大阪西区にある民間による就労支援・ブックカフェ・イベントスペースなどの複合施設。
グッドデザイン賞受賞
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  • ひょうごコミュニティ財団
    ※ハローライフでの募集は終了してますが、
    採用状況は各社に問合せください

    NPOを支援するために。

    2013年7月、一般財団法人から申請していた公益財団法人としての認定を受けた、
    ひょうごコミュニティ財団。
    認定を受けたことで、今後、財団へ寄付する人、団体には税制優遇処置がつく。

    財団の主な活動内容は、
    財源を必要とするNPOや市民活動団体に代わって、
    民間や一般から寄付を募り、
    必要とする団体に橋渡しする「中間支援事業」が主な仕事となる。

    もともと、兵庫県下で独自に中間支援活動を行っていた
    6つのNPO団体が発起人となり、活動をスタート。
    2013年6月には、募った寄付金を保管するNPO版の銀行ともいうべき、
    「ひょうごコミュニティ財団」を設立し、基盤が固まった。

    財団の会議机にしてリビングテーブル

    東日本大震災が契機に


    阪神西元町駅西改札より徒歩30秒!
    昔ながらの店が軒を連ねる
    のどかな元町商店街の一角に、事務所はある。

    入口から社内全体が見渡せるこじんまりとしたオフィスに
    社員4名、うち女性1名が勤務する。
    直行直帰もあるが、基本的にここが活動の拠点だ。

    財団が求められる背景や、その活動内容とは何だろう?

    時間帯によっては食事や宴の場にもなるという大きな木のテーブルが、
    大家族の食卓を思わせる打合せスペースで、話を聞いた。
    実吉さんです
    運営責任者は、実吉威(じつよしたけし)さん。自ら運営する市民団体、
    NPO法人市民活動センター神戸では、理事・事務局長を務める。
    「中間支援事業」には自身の団体を通して、約20年前から取り組んでいる。
    そんな中、新たに「ひょうごコミュニティ財団」を立ち上げた理由とは?

    NPOとは、広く社会に必要とされる活動を行う非営利団体のことだが、
    慢性的な資金不足という問題を抱えているという。

    実吉さんは、これまで資金難が原因で優れた人材が現場を離れ、
    必要な活動が廃れていく現場を数多く目にしてきた。
    各団体は資金調達のため、広報・営業活動にもっと力を割くべきだ。
    そう感じる一方で、現実にはどこの現場も人手が足りず。
    個別で対応するのには、限界があった。
    ならば、資金集め専門の団体を作ろうと「中間支援事業」に着手するのだが…。
    これまで、飛躍的な改善はのぞめずにいた。

    「それが、ここ3年ほどで急速にNPOの社会も整備が進んできて。
    たとえば、公益財団などに寄付をすると控除が適用されて、
    半分ぐらいは寄付した人の元にお金が返ってくる。
    資金難が叫ばれる一方で、寄付やボランティアで社会に貢献したいと思っている人が、
    増えているのも実感していて。
    寄付という形で社会と関われるんだということが、広く知られるようになってきた今、
    その流れにもっと勢いをつけたいなと」

    同じく理事の佐藤等史さんは、
    東日本大震災がひとつの大きな契機になったとも。
    佐藤さんです
    「震災以降、お金の流れがガラリと変わった。
    東日本大震災は“寄付元年”とも言われるように、税金はもちろん、
    民間からの寄付金もすべて被災地へと流れていった。
    兵庫への寄付金がなくなる中で対策を考えたとき、互いに取りあいになるのも嫌だし。
    だったら、新たに寄付金を増やすしかない。それも社会的ムーブメントを起こすぐらいの勢いが必要だと。
    そうなると、とうてい1団体では間に合わないので…。
    ちょうど同じようなことを考えていた6団体と話し合い、ほな一緒にやりましょかと。
    熱い思いにノウハウを兼ね備えた実吉さんがいたので、
    なんとか2年がかりで土台となる器が仕上がりました」

    寄付にもいろんなプログラムあり


    晴れて公益財団法人となった、
    ひょうごコミュニティ財団がすすめるのが「マンション型基金」
    先に、財団とはNPO版の銀行のようなものと書いたが、
    「学問」「子ども」といった支援テーマ別の銀行が、
    ひとつのマンションに入居しているイメージだ。

    特徴としては、理事会、選考委員会、オフィス…など、
    基金設立に必要な「固定費用」をシェアすることで、小さな基金でも、設立が可能になる。

    財団としての利点は、資金集めのハードルが下がるうえ、
    寄付したい人のニーズにも幅広く対応できる。
    たとえば、
    「生前、障害者のことを気にかけていた母の遺志を継いで、
    母の名前をつけた障害者支援基金を作りたい」
    といった、個人基金の設立も可能だ。
    いろんな寄付があります
    一方、資金を生かす活動としては目玉のひとつに、
    実吉さんが先行プログラムとして一昨秋からスタートさせた「共感寄付」がある。
    あらかじめ各団体の活動内容や、資金の使い道をカタログにまとめ、
    利用者は、そこから応援したい団体を選んで寄付を行う。

    実吉:
    「財団を通して寄付することで、個別のNPO法人には適用されない、寄付金控除が使える。
    寄付する先はあくまでも応援したいNPO団体ですし、
    財団からは使途内容や経過をお知らせする。
    今まで少なからず寄付に疑問や不安を抱いていた方にも、
    安心して利用してもらえる仕組みだと思う」
    フクロウだらけ!

    目の前に、変えたい社会があるから


    事故を経て生死観が変わったとか、シングルマザーの知人が大変そうだとか。
    NPOなどの市民活動に参加するスタッフたちは、大なり小なり
    社会を変えたいと思わせる、原体験があるという。
    40代半ば以降のスタッフがほとんどという、財団スタッフたちの原体験とは?
    オフィスの風景
    実吉さんはその昔、銀行員として社会人デビューを果たした。
    敷かれたレールの上をいくような日々に面白みが見出せず、2年で退職。
    その後4年ほどフリーターを経験した。
    なかでも1年半を費やした途上国でのバックパッカー生活が、今の活動を形作っている。

    「日本での生活がいかに人工的に守られた、特殊なものなのか。
    人生において本当に大事なことは何なのか。考えさせられる機会は山ほどあった。
    毎日、自分で予定をプランニングして、危険を察知する能力も必要だし。
    帰国後に29歳で体験した阪神淡路大震災では、
    インフラが未整備だった途上国にも似た混乱状況だったので。
    自然とボランティア活動に入っていけた。そこからですね」

    震災当時、入社1年目の会社員だった佐藤さん。
    交通機関が麻痺し自宅待機中だった頃、
    たまたま訪ねた地元の区役所で、被災地へ物資を運ぶトラックの運転手を頼まれる。
    初めてのボランティア体験だった。
    佐藤さんのボランティア元年はあの年
    「会社に戻った後も、ずっとボランティア活動に励む現場の人たちの姿が心に残っていた。
    それがNPOという社会との関わり方であることをのちに本で知って。
    あの人たちはこういう風にがんばっていたのかと。
    新しい価値観を作ったり、世の中が変えられる! ということが驚きだった。
    ほどなくして、会社を辞めました」

    NPOだからこそやれること

    永田さんです
    一方、入社するまでNPOの存在は知らなかったという、最年長メンバーの永田譲蔵さん。
    15万人規模の大企業で定年まで勤め上げた元・企業戦士。
    退職後に社会の役に立ちたいと行動を起こし、
    兵庫県の盲導犬協会を経て、この財団の立ち上げに加わった。
    豊富な社会経験を買われ、財団では主に広報、営業メンバーの柱として活躍する。

    「NPOという言葉は報道なんかで耳にするぐらいで、実際のところは知りませんでした。
    現場に入ってみると、ここは特に能力の高い人たちが結集している印象ですね。
    会議にしても回転や反応が早く、やるべきことが次々決まる。企業時代にはない経験です。
    中でも、強く感じるのは仕事への熱意ですね。
    それは盲導犬協会でも感じました。
    申し訳ないけど、熱意がないと、あんな安い給料では、とうてい勤まらない」

    佐藤:
    「ぼくも一番給料が高かったのは、一般企業で働いていた20代のころですもん(笑)。
    それでも、なぜNPOなのかと問われれば、見てしまった、知ってしまった責任かな。
    困ってる人を見たら、ほっとけないですよね。
    給料面では厳しい部分もあるかもしれない。
    でも、ぼくは大学で講義する機会があるのですが、学生たちには企業だけでなく
    NPOで働く道もあるよと話します。自分自身、企業では大きな歯車のひとつだったので。
    ここでは、自分で作り上げる楽しさや自由があるぞって」

    ここでは自分で作り上げる楽しさがある
    永田:
    「よく実吉さんも言いますが、最終的に大事なのは気持ちなんですよね。
    入社前は、基金を作ることが目的なのかなと思っていましたが、
    実際は、基金を通じて社会をどれだけ幸せにできるかということに重きを置いている。
    なかなか難しいことですが、実現すれば面白みにつながる。
    どんな団体に支援すれば、世の中がどう変わるのか。
    そこを明確化することが、ぼくらの仕事だと思う」

    池田さんです
    池田敬子さんもまた阪神淡路大震災のころボランティア活動に関わっていだが、近年は活動から離れていたという。

    「鶴の恩返しに似てるなと。
    震災後何年か経つうちに、助けてもらったので頑張らなくちゃ!と、
    どんどん自分の羽を抜いては、疲れ果て、燃え尽きていく人がいっぱいいた。
    いくら良いことをしていても、鶴が飛べなくなったら意味がない。
    その点、こちらの団体は自分の羽をむしるのではなく、いろんな人の羽を集めたら、
    最終的にこんなにきれいな反物ができましたという発想で。なるほどなと。
    そういうお手伝いができるのなら、自分にとっても幸せなことだなと思います」

    起こそう、世の中を変えるムーブメント!

    若者よ、来たれ!
    今回の募集で求められている仕事は、
    個人や企業から寄付を募る営業から、「共感寄付」のような広報物の配布先の開拓と設置、
    さらに寄付を募るための新たな企画や仕組みづくりも重要な業務のひとつだ。

    雇用はなるだけ継続したいと実吉さん
    「いずれは、財団の草創期は自分が作ったんだと胸を張って言ってもらえるような、
    深く長い関係が築ければ」

    そう、ひょうごコミュニティ財団はまだ始まったばかり。
    未来への期待を、最後に皆さんに語ってもらった。

    池田:
    「様々なバックグラウンドをお持ちの方々が集まって、ワーワーやってる姿は毎日が、
    学園祭前夜のような賑わいです。まずは出し物を考えて、次に何をどこに頼めば調達できるか考えて。
    それは私が行くから、あなたはこれを借りにいって…とか。
    みなさんすごく頭の回転が速いので、楽しそうですが、私はついていくのに必死(笑)。
    だけど、同い年の同期に囲まれて働く企業とは、また違った楽しさがありますね」

    永田:
    「普段から17時半以降はバータイムになることも少なくない(笑)。
    数人集まれば、大半が仕事の話ですが、ときには個人的な話も出てくる。
    深い話をする中で、深まる絆もあって。
    年長者の私としては、少しでもこの職場で働けてよかったなと思える環境を創り出すことも、
    大事な仕事のひとつかなと。職場が面白くないと、個々のパワーなんて発揮できませんから。
    基本的に悪い人間なんていない。みんなそれぞれ優れた力を持っている。
    互いを知ることで、それなら一緒に組むとこんな楽しいことができるかもしれないねとか。
    気軽に話し合える職場でありたい」

    実吉:
    「僕らの仕事の本質は、誰もが少なからず持っている助け合いの心をつなげていくこと。大切なのは共感を促す心です。
    寄付を募り、それが生かされた現場を明確にすることで、
    寄付した人もされた人も、活動を行う団体も、みんなが良かったねと笑顔になれる。
    寄付は義務ではなく、喜びや幸せを創り出せるひとつの手段だと思っています。

    そのための新しい社会の価値観、仕掛けをクリエイトしていくには、
    私たち自身が新しいスタイルで取り組んでいく必要があります。
    そういった新しいチャレンジに興味のある方には、面白い職場だと思います」

    佐藤:
    「やはり新しい動きの中心となるべくは20、30代の若者です。
    ぜひここから、社会を変えるようなムーブメントを起こしてほしいですね」
    神戸で、寄付の新しいカタチ、スタート
    取材/石橋法子 撮影/佐伯慎亮 コーディネーター/榊沙織

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  • 企業名・団体名公益財団法人ひょうごコミュニティ財団
    募集期間2014年5月26日(月)必着
    募集業種◇関連する諸業務および法人運営にかかわる庶務
    ◇ひょうごコミュニティ財団の運営に関する諸業務
     ・ファンドレイズ(資金調達)
     ・県内の地域調査
     ・企業等との共同事業企画
     ・セミナー開催
     ・NPO等の支援業務  など

    ※多くの人が未経験の業務ですので、経験がない人でも大丈夫です。
     上記すべてではなく、適性に応じてこの中からいくつかを担当していただきます。
    雇用形態正職員
    応募資格・市民活動(NPO・NGO)の支援に積極的に関わりたいと思われる方。
    ・人と人のつながりづくりや、市民による自発的な活動・事業の応援に関わりたいと思われる方。
    ・人と協力しながら仕事を進めるのが好きで、「ファシリテーション」という考え方に関心がある方。
    ・基本的なパソコン操作に習熟していること。(Word、Excel、メールなど)
    ・概ね35歳以下の方。(長期勤続によるキャリア形成を図る観点から)
    ・決定後すみやかに勤務開始できること。

    ※NPOや市民活動、また営業や企画調査業務、ファシリテーションの経験やスキルも評価しますが、それ以上に、上記のことへの意欲と吸収力、柔軟性、また社会や世界の動きへの幅広い好奇心のある方を歓迎します。
    勤務地神戸市中央区元町通6-7-9 秋毎ビル3階
    勤務時間9:00~17:30
    給与月給 160,000円~200,000円
    休日・休暇土日祝
    土日祝および夕方以降に行事が入ることもあり、柔軟に対応頂ける方を歓迎します。
    待遇通勤手当 月20,000円を上限として支給
    社会保険、雇用保険・労災保険加入
    採用予定人数1名
    選考プロセス1)このサイトからエントリー 

    2)書類応募
    履歴書・職務経歴書・志望動機(A4 1枚程度)を本社までご郵送ください。
    ■本社住所:〒650-0022 神戸市中央区元町通6-7-9 秋毎ビル3階
    ※書類応募と並行して、下記当財団ホームページから、PCスキルチェックシートをダウンロードしご記入の上、メールにてご送付下さい。
    当財団HP
    送付先 saiyo@communityfund.jp(担当 永田、実吉)

    3)書類選考
    書類選考合格者へ面接時間を連絡(面接日は6月上旬〜中旬を予定)

    4)面接選考の上、採用者を決定
    応募者への質問・この仕事に、どのような魅力を感じていますか。
    ・自分の一番のセールスポイントは何ですか。
    ・この仕事を通じて、ご自分のどんなところを伸ばしたいと考えていますか。
    ※応募フォームの企業へのメッセージ欄にご記入下さい。
    webサイトhttp://hyogo.communityfund.jp/
    メッセージ公益財団法人という一見立派な外形ですが、実態は他のNPOと同じ草の根の団体です。
    まだ1年目の創業期にあるベンチャーでもあり、一緒に議論しながら事業&組織を創造していく若い仲間を求めています。 大きなバックはなく安定もしていませんが、その分自由で、また神戸・兵庫・全国に多くの仲間がいます。その人たちにも支えられながら事業を進めていくのも、私たちの仕事の醍醐味です。姿勢さえあればネットワークや知識、世界が拡がることは請け合いです。
    私たちの仕事には、人と人の関係性を深めたり、人と人が協力し合って仕事を進めていくスキルが必要ですが、それはまだこの社会全体で十分に開発されていないスキルです。私たち自身もまだまだ発展途上で、そういったスキルや知識を皆さんとともに身につけ、成長していきたいと思っています。
    ・穏やかで控えめな方でも構いません
    (謙虚さは大切です)
    ・少々おっちょこちょいでも大丈夫です
    (明るさは大事です)
    業務全体がチャレンジングな仕事で、冷静で客観的に考えることができる姿勢と積極的な行動力の両方が、また、謙虚さとガッツの両方が求められる仕事です。チャレンジ精神旺盛な方のご応募をお待ちしています。
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