求人情報

NPO法人 楽笑

福祉からはじまる“まちづくり”

  • 2014/06/23 公開
  • 2015/09/11 更新
※ハローライフでの募集は終了してますが、
採用状況は各社に問合せください

ココがポイント

まちにピッタリと寄り添う事業展開

楽笑の事業には地元との接点がたくさんある。就労支援事業所でつくったパンの保育園や高校の購買への配達。特産品の干物を広めるための水産加工業者と協力したイベント“ギョギョウランド”の開催。また、放課後等デイサービスのサポートセンターは、地域住民が英会話教室やサロンを開くコミュニティスペースとして開放されている。楽笑の事業は、障がい者のためだけのものではなく、ここに暮らす全ての人が、イキイキと暮らせるまちをつくるためのものなのだ。

ココがポイント

熱意あふれるスタッフが大勢います!

スタッフの平均年齢は約26歳。若く和気あいあいとした社風です。2014年より働く拠点が2カ所になったため、毎月1回全体ミーティングと懇親会を行っている。若いスタッフが多いが、社会人経験が豊富な方も大歓迎。出身地、前職の経験も問わない。ちなみに、楽笑という法人名と関係はないが、お笑い芸人をやめて中途入社した人もいるのだとか。

楽笑の事業が“三谷のまち”につながりを生み出す

「三谷町を誰もが支え合えるまちにしたい」。
「楽笑は三谷町に寄り添うことにこだわり続けたい」。
楽笑の理事長・小田泰久さんはこう語る。
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愛知県蒲郡市三谷町。海と山に囲まれた自然豊かなまち。特産品はみかんと水産加工。
地元の伝統行事“三谷祭”も有名だ。そんな自然と文化あふれるこのまちに“楽笑”はある。
楽笑の主な事業は、障がいを持つ人たちのサポートだ。就労支援に放課後等デイサービス、
生活介護事業、相談支援など、総合的なサービスを提供している。
とはいえ、その事業は障がい者のためだけのものではない。

日中支援センター“八兵衛”は、なんと毎日焼きたてのパンの香りが辺りに漂う、
地元で人気の“パン屋さん”。ふんわりとした食パンにサクサクのパイ、
旨味が詰まった特製カレーパンなど、人気メニューが並ぶ店舗での直接販売のほか、
地域の保育園や高校にもパンを届けている。障がいのある利用者が働く場であると同時に、
地域のお母さんたちにとってはパン作りを通じて、“得意なことを仕事にできる場”にもなっているのだ。
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同じく日中支援センター“十兵衛”は、サンマにエビ、ホッケ、とり貝など、
特産品の干物をつくるお店。「干物のまち三谷」の活性化を目的につくられたここでは、
年に1回地元の水産加工業者と共同イベント「ギョギョウランド」を実施。
「干物アラカルト料理B級グルメ対決」や「地の物バーベキュー」などを、
地域の人が“自分たちのまちの魅力をより一層深く知る”ための多彩なイベント企画、
また販路拡大にも一役を買っている。
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さらに今年2014年4月に開設した放課後等デイサービスを行う“千兵衛”。
拠点となるキッズサポートセンターは、元々繊維工場を改装したものでなんとも趣深し。
伝統的なのこぎり屋根は、一度見たら遠くからでもすぐにわかるのがポイント。
というのも実はこの屋根の形、「地場産業の遺産を残して欲しい」という
まちの依頼があったそうで… それをなんとかカタチにして残すための仕掛けが、
この千兵衛には詰まっているということなのだ。
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そのように、“お母さんたちの働く場所づくり”、“地域産業の活性化”、
“産業遺産の活用”。まちを支え、まちの人たちと一緒に事業をつくる。
まさに楽笑の事業には、三谷町とともに歩む姿がある。

また、「そういえばこんなエピソードがあってね」と口を開く理事長の小田さん。
「障がい者がひとりで出歩いているとき、困った様子の子がいたとしますよね。
そしたら、それを見かけたまちの人が、行政ではなくウチに「おたくの利用者さんじゃない?」
って電話してくれるんですよね。
確かにその場合もあるんだけど、そうじゃない場合だってある。
でもどうしてか、みんな一度、楽笑に問い合わせてくれるのって、まさにウチが
ここ三谷のセーフティネットに他ならないからだって、僕はそう思ってます」

「三谷町で障がい者支援といえば楽笑」。まちの中に確かな存在感をもって溶け込んでいる。

福祉のことを考えると“まちの課題”がみえてきた

元々、福祉に全く興味のなかった理事長の小田さん。
あるとき、彼の姪っ子さんが障がいをもって生まれてきたのをきっかけに、
福祉の世界に足を踏み入れることになった。
場所は、自分自身もこの場所で生まれ育ち、地域の人に助けられて育った三谷町。
そのとき初めて、「障がいがあってもなくても、人が支え合い、暮らせるまちにしたい」という想いに駆られた。
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しかし、就労支援施設を作ろうとした小田さんに、周囲は決して好意的ではなかった。
障がい者への冷たい認識、「自分は関係ない」という認識…。
壁にぶつかった小田さんは、改めてまちの人と言葉を交わそうとした。

すると聞こえてきたのは、

「障がい者の前に、うちの嫁さんが働ける場所をつくって欲しいよ」。
「子どもを気軽におつかいにやれる場所があるといいな」。

といった、三谷町に暮らす人が抱えているリアルな課題。
ここでようやく、障がい者のために、健常者のために、ということではなく、
「まちのために」何をすべきか、ということを問い直した。
そうして生まれたのがパン工房“八兵衛”。
障がい者だけでなく、地域で暮らす人のニーズに応える事業となった。
その後、2009年に“十兵衛”、2012年に生活介護事業“禄兵衛”、
2014年に“千兵衛”がスタート。
「○兵衛」の名とともに、楽笑のまちを元気にする工夫が三谷町に広がり続けている。
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やりがいを感じるのは“必要とされなくなった瞬間”

そんな小田さんのもとで働く若手スタッフたち。
いくつもの事業展開をする楽笑の中でも、今回スタッフを募集するのは
“禄兵衛”と“千兵衛”という2つの事業所。ここで働くスタッフたちの声を聞いてみた。

“禄兵衛”は重度の障害を持つ人たちの生活介護を事業としている。
利用者は約20名、年齢層は10〜40代と幅広い。平日の日中に、
農作業や紙すき、またアート活動などに取り組んでいる。

禄兵衛で働く福井健人さんは転職1年目。
三谷町の出身で、小田さんと地元の祭仲間だった縁から楽笑に入社した。
福祉業界未経験だったが、“障がいがあろうとなかろうと楽しく暮らせる地域”を目指す事業に共感して入社した。
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福井さんの主な仕事は、利用者さんの作業のサポート。
利用者さんの作業を見守り、手こずっていれば助け、困っていれば声を聞く。
取材で伺った日、10人ほどの利用者さん全員に目を配って、絶えず動きまわり、声をかけ続ける姿が印象的だった。
「ほんとはできるのに、“障がい者だから”と放っておいたら一生できない。ほんの小さなことでも、できることが増えれば人生が変わるから。僕たちの責任は大きいんです。

“できる”の増やし方は色々あります。土の感触が好きな人にプランターの土を詰めてもらうと、すごく楽しそうにやってくれます。逆に、待つことが苦手な人に、あえて他の人の作業をまって動くことをしてもらうと、次第に待つこともできるようになるんです。誰だってそうですが、「上手くできない...」「面白くない」と思うことを長く続けたくはないですよね。「もっとやりたい!」と前向きに仕事してもらうために、自分にどんな手伝いができるか考えています。
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ある時、僕が何もしなくても、みんなだけでスムーズに仕事が進んでいた時があったんです。
普通に聞いたら、へぇよかったね。で終わっちゃうかもしれない。
でも、毎日毎日僕が流れを組み立てないと回らない現場で、何もアドバイスしてないのに
すべてがスムーズに進んでいるだなんて!『すごいなあ』って感心しちゃいましたよ〜」。
“出番がなくなった瞬間”に達成感を感じる。そんな仕事の喜びを笑顔で話してくれた。
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コミュニケーションに悩み、試行錯誤を繰り返す

一方、2014年4月にオープンしたばかりの“千兵衛”。
小中高生の放課後等デイサービスを主な事業とし、スタッフは学校帰りにやってくる利用者のお世話をしつつ、それぞれの支援プログラムに沿って「料理」「掃除」などの生活で必要な能力を身につけるサポートもしている。毎日10名前後の利用者さんが訪れ、3、4名のスタッフでサポートセンターを回している。
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仲川舞さんは入社1年目。愛知県の大学で福祉を学び、
学生時代から楽笑でヘルパーもしていた。
地域に密着した事業に興味を持ち、入社を決めた。
だが、実際は利用者との関わり方に頭を抱えることも多い。
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「発語ができない子もいます。私の意図が伝わらない、子どもの気持ちがわからない、そんな時にどう接したらいいか困ってしまいます…。だから、言葉や文字じゃなくて絵で伝える表を作ったり、先輩に相談しながら色々工夫しています。でも先日、利用者さんと動物園にでかけた時に、私がヘビが苦手だって話したのを覚えていて、からかってきた子がいたんです。
ちゃんと伝わっていたんですよね。嬉しかったなあ。

千兵衛では、料理や掃除がきっかけになって、子どもたちの意外な得意なことが見つかることもよくあります。子どもたちをよく知らないと、新しい一面も見つけられないから、私がちゃんと子どもたちのことを知る努力をしないといけないんです」。
意気込む仲川さんが見せてくれた手作りの“お掃除表”は、
とても丁寧に分かりやすく作られていた。
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まちで存在感を示せる人材を育てていく

そんな若手スタッフが「身近な先輩!」として頼りにしているのが、
設立メンバーのひとりでもある佐宗めぐみさん。
前職も福祉業界で、最初はヘルパーとして入社し、
2012年からは「相談支援専門員」として、ライフプランまで踏まえた総合的なサービス等利用計画を提案する仕事もしている。
また、事務局長として人事や経営部分にも関わる姿は、まるで千手観音のよう!
小田さんの右腕として、楽笑には欠かせない存在だ。
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楽笑での7年間を佐宗さんはこう振り返る。
「相談員の仕事上、福祉だけでなく医療など幅広い知識を求められることも増えてきました。
まだまだ自分では分からないこともあって、そんな時、7年で得てきた地域の方々や福祉・医療業界とのつながりをとても心強く感じています。代表の小田さんは、設立時からいろんなところに連れ出してくれて、私にとって機会の一つひとつが今につながっています。これから組織が大きくなれば、私自身ももっと人を育てる役目も担っていきたいです」。

楽笑での仕事を通して、佐宗さんの可能性はまだまだ広がっている。
そんな佐宗さん、実は三谷町ではなく愛知県の他市の出身。
楽笑設立前、お祭りの時に訪れた初めての三谷町で、地域の人同士のつながりや人情味あふれる人柄に触れたとき、「あぁ、このまちで働こう」と、そう決めたんだというから、
三谷町は佐宗さんにとって本当に“運命のまち”のようだ。
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小田さんは今でも、三谷町の人たちや全国の福祉に携わる人たちと、楽笑のスタッフを積極的につなげる機会を作っている。そのチャンスをどう活かすかは、その人次第だ。

小田さんに、一緒に働く仲間と楽笑のこれからを聞いてみた。
「佐宗は引っ込みがちな性格だったんですが、今では道を歩いていると
「佐宗さ〜ん」ってよく声もかけられていて、まちの人から愛されていますよ(笑)
まだ「楽笑=小田」の印象は強い。でも今後は、一人ひとりが楽笑の顔になって、『あの人にはコレが頼める』と名指しで頼られる存在になってほしい。」

それから、と続けてこんなことを話してくれた小田さん。
「設立10年に向け、「福祉」と「まちづくり」を別の組織にしようとも考えています。これは、片方の仕事ができればいいという訳ではありません。福祉を入口にまちを活性化する考え方は理解してもらいつつ、より専門的に働ける体制を作りたいという構想です」。
仲間の成長を後押しする小田さんの想いは、組織の体制としてカタチ作られようとしている。
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地域に求められるのは「挨拶のできる人」

「どんな方に仲間になってほしいですか?」
という問いには全員から同じ答えが返ってきた。

「当たり前に挨拶のできる人」。

「地域から望まれるのは、頭のよさや器用さよりも人間力です。
『おはよう』『ありがとう』と毎日元気に声をかけてくれる人が、
利用者さんも保護者も嬉しいですよね。パートさん、三谷町に暮らす人たちなど、
たくさんの人に日々関わってもらいます。人とのつながりを大事にできる人をお待ちしています」。
たくさんの人とつながりながら、まちの抱える課題を解決していく。
それは、時に“発想力”を、時に“行動力”を、そして常に人への“関心”と“思いやり”が必要な仕事なのだ。

とここで、このまちと、そして楽笑を表すぴったりのエピソードが。
“禄兵衛”で働いている福井さんは、楽笑で働くようになって、自分の変化を実感している。

「自分の“弱さ”を隠さずに人と接することができるようになりました。
楽笑で働くまでは、自分の素顔をさらけだすのが恥ずかしくて、隠して生きてきたんです。
けれど、楽笑で利用者さんやスタッフさんと接していたら、いつのまにか
「隠さなきゃ」っていう気持ちがなくなっていたんです。
ここではみんながいつも素顔で向き合っているからですかね。
三谷町は狭い町ですから。僕は昔からの顔なじみも多いし、そんなところで自分を隠しても仕方ないですよね。
でも、よく知っている人たちに自分の成長を見てもらえるのは嬉しいですよ。まあ、ドジったらそれもすぐに伝わるんですけどね(笑)」

成長も、失敗も、まちの人がいつも見守ってくれる。
それは大きな家族のようなもので、その中では自然とみんな素顔になっていくのかもしれない。
ただひとつ言えるのは、“分からないこと”や“悩めること”を隠さず、
誰とでも本音で向き合える楽笑が、福井さんと利用者さんにとって、
互いに成長できる場所になっているということだ。
今後、障がい者だけでなく、高齢者対象の事業へも幅を広げる展望もある。
そして、それらの福祉の拠点を、まちの人がいつも集う“まちの拠点”にしていきたいと小田さんは夢を語ってくれた。
「三谷町に暮らす全ての人のための福祉」。地域に寄り添う志は決してぶれない。
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(取材・文/小林優太 撮影/今井正由己 コーディネーター/喜多舞衣)

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だれかに教えてあげてね

募集要項

企業名・団体名
NPO法人 楽笑
募集期間
2014年12月23日(日)〆切
それ以降の募集につきましては随時こちらのサイトにてお知らせさせていただきます。
募集業種
① "禄兵衛" 介護職
(障がい者の排泄、食事、着脱等の身体介助や、作業補助、送迎等)
② "千兵衛” 介護職
(障がい児の排泄、食事、着脱等の身体介助や、活動補助、プログラム作成、送迎等)
雇用形態
正社員(試用期間3ヶ月、交通費以外の手当てなし)
応募資格
未経験可。普通自動車免許(AT限定可)必須
勤務地
① ”禄兵衛”/愛知県蒲郡市三谷町若宮99番9
② ”千兵衛”/愛知県蒲郡市三谷町十舗76-1
勤務時間
① 8:00~17:00、9:00~18:00を基本とし、
1か月単位の変形労働制を採用
(内、1時間休憩あり、残業あり)
② 12:00~21:00、9:00~18:00を基本とし、
1か月単位の変形労働制を採用
(内、1時間休憩あり、残業あり)
給与
基本給:170,000円~350,000円
休日・休暇
休日:月7日、年末年始、お盆、ゴールデンウィーク休暇あり
待遇
手当:交通費上限16,100円、住宅手当、家族手当、資格手当、役職手当あり
保険:雇用保険、社会保険あり
採用予定人数
2名
選考プロセス
1) 本サイトからエントリー後
 履歴書・職務経歴書等を弊社までご郵送ください。

2) 書類審査後、通過者の皆様にのみご連絡し、面談日時を相談の上、決定。
不採用の方には履歴書を返送いたします

3) 一次面談を実施

4) 通過の方にはご連絡し、二次試験の日程調整。
不採用の方には履歴書を返送いたします。

5) 現場実習2日間のち、適性検査の実施

6) 通過者には連絡し、最終面接の日程調整。
不採用の方には履歴書の返送いたします

7) 最終面接

8) 内定の方には内定通知書を送付。
不採用の方には履歴書の返送いたします

9) 雇用契約、勤務開始
応募者への質問
1】弊社を選んだ理由を教えて下さい。
2】これまでに友達、仲間等々と協働して行った活動のエピソードを教えてください。
WEBサイト
http://www.rakusho.or.jp/
メッセージ
「誰もが楽しく笑いに満ちた街に」を理念に、障害のある方だけでなく、地域の方とのつながりを大切に活動をしています。年齢や経験ではなく、スタッフのやるきと想いを尊重し、スタッフ自身も楽しく成長できる場になれたらと思っています!ぜひ一緒に笑顔と想いにあふれた職場をつくりましょう!

他のおしごともチェック!