<レポート>『働くエジソン』File.7〜伝わる話し方編〜
2016.01.14
NEWS
こんにちは!
今回『働くエジソン』で記録係を務めました、研究員のとっきーです。
働くエジソンとは、ハローライフで行われる
「働く」に関する様々な仮説を証明し、
自分だけの働くコツを発明していく実験イベントです。
2016年1月14日(木)に、働くエジソン初のシリーズ化
「伝え方」の最終章(PART3)が開催されました。
PART1で「頼み方」、PART2では「聞き上手」と、
それぞれ異なるアプローチで伝え方のコツを探求する実験を行ってきましたが、
今回はついに「話すこと」に重きを置いた、とても実践的な研究となりました!
《オープニング・アイスブレイク》
まずは、研究員の仲を深めるアイスブレイク!
今回のアイスブレイクは、伝え方と質問のしかたが重要なモノあてゲームです。
2グループに分かれて、自分の手に持つメモに書かれているモノを
周りからのヒントを得てあてる、というものです。
答えの中には、アニメのキャラクターや童話の主人公など様々で、
「今ある携帯会社のCMで話題の人物」や「見た目は子ども、頭脳は大人」
などの有名なセリフでヒントを与え、2チームとも盛り上がっておりました^^
みなさん、アイスブレイクからすでに
相手に伝わりやすいように話すということを意識しているように感じました!
《仮説発表、レクチャー》
アイスブレイクで温まった雰囲気の中で、ついに今回の仮説発表!今回の仮説は「プレゼンには、知ってる情報を多く伝えることが大事!?」。
プレゼンテーションの醍醐味と言えば、「話す」「相手に伝える」こと。
ビジネスの場でも、人前で発表しなければならないことってありますよね?
そこで今回は、「プレゼンテーションを通して、伝える」ということに着目し、
司会補佐のよめちゃんから「伝えると伝わるの違い」、
そして司会のきどまゆから「伝えるときに理解してもらうコツ」
というミニレクチャーをしました。
よめちゃんからは、
伝えるというのは話し手から聞き手への「一方通行」。
伝わるというのは話し手と聞き手が理解しあう「双方向」。
話すときに大切なのは、話すテクニックだけじゃなくて
聞き手の感情に響くことができるか、
そして人に影響を与えられるかということである、
と世界のエリートたちが書いた本をもとに教えてくれました。
そしてきどまゆからは
実践して使える9つの伝えるときに大事なコツの発表。
1 とにかく結論を最初に言う
2 相手に合った話し方で話す
3 話全体の流れを見せる
4 大事な箇所は繰り返す
5 断定的な口調は避ける
6 あくまでも自分の一意見であることをアピール
7 手を効果的に使う
8 相手の目を見る
9 伝えるための「良い声」を意識する
もともと意識していそうなこともあれば、なかなか意識しづらいこともコツとしてあがってますね!
さて、2つのレクチャーから新たな知識をインプットしたところで、早速実験へ!!
《実験》
今回の実験は、参加者のみなさん(研究員)がチームで旅行代理店の職員として人気旅行スポットの1日プランを考え、
その企画をプレゼンテーションするというもの。
北海道、沖縄、韓国の中から、企画したいと思う場所ごとにチーム編成。
実験に入る前に、きどまゆから「プレゼンを発表する際に、
9つの伝えるときのコツの中から3つ選んで
それらも意識しながら発表してほしい」との指示が出ました!
インプットしたばかりのものをアウトプットするいいチャンスになりそうですね^^
さて、北海道、沖縄、韓国チームの企画考案タイムが始まりました。
どのコツを使えば発表するときに伝わりやすいのか、
何をテーマにプランを立てようか、など
旅行プランがどんどん話し合いの中で決まっていきます。
あっという間に時間が過ぎ、3チームそれぞれの発表タイムへ!
まずは北海道チームの発表!
模造紙いっぱいに描かれた北海道の地図に、
付箋で目的地へのルートや所要時間を示しながら、
発表者の一人がお客さんになりきり、
「移動している間に何か北海道の美味しいものって食べられますか?」など
具体的な質問をして、他の発表者がその質問に答えるという方法で発表してくれました!
(このQ&A方式はアドリブだったそうです!!)
次は沖縄チームの発表!
沖縄チームは「自然を感じるツアー」をテーマに
観光する場所を2か所に絞っての発表。
たくさんの色で文字をデコレーションし、動物の絵も添えて、
見た目が華やかな模造紙を使いながら、
海外に行かなくても沖縄で触れ合える自然美をしっかりと伝えてくれました!
最後は韓国チーム!
食べ物とエンターテイメントを実際の体験談と共に発表してくれました。
実際韓国に行ったことがある人の実演を重視し、
チームの周りの人が進行役として、体験された方に話をふっていくという流れで
現地での具体的な話をたくさん聞くことができました。
また聞いているお客さんに問いかける場面などもあり、場の雰囲気も盛り上がっていました!
《考察》
3チームの発表が終わり、それぞれの持つ感想を胸に秘めた状態で、考察のためのチーム編成!考察はAチームとBチームに分かれ、北海道、沖縄、韓国3チームそれぞれの意見が聞けるようにしました!
考察の中では、
今回の仮説『プレゼンには知ってる情報を多く伝えることが大事!?』についても触れながら、
相手に伝える時に必要なことは何かを話し合っていきます。
それぞれのチームの良かった点や、
自分たちのチームで伝えるときに難しかった点などをそれぞれ話し合い、
伝えるコツのどの要素を選んだか、
またその要素をきちんと発表の時に意識できたか、などの
フィードバックも行っていました^^
《発表》
そして、いよいよ発表のお時間です!先行はAチーム。
Aチームの出した結論は…
「プレゼンをするときは、知りたい側が聞きたいことを話す」ということ。
つまり発表する際にたくさん調べて、それをまとめて絞ることが重要、ということですね。
仮説で「知ってる情報を多く伝えることが大事!?」とありましたが、
知ってる情報だけでなく、実体験を踏まえた感情に基づく伝え方が大切、と
今回の実験を通して感じた、という意見を述べられていました!
また、発表の最中に、もともと意識していなかったが
9つの伝えるコツに入っていた「イイ声」をもっと意識すればよかった、
という発見があったことも教えてくれました。
そしてBチーム。
Bチームは最初に、各プレゼンチームの伝え方で良かったところを挙げてくれました!^^
明るい表情やハキハキとした声など、冒頭で挙げられた
相手に伝えるコツを活かしていたことはもちろん、
コツとして挙げられていた「物事を断定的にいわない」に対する
反論として、場合によっては断定的にいうことで信頼性が高くなるという
新たな見解が生まれたお話もされていました!
そして仮説に対しての結論は、
「プレゼンには印象の一撃(聞き手を楽しませるフレーズ)が大事」という結果になりました!
それは、できる限り多くの情報を伝えるのも大切だが、
人の脳内に残る情報はいつも印象的だった言葉やフレーズになることが多い
という気づきから、この答えになったそうです!
今回も実験の中で多くのひらめきがあったようですね^^
仕事場で伝えるときにすぐに使えそうな発見も多く見られました!
《ハーベスト》
各チームの発表の後は、今回の実験で得た気づきや学びを付箋に書き出し、全員で共有する時間。
働くエジソンでは、それを「ハーベスト」と呼んでいます。
毎回働くエジソンでは、研究者の方々から名言が生まれるのですが、
今回も多くの名言が生まれました。^^
「感情は論理を超える」
「自分がプレゼンをしていく上で苦手を発見し、克服したいと思った」
「面白いと思ったときは相手に伝わっている」
最後は、参加していただいたみなさまにお渡ししている実験記録帳に、
個々のお気に入りハーベストを記入し持ち帰っていただきました。
今後の働き方に、ぜひ活かしてみてくださいね♪
《まとめ》
毎回働くエジソンではイベントのタイトルにもなっているトーマス・エジソン先生の名言をお伝えしています。
今回の名言は…
「われわれは何事についても1%の100万分の一も知らない。
慣性は、創造性を殺してしまう。
もちろん、生まれつきの能力の問題もまったく無視はできない。
それでもやはり、これはおまけみたいなものだ。
絶え間なく、粘り強く努力する。
これこそ何よりも重要な資質であり、成功の要といえる。」
働くエジソン初の試みとして行ってきた「伝え方」シリーズ。
各回、異なる気づきやひらめきがたくさんありました。
しかしその中で、全ての実験に共通するものがありました。
それは…「相手のことをよく考える」ということです。
伝えるということは常にどこかに向けて放たれています。
その“どこか”をきちんと理解することが、仕事場や普段の生活のなかでも
うまく伝わることに繋がるのではないか、ということを
伝え方シリーズを通して感じました。
《今後の働くエジソン》
会場でもお伝えしましたが、『働くエジソン』はしばらくお休みすることになりました。しかし、同じ名前で継続するか、他の形で行うかは未定ですが、
「働く」や「仕事」に関し、みなさまを後押しできるような場であり続けるため
引き続きハローライフでは、コンテンツを磨き提供してまいります!
スタッフ一同、努力してまいりますので、今後ともよろしくお願いしますm(__)m
ハローライフの活動はHPやTwitter・Facebookにてお知らせしていきますので、
忘れずにチェックやフォロー、いいね!をお願いします◎
またみなさんとお会いできることを、楽しみにしています。
本当に今までありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!