求人情報

NPO法人ワークスみらい高知

支えるのではなく、一緒に事業をつくる。

  • 2014/06/20 公開
  • 2015/09/11 更新
※ハローライフでの募集は終了してますが、
採用状況は各社に問合せください

ココがポイント

デザインもメニューも3つ星レベルな、通いたくなる店。

「土佐茶カフェ」「ストロベリーフィールズ」など、ワークスみらい高知が手がける店舗や施設は、どれもがまず誰にとっても魅力的な場所であり職場である。「ここで働いてみたい」「自分の職場はこんなにかっこいい」と思えなければそもそも店として成功しないし、仕事のモチベーションも上がらない。就労支援の事業所でなく、愛される店として勝負しているからスタートラインが「ひとつ上」のところに置かれている。それぞれの店舗デザインのアイデアや地産メニューのこだわりからはその想いが伝わってくるだろう。

ココがポイント

高知で話題のスポットで、自分の得意なことを活かせる。

7つの事業所は高知でも人気のスポットばかり。料理が得意な人はシェフとして。人と一緒につくりあげることが好きな人は、スタッフのまとめ役として。面白いことを考えるのが得意な人は、企画者として。もっとシンプルにお客様に喜んでもらいたいという動機でも大丈夫。もっと高知の街を盛り上げたい!という気持ちでも歓迎だ。自分が得意なことを活かしながら仲間と一緒に頑張れる職場がここにある。

ココがポイント

障がい者が本当に自立できる「仕事力」を支援する。

店舗職員はいわゆる介護や介助といった「ザ・福祉」をゴールとしていない。その先を目指している。障がい者に対しても「かわいそうだから」「このぐらいならできるかも」といった発想はしない。調理や製造工程でどうすれば一緒に働けるかを考え、設備や手順を工夫し、チャンスと可能性を広げている。ここを利用者の終身の職場とはとらえずに、能力が高まればより良い条件の職場へ転職し、あらゆる業界に社会参加できる道を拓くことを目指している。

福祉行政に頼らず、事業収入で5億円以上の売上げ

「ワークスみらい高知」の運営する店舗は、就労支援の職場として、
人とのかかわりが大きい仕事で、かつ街の中心で働け、
事業としても成り立つことを掲げ、【飲食店】を中心に展開している。
たとえば「土佐茶カフェ」は地元の銘茶をもっと広めようと
土佐茶を素材に使った甘味を中心にメニューを考案。茶摘み体験ツアーなどの企画も好評だ。
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そのように、独自のコンセプトを打ち出して事業としてきちんと利益を上げることと、
障がい者(利用者)の労働意欲が高まる役割と仕事をつくることを両立させ、
月給10万円台の収入を実現し、全国から注目を集めている。
(実は障がい者就労支援現場の全国平均月収は、わずか1万3200円でしかない!)
行政の委託事業などを除いた事業収入だけも5億円以上あり、NPO法人とはいえ売上げは一角の企業並み。
ただ、特に就労支援を兼ねていることを強く謳っているわけではないため、
お客様も「それを知って」選ぶわけではなく、数ある店の中から本当に「行きたい店」として、
好んで選んだ方ばかりだ。
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行政関係者の購入や来店が多い、よくある福祉事業所とは一線を画している。
それが顧客満足の考えを大切にし「いい仕事」をしようという気持ちにつながっている。
どの店舗も、職員と利用者が一緒に働き、利用者の就労支援を行っているが、
社会課題に積極的に取り組むNPOながらも、そのことはあまり声高く謳ってはいない。

それは、なぜだろうか?そこには代表の竹村利道さんをはじめとした、
「ワークスみらい高知」の社会参加に対するブレない想いがある。
この仕事に関心を持ったなら、まず、その想いを理解することから始めよう。

働く場所があれば、人間関係を失わない

いきなりだが、代表の竹村さんは一度事業に失敗している。
中学時代に「24時間テレビ」を見たことがきっかけで福祉に関心を持ち、
大学卒業後は病院や高知市社会福祉協議会でソーシャルワーカーとして働いた。
そして2004年に退職した後は、自らNPO法人を起ち上げ、平行して設立した有限会社で
障がい者の就労支援のための食品工場などを経営していた。これが失敗に終わった。003
竹村:甘かったですね。商売の厳しさを知りました。残ったのは借金だけ。
失敗して仕事がなくなると、僕の携帯電話は一切鳴らなくなりました。
1ヶ月間、誰からも連絡が来ないんです。こうやって人間は死んでいくんだなあと思いましたね。
「働く」ことを失うと人はその瞬間に「人間関係」を失うんです。
労働の対価や社会的地位を失うよりもつらいことです。
今、日本では60秒に1人は自殺しているといわれていますが、
それはお金だけでなく役割のなさだと思いますね。
財産はあっても存在意義をなくした瞬間に人は生きられなくなる。
役割を持って働き、人から認められること、愛されることもなくしてしまう。
だから「働く」ことは社会との接点で一番大事なものだと思います。

社会の中に居続けられる場所として職場があることを身をもって痛感した竹村さんは、
そこからNPOの活動1本に専念して再出発。
「障がい者や福祉を謳い文句や言い訳にしないこと」、
「障がい者に理解がある福祉関係者や知人を避け、一般の人をターゲットにすることで
品質やサービスに緊張感を保つこと」。
障がい者に任せる仕事への先入観をなるべくなくすために、
「現場のスタッフには福祉関係者を配置しないこと」を強く意識したという。

事業としての失敗経験を活かしながら、もともとソーシャルワーカー時代から現状の福祉行政に対して抱いていた疑問を変えていく取り組みがスタートした。
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障がい者の【月給】1万3200円を、10万円にする

全国にある障がい者の福祉事業所は約15,000箇所。
そこで働く利用者の平均工賃(給与とは呼ばれない)はいくらだろうか?
1万3200円。日額ではなく、月額である。
ティッシュや割り箸の袋詰めなど、「この程度の作業しかできないだろう」という
固定概念に基づいた作業内容しか任されず、50円から100円の工賃しか払われない一方で
職員には高い月給が支払われている現状があった。「それはおかしくないか?」
ソーシャルワーカー時代にその格差に竹村さん自身も自問自答していたという。
そして、利用者も月給10万は稼げる職場をつくり、利用者が「仕事をちょうだい」という姿勢で
働くのではなく、「一緒に事業をつくる」という姿勢で働ける店舗をオープンさせた。
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竹村:現在、ワークスみらい高知では7店舗に125名の利用者が職員と一緒に働いています。
それぞれ社会保険に入っていて月給10万円を稼いでいます。
これは1つの「成果」だと思いますか?むしろ社会のバランス的に見れば異常なことなんです。
7つの事業所に125人の雇用ではなく、
100箇所、200箇所それぞれに1人、2人の障がい者雇用があるほうが健全じゃないですか。
僕はね、他にまっとうに働ける場所があれば喜んで転職を応援したいと思っています。
1つの場所に集まるのではなく、まんべんなく社会参加していくことが一番望ましい形なんです。

旧態依然とした福祉事業所は、たいてい簡素な作業場での単純労働が中心。
仕事に能動的な成長意欲が芽生える機会が乏しく、
自立できる収入へのステップアップが望めないケースがよくみられる。

そうした福祉事業所から移ってきたある人は
カフェで仕事を覚え月給10万円を稼げるようになったとき、
自らハローワークに通いラーメン店に転職を決めてきたそうだ。
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竹村:いきなり決めてきたので面食らったけれど、嬉しかったですね。
欲求とはやっぱりモチベーションになるんです。その力をつくってあげたときに、
きちんと「さよならー」とできればいいんです。
だから一度、よけいな支援を否定しようよ!と言い続けています。
もちろん専門支援員による面談など基本的な支援は必要ですが
福祉事業所を一生の職場と考えず、必要以上に世話を焼くのではなく、
社会で自立するためにこちらが「手」を離さないといけない場面もあるんです。
先述のケースも、私たちがハローワークに同行して職探しをしたことはありません。
自分の意志で行動する自信と意欲を高めることが大事なんです。

街の「中心」に社会参加していけるチャンスを

竹村さんは言う。かつて街の中心にいなかった人を真ん中にもっていきたい、と。
高知に福祉事業所ができたのは約40年前。
社会的理解に乏しく障がいのある人が街の中心では働けない時代だった。
郊外に職場をつくって守らなければならなかった事実は否定できない。
ただ、既に社会は変化している。
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竹村:利用者も文化の真ん中で役割を担うように「中心」に進出したいと思います。
福祉が進めば進むほど、そうありたいのです。新しくオープンした「土佐酒バル」は
地元の酒造組合と提携した一般就労所で地域に必要とされ、業界に必要とされる店です。
土佐バルの隣につくった演劇や音楽やアートを扱う「藁工ミュージアム」という職場もそうです。
僕らの取り組みが地域の産業や文化を担うところまで浸透できているのは良かったと思います。

竹村さんの言う「中心」とは、街の中の主要産業を職場とすることに加えて、
文化的なものの中にも、ごく普通に障がい者の仕事の役割が存在できていることを指す。
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“竹村がやったことなんて”と言われる未来が来て欲しい

竹村さんは福祉の未来について「淘汰されるべき」と考える。
旧来の福祉行政の枠組みにどっぷり浸かったままでは、
本当に利用者の自立を支えることにはならないのでは?と危惧している。

竹村:福祉は進化して欲しい。
僕だって将来的には「竹村のやっていたことなんて」と言われないといけないんです。
僕は新しい事実をつくって理解を広めてきたけど、これも真実ではない。
“事実は真実の敵なり”なんです。
もっと進んだ若者が現れて僕が批判される側にたったとき、僕は「良かった」と言うと思う。
新しいアイデアを持った若者が最初は後ろ指さされながらも福祉を変えていくんです。
そういう進んだ面白いアイデアが活かされる業界になれば、いわゆる「3K」だって
「きもちいい、かっこいい、かわいい」の3Kに変わるかも知れません。
若気の至りでチャレンジできる人に、もっと出会いたいですね。

福祉業界と聞けばとてもせまい世界で専門的なイメージがあるかもしれないが、
対処する幅が広いので社会と深く関わる仕事にあふれている。
だからこそ、新しいアイデアで社会を変えていく力が必要だ。
一步ずつでも社会の在り方を変えることができれば、こんなに面白くて役に立てる仕事は他にない。

ワークスみらい高知で働く人たち

安光美沙さんは2年目の専門支援員。
毎日、いずれかの店舗を回って利用者の働き方をサポートしている。
日々の仕事で困っていることはないか、悩んでいることはないかを本人や職員と話しながら確認する。
同じ職場で働く人に直接言いづらいことがあるのは、どんな会社でもよくあることだ。
その部分のコミュニケーションを円滑にするためにも、相談できる専門家が欠かせない。
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安光:最初に代表のブログをみて「帯屋町を障がい者も健常者も伸び伸び歩ける街にしていきたい」と書かれていたのが印象に残りました。実際に自分も「土佐茶カフェ」に食べに行ったら誰が利用者で誰が職員かわからなかったくらい、みんなが自然に普通に働いていました。自分が学校で習ってきた福祉の形とは違ったし、単純に面白いなと思いました。専門支援員として働きだしたら知識も必要だし、法律もどんどん変わっていくから大変でしたけれど。まだまだ、相手の気持ちをくみ取れないことも多いですし、私の何気ない一言で、相手がひどく落ち込んでしまうこともありました。
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そんな中でも、普段から口数の少ない方が、私と話すのはとても話しやすいよと言ってくれたのは
安心して信頼してもらえたと思えて嬉しかったですね。
正直なところ、関わり方のマニュアルがあればいいのに!と思うことも多いです(笑)
私の存在が役に立っているのかどうかも実感がないですけど、それは相手が決めることだし
今は、経験豊富な先輩を見てかかわり方の勉強を続けています。

伊藤元一さんは製造工場直営のスイーツカフェ「ストロベリーフィールズ」の工場長。
利用者が働ける環境や製造状態のチェック、出荷を管理している。
製造工場には障がいのある方でも正しく計量できる機械や、
品質管理を徹底するための金属探知器などを導入して、仕事の可能性と品質を高めている。
こうした設備投資に力を注いでいるのもワークスみらい高知の特徴だ。
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ただ竹村さんに言わせれば、どこの食品メーカーもやっていることを徹底しているだけだと言う。
福祉関係の商品だから買ってもらえるだろうという視点が一切ない、
あるのは一般の消費者から「好んで選ばれる」美味しさや安心があるかどうかだけである。
その考え方が、一般の同業者にも勝てる店をつくりだしている。
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伊藤:福祉に興味がなくても構いません。美味しいケーキをつくりたいと、
ひたむきに熱心に働ける人を採用しています。私も前職は全く別の業界の営業職でしたからね。
起ち上げの時期は、利用者の役割を最小限にしていましたが結局失敗しました。
僕らがメインでなく利用者がメインで仕事でき、
スタッフ全員使って仕事をしないと出荷ができないんです。
1日3000個近いどらやきを作っていましたからね(笑)
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障がい者だから無理というのはありません。
そういう意識は捨てて接していますし、機械や設備に工夫をすれば大抵のことはできるんです。
みんなで高知で一番美味しいものをつくろうよって、こっちが必死でやっていれば、
みんなも「やらんといかん!」と思って動いてくれる。それは伝わるんです。
今は管理職ですのでみんなのモチベーションを高めて
成長してくれるのが何よりのやりがいになっています。

「土佐バル」のシェフ久武雄二さんは、得意な地中海料理の腕を試そうと転職してきた。
土佐の食材と地中海バルとの相性の良さから生まれる料理を楽しんでもらいたいというのが一番だ。久武さんはメニュー開発から、仕入れ、接客の指導、調理指導など店舗運営を任されている。
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久武:前のシェフから障がい者もスタッフとして働いているよと
紹介されるまで僕もわからなかったですね。
ときどき利用者の家族の方から、こういうことはできないですからと言われることもありますが、
実際に会ってみるとそんなことはなかったりもします。
逆にこんなことをしたい!と本人が言ってきますね。
それも一緒に働くなかじゃ当たり前のことですけれど。
この店に来て利用者さんが前と変わったと言われると嬉しいですね。
口数の少なかった人でも、よく話すようになるんです。
「そんなことここ何年もなかった」と驚かれたこともあります。

職場としてみたそれぞれの店舗は、デザインや設計もかっこよく、
コンセプトにもメニューにもオリジナリティと強いこだわりが感じられる。人気がでるのは当然だ。
オープンに際して就労支援の店であることも謳っていない。
いち店舗として勝負するなかに普通に障がい者も働いているという状況が生まれている。
どの職種に就いても大事なことは、運営の「戦力」として利用者の力を最大に引き出すこと。
考えてみれば店舗経営にとって当たり前のことで、だからこそ利用者は他の仕事に移っても
定着して働ける能力を身につけることができる、と言える。
015
本当の意味で自立するための仕事を任されるワークスみらい高知の取り組みの意義は
竹村さんのこんな言葉に象徴されているように思えた。

「うちを卒業して別の職場を見つけた利用者が、僕に言うんですよ。
竹村さんのところの方が人づかいが荒かったよ〜ってね(笑)」

福祉業界に関心が低かった人も、「ワークスみらい高知」の取り組みに興味を持ってもらえただろうか。一緒に高知の街を面白く、誰もがいきいきとして働ける街にしたいと思ったらぜひ、おもいきって応募してみて欲しい!
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(取材・文/東 善仁 撮影/木村耕平 コーディネーター/塩山 諒)

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だれかに教えてあげてね

募集要項

企業名・団体名
NPO法人ワークスみらい高知
募集期間
2014年6月20日(金)〜2014年7月31日(木) 〆切
※それ以降の募集につきましては随時こちらのサイトにてお知らせさせていただきます。
募集業種
就労支援員
雇用形態
正社員(試用期間1ヶ月)
応募資格
未経験可、経験者優遇
勤務地
高知県高知市内
勤務時間
9:00~18:00(うち、1時間休憩あり。残業あり)
給与
15万円〜23万
(経験・スキル・前給等を考慮し、面談の上決定します)
休日・休暇
週休2日制・祝祭日・年末年始・慶弔
採用予定人数
若干名
選考プロセス
1)本サイトからエントリー後、
履歴書・職務経歴書を弊社までご郵送ください。
  ※採用に至らなかった場合お返しします
2 ) 書類審査後、通過者の皆様にのみご連絡
3 ) お電話にて面談日時を相談の上、決定
4 ) 一次面談を実施
5 ) 面談の結果を全ての方にお知らせし、採用が決定
6 ) 勤務開始
応募者への質問
1】弊社を選んだ理由はなんですか?
2】あなたの夢はなんですか?
WEBサイト
http://www.worksmirai.com/
メッセージ
コピペに満足していない方、無から有を創りだしたい方をお待ちしています。

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