装飾画像

Column

コラム

ソナエルキャリア×ルクア大阪のコラボレーション企画 『人生迷子!?な女性のためのキャリアとお金に向き合う2DAYS』開催レポート

2022.06.23 「ソナエルキャリア 第三期」レポート
サムネイル画像

昨年の冬から取り組んでいる女性向けキャリアプログラム「ソナエルキャリア」は、女性ならではの人生リスクに備えるためのマネープランニングの観点を取り入れた、就職・キャリアスクールです。

過去2回実施したものは全てオンラインでの開催(オンライン開催のレポートはこちら)でしたが、第三期として5月21日(土)22日(日)の2日間にわたって開催された本プログラムは、JR大阪駅直結の商業施設・ルクア大阪が実施するプログラム「ルクア大阪の放課後スクール 〜帰り道の宇宙〜」とのコラボレーションによって、参加者が会場に集う、初の対面開催となりました。当日は報道機関からの取材も入り、プログラムの様子をテレビで発信することもできました。

今回は、そんなルクア大阪で開催されたソナエルキャリア第三期の様子をお届けします。
それでは、総勢38名の女性が参加された熱気溢れる当日の様子をご覧ください!

1.オープニング − J.P.モルガン 小松さんのお話

開催初日。少し緊張した面持ちで会場に集う女性参加者に向けて、プログラムに協賛をしているJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社の専務執行役員・小松薫夜さんから、オープニングのご挨拶をいただきました。J.P.モルガンは多様性が地域や社会、そして組織を強くするという考えのもと、多様な人々が働きやすい社会に向けて必要なサポートに資金を投じています。

日本に関しては女性の活躍や就職支援といったところを緊急の課題として認識していることから、今回、ハローライフの事業サポートをしてくださることになりました。

小松さんは働きながらお二人のお子さんを育てるお母さん。また、J.P.モルガンが5社目と転職経験も豊富であることから、プログラム参加者のみなさんが抱える悩みにとても共感されていました。そして大変力強いお言葉で、エールを届けてくださいました。

自分の人生のハンドルを絶対に手放さないで!

小松さんは20代の時、どのように生きていたいのかを考えていく中で、一つだけ心に決めていたことがあると言います。それは【自分の人生のハンドルを絶対に手放さない、自分の人生をドライブしていく】ということでした。その意識の中で、日々働く自分自身と向き合い、納得のいく仕事や働き方を得るために転職活動を重ねてきたそうです。

今回、小松さんが転職活動の際に、様々な方からいただいた助言の中から、今日まで大切にしてきた2つの言葉を参加者に共有してくださいました。


  1. 疑問に思うことがあれば、受け身で待つのではなく行動し、一歩踏み出す


  2. もし今働いている場所で、自分がそんなに必要とされていないと感じたり、この仕事が本当にやりたかったことなのか疑問に思うことがあれば、受け身で何かが起こるのを待つのではなく行動し、一歩踏み出すこと。踏み出し、人と対話することによって、様々なアイデアが生まれるきっかけとなり、自分の考えを整理することができる。



  3. 社会とのつながりを持ちながら、出来ることを模索する


  4. 苦しくて仕事を辞めたくなることもあると思うが、社会とのつながりは持ち続けてほしい。日々働く中で疲れ果て、一歩踏み出すエネルギーがない時もある。そんな時は、目標を下げて「とにかく続けること」も大事。自分のやりたいことや自分自身を見つめ直してエネルギーを蓄えよう。キャリアを簡単に諦めることはしないでほしい。

人生という長いマラソンを走るために必要なこと

最後に小松さんは、人生を長いマラソンに例え、長期的な視点を持って継続し続けることが大事だとお話されました。例えば、今、目の前にある悩みが大きく見えたとしても、時間をかけていけば乗り越えられることもあるし、その問題が勝手にどこかへ消えていくこともあります。短期的に結果が得られずとも、自分自身を諦めず、継続し、一歩踏み出す気持ちを大切にしていれば、必ずどこかに道は続き、報われていくということをお話くださいました。

ソナエルキャリアの対象は、15〜49歳の就職活動・転職活動中の女性です。自身の働き方や生き方に迷いを感じられている方が多く、小松さんのお話はそんな悩みを抱える参加者にとって、必要となる大事な視点を共有してくださったように思います。

今何か迷われていることや悩みをお持ちの方はぜひ、ソナエルキャリアのサポートを受けながら、自身の走り方を見直す機会としてご活用いただければと思います。

2.私たちは何に困っているのか?

オープニングで小松さんのお話を聞いた後は、いざ1日目のワークへ。まずは、同じテーブルに着席する参加者同士で自己紹介をし、就職活動や働くことについての悩みや困りごとについて書き出していきました。

参加者からは、次々と働くことや将来についての悩みの声が寄せられました。

  • 自分がやりたいことが分からない
  • 今の職場/職種で働き続けるか迷っている
  • 人間関係がうまくいくか不安
  • 何を基準に仕事を選べばいいかわからない
  • 漠然とした将来への不安
  • 仕事探しをしたいが前向きな気持ちになれず、行動に移せない。
  • 収入、労働時間、人間関係、やりがい、職場環境など、何を優先して仕事探しをすれば良いかが不明 等

それぞれの悩みを共有した後は、目まぐるしく変化する社会の中で「女性」が置かれている労働環境や直面している課題についてレクチャーを受け、何に備えるべきかについて考えを深めました。

3.DAY1「マネートレーニング」プログラム

そしていよいよ、1日目のメインテーマである「マネートレーニング」のプログラムへ。

ここからは、講師であるファイナンシャルプランナー 久保田あきみさんの進行によって、『「お金の知識」と「リスクに備える」力を身につけてキャリアプランニングに活かす』ことを目標としたマネートレーニングのワークがスタート!

まず最初に、収入に応じた支出の割合の標準値を知ることから始めていきました。
一人暮らしの生活費の中で、家賃や食費などの支出が、どれくらいの割合を占めることが適切とされるのか……参加者はそれぞれ電卓に向き合いながら、真剣な面持ちでワークシートに数字を書き入れていきます。

その後、生きていく中で起こり得る様々な出来事を想定しながら、その時に必要な費用をシミュレーションする『人生の支出ざっくり計算ワーク』に取り組みました。

例えば、住宅一つとっても「賃貸」「マンション購入」「一戸建て購入」など、様々な選択肢があります。結婚する場合・パートナーと暮らす場合・一人暮らしを続ける場合でも、費用の負担金額が異なります。このように「自身が理想として思い描く人生を歩むために必要な費用」を算出し、把握することによって、漠然とした不安が解消され、次のアクションに繋げやすくなります。

そしていよいよプログラムは後半に。
「人生リスク」を想定して、どのように備えていくのかについて学びを深めました。

もしかしたら自分にも起こるかもしれない…そんな人生のリスクは様々あります。例えば、メンタル不調が原因で休職した場合、親を介護する必要が出てきた場合、結婚していた相手と離婚した場合……等。そのような「誰にでも起こる可能性のあるリスク」にどのように備え、生活するために必要なお金を得ていくのかについて、具体的な方法を久保田さんからレクチャーをいただきました。

その後、人生100年時代と言われる中で避けては通れない「老後資金」についてもレクチャーを受け、1日かけて人生に必要なお金について学びを深めました。最後に久保田さんからは「お金はあくまでも人生を豊かにしてくれる道具」であることや、お金の知識については「自ら学ぶ姿勢をもつことを大切にするように」とアドバイスをいただき、1日目のプログラムは無事に終了しました。

4.DAY2「キャリアサポート」プログラム

2日目は働く軸を見つけるためのキャリアサポートのワークがメインとなりました。1日目の終わりに参加者に出されていた宿題は、自分の人生を振り返り、それをグラフに落とし込むというもの。そのグラフを一人ずつグループ内で共有するところからスタートしました。

グループ内の共有では、発表者以外のメンバーから話を聞いて特に印象的だったエピソードや、そこから感じた発表者の強み等をポジティブなフィードバックとして本人に伝えていきました。

自分だけでは気づくことのできなかった新たな自分の魅力を発見することができ、どのグループも参加者同士での会話が盛り上がっている様子でした。

その後、働く目的について改めてレクチャーを受けたあと、これから歩みたい人生に向き合いながら「働く軸」を定めるワークに取り組みました。同じような悩みや目的をもつ参加者同士で、話し合いながら取り組むからこそ、共感し、互いに的確なアドバイスを伝え合うことができます。そういった仲間ができるということが、ソナエルキャリアの強みでもあります。

5.それぞれのネクストステップに向けて…

こうして2日間のルクア大阪でのソナエルキャリアを無事に終えることができました。

参加者からは、
「漠然とした不安が軽くなりました!」
「お金やこれからのキャリアのことを考える、良いキッカケとなりました。」
「参加するだけでも、悩んでいるのが自分だけではないと感じられたので、安心しました。」
「お金について漠然とした不安を抱えていましたが、何にどれくらい必要かなど、見通しがたちました。また考えを整理する事の大切さを改めて感じました。」
「年齢やバックグラウンドは詳細にわからなくても、抱えている悩みや不安は共通していて、共有することによって、必要以上のネガティブな感情を手放せたように思いました。」
「ワークも共有することによって新たな気づきがありました。」などの感想が寄せられ、プログラム受講後のアンケートも前向きな回答をいただくことができました。

<「2日間のプログラム全体の内容」はご満足いただけましたか?>


<将来のキャリアについてイメージができ、必要なアクションがわかりましたか?>


<同じ受講者の存在が、一人で抱えていた不安や悩みに良い影響を与えてくれましたか?>

今回のプログラムに参加された方は、今後、キャリアコーチングサポートとして面談を受けたり、JPモルガン社員による面接対策や様々な企業と出会える企業説明会に参加しながら、それぞれ納得のできる働き方に向けてアクションを起こしていきます。キャリアコーチングに期待されるものとして参加者からは、以下のような声があがっていました。


キャリアコーチングに期待すること

  • 違う職種への転職について相談したい
  • 履歴や職務経歴などから自分の強みや適性を客観的にアドバイスがほしい
  • 職歴書の添削、面接対策をしてほしい
  • 自分の進路をより具体的にしていきたい  等

またマネーコーチングとして、ファイナンシャルプランナーの久保田さんに具体的なアドバイスを受けられる機会などもご用意。人生リスクに備えるための資金づくりを進めていきます。

今回プログラムに参加された方が、より自分らしい働き方・生き方を実現できるよう、ハローライフはサポートを引き続き進めて参ります。

なお、今後のソナエルキャリアの開催は、秋頃を予定しています。
詳しい日程などは決定後、ソナエルキャリアWebサイトにて情報公開予定です。ぜひご確認ください。

詳細はソナエルキャリアWebサイトよりご確認ください。
https://s.hellolife.jp/sonaeru/

第一期実施の様子はこちら
お金もキャリアも考えるキャリアスクール「SONAERU CAREER」って何やってるの?第一期の様子をお届け!
Facebookでも随時プログラムの様子を発信しています。Facebookはこちら

にもつ軽く。こころ軽く。

「あなたの代わりにその荷物を背負って、山を登ってあげることはできないけど、荷物を少しでも軽くする手伝いは、私にもできると思う」昔、そう言って支えてくれた人がいました。
決して平坦ではないあなたの人生を、代わりに歩むことはできませんが、抱えている不安の荷物を、少しでも軽くできたらと願っています。