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株式会社蓬莱の求人サムネイル
2015.07.15 公開 2016.01.05 更新
株式会社蓬莱
お客様の笑顔や団欒の時間をつくる。

※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください

(大阪名物の大定番、551蓬莱の豚まん。年間売上個数は5,200万個!)

(大阪名物の大定番、551蓬莱の豚まん。年間売上個数は5,200万個!)


関西のお土産の定番といえば、551の豚まん。
1945年、大阪・難波の地で“蓬莱食堂”を母体に創業され、
今年で70周年を迎える。
551の由来は味もサービスも「ここがいちばんを目指そう」という思いから。
現在店舗は近畿2府4県に60店舗以上あり、
豚まんやアイスキャンディーが看板メニューとなっている。
今回は、その蓬莱の店舗で働くスタッフを募集する。


接客のお手本となる先輩がたくさんいる

2011年に新卒で入社した弘瀬瞳さんは、
関西に店舗が特化していることや説明会でのアットホームな雰囲気に魅力を感じて
この会社を選んだ。
(人事部の弘瀬瞳さん。社内公募で10倍の競争率の中選ばれた精鋭。)

(人事部の弘瀬瞳さん。社内公募で10倍の競争率の中選ばれた精鋭。)


「他社の説明会ではカタい雰囲気を感じていた中、
当社では説明会に来た学生たちが自己紹介として
学校での部活や勉強していることなどをイキイキと話していて、
就活の状況なども素直に話せる雰囲気がありました」

人事採用担当の方が一人ひとりとしっかり向き合って選考している様子をみて、
蓬莱への入社を希望したという。
ここで弘瀬さんの入社後1年間の経験を辿ることで、
蓬莱で働く現場のイメージを持ってもらいたい。

弘瀬さんは入社後、約2週間ほど新人研修を受けて、
社会人としての心構えや真のサービスなどの接客の基本を、40人ほどの同期とともに学んだ。
座学形式のものもあれば、先輩たちによる実技もあった。

「他己紹介がすごく盛り上がりました。
しっかりと同期の名前や性格を覚えたことで、
離ればなれになっても、がんばっている様子が感じられるようになりました」

最終日にはどういう人になりたいか、という決意を表明した。
(蓬莱は店頭での手づくり販売にこだわっている。)

(蓬莱は店頭での手づくり販売にこだわっている。)


そして最初の希望どおり、
弘瀬さんは大阪高島屋店の売り場に配属されることとなった。
売り場での最初の仕事は、レジに立って接客すること。
それに慣れてくると、豚まんの製造や餃子の焼成など商品をつくるところに携わり、
甘酢団子などをきれいに見栄えよく詰めたり、
1ヶ月後にやってくるゴールデンウィークの繁忙期に備えて一通りの仕事を覚えていった。
先輩社員が常に横につくが、だいたい1ヶ月ぐらいでみんな独り立ちしていくという。

弘瀬さんは学生時代に接客のアルバイト経験があったので自信があったものの、
忙しくなると笑顔がなくなっていくことをよく先輩から指摘を受けていたそう。
(制服は3〜4年でリニューアルするそう。従業員によるファッションショーは毎回盛り上がるのだとか)

(制服は3〜4年でリニューアルするそう。従業員によるファッションショーは毎回盛り上がるのだとか)


「自分では笑顔でいるつもりでも、ぜんぜんできていないことに蓬莱にきて気づかされました。
先輩たちの接客のレベルが高すぎるんです。
当社は接客のエキスパートのような先輩が多く、
百貨店側がいわゆるデパ地下の売り場すべての店舗を対象に接客の良い人に
スマイルカードを配るキャンペーンでは表彰されている先輩がたくさんおられました。
数日前も神戸大丸に出店している店舗のスタッフが
接客ロールプレイングで高い評価を受けるなど、
お手本にできる先輩、目標となる方がたくさんおられるのも当社の魅力のひとつです」

お仕事の中でやりがいを感じるのは、やはりお客様から感謝の言葉をもらったときだ。

「最初はマニュアルどおりにしかできなかったことが、
少しずつ自然にお客様と打ち解けて話せるようになって、
『弘瀬さん、接客上手やね。買っていくわ』なんて言われると、
涙が出そうなぐらいうれしくなります」


受け継がれていくホスピタリティがある

弘瀬さんが日頃から心がけているのは、相手を幸せにできるような接客だという。
どんなに忙しくてもお客様の目を見て話すよう先輩から学んできた。
また、先輩たちからは接客だけでなく、ホスピタリティについても学んだ。
(人事部の弘瀬さんと田中さん。風通しのよい社風を象徴するような会話がくりひろげられた。)

(人事部の弘瀬さんと田中さん。風通しのよい社風を象徴するような会話がくりひろげられた。)


「例えばお店で商品を購入されたお客様に
『駅のロッカーの場所はどこ?』と聞かれた際、
駅に電話して場所を教えてもらっている先輩がいらっしゃいました。
私も実践してみると、後日同じお客様がきてくださって、
私を覚えてくださっているんです。
そういったファンを獲得する姿勢が代々先輩たちから70年間受け継がれて、
染み着いている会社なんだなと感じました」

豚まんは自分のために買って帰るというよりも、
おばあさんがお孫さんに、出張中のお父さんが家族にといった具合に、
誰かのために買って帰るお客様が多いという。

「自分たちの手でつくったものを自分たちの手で販売するといった、
食品会社の義務を昔から貫いています。
こういった努力をひたすら続けることが、お客様の笑顔や団欒につながっていると思います」


チャレンジできる土壌がある

その後、心斎橋大丸の店舗へ配属が変わり、
販売の仕事が1年経ったころ、弘瀬さんは社内の公募に挑戦した。

公募内容は商品開発、人事、営業推進のスタッフ募集。
人事職に応募し、10倍の競争率の中から選ばれた。
弘瀬さんには店舗で働く日々の中で、ある思いがあった。
(キャリアアップは年功序列ではなく「現場総合能力=知識×技術×意欲」で評価されるのだとか。)

(キャリアアップは年功序列ではなく「現場総合能力=知識×技術×意欲」で評価されるのだとか。)


「従業員がもっと働きやすい状況をつくりたいと考えていました。
新人社員のフォローアップ研修は充実しているのですが、
2年目3年目のお店で中心になる社員に対するフォローアップは充実していなかったんです。
今後はこういったさまざまな社員に対するフォロー制度をつくりたいと思いました」

積極的に発言するとチャンスを与えてもらえるのが蓬莱の社風だと、弘瀬さんは言う。
もともと文章を書くことが好きだったことから、
入社案内の制作などにも携わり、オーナー(2代目社長)や
社長のインタビューページを制作させてもらった。


がんばりが評価される仕組みがある

お店では店長がしっかりと一人ひとりを評価する体制が整っているのだと、
人事課係長の田中尚平さんは語る。
10年ほど店長をされていた頃のエピソードを交えて話してくれた。
(人事課係長の田中尚平さん。店頭以外でも笑顔を心がける。)

(人事課係長の田中尚平さん。店頭以外でも笑顔を心がける。)


「店長は毎月一回、社長に従業員のがんばりを報告する機会があります。
また、店舗では『美人豚まんキャンペーン』や『笑顔接客キャンペーン』などで
スタッフを評価する機会があり、
社内報にも掲載されるので広く社内に浸透するんですよ」

さらに言えば、そもそもオーナーや社長は現場主義。
現社長は朝早くに出社してセントラルキッチンで商品をつくり、
自分の仕事をこなしてからお店に巡回に行くほど、社長と社員の距離が近く、
顔と名前が一致していることはもちろんのこと、あらゆる状況を把握されている。

こういったお話をお聞きしている間、
田中係長と弘瀬さんの間の上下関係を感じさせない会話から、
風通しの良い社風が感じられた。
また、女性が働きやすい職場環境づくりにも力を入れておられ、
育児短時間制度を利用しながら働いている方も多くいらっしゃるという。

「自分が食べるつもりでつくる。自分が買うつもりで販売する。
お客様の身になって仕事に取り組む姿勢がある方であれば、ぜひいっしょに働きたい」
と弘瀬さんは語ってくださった。
(肉まんではなく「豚まん」。ぎっしりとこだわりが詰まっている。)

(肉まんではなく「豚まん」。ぎっしりとこだわりが詰まっている。)


ところで蓬莱の社名には、古代中国において理想郷、桃源郷という意味が込められている。
創業者の理想とはいったいどんなものであったのか、
ここからはもう少し会社の思いを伝えていきたい。
「あるとき〜、ないとき〜♪」の関西ローカルCMでおなじみの
常務取締役、田中一昭さんにお話を伺った。


551蓬莱とともに半世紀。

田中常務は1966年の入社以来、約50年間を蓬莱の成長とともに歩んでこられた方。
これまでの歴史を落語のような語り口(天満家一笑という噺家ネームをお持ち)
で振り返っていただいた。
(551蓬莱のCMに20年近く出演し続けている常務、田中一昭さん)

(551蓬莱のCMに20年近く出演し続けている常務、田中一昭さん)


アルバイトや演劇に打ち込んだ学生時代、
「某百貨店でのバイト中にそこの社長から
『就職が決まっていないならうちに来ないか』と言われてあっさりと内定をもらった」そう。

「入社に必要な書類を『事務所に届けてくれたらええよ』と言われて事務所を訪ねると、
暗い雰囲気で活気が感じられなくて。
自分には合わへんなと感じていたところ、
その様子を知った大学の先生が蓬莱を紹介して下さったんです」

当時の蓬莱は、現在大阪・難波にある本店の4階に事務所があり、
机が4つあればギチギチになるほどの小さな会社だった。

「面接のために事務所で待っていると、
下の調理場から『酢豚ひとつあがったよー』と活気の良い声が聞こえてくるんです。
あらわれた創業経営者の羅邦強(らほうきょう)さんはこんな話をしてくれました。
『田中くん、人生で大切なものは何か知っているか。ひとつが仕事、ひとつが伴侶や。
どっちも間違うたらあかん。相手も選ぶ権利をもっているからそれを忘れんように』
と、目を見ながらしゃべって下さりましたな。
30歳以上離れている青二才相手に
『うちの店はどうや、魅力あるか?』と確認してくださって。
素敵な人やなと思いましたね」

田中さんはぜひ蓬莱に就職したいと考えた。
その後も2・3度ほどの面接が実施されたが、
その間、自分の話に耳を傾けてくれる創業経営者の魅力にますます惚れ込んでいった。


ビッグカンパニーではなく、グッドカンパニーを目指そう

(美人豚まんをつくろうキャンペーンなど、技術の維持、向上のためのインナーキャンペーンを年1〜2回実施している。)

(美人豚まんをつくろうキャンペーンなど、技術の維持、向上のためのインナーキャンペーンを年1〜2回実施している。)


無事に入社した後は、
営業課長の助手や工場での入荷出荷のチェック、
採用に関することなどあらゆる業務に携わった。

田中さんが「印象的だった」と語るのは、
アイスキャンディーの販売を復活させた頃のこと。
どうしても豚まんなどの主力商品が冬のイメージが強く、
夏は若干売り上げが落ちるために冷たくておいしいものをと、
一度売り出したことのあるアイスキャンディーを復活させた。

「昭和43年ごろですね。阪神百貨店の店頭で売っていたら、
『にいちゃん、ペンギンのアイスキャンディーないの?』
『いえ、うちはシロクマですねん。おいしいですよ』
『ほなまたくるわ』
『えー!』
と、くやしい体験をしました。
それだけライバル会社の商品に苦戦してたんです。
ただ、創業経営者は『勝とうと思ったらあかん。負けへん商売をしよう』と言ってくれて。
地道に続けさせてもらったことで認知度もあがり、
今では夏の稼ぎ頭となりました。先見の明をもっておられたと思います」
(551蓬莱の夏の主役アイスキャンディー。なんと年間売上本数850万本!)

(551蓬莱の夏の主役アイスキャンディー。なんと年間売上本数850万本!)


その後、会社はどんどん大きくなっていき、
労務倒産するのではと思うような危機もあったそう。
(大袈裟にお話いただいているだけかもしれないが…)

「1990年の花博の頃ですね。売れすぎて、売れすぎて、
需要と供給が追いつかない事態になりました。
人手が足りず私も2代目社長もレストランに繰り出し、
お盆を持って『いらっしゃいませ』と言っていましたからね。
2代目社長で現オーナーの羅辰雄(らたつお)さんは、
豚まんを自分でつくっておられました。
そういった現場主義の姿勢が、かえって社員の士気を高めたのかもしれません」

「ここを乗り越えたから倒産しなくて済んだのかもしれない」と語る田中さん。
「うちの社員は宝物や、感謝やで、なあ田中さん」とは
創業者とオーナーの口癖だったと振り返る。

「『決してビッグカンパニーになりたいとは思わない。
それよりも、グッドカンパニーを目指そう。
自分の子どもや孫が入社したいと思ってくれる会社にしよう』
という想いに共感し、まわりに伝えてきました」

実際に親子で働いている社員や、夫婦や兄弟で働いている方もおられるそうで、
家族の背中を見て入社を決める社員も後を絶たない。
(できるだけ良いものをできるだけ安く、できるだけ多くの人に喜んでいただく。が経営方針。)

(できるだけ良いものをできるだけ安く、できるだけ多くの人に喜んでいただく。が経営方針。)


蓬莱の店舗は全国展開せずに、催事販売で全国各地をまわるが、
店舗は関西だけに留まっている。
実は、店舗は本部のセントラルキッチンから
150分以内で製造直売できるところに限定されているのだとか。

「新鮮な生地(皮)と具が命ですから。
生地の最適発酵の時間が保てる時間内に店舗に送り、
お客様の目の前でひだのある豚まんを手で包み、せいろで蒸して、
ふっくら蒸し上がったほかほかの豚まんを食べていただきたいんです。
生地70g具60gの黄金比率を守り続けています。130gより小さいものは販売しません」

その強いこだわりは、企業が大きくなれば薄れがちな
「手間隙かけておいしいものを愛情込めてお届けしよう」という姿勢を崩さないためだ。
その結果、豚まんの一日売上個数は、14万5000個という驚異的な数字をたたき出している。

だからこそ関西、特に創業の地である大阪のお客様に支えてもらった感謝の姿勢も忘れない。
天王寺動物園からシロクマ購入のための寄付要望を受けた際は、
寄付ではなくシロクマを寄贈した。

「よくテレビや新聞などの取材で『蓬莱はなぜ元気なのか?』
と聞かれることがありますが、一番の理由は“人”を大切にしているから。
お客様に育ててもらった縁を大事にしながら商売しているからだと思います。
社員一人ひとりだけでなく、お客様、
そしてお取引先様の三方に喜びを感じていただくために努力している企業なんです」

従業員をずっと大事にしてきているエピソードとして、
昔から続いている慣習に、“ボーナスを手渡しすること”がある。

「ひとりずつ社長室に入ってボーナスを受け取るのですが、
ご苦労さんの一言ではなくて、一人ひとりに感謝の気持ちを社長が伝えています」
(最高の笑顔も、おもてなしのアイテム)

(最高の笑顔も、おもてなしのアイテム)


「“惑わされず、調子に乗らず、手を抜かず、一所懸命。”という言葉を贈ります。
まず、働きたいと思う会社の仕事の現場を見に行くこと。
かっこいい仕事を選ぶとかではなくて、
自分にあっているかどうかで選んだほうがいい。
トップに近い人の話を聞くことも大事ですね」

今の時代、産地偽装が相次ぎ、
何が入っているかわからないといった不信感が世間のイメージになりつつある食品業界だが、
当初から変わらないこだわりを大切にし、
自分たちの手でつくって販売していく姿勢を貫いている会社だからこそ、
県外からも買い求めるお客様が増えているのだと感じた。

また、飲食業界は労働時間が長いというイメージが強いが、
蓬莱では正社員比率が高く(特に百貨店勤務はほぼ正社員)、
アルバイトの穴埋めに急に勤務に入るということも少ないとお聞きした。
女性社員の多くの方が産前産後休暇を取得し、キャリアを磨いているという。
そのあたりの働きやすさも魅力だと言えるだろう。
(豚まんを1分間で5個つくれると一人前なんだとか。)

(豚まんを1分間で5個つくれると一人前なんだとか。)


最後に、インタビューに同席された田中係長の言葉が、
今回の募集職種の神髄をとらえていると感じたのでぜひ紹介しておきたい。

「接客は誰でもできるけれど、ちゃんとしようと思うと、なかなかちゃんとはできない。
やろうと思った人しかできない。そこが接客業の難しさであり楽しさです」

実際にアルバイトで接客経験のあった弘瀬さんも、
蓬莱に入社すると先輩たちの接客レベルの高さを感じたと語っていた。
百貨店側に評価されていることからも、蓬莱の接客レベルの高さが伺いしれる。
その積み重ねこそが、商品ブランドを高めているのだろうと感じた。


※本求人記事は、NPO法人スマイルスタイルが大阪府より委託を受け、
「地域人づくり事業(雇用拡大プロセス)未就職卒業者等と
優良中小企業早期マッチング事業(事業期間2015年3月〜2015年12月)」の一環で
作成したものです。

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Job description
募集職種
企業名・団体名
株式会社蓬莱
募集期間
募集終了
募集業種
店舗スタッフ
雇用形態
準社員(1年契約の原則更新)
応募資格
高校卒業以上
勤務地
近畿2府4県にある事業所の中から通勤圏内のお店
勤務時間
9時から22時の間の8~10時間程度
※多少、前後することがあります
給与
159,960円〜
※昇給あり
休日・休暇
シフト制
※月に8日前後休日があります
待遇
・交通費支給(定期代)
・社保加入
・精勤手当5,000円
採用予定人数
3人以上
選考プロセス
1)まずは履歴書・職務経歴書等の書類作成サポートや面接対策、キャリア相談等を実施致しますので、下部のエントリーフォームよりエントリーしてください。ハローライフよりご返答させていただきます。

2)職場案内・見学
選考に進む前に、職場のご案内をさせていただきます。実際に店舗を見て、仕事内容を聞いてから選考に進むかを判断して下さい。選考に進む場合は、履歴書を一次面接の際に持参いただきます。

3)一次面接

4)最終面接
WEBサイト
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