大阪西区にある民間による就労支援・ブックカフェ・イベントスペースなどの複合施設。
グッドデザイン賞受賞
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  • フィールドアロー株式会社
    ※この求人募集は終了しました

    “使い続ける最高峰”を目指す、少数精鋭の家具ブランド。人の想いや愛着を未来に受け渡す営業部と管理部の仕事。

    ある家具店に、「母からもらったドレッサーを、結婚する娘のために修理して贈りたい」という注文が入りました。スタッフがご自宅に伺い、ドレッサーを確認すると、チーク材製のミッドセンチュリー物。当時にしてはとてもハイカラだっただろう素晴らしいセンスの塗装が施されたドレッサーでしたが、天板が大きくめくれ、娘さんに受け継ぐには難しい状態でした。注文した女性の話からご要望をお聞きし、めくれた天板を同じ材木で張り替え、削って塗装して、キレイに生まれ変わらせてお届けしました。すると、女性は大号泣。「娘がほしいと言ってくれたことがうれしかった反面、使えない状態にしてしまった自分をずっと責めていたんです。キレイな姿で娘に渡すことで、私の母にも顔向けができる」と。

    (職人の手により、素敵に生まれ変わったレトロ家具たち)



    フィールドアロー株式会社が運営する「finger marks」は、こんなドラマがたくさん起こっている小さな家具店です。「手あか」を意味するブランド名は、「手あかがつくほど風合いの増す家具を届けたい」との想いから名付けられました。今回募集するのは、お客さまと職人の間に立ち、手あかがつくほどに大切に使われた家具に、もう一度命を吹き込むお手伝いをする営業部と管理部のスタッフです。

    (職人によって丹念に磨かれた無垢材の家具は、何度も触りたくなるほどすべすべ)



    手あかがつくほど長く大切に使い込んだ家具は、経年で風合いが増すだけでなく、人の想いが宿っています。そして、母から娘へと受け継がれたドレッサーや、初めてのボーナスで買ってよくうたた寝をした憧れのソファ、いつも賑やかな会話が飛び交った無垢テーブル、子どもがつけたユニークな傷のあるスツールなど、そこには温かい物語が。

    家具やインテリアが好きな人、ものづくりが好きな人はもちろん、いいものを修理してずっと使い続けた古き良き時代の想いを持っている人に、ぜひ読んでいただきたいと思っています。「モノを大切にする人は、ヒトを大切にする人。家具を修理する仕事は、人の心も救う仕事なんです」と語った矢野雅也代表の言葉に目頭が熱くなりました。


    営業部と管理部スタッフの仕事とは?家具やものづくりが好きなら、未経験でも歓迎!


    (今回募集する営業部スタッフ、岡野さんにお話をお聞きしました)



    ――営業部スタッフとは、どんな仕事を担っているのですか?


    岡部さん
    「椅子の座面の破れやテーブルの傷や色はがれをはじめ、家具に関するあらゆる困りごとを解決するのが「家具クリニック®」です。営業部スタッフは、月70~100件程度ある問い合わせの窓口として、見積もりを出したり、ご提案をおこないます。メール、電話、ご来店のほかに、お客さまのご自宅やお店、会社へ出向くこともあります。実際に家具の修理を手がける職人ではなく、その職人とお客さまの間に立つポジションです」


    ――実際に岡野さんは会社でどう過ごされているか1日のスケジュール教えてください。


    岡部さん
    「会社の就業時間は8:30~17:30で、毎朝全員でラジオ体操をしています。その後、車でお客さまのところへ出向き、家具を診て相談にのったり、納品したりして帰社。会社で見積もりなどの書類を作ったり、職人と相談したりしています。僕はホテルや会社、お店といった法人のお客さまがメインですが、今回の募集では個人のお客さまがメインになるので、メールや電話での対応も多いと思います。週休2日制で、僕は水曜と日曜が休みです。基本は就業時間通りですが、レストランのオーナー様が営業終了後に来てほしいといった要望に応えて、時間外や休みの日に対応することもあります」


    (お客さまの要望に応えるべく、社内で熱心に見積もりをする岡野さん)



    ――家具づくりの技術はなくても、知識は必要そうですよね。工芸専門の学校などを出ていなくても応募できますか?


    岡部さんニコ
    「確かに家具づくりや塗装などを学んだり、経験者の方が有利ですが、家具やインテリアが好き、ものづくりや手を動かすことが好きな人なら大丈夫ですよ。僕自身も美術系の高校・大学出身ですが、専門は油絵でした。大学4年の時、たまたまアンティーク家具の修理の記事を読み、塗装は油絵の素材と同じで馴染みがあったので興味を持ったのが、この業界に入るきっかけでした。当社の「家具クリニック®」は『どんな家具でも修理する』がモットーなので、学校で学んだ程度の知識や技術では足りないため、経験者はアドバンテージがありますが、未経験でも問いません。いろいろなことに興味を持ち、日々勉強し成長することを最も重視しています。また、修理を依頼するお客さまはお洒落にこだわる方が多いので、ファッションに関する知識も取り入れ、センスも磨いておきたいですね」


    (修理する家具に同じものはない。塗装職人は一点一点、調色します)




    矢野さんニコ
    「管理部スタッフも募集しています。事務処理だけでなく、接客や入荷や出荷の対応などもお任せするつもりです。仕事は経験がものをいいますが、同時にチームでするもの。お客さまとのやりとりの中で分からないことが出てきたら、先輩や職人に相談すればいい。入社してから学べばいいので、今はスキルがなくても、くすぶっていても、想いがある人やエネルギーがある人に来ていただきたいです」

    (矢野代表。大量生産品では十人十色の希望を叶えられないこと、本物の価値を持つ古いものが捨てられていくことを解消するため、2004年12月、フィールドアロー社を設立)




    お客さまの想いや、後の暮らしに寄り添った仕事を。向いているのは「熱い人」?



    ――営業部スタッフは、お客さまと直接やりとりをしますが、口下手でも大丈夫ですか?


    岡部さんニコ
    「僕もシャイで、口下手ですよ(笑)。仕事は話すよりも聞くことが重要だと思います。椅子の座面の張り替えといっても、布の柄や質感、座り心地など、お客さまによって千差万別ですから。お客さまの役立ちたい、ご要望にお応えしたいという気持ちを強く抱き、見落としがないよう急がずじっくり、好みやお困りごとをできる限り細かく聞くよう心掛けています。ここをしっかりすることで仕上がりに大きく影響し、お客さまにもより満足していただけます。それから、ご相談や納品でお客さまのところへ車で伺うことが多いので、車の運転は必要不可欠です。


    (優しくて頼りになるお兄ちゃんみたい!と思いました)



    ――確かに岡野さんからは、家具の悩みを一緒になって懸命に解決しようとする熱い面も感じ、お客さまが家具とは関係ない悩みまでつい話をしてしまうのも分かる気が(笑)。


    矢野さん
    「小さな会社なので、与えられた仕事をこなすだけの人は向いていません。仕事ではイレギュラーなこともよくありますが、お客さまの役に立ちたいという気持ちを大切に、廃盤パーツなら近いものを職人と一緒に作るなど課題解決に取り組み、できないを超えられる熱い人がいい。その方が仕事に感動もありますよ」



    手あかがつくような家具には、使い手の想いが宿る。家具は「直す」のではなく「治す」もの。



    ( 社屋はお菓子会社の倉庫をリノベーション。雰囲気があります)



    フィールドアロー株式会社が運営する「finger marks」のスローガンは「いいものずっと」。2002年に京都市中京区でユーズド家具の販売からスタート、2004年12月法人化、2016年7月事業の拡大に伴い宇治に拠点を移したばかり。スタッフは職人6名、管理・営業・web担当各2名、代表1名の全13名と少数精鋭ながら、一般的な量販店や工房とは異なる独自路線の家具店として注目を集めています。

    (「フィールドアロー」の倉庫。素敵なレトロ家具の数々に目がキョロキョロ)



    独自路線の象徴ともいえる事業のひとつは、修理実績1万件を超える「家具クリニック®」。家具の修理は、手間も費用もかかるため、修理してくれる小売店はほとんどなく、工房を持つお店も自社ブランド以外の修理をしてくれることは少ないそう。

    一方、「家具クリニック®」は、できないことはない、廃盤の材料なら知恵と工夫で新たにつくればいいと、あらゆる家具に対応。豊富な修理実績からスピーディに見積もりし、修理となれば、自社の木工、椅子張り、塗装の職人が技術とセンスを盛り込み、新品同様に仕上げるのではなく、ご依頼いただいた方の想いに応えられるよう新たな命を吹き込んでいます。

    (真剣なまなざしで、家具を修理する木工職人)




    矢野さんニコ
    「『家具クリニック®』の修理は、家具を『直す』のではなく『治す』。なぜなら、お客さまの心まで治療するからです。モノを大切にする人は、ヒトを大切にする人。家具を修理する仕事は、人の心も救う仕事なんです


    年を重ね、世代を超えて受け継ぐことで、かけがえのない財産にもなる家具。冒頭のドレッサーのお話を聞いたとき、これが「手あか」という意味かと、思わずもらい泣きしそうになりました。

    (ビフォー(右)とアフター(左)。「家具クリニック®」の修理は、再び命を吹き込むというのも納得です)



    ホスピタリティを重視する一流ホテルから、皇族が利用する由緒ある部屋の家具の修理を依頼されるのも納得です。そして、家具職人と同様に家具の修理に欠かせない存在が、今回募集する営業部スタッフ。


    岡部さんニコ
    「家具の修理は、新品同然にただキレイにするだけではダメなんです。色や柄、質感、使用感など以外に、残しておきたい思い出の傷があるかもしれない。お客さまのご要望をできる限り細かくひき出し、叶えることが僕たちの仕事です」



    車の流通システムで、家具が循環するモデルを築く。フィールドアローが信じる、日本のものづくりレベルの強さ。



    (スタッフはひとりひとりが専門家。互いに協力しながら、お客さまの要望に応えています)



    矢野代表は商社マンでした。自分の好きなことで起業をしたいと奮起し、28歳で大阪の訓練校で1年間家具づくりを学んで家具業界へ転身。流通の勉強のために家具の量販店へ就職しましたが、家具業界の“当たり前”にジレンマを感じることに。

    (大量生産・大量消費が主流の家具業界で、捨てない循環型社会の形成を目指す矢野代表)




    矢野さん
    「商社時代にはお客さまひとりひとりに合わせて異なる商品を提案していたので、大量生産の同じ家具を好みが合う人が買ったらいいという販売スタイルに疑問を感じました。お客さまから『少し低いテーブルはある?』と聞かれても、『ありません』としか答えられないのもツラかったですね。お買い上げいただいた家具を配送する際、いらなくなった家具を引き取り、値打ちがあるものでも捨てていました。処理場では10mぐらい下へ家具を落として捨てるのですが、家具づくりの大変さも知っているだけに、見るのが痛々しくて……」


    (上質な椅子は、デザインと個性、座り心地の良さが際立ちます)



    ユーズド家具の販売が同社の始まりです。矢野代表自身も大切にしていた特注ソファを結婚を機に自社で販売した際、購入された方からは大事にしますと言われ、気持ちよく手放すことができ、次の人につないでいく仕組みが必要だと実感したそう。そこで目をつけたのが、車の流通モデルです。


    矢野さん
    「車の流通では、メーカーが製造販売した商品を、修理工場でメンテナンスすることで価値を守っています。さらに、中古販売店で正当な評価で下取りし、価値の分かる新しい利用者へ届けることができます。売り手も、価値の分かる店や人に継承することで、気持ちよく手放すことができます」


    同社は、修理の専門ではなく、オリジナル家具もつくっています。永く愛着を持って使ってもらえる「いいもの」を販売することはもちろん、レンタル事業も手がけています。レンタカーやカーシェアリングに似た取り組みの実践です。

    (上質な家具をレンタルするという発想にも、目から鱗が落ちるようでした)



    予算を抑えてデザイン性の高い上質な家具を導入でき、レストランを中心に好評を得ています。営業形態の変化や季節に合わせたイメージチェンジなど、気軽に変更できるのも人気の秘密でしょう。


    矢野さんニコ
    「車業界では当たり前の『つくる・販売する』『直す』『下取する』『借りる』という流通環境サークルを、家具をトータルサポートする当社でワンストップで行い、お客さまの多種多様なニーズに応えています。この流通環境サークルを買って捨てるのが主流の家具業界に浸透できれば、潜在的な買い替え需要が掘り起こされ、斜陽産業といわれる業界全体の売り上げが約3倍は伸び、活性化にも貢献できると考えています」


    (矢野代表が目指している、捨てない循環型社会)



    「フィールドアロー」が目指すのは、価値ある家具が、持ち主が変わっても、時代を超えても、何度も修理で生まれ変わりながら循環する成熟した社会。その新しいビジネスモデルを日本全体に浸透させてモデルケースをつくり、アジアでも展開するのが夢です。


    矢野さんニコ
    「価格が安いのには理由があるので、いいものを知ってほしい。これまで様々な現場で、日本の家具職人の技術の高さを目の当たりにしてきました。その素晴らしさを絶やしたくない。そういう意味では、業界の市場規模を拡大していくことも使命だと考えています。

    ひとつの家具を、修理をしながら大切に永く使ってほしいと考えていますが、、家具は結婚や出産などライフステージの変化に合わせ必要な形は変化していくため、使い続けにくいのも現実です。変化したステージの中で我慢しながら家具を使っている人は多くいます。だから、1人で25年使う家具を、5人で5年ずつ計25年使ってもいいと思うんです。ライフステージに合わせて気軽に買い替え、お洒落に楽しく快適に過ごしてほしいと思っています」


    矢野代表が語る「手あか」は、家具業界の流通を革新し、明るい未来つくる象徴ともいえそうです。

    (オリジナル商品は、手あかがつくほど大切にしていただける家具をうみだしたいと誕生)




    あなたは、「フィールドアロー」に共感しますか?“この感覚”が、いい!と思ったら飛び込もう。



    他の会社に修理を頼んだけど、どこに行っても買い替えを勧められたり、対応してくれなかったりといったお客さまが最後にたどり着く場所が「家具クリニック®」です。それほどまでに、捨てたくない、使い続けたいと思うその背景や想いに寄り添おうと思えるかどうか。そういう理念に共感できる人には、ぴったりの職場なのではと感じました。

    もうひとつ、取材を終えてぜひみなさんに改めてお伝えしたいなと感じたのは、矢野社長の業界に関する先見性やセンスの素晴らしさ。「循環」「使い続ける」と言う独自性と、ビジネスや流行・トレンドを両立している会社であることが、会社の成長を加速させる基盤になっています。作られておられる家具、webサイトの雰囲気、使われている写真や言葉。隅々に「いいな」と思う世界が広がっています。働くスタッフさんたちの、ものづくりや家具への愛情や「この会社が好きだ」という穏やかな空気が、取材中にも伝わってきました。いいもの、いいシステムを創り続ける、いい会社。心からおすすめします。

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  • 企業名フィールドアロー株式会社
    募集期間2017/4/14(金) 〆切
    募集職種1)営業部スタッフ
    お問い合わせいただいたお客さま宅に訪問して状況確認・写真撮影、その後職人と相談の上、見積・受注・納品・回収までを担当していただきます。

    2)管理部スタッフ
    ショールームにお越しいただいたお客さまの応対や売上管理等の事務処理、そして配送手配等を担当していただきます。
    雇用形態契約社員(試用期間3ヶ月)、正社員登用有り
    応募資格当社の価値観に共感していただける方
    インテリアや家具、ものづくりに興味のある方
    普通運転免許(AT限定可)をお持ちの方
    Microsoft officeの各ソフトを使える方
    勤務地京都府宇治市槇島町月夜5-2
    近鉄京都線小倉駅、JR奈良線宇治駅、京阪宇治線宇治駅 より徒歩20分
    勤務時間8:30~17:30(休憩60分、時間外勤務あり)
    給与月給:180,000円~
    ※月給は30時間分のみなし残業代含む
    ※経験・年齢考慮あり
    ※別途営業手当支給あり(営業部スタッフのみ)
    ※試用期間中、時給850円
    休日・休暇週休2日、GW・夏期・年末年始
    待遇社会保険完備、交通費支給(上限25,000円)、社員割引
    採用予定人数1)営業部スタッフ 2名
    2)管理部スタッフ 1名
    選考プロセス1)本サイトからエントリー後、下記のメールアドレスまたは本社まで書類をご郵送ください。
    ■メール info@fieldarrow.net
    ■住所:京都府宇治市槇島町月夜5-2 採用担当 今田 宛
    応募に関する提出書類は下記の通りです。
     ・履歴書、職務経歴書
     ・志望動機(A4 1枚程度、形式は自由)
    ※お送り頂いたものはお返ししておりません。
    2 ) 書類審査結果をすべての方にご連絡
    3 ) 面談日時を相談の上、決定
    4 ) 面談(2回)実施
    5 ) 面談結果をすべての方にご連絡
    6 ) ご入社の意思確認
    7 ) 内定決定
    8 ) 勤務開始
    応募者への質問あなたの、1)やりたいこと 2)好きなこと についてそれぞれ教えてください。
    WEBサイトhttp://fingermarks.net/
    メッセージ「いいもの、ずっと」をスローガンにお客さまにとって「いいもの」を長くご利用いただけるようお手伝いしています。
    ものづくりやインテリアが好きな方、わたし達と一緒に新しい家具とのつきあい方を提案しませんか。
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