「やりたいことが無いから、誰かの“フォロワー”になる」仕事ストーリー100 Vol21<レポート>
2016.03.24
NEWS
100の仕事をのぞいてみる、「仕事ストーリー100」。 約1年ぶりの開催3名のゲストから等身大のストーリーをお聞きしました。当日の内容の中で「共感度」が高かった話をピックアップしてお届けします!
■芯の通ったバカであれ
大学時代、就職活動にことごとく失敗。「介護ならいけるだろう」という不純な動機で受けた実習で価値観が変わり、「この仕事をライフワークにする」と決めたNPO法人サポネの世古口さん。新卒入社から6年、今ではこの言葉を「行動指針」に組織の枠を超えて活動していると言います。
「バカと自覚することで、調べる、人にあって質問をする、考えこむタイプなのでそこから解き放ちたい。しょうもないアイデアでも数を打てばいいアイデアが生まれる。「これでいいのだ!」と決めたらがむしゃらに行動に移すことができるんです」
■誰かにとっての最初の“フォロワー”になる
自分の中に、確固たる「これをやりたい!」という思いが無いと言うのは、NPO法人ならゆうしの春田さん。「こんなことを成し遂げる」という思いはないけど、そんな思いをもった人と出会うことが多いという春田さんが選んだのは、フォロワーになるというあり方。「地域で活動をしていると、夢を語る人が多いんです。私はどちらかというと、それほどそんな思いは強くない。自分の「これをやりたい!」ということがなくて、性格やスキルも平凡でスーパーマン的ではないんです。そんな私みたいな人は、誰かを支えること。地域で「」と夢を語る人の、最初のフォロワーになるという選択肢もあるんじゃないかな」
■「1」と「5」以外は価値がない
2030年には限界集落になると予測されている京都府「和束町」。そこで、「最高の限界集落」を目指し活動するのが合同会社ゆうあんビレッジの山下さん。前職である塾講師の教室長をしていた時のお話です。「授業の5段階評価では4が多くて、それで満足していたんです。その時言われたのが『1と5以外は全く価値がない。むっちゃ好きか嫌われるかじゃないと人は動かない。だからお前の4はなんの価値も無い 』ということ。」
「人と対峙するとき、相手のことを伺って、どこかで遠慮をして、思うことを言わなかったんです。自分は全力で5を取りに行っているか?マインドを変えるのは本当に大変だったけど、人との向き合い方が変わるきっかけになった言葉です」
いかがでしたか?
葛藤を乗り越え、自分らしい働き方を実践する3人に、
背中を押された方も多かったようです◎
詳細は動画を御覧ください。
次回のしごとストーリーは、4/26開催です!
仕事ストーリー100 vol.22