こんにちは!近畿大学2年生の外処 康平(とどころ こうへい)と申します!
僕ももうすぐ3年生ということで、就活を意識し始める時期になりました。
ただ、
ネックなのは証明写真なんですよね…。僕、写真を撮られるのが苦手で…。
やっぱりボックス写真機より写真館でしっかり撮ったほうがいいんでしょうか?でも、正直なところ「見た目よりも中身で判断してくれよ!」とか思っちゃいます。
「実際のところ、証明写真の写りって採用の判断に影響するのだろうか?」ってことで企業の方にインタビューに行ってきました!
まずは証明写真を撮りに行こう!
実際に、企業さんに証明写真を見ていただこうと思うので、ボックス写真機と写真館それぞれで写真を撮ってみます!
僕は、ボックス写真機でしか撮ったことがないのですが、印象などは変わるのでしょうか?
ボックス写真機
駅の構内にあるよく見かけるボックス写真機で証明写真を撮りました。
うーん…、自信のない感じが滲み出ているのが否めませんね。また、のっぺりとした暗い印象…というか…。改めて見ると、これを履歴書に貼るのはどうかと思ってしまいますね。
写真館での撮影
今回は、内定(うちさだ)写真館で撮らせていただきました。ここちょっと変わった写真館なんですよね。
写真を撮る前に、ヘアメイクブースへ案内されました。写真を撮る前には、やっぱり身だしなみが大事ですよね。
メイク道具がたくさん。
男性の場合、メイクってほとんどの人がしたことないと思うのですが、スタッフさんがアドバイスしてくれたり実際にやってくれたりするので安心です!
さて、撮影です。内定写真館は「無人撮影」となってます。「人がいないのにどうやって撮るんだろう…」って思いませんでしたか?
実は内定写真館では、内定(うちさだ)トオルという架空のフォトグラファーの自動音声に沿って撮影を進めていきます。(うちさだ写真館とはそういうこと)
顔の体操をして筋肉をほぐせたり、撮影中は「口角を上げてくださいね!」などアドバイスを言ってくれるので自信を持ってゆったりと撮影ができました。
内定さんは、こんな感じで話かけてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=Wovimautsxs&feature=youtu.be
撮り終えたら、30枚近く撮られた写真の中から渾身の一枚を選びます。
レタッチをしてもらって、データとプリント写真をいただきました!
内定写真館では、就活相談も同時にできるメニューもあります。履歴書やESの書き方だったり、そもそもの就活の仕方についての相談などが多いそうですよ!
証明写真を比較してみよう!
ボックス写真
何度見てもやっぱり自信がない感じや頼りない感じが現れてしまってますね。
さて、ではいきますよ…。内定写真館での写真です。
「おおおおおお?!」っという声が聞こえてきそうです。
とても明るくて、顔の形がくっきり見えています。ちなみにネクタイの汚れは画像修正で消してもらったのですが、それ以外は
一切修正や合成はしていません。
横に並べてみましょう。
内定写真館で撮った方は、目・鼻・口がくっきりと見えますね。なんだか写真全体がイキイキしてませんか?就活用の髪型に関するアドバイスももらえ、綺麗に整えたのでとても凛々しいです。これが、僕の個性を最大限に引き出してくれている写真なのでしょう。
写真館の人に聞くところによると、
明るく爽やかで清潔感のある仕上がりになるよう、カメラや照明の設定が緻密に設定されているそうです。
さあ、この証明写真をそれぞれ履歴書に貼って、いざ企業の方にインタビューへ!
「証明写真だけで合格か不合格かを判断することはないです。ただ…」
ご縁をいただき、東証一部上場企業であり、インターネットインフラサービスを提供する
さくらインターネット株式会社の人事担当・矢部真理子さんにお話をうかがうことができました。
矢部さんは、2012年に採用担当としてさくらインターネット株式会社に入社し、年間100名のエンジニア採用や採用広報にも携わってこられました。現在はマネージャーとして、楽しく働きがいのある職場づくりを中心に、人・組織で事業に貢献するための人事業務全般に従事されている方です。
さっそくなんですが、証明写真を貼った履歴書を2種類用意してまして、見てみてください!率直に両方の写真を見て印象はどうでしょうか?
ボックス写真の証明写真は…ちょっと言いずらいんですけど…暗いですかね。
やっぱり…
個性がない、というか見えづらい…。なので引っかかりに欠けるというか…。というより、群馬県から近畿大学に進学されたんですね。そっちの方が気になるなあ~。
内定写真館の証明写真はどうでしょうか?
とても明るそうにみえますね!口角が上がっていて爽やかに見えます。
内定さんが「口角上げてね~」って声かけしてくれるんですよ。
やっぱり、そうなんだ!写真を見ると「プロが撮ったのかな?」って思いますね。写真の仕上がりにこだわって撮ってる人からは誠意が伝わってきます。
採用にあたっては「誠意」を大事にされているのですか?
そうですね。私たちも本気で面接しているので、相手も本気であって欲しいとは思っています。こだわった写真を貼ってくれていると、「1枚の写真にも手を抜かない気持ち」が伝わってきますよね。内定写真館の写真の方が本気度や誠実さが伝わってくるように思います。
写真一枚からそんな情報を感じ取られているのですね。さくらインターネットさんにはたくさん履歴書が送られてくると思うのですが、誠実さが伝わってくる写真がしっかり貼られているのは全体のうちどれくらいあるものなんでしょうか?
少ないですね。以前は1日で200通ほどの履歴書を見ていたんですが、誠実さが伝わってくる写真はほとんどありませんでした。
え!そうなんですね!意外だな〜
そういった中でこだわって撮った1枚を貼っている人がいると、いい意味で心に残りますよね。その人に興味が湧くと言いますか…。
なるほど、そんなアピールの方法もあるのか…ぶっちゃけた質問なんですが、書類選考において証明写真をどれくらい重視していますか?
正直に言いますと、証明写真だけで合格か不合格かを判断することはないです。ただ、やっぱり印象として「会ってみたいな」「この人のこともっと知りたいな」という思いが出てくる可能性には影響していると思います。
会ってみたいって人に思ってもらえることって、とても重要ですよね!ちなみに写真のこと以外にもお聞きしたいことがあるのですが…
どんなことでしょう?
写真に限らず、矢部さんが履歴書を確認される時に、特に見ている点ってどんなところですか?肝心の履歴書の中身の書き方も自信がなくて…
なるほど。会社が期待していることと、学生がやってみたいことが一致していたら楽しく仕事ができそうですね!
私は今の会社に入ってやりたいことが見つかったのですが、前より圧倒的に楽しいですよ。だからこそ、学生には自分のやりたいことを探し続けてほしいです。
なるほど。でも、学生にとっては「やりたいこと」「好きなこと」を見つけること自体が難しいような…
それでも探し続けることが大事だと思います。「やりたいことはなんだろう?」と常に意識して探し続けていると、自分がワクワクすることに出会えると思います。好きなことに全力になってそれを突き詰めた方が、結果的にいい学生生活になって、就活への自信にもつながるのではないでしょうか。
そうか…。僕は文章を書くということに今興味関心があるのですが、今日の取材のように行動していくことはいいことってことでしょうか。
そうそう、すごくいいことだと思います。好きなことをやって「君いいね!」って企業にも言ってもらえたら相思相愛じゃないですか?好きじゃないことをして偽った自分で就活してもつらいだけ。ぜひ、好きなことを突き詰めて欲しいですね。
就活も大変ですが、働き始めるとそれよりつらいこととも出くわすと思うんです。だから、着飾った自分で就職しても長く続きません。自分自身の良さをしっかり捉えて表現できるようにがんばってほしいなと思っています。
多くの学生が感じている就活の気持ち悪さを一掃してくださるような言葉に、胸が熱くなります。最後に学生に向けてメッセージをお願いします。
個性を消さずありのままで就活してほしいです。今は企業側が学生を選ぶ時代ではありません。「自分たちも企業選んでやるぞ!」っていう気持ちで挑めば、就活も楽しくなるのではないでしょうか。
矢部さん、ありがとうございました!
人と接する業種を目指すなら、証明写真はより重要?
もう一社、企業に訪問しお話をうかがってきました!枚方市の地域情報メディア「
枚方つーしん」を運営している株式会社morondoさんです。「枚方つーしん」は、ユーザー数が枚方市民の総数を超えるとても影響力のあるメディア。文章を書いている僕としても気になる企業さんです。
原田さん、倉内さん、今日はよろしくお願いします!証明写真を貼った履歴書を2種類用意しました。率直にそれぞれの印象はどうでしょうか…?
全然違いますね…!
感覚的にいいか悪いかで言うと、内定写真館の証明写真の方が目に留まりやすいですね。
光の当たり方でくっきりと顔の形が見えるので、しっかりしているように見えます。ボックス写真機の証明写真は優しそうだけど数多くある証明写真の中ではサラッと流されそう…。
外に出す場合は内定写真館の証明写真のほうがいいですよね。内定写真館の証明写真は何か補正などをしているのでしょうか?
前髪を整えたのとネクタイの汚れをレタッチで消したくらいで、顔の部分は何も補正してないんです。内定写真館では、照明やホワイトバランス等が緻密に設定されていて、はっきりとした明るい印象の写真を撮ることができるんです。
同じ証明写真でもこんなに違ってくるんですね…(笑)
morondoさんに送られてくる履歴書の証明写真は、ボックス写真で撮ったと思われる写真が多いですか?
ボックス写真の方が多いです。だからこそ、同じような写真がたくさんある中で内定写真館の証明写真があったら「会ってみよう!」となるかもしれませんね。
いい意味で覚えてもらえるのはチャンスですよね。ぶっちゃけた話になるのですが、書類突破において証明写真をどれくらい重視していますか?
証明写真からの情報はとても重要視していますね。というのも、僕たちは取材で人と会うことが多いので、「印象」がとても大事になってくるんです。写真が与える印象は、初対面の時に人に与える印象と同じだと思うんです。業種業態によると思いますが、人と接するところであれば特に大事になるのではないでしょうか。
写真から伝わってくる印象が、社会人としてのその人の印象につながっているんですね。見られることをちゃんと意識して撮らないといけませんね。
そうですね。履歴書で表現できる情報ってすごく少ないと思うので、写真からもしっかりと情報を伝えることができるという意味では、証明写真は大事だと思いますね。
写真も重要な情報なんですね…。写真以外の部分はいかがでしょうか?履歴書を書くにあたって何かアドバイスをいただけないでしょうか?
極論を言うと、ポイントだけを書いてもらってもいいと思います。そこに光る言葉、光る1行を選んできたらそのセンスは気になって会ってみたいなと思います。
短くてもいいので、言葉選びに意欲を魅せるということですか?
そうですね!うちはメディアを運営している会社なので、言葉の選び方・使い方は見ています。ダラダラ長く書かれても、結局何が言いたいのかわからないです。「冷やし中華始めました」くらい、短くてもスパッと意味が伝われば、それで充分だと思います。
あとは、いろいろある自分に関する情報の中から、どの情報を履歴書に書くかという「情報の選び方」も重要だと思います。会社や業界によって惹かれ方が違います。「履歴書とその企業がどう結び付くか」を考えて書くことが大事ですね。
相手の立場や状況を考えて履歴書やESをつくることが大事なんですね…
そうですね!
とても身が引き締まります。最後に就活中の学生にメッセージをいただけないでしょうか?
学生は、もっとグイグイ自分をアピールしていいと思います!企業にとって、1人を採用するということは誰かを落とすことになりますし、採用活動自体にもお金がかかります。学生が思っているより採用活動って大変なんですよね…。だから、「働きたい!」という強い姿勢を見せれば、企業も採用しやすいのではないでしょうか。
本気度を見せることが大事なのでしょうか?
はい。本当に入りたい会社であれば、本気で動いてマイナスになることはありません。
できることは全部やった方がいいです。本気で当たっていけば熱意は伝わるし、できることがあるなら全部して、それでもダメなら仕方がないです。後悔がないくらいやったことは、人生全体でみたら無駄になることはないのではないでしょうか。
企業が取り組んでいる事業に関するイベントに行ってみたりね。イベントに参加して企業や業界の人と話したという経験は、明らかに「他の人と違う!」ってなりますね。ネットに書いてある過去の情報は誰でも目を通せるけど、会社が見ている未来や考え方の情報は本人の意欲がないと取ってこれないものです。ちょっと違う視点で就活すると、他の学生と差別化できますね。
意欲か…。自分にとって意欲が湧く、前のめりになって向き合える企業を見つけるにはどうしたらいいでしょうか?自分がなにをしたいかがわからないから、企業を決められない・履歴書やESが書けないっていう学生って多いと思うんです。
すごくよくわかります。自分のしたいことや好きなことが自分で理解できていないと、書類を書くときに自分だけの言葉やキーワードが出てこないですよね。私自身は、自分が興味のあることを体験する中で、長所を見つけることができたかな。考えるだけではなくて行動していくことが大切です。
自分のことをもっと掘り下げて考えていくことが大切なのではないでしょうか?何かに没頭したことがあれば、いざ書類を書くときに書けないことはないはずです。
やってみたいと思ったことにとことん向き合うことが重要ですね!原田さん・倉内さん、ありがとうございました!
まとめ
証明写真の話を聞きに行ったのに、就活全体へのアドバイスもたくさんいただきとても勉強になりました。みなさんは、いかがだったでしょうか?
正直なところ、「証明写真なんてそこまで重要じゃないでしょ」って思っていた方も多いのではないでしょうか?
ですが、今回インタビューでは、しっかりした証明写真は
〇「1枚の写真に手を抜かない」姿勢・誠実さをアピールできる
〇会ってみたいという気持ちや興味を搔き立てる
〇「印象」という情報を発信している
〇正直、良い証明写真が世の中に少ないので、それだけで他の就活生と差別化できる
ということがわかりました。
いいことだらけじゃないですか!これから写真館で証明写真を撮ろうと考えておられる方は、ぜひ今回僕が行った内定写真館も候補に入れてみてください。
https://uchisada.com/
また、
意志のある強い履歴書やESは、自分自信の深掘り(つまりは自己理解)が大事だということもわかりました。内定写真館では、写真だけでなく、自己理解に関することや、就活のあらゆる相談にもキャリア支援の専門スタッフがのってくれるメニューもありますよ!
僕も就活の時期になったら、また内定写真館に行って証明写真を撮りたいです。それでは!