大阪西区にある民間による就労支援・ブックカフェ・イベントスペースなどの複合施設。
グッドデザイン賞受賞
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  • NPO法人シミンズシーズ
    ※この求人募集は終了しました

    一つ屋根の下、同じ土の中。

    大阪駅から新快速にゆられ、ちょっぴり旅行気分を味わいながら1時間。
    兵庫県・加古川市。
    シミンズシーズが運営している施設、兵庫県立東播磨生活創造センター「かこむ」では、市民のみなさんがこの場所を活用しながら主体的に市民活動に取り組めるようなサポートをしている。
    今回は、この「かこむ」に従事し、市民のイキイキとした暮らしをサポートしてくれるメンバーを1名募集する。事務局長・柏木登起さんの力強い言葉を、「働く」って何だっけ?となかなかイメージが湧かない人や、将来に悩み立ち止まっている人にぜひ読んでいただきたい。

    月に一度しっかり時間をかけてミーティング

    シミンズシーズでは、月に一度メンバーが全員集まってミーティングをする機会が設けられます。月に一回のこのミーティングでは、日々の情報共有から始まり、今自分たちがどんなことに興味を示しているのか、困っていること、来月の目標設定など、さまざまな議題があげられていきます。自分たちの中から出た情報をしっかりと共有し合える場があることで、メンバー一人ひとりがどんなことを考えているかを知ることができます。

    一つ屋根の下で暮らす家族のような温かさ

    シミンズシーズのメンバーは日頃から活発にコミュニケーションをとっているため、メンバー同士の距離がグッと近いのが特徴。「きがみん」や「いくぴー」など様々なあだ名が職場で飛び交います。距離が近いので、悩んだときはすぐに先輩スタッフに相談できるのも素敵なポイントのひとつ。

    喜びの発見はひとことカード掲示板から

    シミンズシーズが運営している施設兵庫県立東播磨生活創造センター「かこむ」には、勉強をしにくる高校生、料理を習いに来る主婦の方などさまざまな目的をもった市民のみなさんが集まってきます。施設への信頼度は、メンバーへの信頼度。そこで「かこむ」には、施設を利用した方から感想を書いてもらう、ひとことカード掲示板というものを設けています。たくさんのカードの中から「ありがとう!」のメッセージを見つければ心ウキウキになること間違いなし。


    Prologue ルールの無い施設


    「こんにちは~!今日は何の集まりやったんですか~?」

    館内に響く明るい声。
    声の主は、NPO法人シミンズシーズの事務局長を務める柏木登起(かしわぎ とき)さんである。
    NPOシミンズシーズは、地域で活動をする団体や個人に、この施設・東播磨生活創造センター
    「かこむ」を指定管理者として運営し、地域で活動をする団体や個人のさまざまな活動のサポートをしている。スタッフは施設の管理をするためのデスクワークから、地域の人たちを巻き込んだイベントの企画・運営も行ったりと様々な役割を担当している。

    「今日はねぇ、俳句教室だねぇ」
    おじさんは自分たちが使っていた机を片づけながら、問いかけに答える。
    この施設をよく利用する彼は、俳句の先生だ。

    “かこむ”は、こうした少人数で借りられる会議室から、楽器演奏ができる音楽スタジオ、調理室、
    全面鏡張りのレッスンスタジオなどがあり用途によって自由に使い分け借りることができるのだ。おじさんは、登起さんの隣にいる私に気づくと片付ける手を止め、
    「おぉ!なんかの取材か? おっちゃんとこの活動も取り上げてぇなぁ」と話かけてくれた。
    「今日はうちの取材だから、あかんよーっ」と登起さんに叱られるおじさんは、にこにこしながら止めていた手をまた動かし始めた。

    この施設では、使った部屋の片付けは全て利用者に任せている。
    それぞれの部屋には小さなカゴに入ったお掃除グッズ、掃除が終わったことを証明するチェックリストなどが置かれており、次の利用者のことを考える機会を作り出している。

    「施設の管理は、私達シミンズシーズのメンバーに任されています。
    でも、私達は、管理しなくてもルールを作らなくても誰もが気持ちよく利用できる施設を
    作りたいと思っているんです。そのためにはできるだけ、私達が利用者に制限をかけること
    なく、各々が考え・行動する機会を出来るだけ多く作っていきたいんです。」
    そう話す登起さんからはただならぬ量のエネルギーを感じる。

    story1 きっかけ

    ぐるっと施設内を案内してもらった後、戻ると小柄な女性がエスプレッソマシンでミルクを泡立てていた。彼女は、登起さんの妹さんの柏木輝恵(かしわぎきえ)さんだ。

    「姉の姿を見てNPOで働くことを決めたんですっ」

    飲食店で働いた後、一般企業に就職。会社に属し、ピラミッド化された組織の中で同じ部の人にしか会わず、変化がほとんどない毎日に20代の輝恵さんは焦っていた。そして、転職を意識するようになった。

    輝恵:「転職するって決めた時に、次は絶対自分が成長できる仕事に就きたいって。
    でも、求人で探しても全然やりたい仕事は無いし・・・どうしようかなぁって思って。」

    そんな時、ふと輝恵さんの頭に思い浮かんだのは姉の登起さんの姿だった。
    登起さんがNPOで働いているってことを知っていた輝恵さんだったが、NPOに対しては胡散臭いイメージを持っていた。それでも毎日忙しそうにしながらも楽しそうに働いている姉の姿は、輝恵さんを動かした。

    登起:「『相談があるんだけど』って、連絡がきたんですよ。いきなり・・・。
    結婚するのか!?子供ができたのか!?」

    しかし、予想は見事にハズレ。妹は居酒屋でこう言った。

    「女性は、出産して子育てして・・・と考えたら、勉強出来る時間がとにかく短い!!
    成長できる20代の今こそ人生で最も貴重な時間だ!!
    もっと毎日充実できるような仕事に就きたい!成長できる今こそ良い環境で
    仕事がしたい!!」

    その当時今とは違うNPOにいた登起さんは、つながりのあったシミンズシーズ(当時:NPO法人シーズ加古川)の理事長を紹介。話はどんどん進み、行動を起こしてからおよそ数ヶ月でNPO法人に輝恵さんは転職を決めた。そして今も、ここで働いている。

    「市民」という役割

    「あっ香川さーんっ!」
    取材を受けていた登起さんがいきなり大声をだした。
    視線の先に居たのは、帽子をかぶったおじさんだ。どうやら香川さんというらしい。
    彼はシーズでボランティアスタッフとして、運営に関わっているそうだ。
    施設を利用するだけではなく、運営する立場にも市民を巻き込む仕組みが作られているのだ。
    「お願いあるんやけどっ14時に木村のコロッケ屋さんに30個って、注文してて欲しい!」
    「了解~。えっ、電話番号どこやったっけ?」
    「うーん、知らない!探して〜!(笑)」
    「個数は30個?全部揚げちゃっていいん?」
    「うんっ、30個でも40個でも。」
    「うん、ほな行ってくるわ。」
    「ありがとうーっ!そう言ってくれると思ってた!」

    何気なく交わされる会話から、スタッフ同士の仲の良さを知ることが出来る。

    そもそもなぜNPO法人シミンズシーズは、
    市民の活動に深く関わることを仕事にしているのだろう。

    登起:「法人ができて10年くらい。
    きっかけは、平成7年に起こった阪神淡路大震災。

    震災が起きた当初、被災者を支えようと地域の人が
    たくさんボランティア活動をして支えてくれていました。
    けれどそのボランティアの方々をマネージメントする人はいなくて。

    そこで、ボランティアの方や地域ので活動してくれる方をサポートし、
    マネージメントしようと今の理事長が立ち上げた団体がうちです。
    後から、それを“中間支援”って呼ぶってことを知りました。」

    できるだけ地域や市民を巻き込んでいけるような活動を続けてきたシーズ。
    10年の年月が過ぎ、登起さんや輝恵さんを始めとしたメンバーが加わり、取り組むプロジェクトの種類も数も増え、シーズには様々な変化が起きていた。そこで昨年度、10年という区切りの良い年に、法人の目的や理念をもう一度見直そうと「ブランディング会議」を行うことにしたそうだ。

    登起:「私たちは何がやりたいのかなぁ~?まちづくり?う~ん・・・違うっ・・・
    違うよね・・・みたいな。」

    模造紙にキーワードを書きだしたり、たくさん意見を出し合ったりしていくうちに、一つ浮かび上がってきたコンセプトがあった。
    それが“市民ジリツ支援NPO”。

    「結局どの活動も一つの手段だったんです。
    ブランディング会議をすることではっきりとした答えがでました。

    市民がもっともっと自分たちの地域で起こることに関心を持って、
    一人ひとりが地域へ愛をもっていけるように取り組んでいく。

    行政とか他人とかのせいにしないで全部“自分のこと”だと考え、
    地域で起こっている課題すらも解決していけるような市民を育て、
    支援し、自律させることが目的なんだと。
    意識の高い市民を育てることで、社会をも変えていくことが
    私達のすべきことなんじゃないかなぁと。」

    そうして完成した【誰もが「市民」という役割をたのしめる社会へ】というVISIONと【シミンの自律と自立を支援する】というMISSIONを掲げ、法人理念を明確にした“NPO法人シーズ加古川”は、2012年10月から名称を“NPO法人シミンズシーズ”に変更した。

    「ブランディング会議をすることで、自分たちもわかりやすくなりましたし、人にも伝えやすくなりました。」と輝恵さん。

    シーズはこういったブランディング会議だけではなく自分たちの活動をより良いものにしていくために、月に1回はスタッフ全員が集まって自分たちが感じている疑問や課題を考える場を設けたり、スキルアップするための研修を設けたりしている。他にも、コミュニケーション力を高めるためのロールプレイング研修、さまざまな制度を勉強するアカデミックな勉強会など積極的に一人ひとりのスキルを高めていくような機会を取り入れている。

    story3 シミンズシーズの持つ5つの力

    ここまでの取材を終え、シーズがどんな団体なのか伝わっただろうか。
    しかしシーズを語る上で一番知っていただきたいことがある。それは“人”だ。シーズに所属しているメンバーは勿論、施設を利用しにくる人、香川さんのようなボランティアスタッフの人。

    一体なぜシーズにはこんなに多くの人が集まってくるのだろうか。
    そこには、シーズが大切にしている “受け容れ力” “巻き込み力” “共感力” “高まり力”
    “創造力”という5つの力が深く関係している。
    これらは、シーズが「シミン」のジリツをうながすために必要とされている。
    シーズのメンバーはこの力のプロでなければならないのである。
    シーズの圧倒的な“巻き込み力”によってこの職場で昨年から働き始めた、新入社員のお二人にもお話を聞かせてもらった。

    「なんか、あの頃もやもやしてたんですよね。」と話す彼は、木上裕貴(きがみひろき)さんだ。
    就職活動が始まる大学三回生の秋、彼は周りがどんどん内定を出してくる中で「何がやりたいかわからない」という悩みを持っていた木上さん。一年間大学を休学するものの、いつまで経っても“働くイメージ”が湧かない彼は、就職できずにいた。

    木上:「ある日、被災地支援のボランティアで関わっていたNPOの代表の方から、
    『まだ、就職決まってないんやろ?』って聞かれて・・・。
    紹介したるから会っておいでって。」

    シーズが何をしているNPO団体かということすらもあまり把握できないまま、登起さんに会いに京都から加古川へ。登起さんはその時のことを「正直ね、木上くんが面接で何話したかは・・・(笑)ごめんねっ覚えてない!!」と一言。けれど、木上さんは今ここで働いている。

    登起さんは面接に来た人に「これからどんな生き方がしたい?」と問いかけることがしばしばあるという。それは決して良い事を言ってもらうために聞くのではないそうだ。「生き方は答えれなくても良いんです。でももっとその人のことを知りたいなぁって。どんな人なのかなぁって。」

    登起さんは面接に来る人一人ひとりとしっかり向き合い、可能性のタネを見つけ出しているのだ。

    「本当にこの仕事ってやってみないとわからないことだらけなんですよ。
    机に向かって勉強していても、全然仕事では役にたたなかったりするんです!」と話すのは
    木上さんと同じく、昨年入社した幾田一輝(いくたかずき)さんだ。

    幾田さんは、幼い頃「こんな世の中、ぶっつぶれてしまえ!」とまで思う程の人嫌い経験者。
    人や社会に対してずっと嫌悪感を持っていた彼の気持ちは、いつしか半周回り、
    “こんなどうしようも無い世の中なら、自分が何とかしたい!”というところに行き着いた。

    社会に向けて何かアクションを起こしたかった幾田さんは、NPOの活動に注目するようになり、
    経営が上手く行かず潰れてしまう団体が数多く存在することを知った。
    そこで、団体を支援する側になれないか、と税理士の勉強を始め、シーズでボランティアスタッフとして働くことに。
    しかし・・・

    幾田:「NPOのことについて卒論を出すほど研究もしていたし、何でもわかるって自信あったん
    ですよ。でも、実際にボランティアとして手伝わせてもらうと全然力不足で、
    動けない自分がいて。
    ずっと受験のための勉強をしてきたんだなぁー・・・ってその時かなりショック受けて
    ました。」

    もっと現場を知りたい!もっと成長したい!と強く思った幾田さんは、シーズのスタッフ募集の話を輝恵さんから聞いた時、その場で「僕じゃ、だめですか?」と聞いたそうだ。

    その後、シーズに入社。現場で働き出して半年以上経つ今、
    幾田さんの心境に変化はあったのだろうか。

    幾田:「でもねやっぱり、毎日わからないことばっかり(笑)
    どんどん自分のレベルを上げていかんとねっ。」

    Epilogue 20代で模索して、30代で進んで、40代で極める

    最後に新卒の木上さんと幾田さんの話を聞きながら、登起さんがこんな話をしてくれた。
    登起: 「木上くんのように20代、何になりたいかわからないっていう人。
    幾田くんのように、悔しい思いをする人。
    みんなそれぞれ悩みはあると思うんです。
    それは当たり前のことじゃないかなぁって。
    私も自分の経験からそう思うんですけど、20代はとにかくたくさんの人に出会って
    色んな経験をして。そんな機会を増やしていくうちに、だんだん“自分の生き方って
    こうなのかも!”ってのが見えてくるんです。

    20代でたくさん模索して、色んな人に出会って色んな経験を積む。
    で、30代で一つ自分の道を決めるくらいでいいんじゃないかなぁ。
    さらに、40代で決めた道を極める!みたいなねっ。

    まだまだたくさんの可能性がある20代に、
    なにも一つのことに絞る必要なんて無くて。
    視野を広げられるうちは、どんどん広げて欲しいなぁ。うちのスタッフには特にね。
    成長していくうちに自然と見つかってくるんじゃないかなぁーって。」

    取材中に登起さんは、木上さんや幾田さんだけでなく同じような悩みを抱えていた私にも
    思わず「うんうんっ」と深く頷いてしまうようなお話をたくさんしてくださった。
    「やりたいことが見つからない。」と自信なさそうに話す若者がいる。
    しかし、その言葉の前には必ず「今はまだ」を付けて欲しい。
    そして、「今はまだ」という言葉を付けたら必ず「今すぐ」行動して欲しい。

    取材中、シーズのメンバーは何度も“成長”という言葉を話した。
    シーズ(タネ)は、育てられる環境や与えられる肥料によって成長のスピードが変わる。
    今、この瞬間に誰と出会えるか、どの環境にいるか。
    そんなことを常に意識しているメンバーと一緒に働いてみて欲しい。
    きっとそれは、あなたにとって大きな成長につながるから。

    “NPO法人シミンズシーズ”
    可能性はいつだって、芽をだす準備をしているのだ。

    (2014/3/7 インタビューと文:箭野 美里、写真:島田 彩、コーディネーター:箭野 美里)

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  • 企業名・団体名NPO法人シミンズシーズ
    募集期間2014年5月31日(土)〆切 それ以降の募集につきましては随時こちらのサイトにてお知らせさせていただきます。
    募集業種正職員
    総合職(企画等法人運営に関わる業務全般)。
    下記の事業の企画や運営、それにともなう事務など業務全般に関わっていただきます。
    ・人材育成事業:
    キャリアデザイン、モチベーションマネージメント、人材開発など。

    ・プロデュース/ネットワーキング事業:
    ワークショップデザイン、参加型の場づくりなど。

    ・コミュニティ創造事業:
    コミュニティ・デザイン、地域自治組織づくりなど。

    ・NPO/CB支援事業:
    チームファシリテーション、コンサルティングなど。

    ・環境整備事業:
    調査・研究、政策提言など。
    雇用形態正職員
    応募資格学歴・性別不問
    勤務地兵庫県加古川市
    勤務時間8:30〜17:30または、
    12:30〜21:30
    給与16.5万円~(2014年4月実績)
    休日・休暇週休2日制・シフト制・年末年始・有給休暇・慶弔休暇
    待遇各種手当:通勤手当・残業手当・役職手当
    昇給:年1回実力に応じて
    福利厚生:健康保険・厚生年金・労災保険・雇用保険・決算賞与・研修補助・退職金制度
    採用予定人数正職員 1名
    選考プロセス書類選考→面接
    ハローライフの応募フォームより応募いただいた後、3日以内にこちらより連絡させていただきます。
    webサイトhttp://www.npo-seeds.jp/
    メッセージ新しいことに何でも挑戦できる方、スキルアップしたい!と向上心溢れる方であれば、
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