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Deep people

学生と企業を支援する新プロジェクト始動。

  • 2013/11/17 公開
  • 2015/09/11 更新
※ハローライフでの募集は終了してますが、
採用状況は各社に問合せください

「デザイン」といえば、アートな世界を思い浮かべる人が多いだろう。
しかし、本来、「デザインする」とは、
新しい切り口や活用法などをクリエイティブに発想し、
商品やシステムなどを創造し、「問題を解決する」こと。
芸術よりはむしろ、社会学や経済学の分野でおおいに生かされる。

なかでも、近年広まっている「ソーシャルデザイン」という言葉は、
「デザインの思考や手法を使い、社会問題を解決する」ということ。
デザインは、社会や世界をよりよいものへと変える力を持っている。

社会問題をビジネスとして解決し、社会に貢献する人材を育成するため、
デザインの思考と手法を用いて評価を得ているのが、
2007年に創設されたNPO法人の「Deep people」。
大学や専門学校などで20年以上教鞭をとっていた牧文彦さんが理事長を務め、
社会実験をしながら、ソーシャルデザインを研究している研究室(ラボ)である。

同研究室では今春、大阪府から委託を受けて
学生と中小企業を支援する、3つのプロジェクトが動き出す。

牧理事長について学んだ若手の中尾榛奈(はるな)さんをリーダーに、
プロジェクトを立ち上げ、支えていく、スタートメンバーを募集している。
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デザイン思考を教えて人材育成。ビジネスで社会問題を解決

Deep peopleでは、デザインの力を用いて、
人材育成、社会・環境問題の解決、起業サポート、障がい者の支援など
現在4つのプロジェクトをメインに活動をしている。

学校の授業やサークル活動、大学のゼミ内で行っている「笑顔プロジェクト」は、
学生がグループワークで商品を企画・開発することを通して、
社会問題に気づき・考え・行動して解決するというデザインの思考や手法を学ぶ。

「学生たちが取り組むテーマは、社会問題の中から自ら選択していきます。
テーマは多数決でしぼって、グループになり、そのテーマに取り組みます。
グループを作るために、自分の想いをプレゼンし、
人を口説いてグループメンバーを集めてもいい。
自分の悩みはみんなの悩み。熱意や楽しさは原動力になる」と牧理事長。
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授業の中でDeep peopleが教えるのは、「解答」ではなく「手法」。
学生たちに気づかせるのがミソで、自ら考えて行動し、問題を解決していく。
世に出れば、正解はひとつとは限らない。しかも、時代とともに進化を遂げる。
社会人になった時、本当に役立つのは、過去の正解ではなく、未来を作る手法だろう。

そうして生まれた商品は、学生たちのアイデアがギュッと凝縮されている。

長野の木材会社より、間伐材の悩みを聞いて開発したという
動物がモチーフの愛らしい「国産きそひのき子ども服用ハンガー」は、
抗菌・防虫効果など木の特性が存分に生かされているだけでなく、
子供のしつけや自立心の養成に役立つ、教育ツールにもなるという。

プレゼントの包装はゴミを増やしているのではという疑問から生まれた「OKURIN」。
自然に返る素材のみで作った、何度も使えるぬいぐるみのような斬新な包装資材で、
グッドデザイン賞を受賞した。

そして、「OKURIN」の製造を福祉作業所に依頼することで、障がい者の自立支援にも貢献しながら、販売の収益はプロジェクトの資金として活用し、持続可能なシステムとして構築。
このプロジェクト自体も、先駆的・実験的なデザイン活動であると絶賛され、
同じくグッドデザイン賞の新領域部門で受賞という実績を持つ。
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「笑顔プロジェクト」を社会人向けにレベルアップしたのが「元気プロジェクト」だ。
Deep peopleが独自に開発したプログラムを使い、
市場調査から広告・宣伝・販売まで実践的に学び、起業家を育てている。

20~70歳代の幅広い参加者が、人生をかけて本気で挑む姿は胸を打つ。
そんな想いや意気込みに応えるように、Deep peopleがマンツーマンで指導し、
名刺やホームページ、チラシ作成まで細やかにバックアップすることで、
起業後の活動をスムーズに行える。

そのほかにも、若者が働く人を直接インタビューして
記事を制作する「情熱プロジェクト」を実施。
明るい将来をサポートするプロジェクトは、やりがいがあることだろう。

Deep peopleが培ってきた人材育成や問題解決のノウハウを生かし、
中小企業を巻き込んでさらに発展させようとしているのが、
今回の新プロジェクトである。
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「メンデル」「アインシュタイン」「ダーウィン」3つの新プロジェクト

新しいプロジェクトは、次の3段階に分かれている。
メインは、学生の抱える課題と企業が抱える課題、双方の課題でマッチングを行う、
インターンシップ事業の「アインシュタイン」。

双方にとってよりよいインターシップになるよう
学生側は、社会性と自主性を育む「メンデル」で、
企業側は、若者を育成しながら会社の課題を
コンサルティングする「ダーウィン」でフォローする。

第1段階である「メンデル」は、「笑顔プロジェクト」を発展させたもの。
1日講座や数回の連続講座といった、学校の授業(カリキュラム)を通し、
自分の悩みや社会問題をみつける方法、発見した課題の解決の仕方など
働くために欠かせないデザイン思考を学び、社会性・自主性を育成する。

「就職活動はたいてい3、4回生になってから行われますが、
働くことを考えるためにも、メンデルは大学1、2回生から始めるのがポイントです」

Deep peopleでは、
企業のためにも骨太な人材を育てることが役目だと考えている。

とくに近年は、中小企業にとってますます厳しい時代だ。
学生は大手志向で大企業に流れ、中小企業での
人材教育は手間も時間もお金もかかるため難しい。
かつてなら師弟関係で得られた教育も、社内の人間関係が希薄になり、
師匠や上司が愛情ゆえに叱っても、パワハラと逆にとがめられる風潮も残念だ。

高い技術や知識を持つ従業員が働く、すばらしい中小企業も多数ある。
しかし、継ぐ者がいなければ、高齢化にともないつぶれてしまう運命だ。
そんな悪循環もこのプロジェクトで断ち切りたいと思っている。
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第2段階である「アインシュタイン」は、情熱プロジェクトを進化させたもの。
メンデルで学んだことを活かし、学生が解決したい課題と似た課題を抱える中小企業でインターンシップを行い、
就労体験をしながら、メンデルなどで習得した能力を発揮して、課題解決に取り組む。

「学校の授業とは異なり、企業で働くことは、途中で放り出すことができません。
責任や重圧が増し、追い込まれるかもしれませんが、得ることも多いでしょう。
メンデルが練習なら、アインシュタインは試合に出るようなものですね」

学生は課題を必ずしも解決できなくてもいいという。
学生にとって、失敗体験は重要なのだそう。そのプロセスが大事だからだ。
リベンジに立ち上がる人は、「必ず成長できる」と牧理事長は太鼓判を押す。

第3段階となる「ダーウィン」は、元気プロジェクトを企業へ応用させたもの。
中小企業では若者を育成するカリキュラムがなく、そのために離職率も高くなっているなど、
人材育成に関する課題がある。そこで、企業の課題に若者が取り組み、
それをDeep peopleがサポートする「ダーウィン」プロジェクトを行う。

働きがいのある個性豊かな中小企業が、多数あることを知るきっかけになれば、
固定概念にとらわれず、自分に合う企業へ就職するようになり、離職率も下がるだろう。
長い目で見れば、人材育成や離職など企業が抱える課題解決にもつながっている。
ヒット商品が生まれたり、青田刈りで人材を得る可能性もある。

今回募集するスタートメンバーは、この新プロジェクトを運営するために、
大学や専門学校、中小企業への新規開拓や契約手続などの企画営業、
学生や企業双方へのヒアリング・コンサルティング、
学生と中小企業をとりもつインターンシップのコーディネート、
セミナーやイベントの企画・実施、WEBやチラシなどツールの企画・制作などの
仕事に従事してもらう予定だ。

「業務についての教育訓練OJT(On The Job Training)では、
京阪神の中小企業や大学、専門学校などへ、商談の同行をしてもらいます。
業務以外の一般的な教育訓練Off-JT(Off the Job Training)では
社内で、マナー、プレゼン・資料の作り方、ソフトウェアの使い方などを学んでもらいます。
困ったことがあれば何でも相談くださいね」と、リーダーの中尾さん。

募集は、契約社員3名。期間は2013年11月~2014年2月の4~12ヶ月間。
コーディネイター候補とアシスタント候補の両方の採用を考えており、
今回の仕事の経験を活かし、Deep peopleという研究所で長く働きたい人材も求めている。

現在、大学や専門学校の最終学年の学生は、
Deep peopleでのインターンシップを経て、4月から入社も可能。
インターンシップ期間中は、学校の授業などにあわせ、出勤日時等を考慮してもらえる。
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若いうちはひたすら走ればいい

リーダーの中尾さんの入社は、大学4回生の時に、
牧理事長の講演を面白いと感じて、その場で声をかけて、
後日、事務所へ遊びに行ったのがきっかけだそう。

中尾さんは、地元の過疎化という社会問題を解決したいと思い、
当時は4回生の10月でまだ就職も決まっていなかったので、
海外でのインターシップに行こうと考えていたそう。

けれど、「今から取り組まなければ、過疎化はどんどん進む。今から行動しないと」
と牧理事長から言われ、即Deep peopleでインターンシップを始める。
そして、大学を卒業した春に入社した。
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「牧理事長の、いわゆるかばん持ちから始めました。
企業や大学、専門学校など、どこへでもついていきましたが、
分からないことばかりで、とにかくメモをたくさんしましたね。

メールをもらったらすぐ返事をするなど、ビジネスの基本から学びました。
クライアントからも怒られて、成長させてもらったところもあります。

Deep peopleでは、大企業に勤める友達と比べて働き方自体が違います。
夜からの打ち合わせもあり、会社にいる時間は長くなります。
けれど、たくさん働けるということは、たくさん学べるということ。
例えば、3年経って振り返った時、人の倍は働いているから6年間分は学んだ!
と思えるくらい働き、成長したいです。

といっても、仕事命は嫌なので(笑)、週末には格闘技のカポエイラで体を動かしたり、
知り合いから誘われた楽しいイベントにも積極的に参加していますよ」
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Deep peopleに就職が決まれば、関西で約150あるという大学や専門学校へ、
この新プロジェクトのプレゼンをすることになるだろう。
各学校の特色だけでなく、先生・教授は教育、就職部は現場、
学長・理事長は経営というように、
方法やアプローチ、用意する資料を変える柔軟性が求められる。

他方、企業へのアプローチは、抱える課題がそれぞれ違うので、まずは課題を明確にする。
解決する手法はたくさんあるので、費用対効果なども考えつつプレゼンをする。

「営業に行くと断られたり、厳しい意見をいただくのが当たり前でしょう。
それを避けるためにどうすればいいか、悲壮にならずに、楽しみながら工夫をすればいい。

中学や高校の部活動で、1年生の時はひたすら球拾いをしたのですが、
ただ球を拾うだけでなく、工夫しだいで楽しむこともできるんですよ」

さらに、門前払いされても、相手の要望を聞くだけでOKだという。
「いらない」と言われても引きさがらないで、
「なぜいらないか」を聞くことが大切だからだ。
自分が力不足で解決できなければ、
先輩にアドバイスを求めたり、解決する人間を連れていけばいい。

牧理事長:
「学生や社員が成長する、会社がよくなることを考え、
トライ&エラーを繰り返して、確かめながら進めばいい。
若いうちは、ひたすら走ればいいと思いますよ」

中尾さん:
「仕事は自由度が高く、学びたい、成長したい意欲的な人におすすめです。
勉強熱心で知識や経験がある人もよいですが、頭でっかちだと厳しいと思います。
物事を受け入れる素直さも大切です。

明るく前向きで、知らない場所や相手にも躊躇せず飛び込める行動派、
人の話を聞くのが好きで、思いやりのある人が向いていると思います」
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Deep peopleのスタッフは現在、牧理事長や中尾さんを含めて7人。
これから成長を考えている組織で、研究室の制度もみんなで作りたいと考えている。

研究室で犬と猫を飼っているのもその例だろう。
犬好きスタッフが研究室内で犬を飼いたいと提案し、
みんなの許可をとって、トイプードルが飼われ、
犬がいるなら猫もと、現在はスコティッシュフォールドも飼われている。

悩みや問題を抱えている、想いの熱い人を求む

Deep peopleが掲げるデザインの思考や手法は、
研究室で働くようになった場合、自身にもおおいに役立つだろう。
その要点を、イソップ童話でたとえてくれた。
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『ろばを売りに行く親子』は、道中、各人からアドバイスを素直に聞き、
問題解決したにも関わらず、結局はロバを死なせて徒労で終わるという話だ。

「現場で問題解決する時は、初心や目的を必ず確認すべき。
情報があふれる現代社会でも、初心がしっかりしていて、目的が明確であれば、
迷うことはなく取捨選択ができるはずです」

Deep peopleは、デザインの力で社会問題を解決しようとする研究室。
それゆえ、解決したい悩みや問題を抱えている人も、スタッフに向いている。
抱えているのは、自分の悩みでも、社会問題でも構わないが、
解決したいという想いが大切である。
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中尾さんは入社前から「地元の過疎化をなんとかしたい」という悩みを抱えていたが、
その質の高さと想いの強さが採用された大きな理由だったそう。

「ひとりひとりの想いが世界を変える」が、Deep peopleのコンセプト。
その言葉は本当だ。悩み苦しんだ人ほど、大輪の花を咲かせることだろう。

書類選考では、
解決したい悩みや問題についての小論文やプレゼンテーションも考えているそうだ。
「社会を変えたいと意気込むほど、想いの熱い人を待っています!」

取材:児島奈美 撮影:沖本明 コーディネーター:古市邦人

この会社の求人情報を、
だれかに教えてあげてね

募集要項

企業名・団体名
特定非営利活動法人 Deep people
募集期間
2014年1月18日(土)~2014年2月17日(月) それ以降の募集につきましては随時こちらのサイトにてお知らせさせていただきます。
募集業種
・企画営業(企業や教育機関の新規開拓、契約手続など)    
・セミナーやイベントの企画・実施   
・WEB、チラシなどツール企画 
・企業、学生へのヒアリング、コンサルティング
雇用形態
契約社員
応募資格
未経験可、経験者優遇
勤務地
大阪市西区靭本町2-2-17 RE006 401号
勤務時間
9時30分~18時30分(休憩60分)
給与
社会人経験なし、または3年未満:1,100円(交通費上限なし)
社会人経験者:1,460円(交通費上限なし)
休日・休暇
週休2日制・祝祭日・年末年始・慶弔
待遇
交通費全額支給、社会保険、雇用保険
採用予定人数
3名
選考プロセス
1)本サイトからエントリー後、履歴書・職務経歴書、個人作品(ございましたら)を弊社までご郵送ください。
2 )書類審査通過の方には、お電話にてプレゼンテーション日時を相談の上、決定。通過されなかった方は、書類を返送致します。(書類到着後2週間以内)
3 ) プレゼンテーションを実施
4 ) 面接を実施
5 ) 面接の結果を全ての方にお知らせし、採用が決定
6 ) 勤務開始
応募者への質問
あなたが解決したい社会問題は何ですか? またその理由を教えて下さい。
WEBサイト
http://www.deeppeople.jp/
メッセージ
Deep peopleは、デザインの力で社会問題を解決しようとする研究室。解決したいという想いとやる気のある方をお待ちしています。

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