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株式会社アートリフォームの求人サムネイル
2015.10.07 公開 2018.12.03 更新
株式会社アートリフォーム
「お客様の10年・20年後の暮らしを、ともにつくりあげる仕事」

※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください

みなさんは自分の住まいをリフォームしたことがありますか?
部屋に雨漏りがするようになったり、お風呂が古くなったり、
広いキッチンが欲しくなったり。大きな工事をしたことはなくても、
毎日暮らす家にまつわる困りごとは誰もが持っているものだと思います。

ところで、2013年のデータでは、
日本中にある約6000万件の住宅の中の約800万件、
およそ8件に1件が空き家になっています。新しくつくるのではなく、
今あるものを手入れしながら使うことが社会的関心事になっている中、
古くなった家を「匠の技」によって新たな装いに変えるというテレビ番組の影響もあり、
「リフォーム」という言葉はすでに一般的になっているのではないでしょうか。

(万博記念公園近く、大阪モノレール公園東口駅から徒歩5分ほどの距離にあるアートリフォーム本社と千里万博支店。)

(万博記念公園近く、大阪モノレール公園東口駅から徒歩5分ほどの距離にあるアートリフォーム本社と千里万博支店。)


今回ご紹介するアートリフォームは、
そんな住宅リフォームを専門にされる、この道60年の会社です。
リフォームアドバイザーという営業職スタッフを求人されています。
困りごとを抱えたお客様からの相談を受け、
リフォームの仕方を提案し、施工をチェック、引き渡してアフターケアを行う。
お客様との対話を重視する仕事がリフォームアドバイザーです。

長い歴史を持つ企業でありながら、
アートリフォームの現社長である大本哲也さんは、なんと35歳という若さ。
2008年、27歳の時に思わぬ形で先代からその役職を引き継ぐことになりました。
当時30名ほどだった社員も、現在では130名という大所帯に。
その発展の背景にはどんな思いがあったのでしょうか。
リフォームという仕事とあわせて見ていきましょう。


「社会人になることがすごく嫌だった」という学生時代

(アートリフォームが手がけたリフォーム施工事例。)

(アートリフォームが手がけたリフォーム施工事例。)


1952年創業のアートリフォームは、
かつて畳工事・敷物販売を業務とする「大本畳敷物店」という屋号でスタートしました。
当時は住宅の内装工事は畳なら畳屋、サッシならサッシ屋と分業体制が主流。
先代社長時代の1980年代、「ここにお願いしたら一括で内装工事をしてもらえる、
そんな会社が求められている」という考えのもと、
現在まで続くアートリフォームの基礎がつくられました。

そんな環境に育った大本社長。
学生時代から家業を継ぐことを決めていたわけではありませんでした。
「学生時代は本当に生意気でした」と笑う大本社長の過去からうかがっていきましょう。

「学生時代、社会人になることがすごく嫌だったんです。
社会人になることは一番楽しい時代が終わる、というイメージでした。
その時までの考え方は、『いかに楽してお金を稼げるか』でした」

ところが大学4年生になったある日、
友人を通じて、証券会社に勤める方と知り合います。
「その出会いで180度考え方が変わった」と社長が語るほどの、
初めて知り合う「カッコいい社会人」でした。
(大本哲也社長。一緒にいると周りも元気になっていくような明るさと熱意が印象的な方でした。)

(大本哲也社長。一緒にいると周りも元気になっていくような明るさと熱意が印象的な方でした。)


「それまで見てきた社会人からは、働くことに対して負のオーラを強く感じました。
社会で活躍しているその先輩とはじめて話をする機会をもらって、
働くことの面白さ、社会に出ることの楽しさを教えてもらったんです。
それ以来もう働きたくて仕方がなくなってしまって、
自分で会社を興したいという思いが出てきたんです」

その後大本社長は、まず証券会社に3年間勤め、
その後2005年から2007年にかけてリフォームに関わる同業他社で2年半学び、
2007年に独立。「その時には、いかにたくさん人より働いて、
いかに成長できるかという考えになっていた」と大本社長は語ります。

しかしそんな矢先の2008年、不幸なことに53歳の若さで先代が亡くなります。
大本社長が27歳の時の出来事でした。後任候補に大本社長の名も挙がります。
別会社のトップが急にアートリフォームのトップに
座ることに違和感を感じていた社長ですが、
「大本の後継はやはり大本であってほしい」という役員の一声が
きっかけになり、考えを変えていきました。

「実は先代が先々代から引き継いだのが30歳の時でした。
当時会社があった通りが火事になり、店舗移転の際に引き継ぎをしたようです。
状況は違いますがどこか運命を感じてしまいました。
アートリフォームはもう大本家だけのものではありませんでしたが、
もう個人の意思は捨てよう、覚悟を決めようと思ったんです」
(リフォーム会社紹介サイトによる様々な表彰状。)

(リフォーム会社紹介サイトによる様々な表彰状。)


こうして大本社長は社長に就任。
当時は、「話を聞いてもらうためには業績を上げてから」という
強い覚悟のもと、「口を出すよりもまずは成果を」という意識で
アートリフォームの経営をはじめました。


アートリフォームの強み

2008年から現在までに、
社員30人から130人へと躍進を遂げたアートリフォーム。その理由を大本社長に問うと、
「もともとこの会社には思いの強い人が多く、可能性があった」というひとつの答えが。
一方でリフォーム業界の「未成熟さ」を指摘しながら、こう続けます。

「成熟した業界というのは、トップシェアを誇るほんの数社が
大体業界の1割2割程度ずつ、おおよそ半分近いシェアを持つような状況です。
一方リフォーム業界は、一番大きな会社であってもシェアは
市場の2%もないくらいの群雄割拠状態です。
そんな中では当たり前のことを当たり前にすれば成長できる、と考えたんです」
(ご飯を食べに行ったり飲みに行ったりがお好きとのこと。)

(ご飯を食べに行ったり飲みに行ったりがお好きとのこと。)


アートリフォームにとっての資源は人。
長い時間をかけてコミュニケーションを取り、お客様とともにものづくりをする。
そんな仕事の中では付け焼刃的な誠実さは通用しないと語る大本社長。
ゆえに採用の基準も何にも増して「誠実さ」だと語ります。

「私は本当に人物重視です。業績がいい時は人間鼻が伸びて聞く耳が小さくなる。
そのあたりは言動に出るので特に注意深く見ていますね。
また基本的なことですが、ひとつひとつの動作、電話、打ち合わせ、
当たり前のことに魅力を感じてもらえるくらい徹底しています」

人事を担当する成田武史さんにお話を聞くと、
社員のみなさんはみな「個性的な面々が多い」とのこと。
社長も「みんな優しそうな顔をしてる、
ってよくお客様に言われるんですよ」と重ねます。
(本社でもあり千里万博支店でもある建物の1階はショールームになっています。)

(本社でもあり千里万博支店でもある建物の1階はショールームになっています。)


そんな活気あるアートリフォームですが、新規発生案件は
各店舗で月に20件程度。実際に工事に至る案件は、月に5件から10件程。
内容は網戸の張り替えからフルリフォームまで、多岐に渡ります。
とりわけアートリフォームはマンションのリフォームを得意とし、
売上高が全国10位に入るとのこと。

「私たちの強みは、リフォームアドバイザー、コーディネーター、
施工の専門集団によるチームによって全体的にお客様をフォローできること。
また、関西圏どのエリアでも広く対応できること。
そして歴史が長いので、その点の安心感も強みかもしれないですね」


リフォーム、という仕事

(商品のサンプルを眺めながら打ち合わせができます。)

(商品のサンプルを眺めながら打ち合わせができます。)


リフォームという仕事は、
工場でつくられたものを単に売るだけではありません。
お客様とともに行う一品生産のものづくりの仕事。
その分、お客様やメーカー・職人・流通業者などさまざまな関係者との打ち合わせ、
見積もり、資料づくり、情報処理、事務処理と、やるべきことが多くあります。

「形に残る仕事をしている分、つくるものに対する気持ちがぐっと入るんですね。
お客様に喜んでもらうだけではなく、私たち自身も達成感を得られる仕事です」
(インタビューはこのような様子で行われました。)

(インタビューはこのような様子で行われました。)


リフォームという仕事の中には、
いわゆる「デザイン」という創造的な行為が入ってきます。
テレビの中では「匠の技」とも表現されることもあり、
人によって定義の変わる「デザイン」という考え方について、
大本社長のご意見を聞いてみました。

「デザインといっても幅広いですが、
つくり手のセンスだけによるものは基本的にエゴだと思っています。
しかしそれはそれで大切なことです。私が考える最も重要なデザインは、
お客様の10年・20年後の暮らしをどのように想像できるかということ。
長い時間をかけてヒアリングをして、提案する。
その提案の質を上げるものこそがエゴになるべきだと考えています」

根幹をエゴでつくるのではなく、質を上げるためのエゴ。
こうした大本社長のお話の中でとりわけ印象的だったのが、
「お客様自身、何を求めているのかを
全てお話してくださるわけではないんです」という一言。
お客様がいま求めているものを実現するだけではなく、
お客様自身も気づいていない希望をいかに察することができるかも重要なスキルです。
(お客様のニーズをよく聞き、その後何十年も続いていく暮らしの基盤をつくります。)

(お客様のニーズをよく聞き、その後何十年も続いていく暮らしの基盤をつくります。)


そんなアートリフォームの仕事は、
常にお客様のよりよい将来の暮らしをつくりあげていくこと。
そんな仕事の入社1年目の重要さをうかがうと、
こんな答えを返してくれました。

「就職をしてからの人生、おおよそ40年以上ありますが、
その40年を決めるのが最初の10年だと思うんです。
就職をしてから10年後、30代になってから同級生と会うと、
あるものは責任のある役職についているでしょうし、
その逆もあるでしょう。そんな目に見えて分かる違いを左右するのは、
1日1日の変化の積み重ねだと思うんです」

重要なのは、いかに他者に何かを与えられる人間になるか。
そして、それを仕事の中で学んでいくことが大事だと、
自分を振り返り「学生時代の自分に言い聞かせたい」と
笑う大本社長の姿が印象的でした。


「想像以上に長いメール」をもらった就職活動

ここで、アートリフォームに勤めて
2年目のリフォームアドバイザー谷川由佳さんに
お話をうかがっていきましょう。
(千里万博支店に勤めるリフォームアドバイザーの谷川由佳さん。)

(千里万博支店に勤めるリフォームアドバイザーの谷川由佳さん。)


元々社会学の分野で「人を幸福にする新しい価値」をテーマに研究していた学生時代。
谷川さんは一方で、企業から協賛を受けセミナーなどのイベントを
企画するサークルにも所属していたため、ゆくゆくは
商業施設をつくる会社やイベントを企画する代理店などを
視野に就職活動をしていたそう。

しかし、絶対数として企業数が多くない業界。少し視野を広げようと、
目を移した際はじめに見つけたのがアートリフォームでした。

「有難いことに内定をいただいたのですが、
その後最初の思いもあったので就職活動は続けたかったんです。
それに対して、『納得いくまで続けてください』と言ってもらえたことが
強く印象に残っています。それから、仕事に対する疑問や不安をメールで
事前に質問させてもらったのですが、想像以上に長いメールをいただき、
思い返せばそれも決め手になっていたと思います」
(谷川さんと営業企画推進室の成田武史さん。年は違いますがたまたま同じ大学に通っていた先輩後輩の関係。)

(谷川さんと営業企画推進室の成田武史さん。年は違いますがたまたま同じ大学に通っていた先輩後輩の関係。)


常に笑顔でハキハキと喋る谷川さんは、
中高時代から人がすすんでやりたがらない取りまとめ役を
することが多かったそう。11人のグループで海外に行った卒業旅行では、
渡航未経験ながら全員の現地までのコーディネートを引き受け、
今でも会社の飲み会の幹事をすることが多いと聞かせてくれました。

そんな谷川さんの仕事はどのようなものなのでしょうか?

「建てることを除いて、相談から現場監理、
アフターフォローまでを全部やっています。いきなり現地調査の依頼が来て、
お客様のところにうかがってプランを出すこともありますし、
一方で質問から入ることもあります。まだ明確ではないお客様の疑問にお答えしながら、
最終的に現地調査に入るということもあります」
(建物2階は千里万博支店の事務室。)

(建物2階は千里万博支店の事務室。)


「現場調査」とは、実際にリフォームを行う場所へ訪れ、
状態を見たり寸法を測ったりすること。現地ではお客様に様々なことをうかがい、
改修のプランを描いていきます。多様なメーカーの商品を
どう組み合わせていくかを考えるためには、商品知識も多く求められます。


「家に帰るのが楽しみになりました」という声

谷川さんが現在担当する物件の多くはマンション。一室の全面改装から、
駐車に失敗して曲げてしまった駐車場のポール修理まで、内容は様々。

「他に珍しい案件としては、
狭い階段に手すりをつけたいというご依頼がありました。
通常の手すりが幅の問題で入れられなかったんです。試行錯誤の末、
小さなお子様がいらっしゃるご家庭でしたので
船舶の手すりをつくっている会社にかけ合って、
アスレチックロープを提案したこともあります。
こうしたらどうか、と色々考えている時間は面白かったですね」
(ここに写っているのはリフォームアドバイザーさんですが、他にも施工担当の方やプランナーさんもおられます。)

(ここに写っているのはリフォームアドバイザーさんですが、他にも施工担当の方やプランナーさんもおられます。)


谷川さんの毎日は、おおよそ午前に1件、午後に2、3件、
打ち合わせや現場確認をするという流れ。店舗の近くに住む谷川さんには、
近所の物件を割り振られることが多くなってきたよう。
「なるべく丁寧に要望を聞き出すような案件を、
任されるようになってきました」と分析します。

「普段は9時までには出社して、19時くらいには帰ります。
手際よく仕事を済ませて18時に帰る人もいますね。
退社後の連絡もよほどのことがない限りありません。
休みは水曜日と他1日ですが、現場は動いている場合もあるので、
メールや電話がかかってくることも最悪あります。どうしても対応できない休日は、
事前に職人さんにその旨を伝えておくこともありますね」

ここで最後に、谷川さんにとって最もやりがいのある瞬間について聞いてみました。
(「お客様への対応の際に大切にしていることは、常に笑顔でいることとなるべくハキハキ答えることです」と答えてくれた谷川さん。)

(「お客様への対応の際に大切にしていることは、常に笑顔でいることとなるべくハキハキ答えることです」と答えてくれた谷川さん。)


「はじめてマンションの1室の全面改装を担当した時でした。
期間もタイトな中でお客様とつくりあげていったのですが、
引き渡し後のアンケートに『家に帰るのが楽しみになりました』と書いてあったんです。
自分が大学時代に学んだことと、この業界に進みたいと思った理由が重なって、
とても強く印象に残っています」

まさに谷川さんがいただいたお客様の声が伝えてくれるように、
アートリフォームの仕事は、人が日々暮らし、
これからの人生の大部分を支える住宅を主に扱っています。
ひとつひとつのお客様とのコミュニケーションの中で、
時にはお客様自身もまだ気づいていない思いを汲み上げながら、
新しい住まいの装いを提案するという大事な仕事です。

空き家率も今後一層増加する中にあって、新たにつくるのではなく、
今あるものの装いを新たにする、という仕事の意義は少なくありません。
これから長く続く社会人としての重要な第一歩を、
個性的なアートリフォームのみなさんと歩んでいくのはいかがでしょうか。


※本求人記事は、NPO法人スマイルスタイルが大阪府より委託を受け、
「地域人づくり事業(雇用拡大プロセス)未就職卒業者等と
優良中小企業早期マッチング事業(事業期間2015年3月〜2015年12月)」の一環で
作成したものです。

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Job description
募集職種
企業名・団体名
株式会社アートリフォーム
募集期間
募集終了
募集業種
リフォームアドバイザー(営業職)
【完全反響型営業】住宅・商業施設などのリフォーム工事の企画提案営業。打合せ~提案~施行~引渡し迄一気通貫で担当。具体的には担当する工事は、水栓交換などのハウスメンテナンスのような数千円の工事から ビル一棟まるごとリノベーションするような数千万円の工事まで。 力量に応じて仕事を任せていきます。
雇用形態
正社員
応募資格
要普通自動車免許(AT限定可)
◎営業経験者 ◎住宅・建築業界経験者
◎第二新卒者歓迎・成長意欲の高い未経験者を歓迎します。
勤務地
大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、神奈川県の各店舗・ショールーム
勤務時間
9:00~18:00
給与
月給24万円~35万円(経験・能力により優遇)
休日・休暇
水曜日、他1日(月8日以上)
夏季/5日、年末年始/8日、GW/8日※2014年実績
有給、慶弔休暇、誕生日休暇、産前産後休暇制度・育児休暇制度
待遇
社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)
賞与年2回、交通費全額支給、家族手当、資格手当、住宅補助制度
社用車貸与(自家用車を営業に使用する場合・3万円/月)
携帯電話貸与、PC貸与
採用予定人数
若干名
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1)まずは履歴書・職務経歴書等の書類作成サポートや面接対策、キャリア相談等を実施致しますので、下部のエントリーフォームよりエントリーしてください。ハローライフよりご返答させていただきます。

2)書類選考

3)面接

4)内定
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