大阪西区にある民間による就労支援・ブックカフェ・イベントスペースなどの複合施設。
グッドデザイン賞受賞
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  • FREE HELP
    ※この求人募集は終了しました

    「ありがとう」をつなぐ、チャリティショップ。

    2013年8月1日、
    「FREE HELP長田店」がオープンした。
    レディスウエアと着物は200~300円、ブランドは1000~3000円という安さ。
    キッズウエアは、なんと100円からとあまりの低価格に驚くはず。
    一見、古着屋やリサイクル店のようだが、経営の方針や方法が大きく異なっている。

    安さの秘密は「助け合う気持ちやその行為」=「チャリティ」で、
    商品はすべて、賛同したひとが無料で提供してくれた不用品だ。
    そして、売り上げたお金の一部が市民活動団体などへ寄付される。
    不用品を提供したり、商品を購入したりするだけで、
    気軽に社会貢献ができるチャリティショップなのである。

    チャリティは特別ではなく、日常生活に当たり前のようにあるのがいい。
    寄付や市民活動の盛んな欧米では、どんな小さな町にも1軒はあるという。
    人々の手から手へ、モノと一緒に「ありがとう」をつなぐ店「FREE HELP」、
    今回、その第3号店となる長田店店長を募集する。
    きれいめの古着屋という印象

    「FREE HELP」長田店とは?

    日本では古着の約8割は焼かれて捨てられている。

    「FREE HELP」の理事長を務める西本精五さんは、
    約30年間、服飾業界で働き、後半は古着の輸入・卸し・小売に従事していたが
    そんな近年の日本の古着の状況を見て、業界の衰退を危惧していた。

    打開策として脳裏に浮かんだのは、買付け先の欧米でよく見たチャリティショップ。
    古着業界で長年培ってきた経験とネットワークを生かし、
    そのビジネスモデルを日本でも根付かせたいと、
    関西随一の古着の集積地・加古川で、2009年11月に「FREE HELP」を立ち上げた。

    創設当初は、「無料で回収した古着を販売している」と非難されたこともある。
    しかし、利益の一部をホームレスの支援団体に寄付しているなど、
    チャリティショップの存在意義が理解されると、非難していた人が今度は常連となった。
    西本理事長です
    西本理事長:
    「寄付やボランティアといえば、敷居の高い特別なことだと思われがちですが、
    チャリティショップなら、日常の買い物の延長線上で、気軽に参加できます。
    どんな団体に寄付し、どんな人に届いたかを、提供者にきっちりと伝えることで
    地元での信頼を高めてきました」

    立ち上げ時の数々の苦労を乗り越え、1年後にNPO法人として認証。
    その2ヶ月後には、物資整理スペースも備えた大型の2号店もオープンさせた。

    2010~11年度の総合支援点数は67,780点、総合支援金額は2,684,200円。
    現在は、1号店と2号店の2店で毎月平均30人が古着を提供してくれる。
    資金や物資の支援先は、関西を中心に、東北や海外など60団体以上に増えた。
    2年半ほどかけてようやく、日本でもビジネスとして成り立つと手ごたえをつかんだ。

    2013年8月1日、JR新長田駅付近に建つアスタくにづか1番街内で、
    次なる飛躍を目指し、3号店となる長田店をオープンさせた。
    買い物の延長で寄付
    長田店では、とくにDVなど女性に対する暴力の根絶に取り組む
    NPO法人「女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ」の活動資金に、
    売り上げの一部を寄付している。

    店舗は、子どもを抱える女性が安心して過ごせる“居場所”としての役割も担い、
    ゆっくり買い物ができるよう、絵本コーナーのあるキッズスペースを併設。
    「ウィメンズネット・こうべ」とのコラボで、女性の就労支援の場としても活用される。
    子どもにもやさしい

    チャリティショップの未来を担う、意欲のある人を求む

    西本理事長と古着屋時代から約15年間ともに働いてきた山内澄香さんは、
    「FREE HELP」1号店の立ち上げから働くスタッフのひとりだ。

    山内さん:
    「1点モノの古着に囲まれ、服好きの方にはたまらない職場だと思います。
    気軽に買える値段ですし、組み合わせを考えるのも楽しいですね」

    衣料業界で長年働いている西本理事長や山内さんらが手掛けているだけに、
    陳列棚はスタッフの手作りにして、ナチュラルな雰囲気を演出。
    見やすいレイアウトなのもさすが。
    商品の状態もよく、「掘り出し物発見!」と思わず手にとりたくなる。
    スタッフ手製の棚
    山内さん:
    「地元の方々を中心に善意によって成り立つチャリティショップのせいか、
    スタッフ間でお互いを出し抜くような、ギスギスした人間関係はありません。
    おおらかで明るいスタッフばかりで、気持ちよく働ける環境だと思います

    代表の西本理事長は、行動力もあるので、決めたらすぐ動きます。
    人をつなげていくのもとても上手いんですよね。
    そして、とにかく器が大きい。どんな人にも丁寧に対応していて、人として尊敬できますね。
    仕事以外の相談ごとにものってもらうほどです」
    山内澄香さんです
    若手スタッフのひとり、岩本順平さんは、
    NPOの結成をサポートする仕事に従事した後、独立して個人で働いていたが
    西本理事長の人間性と仕事への熱意に惚れて、「FREE HELP」へ。
    中間支援や行政に明るく、事務局の運営と戦略を中心に携わっている。

    岩本さん:
    「『FREE HELP』は、3年目の新しい法人で、
    結構、放置プレイだと思うので(笑)、指示を待つタイプの人は向かないでしょうね。

    けれど、自分で考えて動くことができる人にとっては、
    やりたいことがどんどんできるので、楽しくて満足感があると思います。
    自由に飛び立って、突き抜けていってほしい。
    岩本順平さんです
    僕は日本でチャリティショップを広めたい。その可能性に挑戦したいです。
    チャリティショップが増えることで、チャリティが生活の中で身近になり、
    思いやることが、当たり前の社会になってほしいから。
    チャリティショップの未来を一緒に考え、
    会社の基盤をともに作っていく、熱い人と働きたいですね

    ひとりだとできないことが、チームだとできます。
    『FREE HELP』だからこそできること、変えられることがあります。
    でも、ひとりひとりにそれぞれの『FREE HELP』があっていい。
    両方を叶えてくれる会社だと思います」

    今回、長田店の店長候補を募集しているが、それはあくまでも通過点。
    その立場で満足してしまう人は、続かないだろう。
    だが、チャレンジ精神が旺盛な人、人のために役立ちたい人にとっては、
    やりがいのある仕事や温かい出会いが、次々に待ち受けていそうだ。

    岩本さん:
    「店長に慣れたら、新しい店舗の立ち上げに関わったり、
    エリアマネージャーとして数店を管理したり、
    次のステージへ、どんどん進んでほしいですね。

    NPOやNGOの活動にも積極的に参加して、困っている人や中間支援で頑張っている人を理解し、
    『FREE HELP』のチャリティショップのノウハウを
    より多くの市民団体へ、伝授もしてもらいたいです」

    阪神淡路大震災を経験した長田は、ボランティアへの関心が高く、
    店舗オープンの準備中も、「FREE HELP」の活動について熱心に質問する地元の方もいたそう。
    スタッフだけでなく、地域をまとめるリーダーになることも望んでいる。
    地域をまとめてほしい
    西本理事長:
    「店内に並ぶ古着には、提供者の助け合いの心が込められています。
    回収した古着は、流行遅れや、破れ・汚れなどで売れ残ったものでも、
    再生業者に再利用してもらい、絶対に捨てることはしていません。
    弊社では、モノを大切にしたいという気持ちを重視しています。

    衣料販売や接客業の経験があれば有利でしょう。
    NPOやNGOなど市民活動に興味をもつ人も向いています。
    でも、経験は今なくても、それは積んでいけばいいこと。未経験でも、意欲あふれる若い人に期待しています!」
    ロゴにも思いがあふれている

    古着以外の日用品も集めて仕分け

    店舗では、古着を中心に販売し、売り上げの一部を寄付する以外に、
    回収した古着以外の日用品を、資源物資として寄付している。
    送付場所は、関西にとどまらず、東北や海外へも及ぶ。

    西本理事長:
    「とはいえ、物資をバラまくことが寄付ではありません。それではむしろ迷惑になる。
    支援している団体や自治体と、しっかりコミュニケーションをとり、
    必要としているものを集めて送付することが大事なのです。

    たとえば、大阪の避難シェルターには、300~500人滞在する可能性があり、
    使い古しのタオルや男性下着が必要とされています。
    そういった物資は、逆に嫌がられると思っていたので
    びっくりしましたし、なるほどと思いました。

    日ごろから福祉活動に興味をもち、
    生活に困っている人や支援している団体を理解することは、
    仕事をするうえで、とても重要だと思います」

    店舗スタッフは、古着を売ったり、物資を回収するだけが仕事ではない。
    提供者のお客さんから、寄付した物資がどうなったかを聞かれたり、
    支援団体の希望する物資の回収を呼びかけたり、
    提供者と支援団体との、物資と心の橋渡し役でもある。
    店舗スタッフは物資と心の橋渡し役
    現在は、店舗で回収した寄付を中心に、月間で約5トンの物資が集まる。
    これらを適材適所に仕分けるのも仕事だ。力や体力も必要となる。
    長田店のオープンにともない、その数はさらに増えることが予想される。
    将来は、もっと広い保管場所を確保し、管理方法も改善、
    しっかりとした支援センターも作っていきたいそうだ。

    西本理事長:
    「団体から急な物資の支援をお願いされることもあります。
    倉庫から探し出すのは結構大変なのですが、
    いざというときに役立つことのできる充実感はひとしおです」
    あなたのいらないモノ=誰かを助けるモノ

    チャリティショップのノウハウを、他の市民団体へ伝えたい

    日本のNPO(民間非営利組織)やNGO(非政府組織)などの市民団体の多くは、
    社会貢献や慈善事業など、大切な活動をしているが、
    資金面では、個人の私財か行政の助成金に頼りがちだ。

    言い換えれば、活動の良し悪しに関係なく、
    出資者が亡くなったり、法律が変わったすれば、
    ある日突然、資金不足で活動停止に陥る日が来ることを意味している。

    支援のジャンルは、環境、文化、芸術、スポーツ、平和など多彩だが
    助成金が得やすい福祉や子育て以外は、
    活動したくても資金の手立てがないのが実情だという。
    長田店は8月にオープン
    西本理事長:
    「活動は続けていくことが大事。そして、運営には、資金は必要不可欠です。
    『FREE HELP』は、創設時から助成金に頼らず、活動資金を生み出してきました。
    あらゆるジャンルの市民団体でも、資金源を得るために活用できると思います。
    チャリティショップのノウハウを伝授し、全国に広げていくことも目標。
    わずかな資金があれば、安定して活動ができる市民団体が実に多いんです」

    西本理事長は優しい口調ながら、その言葉は重い。
    悔しさもにじみ出る。

    岩本さんは、「FREE HELP」に生活をかける、西本理事長の姿勢を垣間見て、
    NPOやNGOのあり方を変えたいという思いを強く感じたという。

    西本理事長:
    「長田店はその第1歩となる店です。
    『ウィメンズネット・こうべ』をはじめ、数多くの市民団体が自ら商売をすることで、
    活動資金を得られるようにサポートしたい。
    チャリティショップのビジネスモデルが、市民団体の資金源の第3のカタチになればと思っています」
    このおおらかなインタビュースタイルが微笑ましい
    草の根的にチャリティショップを町に根付かせて、
    3店舗目も誕生して、前途洋洋に見える「FREE HELP」だが、
    行政や他のNPO・NGOとの内輪の壁は、まだ高く厚い。

    西本理事長:
    「行政とは喧嘩をしたいわけではありません。
    生活保護など行政のケアがなければ、生活ができない人もいます。
    一方で、その瀬戸際でなんとか頑張っている人もたくさんいます。
    瀬戸際の人たちのケアを、私たちにまかせてほしい。
    行政が介入すると、いろいろとハードルが高くなるのでね。

    たとえば、チャリティショップが増えれば、衣料費に割くお金を節約できます。
    身なりでいじめられたりすることも避けられると思います。
    ほかにも、困っている人を助ける方法は、たくさんあるはず。
    他のNPOやNGOと協力しながら、明るい将来へとつなげていきたいですね。
    行政とも良好な関係で、共に活動ができたらと思っています。

    新しいスタッフには、行政やNPO、NGOなどのことまで考えて
    いろいろなアイデアを出してくれるとうれしいですね」
    もっと広がってほしいチャリティショップのかたち

    チャリティが当たり前になる、優しい社会を目指す

    近年の日本は、戦って勝ち取っていく競争社会たが、
    ひと昔前までは、親戚やご近所と分け合う方が当たり前だった。

    「FREE HELP」では、後者の当たり前の優しさを重視している。
    捨てるなら、みんなで分ければいい。
    それがチャリティショップの考え方だからだ。

    人間関係が希薄になってきたからこそ、
    昔ながらのご近所づきあいを大切にしている。
    この場所が、ご近所の交流の場になって、
    分け合ったり助け合ったりすることが当たり前となるように。

    西本理事長:
    「とくに、インターネットが広まって
    顔の見えない人間関係が増えているのも不安です。
    文字通り面と向かっては、言えない・できないひどいことをしてしまいがちですから。

    顔を合わせた人と人との交流が、案外、大事なんです。
    昔は、買う人・売る人・作る人が同じ場所に住んで交流があったからこそ、
    互いの意見を言い合うことで、品物はよくなっていったそうですよ。

    店舗スタッフは、購入者と支援先の双方とのやりとりの中から、
    支援活動を改善するヒントをたくさん得てほしいですね。
    市民同士が直接物資を手渡す方法も模索していきたいです」
    お店の前で
    現代の日本社会は多様性が乏しくなり、
    とても生きづらい世の中になっているとも西本理事長は感じている。
    なのに、「困っている人」も「助けたい人」も、手をあげにくい。
    店では、気負うことなく手を差し伸べ、自然につなげていきたいと考えている。

    西本理事長:
    「困ったときに、『困った』と言えずに、命を絶った人もいますからね」

    岩本さん:
    「服の値段が破格なことから、シングルマザーや年配者、外国人など
    経済面でも社会面でも、弱い立場人が、店舗にたくさん集まってきます。
    お客さまのさまざまな声も、店舗でしっかり拾いたいですね」
    店に描かれた絵
    店の壁に描かれているイラストは、
    FREEHELPの活動に共感を持った高砂在住の女性デザイナー、
    長畑晴香さんが描いた。

    あなたのいらないモノ=誰かを助けるモノ。
    しかし、受け渡しのために伸ばされた2つの手の間には何もない。
    その空間に存在するのは、見えるモノではなく、見えない気持ちや心だからだ。

    そして、2人の見えない気持ちや心を中心に、
    服や靴といったモノ、さらには幸せや愛が広がっている。

    山内さん:
    「店舗では、購入者だけでなく提供者からも、よく『ありがとう』と言われます。
    お礼を言いたいのはこちら側なんですが(笑)、
    捨てるはずの服が、誰かに役立ててもらえると、お礼を言ってくれるのです。
    お店は『ありがとう』が循環する、優しい空間だと思います」

    この仲間に加わらないか
    (取材:児島奈美 撮影:倉科直弘 コーディネーター:谷口祐也)

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  • 企業名・団体名NPO法人FREE HELP
    募集期間2013年11月1日(金)~2013年11月10日(日) ※それ以降の募集については、随時お知らせ致します。
    募集業種古着販売店での店頭業務、仕分け業務など。
    将来的には事務局のメンバーとして企画などを担って頂きたい。
    雇用形態①契約社員
    ②アルバイト
    応募資格特になし
    勤務地兵庫県神戸市長田区腕塚町5丁目3番1
    勤務時間10時30分〜17時30分
    給与①月給18万8千円
    ②時給850円
    休日・休暇①シフト制による週休2日制
    ただし、内1日は店舗定休日である日曜日

    ②勤務日数 週4日程度(応相談)
    待遇交通費支給
    その他検討中
    採用予定人数①若干名
    ②2名程度
    選考プロセス1)このサイトからエントリー 
    *希望の雇用形態を記載ください(契約社員orアルバイト)
    2)面接選考の上、採用者を決定
    (面接日までに簡単な職務経歴書をメールにてご提出いただきます)
    応募者への質問・好きな色は?
    ・一番楽しいと感じるのはどんな時?
    webサイトhttp://free-help-shop.jimdo.com
    メッセージ社内では意見が言い合える環境ができています。
    新しい積極的な意見や行動を求めています。
    また店頭へお越し頂ければ、雰囲気も感じて頂けると思います。
    お気軽にお問い合わせください。
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