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温かみのある接客がポイント
もとは学生寮だった建物をリノベーションして誕生した「HOTEL ANTEROOM KYOTO」
扉を開けるとまず目に飛び込んでくるのが、彫刻家・名和晃平氏の常設作品『Swell-Deer』だ。
全身をキャラメルクリームでコーティングされたようなファンシーなオブジェは、
鹿の剥製に発砲ポリウレタンを吹き付けたもの。
オープン以来、ホテルのシンボルとして定着している。
エントランスロビーはそのまま、京都を拠点に活動するアーティストたちを中心に紹介するギャラリーとして開放し、定期的に展示替えを行う。
ビジネス利用も多いのだが、アート&カルチャーのテーマに惹かれ、
国内外からホテル目当てに訪れる観光客も少なくない。
ギャラリーを訪れたアートファンをも巻き込み、ホテルの常識を超えた、
「新たな交流の場として発展していきたい」と語るのは、支配人の友岡大輔さん。
「ホテルにアパートが同居しているのも、
『地元で暮らす人と京都を訪れる旅人が触れ合える場所にしたい』という
ホテルコンセプトを創る段階での企画者の強い想いがあったから。
旅行中、地元の人から京都の深い情報を知れるのは、うれしいことじゃないですか。
共用部分として提供しているバーには、ほぼ毎日アパートの住人の方がいらっしゃいます。
そのうちお客さんが入ってきて会話が弾み、じつは誕生日だと分かって、プチ誕生日会になることも。今日何の日だっけ!? と何かしら日々予期せぬ出来事が起こっています」
Friendly & Polite(気品と丁寧さを供えつつ、親しみやすいサービス)
というサービスコンセプトの中でも、同ホテルは特に「フレンドリーが強め」。
今後さらに強化していきたい部分でもある。
「レストランスタッフでいえば、ただ調理ができますという人は求めていない。
調理スタッフも、接客のフォローもしますし、スタッフに笑顔がないと『温かみ』といわれても信憑性がない。根が明るく、チームワークを大事にするスタッフじゃないと、ここでは働けないと思います」
やりたい企画がスムーズに通る
支配人である友岡さんが、実はフロント業務に携わるように、同社のスタッフはほぼ全員がいくつかの業務を兼任する。それぞれが緩やかにつながり、大きな輪になるようなイメージだ。
「みんなすごく仲がよくて。自然と月一で遊びに出掛けましょうよ、というノリがある。
今夜もみんなで集まるようですが、悲しいかな僕は夜勤なんです。なんで俺を置いていくんだ!
これで2度目だぞ!……と、言い合えるぐらいに、上司も部下も仲がいいですね(笑)」
また、異なる分野の仕事を経験することで固定概念に捕らわれない発想が生まれ、
アイデアが形になれば、自然と職場に愛着心が沸くという。
「ホテルって、自分たちがお客さんになったときを含めて、
どうしても『〜してはいけない』という固定概念がありますよね。
だからスタッフもアイデアにブレーキをかけがち。
でもそこで、『やるならとことんやろう!』と背中を押して、実際にやってみせるのが上司の役目。僕も総支配人もわりと突拍子もないことを思いつくので(笑)。
当然、会社として守るべきルールや責務は指導しますが、やりたいと思った企画はわりとスムーズに通りやすい。縛りすぎないことがアンテルームの良さであり、大事な部分です。
みんな知らず知らずのうちに、自分のホテルのように愛着を持って働いています。
一般のホテルに比べると、働く上での自由度は格段に高いと思います」
ホテル業界未経験者でもバリバリ活躍中
スタッフは全12名。平均年齢は30歳。ほとんどが異業種からの転職組で、今回の募集でもとくに経験は問わないという。
お客様からも「若いスタッフが作っているホテルで、好感を持てます!」とお言葉をいただくことも多いそう。
「業界の経験者は安心感がある反面、これまでのルールにとらわれやすい。
『この場合はどうすればいい?』といった質問が多い気がします。
僕は、アンテルームのスタッフにはお客さまのご要望等に対して、
質問の意図をしっかり見極めて自分で考えて行動できるようになって欲しい。
そうでないと温かみのあるおもてなしは生まれないと思います。
例えば調理スタッフも、これからは売上げのことまで考えていかないといけない。
『それは自分たちの考える領域じゃないんで』というふうに棲み分けたらダメだよと。その時点で成長が止まってしまいますから」
アート&カルチャーがテーマと聞くと、楽しさばかりが先行しそうだが、
そこには当然ながら仕事としての責任がつきまとう。
「大変は大変ですよね。任せる分、スタッフもプレッシャーはあると思います。
みんな毎日のように、『何か面白い企画はできないか』と相談しあったり、頭を悩ませている。
それでも職場が楽しい雰囲気なのは、単純に女性が多いことも関係しているのかな。
今はキッチンにしてもバーにしても、女性が先頭に立って頑張ってくれている。
今後は女性の支配人がいてもアンテルームらしくていいのかもしれない。
それくらい、いままで以上に、女性が活躍できる職場にしていきたいですね!」
口コミ高評価の朝食ができるまで
現在、オープン当初から朝食の調理を一任されているのが入社3年目の小野美晴さん。料理は食べるのも作るのも大好きで、とくにイタリアンには目がなく、
イタリアンレストランの厨房から、数年間イタリアへ渡り、
現地のレストランでサービスを務めた経験も!
入社時はサービスの楽しさに目覚めたこともあり接客を希望していたが、経験を買われて現職に抜擢された。
「20歳ぐらいの頃は料理の勉強もしていたんですけど挫折して。
調理に配属されたときはプレッシャーもあって、毎日指を切ったり…不安でしたね。
ディナーはシェフのアシスタントをしていましたが、朝食調理にも携わるようになって。
そこで朝食を自由に任せてもらい、自分のアイデアを形に出来るようになってからは調理が楽しくなりましたね」
レストランでは昨年末にディナー営業を中止し、現在は午前7時~10時までの朝食タイムのみ営業する。小野さんは毎朝6時に出社して1人で準備を整え、開店後はホールスタッフと共に、二人三脚で現場を切り盛りする。
オープンキッチンに立ち、ゲストの目の前で日替わりピタサンドを調理し、出来立てを提供するのがこだわりだ。
「担当したての頃は、前日にピタサンドの具材を仕込んで、当日温めてという形でしたが、
当初はそこまで忙しくなかったこともあり、当日お客さまの目の前で作れるんじゃないかと試してみました。
それからは今のスタイルですね。お客さまから「和食ないの?」と聞かれて困ったこともありましたが、今はビジネス利用の方や年配のお客さま、海外のお客さまにもピタサンドは好評です。住人の方の中には週3ペースで来てくださる常連さんも。
やっぱり目の前で作ってお客さまの喜ぶ顔を見るのは嬉しいですね」
朝食メニューは日替わりのピタサンドが2種類。日替わりのスープ、スムージーや、地元京都の野菜をふんだんに使ったサラダやヨーグルト、そして季節毎に変わるジャムも。
平均で仕込みは30~50名分。京都らしさを感じる具材や旨みが引き立つような優しい味付け、野菜の切り方1つにも丁寧な仕事ぶりが伺える。
「京都近郊の無農薬野菜を扱う八百屋さんが週2回の配達のたびに、注文したもの以外にもいろいろと届けてくれて。今日は聖護院大根が入ったよ。じゃあ、ポタージュにしてみようか、という感じです(笑)。
その時々の旬野菜を使いながら季節感を出しつつ、連泊のお客さまにも飽きのこないメニューを考えています。ヘルシーが売りでもあるので、手を加えすぎずシンプルに、素材を生かして美味しく仕上げられたらいいなと」
料理ブロガーさんも大歓迎!
朝食に加え、バーで提供するスイーツなどを担当することもあるという小野さん。そのアイデアはどこから?
「自分で食べ歩いたり、料理ブログやファッション誌のレシピを見たり。
いろいろと勉強になるものを見て食べて、試作を作っては周りのスタッフに配って意見を聞いて。
総支配人が面白い方で、祇園祭の時期には彼の提案で、
鱧や、トリュフ&フォアグラ&牛ヒレ肉を挟んだスペシャルピタサンドを作りました。
ギャラリーのレセプションではフィンガーフードやデザートなど、
普段の朝食では出せないようなメニューを試せるので楽しいですね。
いろいろと料理に幅が出ますし、企画からすべてやらせて頂けるので、非常に充実感があります。
基本的に上の人からアレコレ指示されるのが苦手なタイプなので。
好きにやって良いよと、放任して頂けるほど良い距離感が、逆に自分にはピッタリ合ったのかも」
ちなみに「賛否を巻き起こした」という正月メニューには、ブリの照り焼き&伊達巻のピタサンドを提供した。なるほど、一般的な料理人には逆に思いつかないアイデアかも!
「最近は、素人の方でもプロ顔負けの腕前をブログで披露されていて、凄いじゃないですか。
経験がなくても料理やもてなすことが好きという方には、ぜひ来て欲しい。
現場では、調理だけじゃなくて運営のことも学べるので。
原価率がどれくらいならお店が回るのかとか。将来カフェがしたいとか、自分のお店を持ちたいとか、いろいろと挑戦してみたいタイプの人には、自由度が高い職場だと思います」
“教えてもらう精神”でゼロから挑戦
オープニングスタッフとして新卒入社した戸﨑絢子さんは、レストラン、フロント業務に加え、バーの運営をメインに行う。もとは期間限定のイベントだったバーを常設するにあたり、自らバーへ勉強に赴くなど一際企画に熱心だった戸﨑さんに、メインスタッフとして白羽の矢が立った。
「バーの立ち上げが決まってからは、ウィスキーに詳しい人に地域や銘柄を聞いて品揃えやおつまみのメニューを考えたり、京都の大山崎にあるサントリーのウイスキー工場にも見学に行きました。
インテリアは、ギャラリー担当がアーティストの作品を紹介する場所にしてくれていたり、
アパートのテナントにあるStudio2065さんというお花屋さんが協力してくれたり。
食べることやお酒が大好きで。あまり詳しくはないんですけど、やりたいと思ったことを声に出したら会社がチャンスをくれて、意見やサポートしてくれる仲間もいる。すごく恵まれた環境だと思いました」
ホテルのバーといえば格式高いイメージだが、ここでもやはり接客は「フレンドリーが強め」だ。
「1人で来られたお客さまの中には、誰かと会話を楽しみたい方もいると思うので。
お客さまの様子を見ながらアパートの住人の方をご紹介したり。お互いにアートが好きで会話が盛り上がることもあって、住人の方も楽しいと思う。
お酒に関しては、まだ分からないことも多いですが、詳しいお客様に教えてもらいながら育てていけたらいいなと。ウイスキーを初めて飲む方にとってもお酒の楽しさが見つけられる場所にしたいですね」
想像していたホテルマンとは全然違った!
旅行が大好きで、「旅人の気持ちがわかるから」とホテル業界への就職を決めた戸﨑さん。入社3年を経て、希望が叶った心境は?
「日々新しく覚えていくことが増える一方で、想像していたホテルマンとは全然違いますけど、今の職場で良かったなと思います。
飽き性なので企画から接客まで、業務に変化があるのは楽しいです。
ギャラリーの展示作品やお客様によってホテル全体の空気感が変わるのを横目で見ながら、毎日出勤する瞬間が一番ワクワクして好きかもしれません!」
昨年の夏には晴れて社員となり、ますますやる気をみなぎらせる日々。
未来の同僚に求めるものとは?
「経験したことがないこともとにかくやってみる!前向きに頑張れる人がいいですね。
楽しく働くことが実現できる職場だと思いますよ」
ホテル激戦区の京都にあって、いかに個性を際立たせるか。日々頭を悩ませるスタッフたち。
それをチャンスととらえるか、重荷と捉えるか……。
自分次第で、手応えのある働き方が実現できるはずだ。
取材:石橋法子 撮影:沖本明 コーディネーター:榊沙織、古市邦人
Job description
募集職種
- 企業名・団体名
- UDS株式会社
- 募集期間
- 2015/7/8(水)〆切
それ以降の募集につきましては随時こちらのサイトにてお知らせさせていただきます。
- 募集業種
- 1)キッチン
2)フロント
チェックイン/チェックアウト、お客様からのお問い合わせ対応
お荷物のお部屋入れ、予約受付等
- 雇用形態・給与
- 1)キッチン
・契約社員 19万~28万
・アルバイト 900円~1,100円
2)フロント
・アルバイト 900円~1,100円
※正社員登用あり
- 応募資格
- ・概ね35歳以下の方
(若年層の長期キャリア形成のため)
・経験者/未経験者歓迎
◎チャレンジできる人
◎アイデアや意見、想いを自分から発信でき、
行動にうつせる人
◎ともに働く仲間を尊敬できる人
◎なんでも楽しむことができる人
◎夢+情熱のある人
◎笑顔がとても魅力的な人
- 勤務地
- ホテルアンテルーム京都
〒601-8044 京都府京都市南区東九条明田町7番
- 勤務時間
- 1)キッチン
a】6:00~15:00(休憩1H)
b】7:00~16:00(休憩1H)ほか
2)フロント
c】15:00~9:00(休憩120分)
d】18:00~12:00(休憩120分)
※9:00や12:00に退勤した後は、そのまま翌日までお休みです。
c、dが中心ですが、日勤シフト(9:00-21:00の間で実働8時間のシフト制)もあり。
- 給与
- 時給900円~(経験・能力により応相談)
深夜割増手当、時間外手当あり
- 休日・休暇
- 月9日(2月のみ8日)
- 待遇
- ・通勤手当 上限50,000円
・社会保険(条件を満たした場合)
・選択型確定拠出制度(社会保険加入者のみ)
・ロッカー貸与
- 採用予定人数
- 若干名
- 選考プロセス
- 1 )本サイトからエントリーください。
▼
2 )担当者からエントリー時にいただいた連絡先に、お電話させていただきます。
簡単にお話をきかせてください。
▼
3 ) ホテルにお越しいただき、お会いしてお話しましょう!
▼
合否決定!
どうぞよろしくお願いします。
採用・不採用に関わらずすべての方にご返信いたします。
入社日はご相談に応じます。
- 応募者への質問
- これからのお仕事で活かしたい、あなたが一番頑張ったことを教えてください。 (簡単で結構ですよ)
- メッセージ
- お陰様で口コミ宿泊予約サイトの中ではいつも高評価(中には京都ナンバー1も!)を頂戴するにいたったアンテルームの朝食。
よりパワーアップを目指しての増員募集です。ピタパンを超える看板メニューを創ってみませんか?
一緒にアンテルームを盛り上げてくれるフロントスタッフも同時募集。
ハローライフの求人から仲間になったスタッフも大活躍中です。(TOP写真の中で笑っています)
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