子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会〈レポート〉
今回のイベントには、子どもたちとママがたくさん!
“子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会”を開催いたしました!
地域の中で多様なはたらきかたを実現するための仕組みづくりや組織運営を行っておられる、
非営利型株式会社Polarisの野澤さんと市川さんを講師にお招きし、
終始和やかな雰囲気の中、にぎやかにお喋りが飛び交うイベントとなりました。
子育て中のママはもちろん、保育士の方やフリーランスで働く方など
さまざまな立場の人が集まり、あらためてライフステージごとの
自分らしいはたらき方や暮らし方について、ワールドカフェスタイルで語り合い。
今回のテーマは、3つ。
社会、私、社会+私という異なる視点から『子どもを育てながらはたらく』ことについて考えます。
・今の日本社会で『子どもを育てながらはたらく』ことは、どんな問題がありますか?
・実際に自分が『子どもがいる暮らしの中ではたらく』上で、問題やネックになること、
不安に思うことはありますか?どんなことが考えられますか?
・今までの課題をもとに…「なにをすれば」「なにがあれば」
『子どもがいる暮らしの中でここちよくはたらくこと』ができるようになると思いますか?
そのために自分ができることは何ですか?
3グループに分かれて、ざっくばらんにそれそれの意見を出しあい、共有していきます。
みんな考えていることや感じていることはそれぞれ違いますが、
ひとつの意見に対するさまざまな視点を知ることが新しい気付きにつながります。
「なかなか職場の理解が得られない。」
「子どもが病気になった時も仕事を休めない状況。」
「子育てがリスクやデメリットになっている社会はおかしいと思う。」
「母になったからこそ、できることや分かることがあるのになあ。」
「子どもができてもフルタイムか退職かの2択しか用意されていないよね。」
「地域にいろんな人と話せる場や頼れる人がいるのが理想。」
「通勤しなくても良い働き方があってもいいよね。」
などなど、どのグループも話は尽きません!
自分起点だけでなく、社会という視点からも考えてみることで、
子育てしながら働くということについて、
今の現状を見つめ直し、次にどんなアクションを起こしたらいいのかを考えるきっかけになりました。
最後に、各グループごとに出た意見を発表し、
印象に残ったキーワードと未来への約束(明日から自分は何をするか)を共有して
座談会終了となりました。
はたらくと暮らしが分断されず、ここちよいとママが感じることのできる働き方、
つまり「働く」か「子育て」かという二択ではない、第三の選択ができることが重要であり、
答えを見つけ出すのではなく、皆で対話し、意見を重ね合うこと、
そんな場が身近にあることが大切なのではないかと思いました。
座談会終了後もまだまだ話が絶えず、懇親会も大盛り上がりとなりました。
「対話することは、お互いにエネルギーを与えあえるし、同じようなことを思ったり
考えている人と出会えることで、心の安定になる。」という参加者の声が印象的でした。
そんな場を今後もハローライフは作り続けていきたいなと思います!