大阪西区にある民間による就労支援・ブックカフェ・イベントスペースなどの複合施設。
グッドデザイン賞受賞
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  • セメントプロデュースデザイン
    ※ハローライフでの募集は終了してますが、
    採用状況は各社に問合せください

    次世代型デザイン会社の見る未来。

    「既存のデザイン会社が考えていないようなことにトライしていきたい!」

    デザインする力を武器に、新事業を開拓、
    さらに商品を作って、販路を確保するまで一貫しておこなう“次世代型デザイン会社”、
    セメントプロデュースデザイン。

    今回の求人では、
    南青山の東京オフィスビル内に新設した、
    ショールームのショップマネージャーを募集する。

    デザイン会社にしてショールーム!?
    靭公園から徒歩5分にある大阪本社は、
    創業14年目にして4階建てのビル丸ごとが自社スペースで、
    1階ではイタリアンレストラン「シモーネ」の運営も手がけている。

    「めっちゃ忙しいけど、やりがいがある!」と、
    泣き笑いのコメントに実感がこもる現場から、社長とスタッフの声をお届けする。
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    企画営業職からデザイン会社創業へ

    社員は、飲食店のスタッフ含め大阪本社約25名、東京支社4名。
    転職組が半数を占め、男女比も半々。
    平均年齢20代後半と、若いスタッフが活躍できる職場だ。

    雇用に関しては「即戦力よりも若い人メイン」と話す、代表取締役社長の金谷勉さん。
    かつて大手広告代理店の下請けデザイン会社で企画営業職を務めていた経歴の持ち主だが、
    そこから安定した立場を投げ打って、独立を決意した。
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    「安定感の中に漠然とした不安があったんですよ。
    企画営業職で入ってはいるけど、新しい仕事を開拓するでもなく、人との出会いもない。
    これで面白いのか。一生やっていく仕事なのかと悩んだりして……」

    その後、唯一の希望だった社内ベンチャーのもの作りセクションが凍結され、
    先輩がどっさり辞めたのを機に、自らも独立を決めた。

    「28歳のとき、周りのみんなが生涯で三千万円ぐらいのマンションを買ってるんで、
    それぐらいの借金なら返せるのではないだろうかと。
    そんな感じのイメージでスタートしました。口座に三千円しかなかったんですけどね。
    母親にはアホちゃうかといわれましたが(笑)」

    知り合いの事務所に間借りして、とりいそぎ大阪と東京に拠点を置いた。
    初めてに近い企画の仕事で50万円の報酬を得ると、1ヵ月分の給料を前払いするからと20万円で前の会社からデザイナーをひっこぬき、残りの30万でマッキントッシュを買った。
    まさに自転車操業の草創期!

    「自分たちの仕事はこうですよ!と見せていかないと、仕事は増えていかないなと。
    漠然とオリジナル商品を打ち出したい気持ちがあって。
    そこで一番最初に作ったのが、
    東大阪の町工場に協力を得た『ハッピーフェイスクリップ』です。
    たまたま知り合いのアイデアに乗って、軽いノリで始めたんですけど、
    そこですさまじい経験をさせてもらいました」
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    商品の共同開発から、販路の開拓まで

    ネットも整備されていない時代。
    タウンページで1軒ずつ金型屋をあたるところから始まった、
    初めてのもの作りは、試行錯誤の連続。
    なんとか色々な人の手を借りて商品化はできたものの、
    今度は商品を売る段階で、商習慣の違いにぶつかった。
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    「雑貨店に売り込みにいくと、普通営業は自社商品をたくさん売り込みたいから、
    両手いっぱいに商品を抱えてくる。
    商談を待つ列の中で、商品1つなのはぼくだけで。パッと見、手ぶらですよね(笑)」

    商談は成立したものの、商品が1つでは取引口座は開けないと言われ……。

    「1商品しかない会社のために口座を開くのは先方も手間なので、
    問屋を経由して商品を入れてくれと。
    ぼくらにしてみたら、
    なぜわざわざ迂回して商品を入れなきゃいけないのか、まったく理解できなかった。
    そんな話をほかのメーカーさんと話してたら、
    『うちの商品を売ったらええやんか』という話になって。
    そこでは富山のメーカーさんと知り合って、商品を増やしたことで取引口座の件はクリアしたんですけど。当初は自社商品1に対して、他社商品が9割。
    何屋やねんおまえらは!という状況でした(笑)」

    しかし、これを機に、地場産業の現場とのつながりが徐々に広がり、
    共同開発を経て、販路を開拓するという今のスタイルが確立していく。

    「『コト・モノ・ミチ』をコンセプトに掲げていますが、
    とくに販路の開拓に関しては最初から意識したわけではなく、会社に帰れば、
    商品のクリップが目に見えてあるので、必然的に自分たちで売らないことには始まらないぞと。1社から始めた取引先も、今では600社にまで開拓しました」
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    地場産業とのコラボレーションにしても、取引先から「いまこの作家が悩んでいるので、
    話を聞いてあげて欲しい」と相談されたことがきっかけに。
    たとえば陶器なら、工場での流れ作業で作っているものだと、勝手にイメージしていたが、
    実際は、生地屋、型屋、窯屋……と細かな分業制。
    しかも、人件費などの問題から仕事が激減し、製造業界は今ピンチな状態にあることを知る。

    「日本経済の循環を小さいながらも目にしたことで、ぼくらができることを手伝いたいなと。
    一方は商品を作りたいという思いがあって、一方では新たな仕事を探している。
    互いのニーズが一致する中で、ぼくらは企画・デザイン・販路を、
    彼らはもの作りの技術とアイデアを提供することで、
    互いに共存共栄がはかれるんじゃないかと思っている」

    そんな思いから、オープンさせるのが東京・青山のショールームだ。

    繊維や陶器、木工など全国の製造業者と共同開発したオリジナルプロダクトの販売をメインに、「人・モノ・情報」が集まる多目的なスペースをめざす。

    「たとえば、毎月東京に出てくるのが難しい地方の作り手さんには、
    ショールームやプレゼンテーションの場として提供したり。
    商品貸し出しの手伝いとか、プレス業務の代行もできる。
    日々、仕事を通して次世代の作り手たちと出会っているので、彼らのお手伝いができれば」

    買物に来たお客さんから、アイデアが欲しい地場産業の職人さんまで。
    多様な客層に対応するため、ショールームのマネージャーに求められるスキルも幅広い。
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    「先日、福井県と愛知県出身の方が結婚するというので、
    福井県の眼鏡メーカーと作った耳かき『サバエミミカキ』と、
    愛知県瀬戸焼の原型型の成型職人と作った編み目柄のカップ『トレース フェイス』を引き出物にと提案しました。
    定番のカタログギフトとも違い、今の時代にあったデザインの地元商品として喜ばれました。

    青山の周辺には結婚式場が多いので、マネージャーにはどんどん営業して欲しい。
    また、作り手さんの中には、この素材で何かできませんか?と相談に来る方も多いので、話を聞くコミュニケーション能力、アイデアを提案できる企画力も欲しい。
    海外との取引やプレス業務には英語も必須ですし、プラスして中国語ができればなおよし!」
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    理想は尽きないが、
    一方で、やる気さえあれば、働きながら学んでいって欲しいとも。

    「目的は新商品の開発ではなく、継続して行える事業を開発することにあるので、
    自分もメーカーや作家など、作り手側のスタッフになったような気持ちで取り組む必要がある。
    産地も見学して欲しいし。
    大変な仕事だけど、ゼロからモノを立ち上げるやりがいがあるはず」

    可能性の幅を広げたデザイナーの話

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    東京オフィスに勤めるデザイナーの綱川裕一さんは、転職して3年目。
    以前はエンタメ系専門のデザイン会社に勤めていたが、可能性の幅を広げようと、
    「幅広いジャンルにアプローチしていて、なおかつ結果を出していた」
    同社に再就職を決めた。

    「プロダクトはプロダクトデザイナーが作るものとカテゴライズせず、
    最終的に良い物ができれば誰が作っても構わない。
    そんな柔軟な思考性に、最初は驚きました。
    考える力を重視される、すごく鍛えられる現場だなと。
    頭でっかちな考えでは、当社の製品たちは生まれてこなかった。
    自分の行動力さえあれば、いろんなことにチャレンジできるんだと、
    ここに来て、気づかされました」

    去年担当した商業施設のクリスマスカタログでは、
    自身でスタイリングからモデル(!)までを手がけ撮影を行った。
    そこまで広範囲の業務を請け負うことは、同社では初めてに近い試みだったという。
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    「たぶん、普通の事務所だとスタイリングはスタイリストとか、それぞれ専門の方に任せると思うんですけど。うちはそれを面白く展開させてもらってる。
    クライアントにもご好評いただいて、そこから進展していく作業も多いですね。
    何より代表の金谷が、誰よりもアグレッシブに、あらゆるところに攻めていく。
    影響を受けてぼくも頑張らないと。
    プレッシャーとエネルギーを同時にもらっている感じです」

    南青山にある東京オフィスの2階が、今回求人を募集するショールームになる。

    「ファッションやデザインに対する感度が高く、世界各国の方が訪れる街なので、
    面白い展開ができるスポットになると思う。
    製造業の方たちと一緒に取り組む仕事も、
    たとえそれがグラフィックでいただいた案件だとしても、
    実はディスプレイやWebで解決した方が良いこともある。
    多様な選択肢の中から、一番良い方法で問題をクリアできる。
    そんなシステムが、できつつあるのがセメントプロデュースデザイン。
    クリエイティブの在り方として、一歩先に進んでる会社だと思います」

    個人の権限を持てるようになったディレクターの話

    ディレクターの島中悠さんは、転職して約1年半。入社のきっかけが面白い。
    以前はデザインの専門学校で授業内容を考えたり、学生の就職活動の支援を行っていた。
    同社のことは、セメントプロデュースデザインに入社したいという学生の声を聞いて、初めて知ったという。
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    その後、学生がインターンから正社員になる中で、
    ある日、道端でバッタリ出くわした金谷さんに
    「今度は営業職で人材を紹介して欲しい」と依頼を受ける。
    そんなつもりは全くなかったが、自宅に帰ってよくよく考えると、
    自分に向いてる職場かもしれない!と思い立ち、直後に履歴書を送ったという。

    「すぐに金谷から電話がありまして、『ぼくの話、上手く伝わってなかったかな?』と。
    最初は、完全に冗談やと思われてました(笑)」

    島中さんがそれまで勤めた会社は数百人、数千人の社員を抱える大企業ばかり。
    企画など、なかなか自分の意見が通りづらい環境下にあった。
    もっと上司とダイレクトに話ができる環境に憧れていたという。

    「よく考えたらそれが『セメントプロデュースデザイン』なんじゃないかと。
    決め手は金谷に直接やりたいことを相談できることでした。
    一度オッケーがでれば、後は個人に権限を与えてくれるのがいい。
    企画書に関しては、彼は慎重派なのであらゆる裏づけ資料を用意したり。
    また、次はこれをしたいという夢をよく口にするので、それに関連したワードを盛り込むと通りやすいというのはありますね(笑)」
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    島中さんにとっての憧れの職場だが、実際の働く環境としてはどうだろう。

    お客さんの依頼があって成り立つ業界の特性から、
    「定時に帰るというのは難しい業界なので、
    ぼくも1時間かけて自転車で通勤してますが。
    会社の発展のために必要な仕事が1日の7割を占めるなか、
    自分のやりたいことができる仕事なんて実際は3割くらいかもしれない。
    そんなもんですよ。でも、その3割があるからがんばれる。
    仕事のなかに私事を見つければ、そのためにはたとえ真夜中になっても
    自分で時間を作ってやってますね」

    いまやデザイン会社の仕事が変わってきた

    デザイン会社の領分を拡張しつづけるセメントプロデュースデザイン。
    デザイン業界そのものも、
    既存の働き方や役割を見直す転換期にあるようだ。
    あらためて、金谷さんに解説してもらおう。
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    「いま、事業規模が1~2億円のデザイン会社が点在する中で、
    そのほとんどが大手広告代理店からの仕事を中心に生計を立てています。
    そんな状況の中、独立した人が前の会社より安い仕事を請け負って、
    そこを辞めた人がまたそれ以下の金額で仕事をして……、このループって何?
    結局、離職率との戦いなんですよね。だったら辞めない環境を作りたい。

    デザインの現場ではどこも似たような人材を雇用しているけど、
    ぼくらの場合、仕事に広がりがあるので、
    ビジネスセンスの高い、いわゆる「左脳人間」のような人材が入ってきている。
    結局、クリエイティブに長けた右脳集団だけでは
    50人、60人規模の大きな会社に育たないんです」

    生活するために必要な仕事と、やりがいをもってできる仕事。
    社員には“ライスワークとライフワーク”の両立を図ってほしいという。
    会社としてもそのためのバックアップは怠らない。
    たとえばその一例として、
    社員は1階のイタリアンレストランでの毎日のランチ代が無料だという。
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    「ランチ代をお金で渡すのは簡単だけど、
    服が欲しい、本が買いたいで、結局削られるのが食事代。
    キツイ、大変がベースにある職場で、全食がコンビニになりがちなんですよね。
    地方から出てきている子もいるなかで、
    1食ぐらいは人の手で作ったものを食べさせてやりたいなと」

    また4ヶ月に一度は全社会議を開き、
    収支報告から給料の内訳や評価基準の説明、今抱えている問題点などを提示し、
    社員全員で情報と意識を共有する。

    「当社の場合査定基準は態度3、能力3、実績4。
    ただ、実績は担当する案件の内容にも左右される運のような部分もあったり。
    数字的に小さくても、後々大仕事につながる布石のような案件もある。また、お茶を出してくれる事務職が、重要な仕事ではないともいえないし。
    どうしても不公平感は出てきますが、そこは自分が悪者になって、批判の嵐に巻き込まれつつ、最終決断を下しています(笑)。

    大事なのは常に問題を共有しながら、最善の打開策をみつける。
    がん細胞は早めに取り除くことにある。
    ここまで内情をさらけ出してる会社は、業界内ではぼく自身見たことがない。
    まだまだ勉強が必要だし、悩んでばっかりですけど。
    既存のデザイン会社が考えてないようなことを、
    ぼくはどんどんトライしていきたいですね。」
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    取材:石橋法子 撮影:佐伯慎亮 コーディネーター:喜多舞衣

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  • 企業名・団体名有限会社セメントプロデュースデザイン
    募集期間2014/7/31(木)〆切
    募集業種SHOPオープンにおけるオープニング企画運営スタッフ
    ・東京オフィス2F(表参道)、弊社コンセプトSHOPにてオリジナル商品の接客/提案、販売、メディア対応
    ・お取り引きSHOPへの商品提案など
    雇用形態正社員(試用期間3ヶ月)
    応募資格未経験可、英語(日常会話レベル)優遇、接客経験者優遇、営業事務経験者
    勤務地東京オフィス
    勤務時間11:00~20:00(1時間休憩あり、残業あり)
    給与15万円~35万円
  
    経験・スキル・前給等を考慮し、面談の上決定します。
    休日・休暇休日 / 週休2日制・祝祭日・年末年始・慶弔
    待遇社保完備、交通費規定支給、賞与昇給有、決算賞与有※賞与は会社業績による
    採用予定人数2人
    選考プロセス1)本サイトからエントリー後、
      履歴書・職務経歴書を弊社(大阪オフィス)までご郵送ください。
    ※お送り頂いたものはお返ししておりません。
    2 ) 書類審査後、通過者の皆様にのみご連絡(12月10日)
    3 ) お電話にて面談日時を相談の上、決定。
    4 ) 一次面談を実施(12月11日〜25日)
    5 ) 面談の結果を全ての方にお知らせし、採用が決定 6 ) 勤務開始
    応募者への質問・弊社を選んだ理由を教えて下さい。
    ・あなたの考える、弊社のライバル会社を教えて下さい。
    WEBサイトhttp://www.cementdesign.com
    メッセージ大切にしていることは、明るくポジティブであること! です。
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