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たった1人の採用で、中小企業は大きく動くものだから。webとリアルで奮闘した、株式会社山本貞雄商店の新しい採用の勝ち方。

date:2017.10.13


1946年創業。大阪の堺を拠点とし、工場や通販向けに、ダンボールやテープ、プチプチ®など、業務用梱包資材の販売を行っている商社、株式会社山本貞雄商店。少数精鋭ながら、商品の直送を通した長年の仕入先との協力関係によって、大手と互角に戦える事業展開を続けています。そんな山本貞雄商店が、ハローライフを通じて、今回どのような採用活動を行ったのか。採用担当の山本一博さんと、2017年4月に40年ぶりの新卒社員となった中後聖也さんにお話を伺いました。

「自分たちの価値」の表現にこだわり抜く。採用活動は、若い世代へのプレゼン


ー世の中の99.7%が中小企業。そんな中、社員数5人という少数精鋭で事業を展開している御社ならではの戦い方とはどのようなものですか。


(採用担当の山本さん)




山本さんふつう
「自社のブランド化」として、webサイト運営に力を入れたり登録商標をとったりするなど他社に真似されない、差別化できる強みをつくるようにしてきました。採用活動においても「ダンボールやテープの卸販売をしている山本貞雄商店」と「ネット通販に力を入れていて、商品の9割を直送している荷造り.com」というのでは、印象が違うと思うんです。小さなことを積み重ね、同業他社とは少し違う方法にチャレンジするオリジナル戦略で事業に取り組んでいます。


ーそういった考えが、採用活動にもあらわれていたのでしょうか?


山本さんふつう
人口減少で先行き不透明な時代だからこそ、会社としても新しい勝ち方を採用活動でやってみたいという思いがありました。何年も前から「自分たちの価値はなんだろう?」と棚卸しをしていたので、「自社の価値観をリアルに伝える」ことを重視していたんです。

そこで、大手ナビサイトへの掲載で応募者を広く募り、ハローライフで深く魅力を伝えていく方法に挑戦してみました。ハローライフのインタビュー形式の記事には、会社のリアルな部分を伝えることで、応募者を惹きつけ絞り込むフィルターのような機能を期待して、同時期に2つのweb媒体を活用することにしたんです。

ハローライフへの記事掲載に至るまでは、記事原稿のかなり細かい文言単位での編集・修正をはじめ、トップの画像選定は、これでもかっていうくらい悩みましたね。採用活動は、若い世代へのプレゼンだと思っていたので、特に給与以外の魅力をどう響かせるか、見てもらうかをとことん考えていました。


中小企業の中の「ひとり」は大きいからこそ、自社の価値観やコンセプトに会う人材と出会いたかった。




ーしかしながら…結果として、求人記事掲載だけではハローライフから良いご縁を結ぶことができませんでした。


山本さんふつう
様々な方にお会いして、みなさんそれぞれに良さはあったのですが、他媒体も合わせてお互いに条件の合う方は残念ながらいなかったんですね。

ーすぐに結果がでなかったにも関わらず、その後もハローライフをご活用くださった理由や当時感じていたこと、考えていた次の一手は何だったのでしょうか?



山本さんふつう
うちは現在5人の会社ですが、元々は全員で4人。いわば、今回採用する方は会社の20%の部分を託す人材でした。100人企業であれば20人を一気に雇うことと一緒です。それは、採用においては気合も入りましたよ。人数が少ない分、時間をかけてやるべきですし、リアルな魅力を発信して、コンセプトに合う方を採用したいと思っていました。


ー100人の内の20人採用…。想像しただけでも、新しい方の入社で会社の雰囲気もガラッと変わってしまいそうです。


山本さんにこ
大手ナビサイトは、投資をすると検索結果を上位に表示されるのでアクセスは集められますが、条件面やありがちな文言では、何百もの企業の中の1社になって、埋もれてしまうかもしれないと感じていて。今回の採用は、あくまでも自社の価値観やコンセプトに合う方を採用したかったので、やりがいや自社の価値を情報として発信していたハローライフを使い続けていこうと思いましたね。


同時に2つの求人記事を掲載しただけでは採用が決まらなかった。その後の採用活動は「リアル」に向き合った、試行錯誤の繰り返し。



ー求人記事の掲載期間が終わったあと、ハローライフで実際に若者と交流する中で採用活動をすすめていただくメニューを提案させていただきました。


山本さんにこ
ハローライフに集まる若者と交流できるイベントに計2回参加させてもらって、2回目で今回採用となった中後さんと深く交流することができました。参加者とアイデアを出し合って自社の課題の解決策を考えるというワークショップ型の企画です。初めてのことでしたが、折角の機会だと思って参加しました。

その時の担当の渡辺さん(ハローライフスタッフ)のアイデアがすごくって。それは、一緒に考えてもらった「30代のあなたが働きたくなる山本貞雄商店改革とは!?」というテーマ設定でした。このテーマは、参加者が入社後の姿を想像するものでもあるし、私としてもディスカッションしたことが今後の方針として使えるアイデアがいっぱい出るものでもありました。今の若者の本音も聞け、新鮮な目線や熱心さを感じましたね。今思い返してもあのテーマ設定はすごくよかったです。



(山本さんが中後さんと出会った、企業交流イベント「3時間就活」)



続ければ続けるほど、ハローライフはリアルだなと感じていて。イベントに参加していたころ、ハローライフの求人記事のみ再掲載していました。担当の渡辺さんに電話で何度も相談しながら、読者の反応に合わせてタイトルや画像などを改善していきました。

写真1つをとっても、例えばアイキャッチ画像。取り扱い商品の1つであるプチプチ®がいいのか、小規模だから社員の顔が見えたほうが安心感を与えられるのか、正解はやってみないとわからないのですが、色々改善策を打っていきました。

(左上がプチプチ®のアイキャッチ画像)



無理言って、ハローライフの編集や制作の方からプチプチ®の画像だけでも3パターン、タイトル修正も3パターンくらい提案いただいて。その中で選んだものなんです。

ーその当時は、山本さんもアイキャッチ画像の提案を受けてまさかプチプチ®でいくなんて…という感じでしたか?


山本さんにこ
若干ありましたね。でも埋もれてしまうよりかはいいかと思いましたし、なによりやらないとわからない。まあダンボールやテープよりかはいいのかなと(笑)プチプチ®は柔らかい印象ですしね。

1回読んだだけならさらっと読んでしまう部分をびっくりするくらい修正を重ね、いろいろやりましたね(笑)


求人記事を読み、イベントに参加し、職場見学へ。一社にとことん向き合う就職活動は、働くことを熱心に考えているから。


ー再掲載していた求人記事とイベントでの交流を通して中後さんが採用となりました。中後さんが山本貞雄商店に応募した理由はなんでしたか。

(写真右がハローライフを通じて採用が決まった中後さん)




なかごさんふつう
求人記事の一覧の中でプチプチ®の写真がトップに出ていたので「なんだろうこれは、面白そうかも…」という思いで、まずはクリックをしてみました。記事を読む中で、仕事内容や経営理念と、自分がやりたいと考えていた「裏方で社会を支える仕事」と似ている部分があるなと感じたのが応募の理由ですね。当時は、中途採用しか書いていなかったので、まず電話で問い合わせをして、新卒OKか確認をして、実際にエントリーに進みましたね。


ーエントリーいただいた際に、ハローライフスタッフの渡辺からイベントの案内をお送りしたんですよね。案内をもらった時、参加してみようと思った理由はなんでしたか?


なかごさんにこ
企業の方の人柄は実際に会ってみないと分からないし、記事に書いていることについても一歩踏み込んで聞いてみたいと思ったのが参加理由の1つですね。イベント自体そこまで大人数ではなく、グループワークの中で気軽に聞きたいことが聞けそうだと思いましたし、スーツも着なくていいし、気楽に行ってみようという気持ちで参加しました。



イベントでは、求人記事の中に出てきた山本さんと実際に会うことができました。「裏方的な仕事」という第一印象と、山本さんの口から「それこそ黒子的に社会を支える仕事をやっている」と直接聞いた時点で、やりたかった仕事とマッチしているという確信が持てました。不安な要素を小さくした上で次のステップに臨みたかったので、参加してよかったと思いましたね。イベント後に、職場見学もさせていただき、実際の雰囲気を見た上で書類を出して、面接後、晴れて採用となりました。

ーたくさんのステップを踏んで一社に向き合おうとする姿勢に、働くことをないがしろに考えない熱心さが伝わってきます。ちなみに、中後さんがいらっしゃる場ですが、中後さんの採用の決め手は何でしたか。


やまもとさんふつう
考え方がしっかりしているなと感じましたね。若いのに独自の渋い目線と意欲的さを秘めているというか。何度か話しただけでも物事の本質を捉えるのが、好きなことがわかりました。実は中後さんをいいなと思った理由は他にも10個くらいあって…。


ーでは、せっかくなので最初の3つくらいを教えてください!(笑)


やまもとさんふつう
さっきの話とリンクする部分は多いのですが、まずは社風に違和感なく馴染みそうだったこと。要するに相性がいいなと感じたんですね。あとは、自分の成長に軸を合わしていることと、独自の価値観を持っているなと感じたことですかね…




なかごさんにこ
なんだかこそばゆいですね(笑)



やまもとさんにこ
じゃあ、全部ウソってことで(笑)



なかごさんにこ
それもそれで…(泣)


多く…ではなく、たったひとりに届けばいい。ハローライフに集まる若者を信じていた。


採用理由が明確で、自社の価値観に合う方を採用されたことは、私たちとしてもほんとうに嬉しいことです。今回の採用活動で、山本さんが大事にされていたことは何でしたか?



やまもとさんにこ
何の根拠もないですけど、自社のコンセプトに自信を持っていましたし、5人も6人もの人に響かなくていい、たった1人の人に届けばいい話なので、ブレずに数を打ち続けることが大事だと思っていました。そうすれば、きっとうちの会社の記事に魅力を感じてくれる若者が、いつか現れると思っていましたね。ハローライフで採用を続けていた理由はそこかもしれません。

そもそも自分なりの決断をしてハローライフに行き、イベントに参加してる時点で、何かしらの一歩を踏み出そうとしている若者たちですから。そういう意味でも、お互いに良い関係を築ければ良いなという気持ちがありましたね。


ー私たちも、自信になるメッセージです。山本さん、中後さん、ほんとうにありがとうございました!

若者と向き合い、自社の価値観を発信し続けた、山本貞雄商店さんで、40年ぶりの新卒採用に至るまでのストーリーとその戦略について聞いてまいりました。
山本さんは最後に、「ちいさな失敗を積み重ねること」が中小企業が採用で成功するためのポイントなのかな、と話してくれました。

ハローライフをご活用いただいての採用活動は短期戦ではありませんが、私たちハローライフも一緒に考え、悩み、試行錯誤を繰り返しながら、「山本貞雄商店さんに必要な人の採用」をサポートできたことそのものが「心うごく」出来事でした。山本貞雄商店さんの採用戦略が、同じように悩まれている中小企業のみなさまのひとつのモデルになれば嬉しく思います。

【会社紹介】
株式会社山本貞雄商店
■事業内容:梱包資材卸売業
■社員数:5名
■webサイト:荷造り.com
■梱包作業効率化ブログ:荷造りのあれこれ


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