮らしのなかにある感動を提供すること。
お客さんに『今日もいてくれてありがとう』と言えるかどうかですよね」

「あたりまえ」の反対語は「有り難い」である。

家族や働く仲間など、身近な人たちへの「有り難さ」に感謝できる人でなければ、
お客さまに心からの感謝をすることはできない。
感謝の心を持つ人たちが集まらなければ、
感動のサービスは生まれないと山本さんは考えているのだ。


介護現場での「感動を与え合う」経験をきっかけに

「自律型感動人間」というキーワードで集まってくるスタッフは、
多種多様な背景を持つ人たち。もちろん、福祉系の大学や専門学校で学んだ人たちも多いが、
経済学部や経営学部、文学部などの他分野の出身者もいる。
(スーパー・コート東淀川 介護副主任・中本健太郎さん。)

(スーパー・コート東淀川 介護副主任・中本健太郎さん。)


現在、「スーパー・コート東淀川」で介護副主任として働く中本健太郎さんは26歳。
福祉系大学で学んだ後、
スーパー・コートの「自律型感動人間」という理念に深く共感して入社した。
その背景にあるのは、学生時代に経験したあるできごとだ。

社会福祉士資格取得をめざしていた中本さんは、夏期休暇中に1か月間の現場実習を体験。
そこで「とても無口な利用者さん」に出会った。
話しかけてもあまり反応がないその人に、中本さんは思いつく限りの方法で関わろうとした。

「その方の好きなことを聞いて過ごし方を提案したり、
住んでおられる環境について情報を集めて話しかけたり…。
でも、自分のなかで納得できるような結果は得られないまま最終日を迎えました。
ところが、そのときになって意外なことが起きた。

『お世話になりました』とご挨拶に行くとその方は
『もう行ってしまうの?』と涙を流してくださったんです。
そのとき、ほんとに介護の仕事っていいな、と思いました。
自分が一生懸命考えて関われば、本当に感動を与えることができるし、
自分も感動することができるんです」
(「必ず一日一度は笑ってもらう」ことを目標に中本さんはご入居者に関わっている。)

(「必ず一日一度は笑ってもらう」ことを目標に中本さんはご入居者に関わっている。)


「自分で考えたことを、責任を持って行動に移し、感動しあえる仕事をしたい」と
考えていた中本さんの前に現れたのが、
「自律型感動人間」という理念を持つスーパー・コートだった。

「『自律型感動人間』は、僕がめざす姿にピッタリ合いましたので、
『ここだ!』という感じで入社を決めました。
今は入居者さんに関わるなかで『絶対に一日一度は笑ってもらう』ことを目標にやっています」


介護は「生活を支える仕事」である

ここで一度、介護側の視点から老人ホームの一日の流れを見てみよう。
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スーパー・コートのスタッフには、
日勤(9時〜18時)と早番(7時〜16時)と遅番(11 時〜20 時)、
夜勤(16時〜翌10時)の4つの勤務形態がある。
早番として7時に出勤すると、まず朝食の介助。
食後は歯磨きやトイレの介助をしてから、部屋を回って掃除をする。
10時に、お茶やジュースなどの水分補給を行うと、11時からは体操の時間になる。

午後は、12時に昼食の介助を行った後、13時から約1時間の休憩。
14時からはレクリエーションの時間、15時におやつ。
この間、職員はご入居者を見守り、必要に応じて補助に入る。
16時になるとその日に起きたことを申し送りして退勤する。

夜勤は16時から出勤。
部屋を見回ってベッドを整えたり、室温調節をしたのち、16時45分の夕礼。
17時に夕食前の体操、18時に夕食。食後は、各ご入居者の要望に合わせて歯磨き、
トイレの介助をしながら眠りにつく準備を手伝う。
夜間は2時間おきの巡視をしながら、雑務をこなしているともう朝5時。
朝食の準備が始まるというサイクルだ。

老人ホームの一日は、決まったスケジュールで動いていく。
それゆえに、介護する側もつい「流れ作業」になってしまう可能性がある。
しかし、中本さんは、「時間が来たからやるというのでは、仕事の楽しみが薄れてしまう」と、
一人ひとりの生活に合わせるべく気づきや気配りを怠らない。

中本さんは「介護は生活を支える仕事」だと言う。

「一人ひとり、生活の仕方は違っています。
寝る時間も起きる時間も人によってまったく違うし、
排泄も、食事も、やはり毎回同じではありません。
『なぜそうなったのか?』『なぜ、こんな表情をしたのか?』と常に考えるようにしていると、
その背景が見えてくるし、いつも新鮮な介助ができるんです。
そして、何よりも楽しく仕事ができます。

楽しい介護は『楽な介護』にもつながると思うんです。
スタッフが楽しく仕事をしていれば、自然とやさしい介護ができますし、
入居者さんに与える印象もいいと思いますから」
(効率化のためiPadを活用して会議が進められている。)

(効率化のためiPadを活用して会議が進められている。)


実は、スーパー・コートでは、現場の要望もありiPadを活用した情報共有など
「効率化できる仕事」と、「効率化するべきではない仕事」を整理している。
介護スタッフが「自律型感動人間」として介護に専念できる職場環境づくりが行われているのだ。


介護職のステップアップをどう考えるか?

スーパー・コートで働き始めて4年目。
中本さんは「副主任」になり、スタッフのマネジメントもするようになった。
今は、「職員がモチベーションを維持しながら
業務についてもらえるようになること」も目標のひとつである。

仕事の目標達成に欠かせないのが「チャレンジシート」と「ランクアップノート」だ。
「チャレンジシート」には6ヶ月間の自分と会社の目標を記入。
「ランクアップノート」には、日常的に「目標の実現に向けて何ができているか」を記入して、
目標達成までのプロセスを日々確認し、上司と部下の成長対話に使用する。
自分のなかにある目標を明確にし、達成に向けて行動を改善していく。

また、スーパー・コートではさまざまな研修制度を用意している。
マナー(接遇)研修、役職に応じた管理者研修、主任研修などのほか、
スタッフの介護技術レベルを高めるために「ケアマイスター制度」も導入。
この試験を受験することによって、介護福祉士などの資格取得試験の準備も行えるという。
新入社員向けに資格取得を支援する奨励金制度もある。
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中本さんの将来の夢は「施設のスタッフみんなが楽しんで仕事ができる施設の施設長」だ。

「朝、出勤してきたらみんなが笑顔で挨拶してくれて、
問題が起きてもみんなで話し合って楽しみながら解決方法を考えられるような、
そんな施設を作れる施設長になりたいですね」

中本さんならきっとその夢をかなえられそうだ。


「介護の仕事はしんどい」はホント?

介護の仕事を経験したことがない人の多くは
「介護の仕事はしんどくないのか?」という不安を持つ。
体力的にキツいんじゃないか?夜勤はツラくないのだろうか?
トイレや入浴の介助を自分はできるんだろうか…。
(介護度の重たい方、寝たきりの方にもご入浴頂くための機器「機械浴」。)

(介護度の重たい方、寝たきりの方にもご入浴頂くための機器「機械浴」。)


もちろん、介護の仕事にも「しんどい」ことはたくさんある。
高齢のご入居者の安全を守るためには責任感を伴うし、
食事や入浴など、人の体の動きを介助するため体力も使う。
トイレの介助などを「汚い」と思う人は、やはり介護の仕事は難しい。
夜勤もあるので勤務形態がツラいと考える人もいるかもしれない。

中本さんに「ツラいことはないですか?」と聞くと、
「夜勤は明けると休みになるし、入浴介助も楽しめています」と言う。
むしろ、つらいのは「入居者さんと楽しく関われないとき」だというのが、中本さんらしい。

介護の現場を3年間経験し、施設長を務めたこともある山本さんは
「他のサービス産業に比べたら、全然大変じゃないですよ」と話す。

「たしかに、介護はしんどい、大変だというイメージが先行していますよね。
でも、ホテルや飲食に比べたら全然大変じゃないですよ。
お客さんとじっくり長く関われますし、話し合うこともできる。
自分なりの介護観を提案して、自分のペースで仕事ができる。
わりと、自分軸のなかでやりがいを持ってやれる仕事だと思うんですよね」
(ご入居者の居室のあるフロアの廊下には、昔懐かしい広告ポスターが掲示されている。)

(ご入居者の居室のあるフロアの廊下には、昔懐かしい広告ポスターが掲示されている。)


「給料が安い」というイメージも根強いが、
「介護は人手不足で、リーダーも足りていない業界。
ステップアップすればいくらでもポストはある」と言う。
少子高齢化問題は「若い働き手の不足」をも意味するのだ。

「超高齢社会になると医療・介護従事者は大変だと言う人もいます。
しかし、本質的にはお客さんがたくさんいるという意味では、非常にありがたい産業です。
きちんと将来を見据えてやっていけばやれると思うんです」

スーパー・コートに入社するということは、社会が抱える大きな問題解決に参画すること。
そして、身近な人々に感謝し、仕事を通じて出会うご入居者や仕事仲間に感謝し、
小さな感動を深め、分かち合う日々を過ごすこと。

自らを振り返って「ここで働くことは、きっと自分にとっていいことだ」と自信が持てるなら、
経験や知識の不足は心配しなくていい。まずは、スーパー・コートの扉を叩いてみてほしい。


※本求人記事は、NPO法人スマイルスタイルが大阪府より委託を受け、
「地域人づくり事業(雇用拡大プロセス)未就職卒業者等と
優良中小企業早期マッチング事業(事業期間2015年3月〜2015年12月)」の一環で
作成したものです。

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Job description
募集職種
企業名・団体名
株式会社スーパー・コート
募集期間
募集終了
募集業種
①介護スペシャリストコース
介護福祉士(国家資格)やケアマネジャー等の専門資格を取得し、介護と教えるプロを目指すコース。また、現場リーダーや主任としてスタッフの育成や調整、家族様との連絡・調整などもお任せします。

②運営マネジメントコース
5年目に施設長就任を目標に、1~2年目は介護現場で経験を積んだ後、営業部等、各部署をジョブローテーション。その間、施設長参加のマネジメン研修等の研修にも随時参加していただきます。
雇用形態
正社員
応募資格
資格・経験不問です。
内定者の段階でグループ会社が運営する資格取得ができる学校へご案内します!
勤務地
関西(大阪・京都・奈良・兵庫)内 45拠点
※配属先は入社後研修の後、ご自宅から1時間圏内の施設へ決定します。
勤務時間
シフト制(早出・遅出・日勤・夜勤)勤務
日勤:8:45~18:00
夜勤:16:00~翌10:00(翌日は公休)
早出:7:00~16:00
遅出:11:00~20:00
給与
大卒:180,100円~
短大・専門卒:165,500円~
【手 当】
◆介護職員処遇改善手当10,000円~/月
◆夜勤手当8,000円/回 (月平均4~5回)
◆資格手当(介護福祉士・社会福祉士)8,000円/月
◆住宅手当(管理マンションに入居の場合)
◆役職手当 (リーダー、副主任、主任etc)
休日・休暇
年間107日(月9日 ※2月のみ8日)
待遇
■交通費支給(月5万円まで)
■雇用保険・健康保険・厚生年金・労災完備
■管理マンションあり(住宅補助あり)
■資格取得費全額補助(介護職員初任者研修課程)
■永年勤続表彰制度
■グループ会社ホテル宿泊券支給
■インフルエンザ予防接種
■賞与 年2回 / 昇格 年1回
採用予定人数
①介護スペシャリストコース 20~30名
②運営マネジメントコース  1~5名
選考プロセス
1)まずは履歴書・職務経歴書等の書類作成サポートや面接対策、キャリア相談等を実施致しますので、下部のエントリーフォームよりエントリーしてください。ハローライフよりご返答させていただきます。

2)説明会参加
まずは、説明会にお越しください。お話しをしましょう!履歴書不要です。

3)1次選考・書類選考(適性検査2種+面接)

4)施設見学
1次通過者に必ずご案内いたします!若手スタッフがご担当しますので、いろんな生の意見や仕事風景をご覧ください。

5)2次選考(適性検査1種+面接)

6)最終選考(面接)
※選考結果はすべて約1週間以内にご通知いたします。

7)内定
WEBサイト
http://recruit.supercourt.co.jp/index.html