仕事ストーリー100 vol.27<レポート>
2017.04.26
NEWS
100人100色のお仕事の話、ハローライフのトークイベント『仕事ストーリー100』。
今回のテーマは、「破天荒キャリア」です。
今回も素敵な3名のゲストにこれまでの仕事と人生についてたっぷりお話しいただきました!
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若手エンジニアの成長を応援するベンチャー気質エンジニア
青木 崇さん
最初に入学した大学を一年で中退し、三年間のアメリカ留学を選択した青木さん。 なんと、留学している間に日本で父親が始めていたコンビニ経営を手伝うことになったのが最初のキャリアだったのだそう。
その後、趣味でやっていたプログラミングを活かし25歳でエンジニアに転身。 フリーランス時代のこと、Evernoteから招待されて行ったシリコンバレーでの体験、アメリカで法人立ち上げにたずさわった時のことなど、まさに破天荒なキャリアを語っていただきました。
「ベンチャー・スタートアップ企業の、まだ規則のない『中がぐちゃぐちゃしている』状態にワクワクするんです。」
現在所属する株式会社i-plugには19人目の社員として入社。
それから現在までの二年半で社員は60人、サービス利用者は4万人を突破したそうです。
今後は自らのエンジニアリングの技術を高めつつ、他のベンチャー企業への支援や、「新卒が3年で3割辞めてしまう」といった採用のミスマッチ問題について取り組んでいきたいということ。
「自分は大学を一年生で辞めてしまったり、褒められた人生ではないと思いますが、今は仕事をしていてめちゃくちゃ楽しいです。誰にでも僕と同じように楽しめる仕事があり、その仕事を見つけることで人生は豊かになります。いろいろな世界を覗き込みながら、仕事を探していくのがいいと思います。」
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朝ドラのヒロインになりたいマーケッター
峰松加奈さん
こどもの頃から周りの大人が楽しそうに仕事をしていないことに不安を感じていたという峰松さん。「どうやったら楽しい人生を送ることができるのか?」ということを中学生からずっと考え続けていたのだそう。 その不安を払拭するため、高校一年生で留学、映画祭の運営に関わるなど、学生時代からさまざまな挑戦をしてきたといいます。
「卒業後に大きな外資系企業へマーケティング職で就職してからは、スキル不足で落ち込んだり、理不尽なことでメンタルをやられたりすることもありましたが、それもいろいろやってきた延長線。 今もまだ道を探してる途中で、考えながらベターな道を探しています。 これまでやってきたことは全て無駄じゃない、線になって繋がってきていると感じます。」
2015年に転職した、大阪府八尾市にある木村石鹸工業株式会社では、新しいことに挑戦していく気質を持った四代目社長と共にゼロからチャレンジをしてきたという峰松さん。 人生の選択で迷ったらドラマチックなほうを選んでいく、死ぬ時に振り返って「私の人生このまま朝ドラの脚本になる!」と思って自信を持って死にたい!という思いを語ってくださいました。
「中学生の時はどうしたら楽しい大人になれるだろうと思っていたけど、結果いまの私は楽しい大人になれました。 あんまり悩まずにいろいろやってみたらいいと思います。 胸張って仕事楽しいって言える大人が増えるといいな。一緒に頑張りましょう!」
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Webライティングで大阪の架け橋になりたい大学生
片山直也さん
家庭や学校の大人たちが偏差値で人を評価し、今思うとそんな偏差値至上主義の環境があってなかったと当時を振り返る片山さん。 そんな思考で入学した大学では自分のやりたいことを学べないと知り、二ヶ月後に退学。 その退学が「はじめて自分の意思で人生を選んだ」経験だったのだそう。
再受験をして入りなおした大学で、三回生が終わった後、ある本との出会いから「NPOで働くことが自分にあっているのではないか?」という気づきがあったそうです。その仮説を検証するために「戦略的休学」を選んだといいます。
「教育・福祉系の学部で、公務員になる同期が多かったのですが、公務員のインターンや実習は面白く感じなかったんです。公務員はキャリアの積み上げにも時間がかかるし、自分は制度の運用ではなく、制度に当てはまらない人のためにサービスをつくっていくことに関心がありました。そんな時に駒崎弘樹(こまざきひろき)さんの本に出会って感銘を受け、彼が運営しているフローレンスにインターンをしました。」
フローレンスでは日本初の障害児保育園「ヘレン」の立ち上げ・運営に参加。「仕事は楽しくやりがいがあり、活動の素晴らしさを感じました。ですが、自分はそういった社会問題の当事者としての経験がなかったので、もっと身近な課題や好きなことから社会に貢献したいという思いが生まれました。」
今後は、自分ができること、身近なことから挑戦を続けていきたいという片山さん。 まずは大阪でのTEDxYouth@Namba開催と、仲間とWebメディアの運用していきたいのだそう。 新しく立ち上げるWebメディア『好きこそものの上手なれ』では、関西の身近な人たちへのインタビュー記事を掲載し、キャリアについて考えるきっかけをつくっていきたいという思いを語ってくださいました。
「就活生を見ていると、周りに同調して、流されて就活している人が多いです。他の人に遅れを取らないようについ焦ってしまいますが、焦って間に合わせるぐらいなら、そんな理由で定職につかなくてもいいんじゃないかと思います。最低限の生活ができるならバイトからでもいいので、自分にはどんな仕事があっているのか仮説を立てて、実際にやってみる。そうやって、焦らずに仮説→検証をしていくことが大事だと思います。少なくともぼくにはそれがあってます(笑)」
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それぞれに「破天荒」なキャリアに見えますが、自分の人生についてしっかりと考え行動し続けていることが伝わってくるお話でした。 自分にあった、胸を張って「楽しい!」と言える仕事を見つけるために、仮説を立て、人生の中でチャレンジしていくことの大切さを学ぶことができました。 次回開催もお楽しみに。