生きるように働く自分との出会い方 <イベントレポート>
ハローライフオープンを記念して、5月12日(日)〜15日(水)に、
それぞれのしあわせな「働き方」や「仕事」を考えるイベントを4日間連続で開催しました。
HAPPY WORK WITH YOU! -しあわせな働き方にグッと近づく4日間-
1日目は
日本仕事百貨のナカムラケンタさん(↓写真左)をゲストにお迎えし
「生きるように働く自分との出会い方」と題しトークセッションをおこないました!
進行役はハローライフ企画運営団体、スマスタの塩山です。
「生きるように働く」人のための求人サイト、日本仕事百貨。
“求人者”目線ではなく、“求職者”目線の求人情報を発信されています。
求人記事の原稿に求人側から「もうちょっとかっこよく書いてよ」なんてオーダーがあっても
お断りすることもあるんだとか。
それは、長い目で見ればありのままの記事で人を募ると
結果として長く働いてくれる人との出会いにつながるから。
転勤族の家庭で生まれ育ったナカムラケンタさん。
多くの場所で生活をしてきましたが、
それはナカムラさんにとって「地元がない状態」
自分の居場所がほしい、つくりたいとの思いから、建築や場づくりに興味をもたれたそうです。
「おしゃれそうだし、モテそうだ!なんてことも考えてました。」
と笑いを含めながら話すナカムラさんはすごくチャーミングで自然体。
何年か、社会人として働く中で通いつめていたバーがあるそうです。
なんと週6で通っておられたとか!!(1週間のうち1日は定休日だったので、毎日ですね笑。)
なぜこんなにもこのバーの通うんだろう?と自問自答すると
「バーテンダーに会いに行ってたんだよね、きっと。」
人と場所をうまくつなげていくことがいい場づくりになる。
また、ナカムラさんに大きな影響を与えた「自分の仕事をつくる」という本との出会い。
その場所に合った人が働くと、その人は輝く
いきいきと働いている人がいる場所は、いい場所
そんな実感を得たり、たくさんの巡り合わせの中で、
現在の日本仕事百貨の原型が形作られていきました。
日本仕事百貨には現在ナカムラさん以外にもたくさんのスタッフさんがおられますが
ナカムラさんひとりで、これまでの5年間の間に300以上の職場を見てこられたそうです。
色んな仕事と向き合って
「いいな」と思う仕事や人には共通点があるそうです。
今(今の状態から、過去や未来に自然につながっていく。サーファーが今この波に乗るような感覚)
隣(おおきな社会ではなく、今隣にいる人と。隣の人と一緒に。隣の人に向けて。)
贈り物(押し付けるのではなく、やさしく贈るように)
自分ごと(自分のこととして)
生きるように働く(暮らし、仕事にゆるやかな連続性がある。料理人が休みの日にスーパーで珍しい調味料を見つけて仕事のことを考えるような。)
「今を大切にしながら
隣の人に
贈り物をするように
自分ごととして
生きるように働く。」
今の自分はどうだろうか。
そんな風に働けていない自分の状態ってどんなんだろうか?
「生きるように働く」ために、明日からできることは?
参加者同士でグループになり意見交換の時間も設けました。
ある参加者の方のご意見
「わたしは、ライフワーク、ライスワークと分けて考えていました。
2つにわけることは、生きるように働くではないのではと思っていたのですが
意見交換の中で、他の人からみたらわたしも「生きるように働いているよね」と言われました。
いろんな人の働き方や考えを聞いて、自分の考えを口に出してみて・・・
そこから変わってくるものや働き方への新しい発見がたくさんあるのかもと思いました。」
「大学4回生なんですが、内定を2社からもらっていてどちらに入社するか迷っています。
その迷いの中には、家族や友人などの意見の中でなかなか決められないところがあって
自分の本当に大事にしたいことや、本音を言えなかったところがありました。
どちらが自分にとって“生きるように働く”なのか考えて決めようと思った。」
(この方は、「今日参加して、どちらで働くか決めました!」と笑顔で帰っていかれました。)
とても大きなテーマである、自分にとってのしあわせな働き方。
周りと比べてしまったり、世間体を気にして踏み出せなかったり、いろいろな働き方を知らなかったり
いろんな悩みや葛藤の中に生きているわたしたちにとって
何か1つでも明日からできることを共に考えてみることは、とてもとても意味のあることだと感じます。
ナカムラケンタさんは、
東京の真ん中に、自由に仕事と関わることができる新しい「まち」をつくるプロジェクト
リトルトーキョーや
「楽しく働く、楽しく生きる」をテーマとしたシブヤ大学のしごと課
など、他にもさまざまなプロジェクトに取り組まれています。
興味のある方は、ぜひ応援・参加してくださいね!
終始、イキイキとした空気に包まれた1日目のイベント。
ナカムラケンタさん、ほんとうにありがとうございました!