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2015.08.09 公開 2016.01.05 更新
株式会社マツヤ
“思い出に残るおいしさ”を届ける

※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください

「わぁ、なんだろうこれ?」
「ほんとだ、はじめて食べた!」
「おいしいね!」

はじめて口にしたものが、とってもおいしかったとき。
思わずこんな言葉が漏れる。そして、きっと満面の笑顔になる。

どれだけ小難しい言葉を並べて表現するよりも、
体も心も自然に反応してしまうことこそが、
なによりの“おいしい証拠”なんじゃないかな。

そんな“はじめて”のおいしい瞬間を、日本中のたくさんの人に届けるべく、
トリュフにフォアグラ、キャビア、生ハムなど、
“ヨーロッパ”に特化した高級食材を扱っているのが、株式会社マツヤです。

(前年2月、北加賀屋に新しく建てられたばかりの大阪支店。) 

(前年2月、北加賀屋に新しく建てられたばかりの大阪支店。) 


ヨーロッパ、高級、という言葉だけを並べると、敷居が高いイメージだけれど、
マツヤがそこにこだわるのは、“人生の思い出に残る”時間をつくりたいから。

今回は、食材の産地と、ホテルやレストラン・バルなどの飲食店、
そして、食べるひとをつないでいく“営業兼ドライバー”の仕事。
名付けて“食のコーディネーター”を募集します。


マツヤらしさ=“3つの追求”

マツヤ株式会社は、大阪に本社と支店をもち、
また、京都や神戸、東京、福岡にも支店を持つ、ヨーロッパの食材に特化した専門商社。
メインは、ホテルやハウスウエディング、飲食店向けの卸や販売だけれど、
一般の消費者でも購入できるようにと、ギフト事業部にも力を入れているそうです。

この日、はじめに訪ねることにしたのは、浪速区にある本社。
エレベーターで5階にのぼってすぐの部屋に通され、会議室かなと思いきや、
そこに掛かっていたのは“社長室”の文字。
次の瞬間、「どうぞーっ!」と、ひと際大きな声が聞こえてきて(笑)、
その第一声だけでも、溢れんばかりのパワフルさを感じた瞬間でした。
(ハキハキとしていながらも、とても優しい笑顔が印象的な下松社長。)

(ハキハキとしていながらも、とても優しい笑顔が印象的な下松社長。)


中に入ると、迎えてくれたのは、代表取締役社長の下松正夫さん。
シャキっとしていてダンディでありながら、時折鋭い冗談を挟んでくる
関西人らしい会話術に、しょっぱなからぐいぐい引き込まれてしまいます。

それではいかん!ということで(笑)私から早速ファーストクエスチョン。
「下松さん、株式会社マツヤって、一体どんな会社なんでしょう?」

その質問に間を置かず、
「うちは、『専門食材』と『人間力』、『非効率』という“3つの追求”を、
社の礎にしているんです」と下松社長は答えてくれました。

ということで、今回の記事のキーワードになるのは “3つの追求”。
マツヤらしさを探るべく、その一つひとつを紐解いていくことにしましょう。


オンリーワンになるための、専門性

「1つめの“専門食材への追求”に関して言えば、フレンチやイタリアン、スペインなど、
ヨーロッパに特化した“高級食材”だけを扱っているというわけ。
なんともニッチな業界でしょ?(笑)
でもね、だからこそ、この業界でオンリーワンになりたいと思ってるんです」
(トリュフにフォアグラ、イベリコ豚の生ハムなどがずらり。美味しそう!)

(トリュフにフォアグラ、イベリコ豚の生ハムなどがずらり。美味しそう!)


そもそものマツヤの原点は、洋風のオードブルやおつまみの卸業。
以前は、ワールドフーズマツヤという別名の、総合食材商社でした。
しかし、下松さんが社長に就任した9年前からは、ニッチな高級食材路線へと
徹底的にシフトしていったといいます。

世界三大珍味をはじめ、生ハムなどの畜産加工品やオマールエビなどの水産品、
パスタにチーズ、ワイン、調味料と、その数ざっと2,500品目ほど。
扱うラインアップをうかがうだけでも、
美味しそうな匂いがどこからともなく漂ってくるようで、
思わず唾を飲み込んでしまいました(笑)。

「今でこそ、生ハムはどこでも食べられるような食材になりましたけど、
当時はまだまだ一般的ではなかったですからね。
でも、『きっと今みたいに、もっと気軽に食べられる時代が来るだろうな』と思って、
勝負に出たんです」と、さらりと答える下松社長。
そのうえで信じたのが、営業本部長として現場を知り尽くした、自らの先見性です。

足で動いて、現場のニーズを聞き、時代の流れを予測する。
それが新しいマツヤの土台を築いたといっても、過言ではありません。
(取り扱っている食材の一部。聞いたことのない名前がたくさんあります。)

(取り扱っている食材の一部。聞いたことのない名前がたくさんあります。)


だからこそ、下松社長は、現場主義を徹底します。
ノルマ達成を第一にするのではなく、自分の目でみて確かめるということを大切にしました。
その想いが表れたひとつの制度が、食材の産地をまわる海外研修です。

「主任以上の45歳までの社員に限ってはいるんですけど、今年はなんと21名(!)
ちょっと思ったより多かったかな…(笑)。
フランスやイタリア、スペインなど、食材の産地や農場に1週間ほど滞在して、
実際に自分たちで食べてみる。
僕らが扱っている商品は、どんな環境でどう育っているのか、
どういう経緯を経て自分の元に届くのか知ってもらうためにね」

主任以上とはいえども、業績が良かったり、年に1回発表されるMVPに選ばれれば、
若手社員にも十分なチャンスが与えられているこの研修。
中小企業で、毎年20人規模の海外研修を実施できる企業は、
日本中をぐるりと見回しても、他にそうそうあるものではありません。
(自分自身が現地で体感したものが、お客様への価値につながります。)

(自分自身が現地で体感したものが、お客様への価値につながります。)


「やっぱり営業という仕事は、視野を広げないといけないと思っています。
よく『もっと知恵出してよ』なんて言ったりしますけど、
そんなもん、空っぽな頭から何も生まれるわけないでしょ?(笑)」


逃げずに向き合うことが、成長の秘訣

だからこそ、「2つめの“人間力の追求”が大事になってくるんです」と、下松社長。

“人間力がある”という言葉は、いろんなところで耳にする常套句のようなものですが…。
それはつまり、器が広くて仕事も手早くて、仲間からも信頼される、
スーパーマンのようなひとになれ、ということですか?

「いやいや、僕のいう人間力っていうのは、視野とか知識と同じくらい、
努力や忍耐が付きものだと思ってます。それを、どう乗り越えるか。
だから僕は、年に何回か社員全員に本をプレゼントするんですよ。
定期的に読ませるクセをつける(笑)。
みんな忙しいのは重々承知のうえなんだけど、『あれだけ社長が言ってるんなら、
ちょっと目通してみるか』って思う社員も必ずいるはずなんです。
『そこが大事なんや』ってこと。目をそむけずに向き合うことがスタートなんです」

その言葉を聞いていると、すでに成功している人だけを評価するのではなく、
これから努力しようとするひとの伸びしろをしっかりと見る、
下松社長流の“ひと育て”の極意が伝わってきます。
(社員さん曰く「社長は、一緒に頑張りたいと思わせる豪快さがある」とのこと。)

(社員さん曰く「社長は、一緒に頑張りたいと思わせる豪快さがある」とのこと。)


「僕もね、今から25年前に、当時成績が芳しくなかった九州支社に飛ばされて
『3年で立て直してこい!』って言われたことがあるんですよ。
人脈も実績も何もない中でのスタートで、
毎日部下と一緒に飛び込み営業をしては、断られの繰り返し…。
営業先を出たら、二人で車の中に入って、もうボロボロ泣きましたね。
案件が取れても、また嬉しくて同じように泣いてましたけど(笑)。
だから、人間は多少の苦しみがあるからこそ成長できるんやってことを、
身をもって経験したんです」

「一緒に働く社員を幸せにすることが、僕の一番の願い」と語る下松社長の、
ひとを包み込むようなその懐の深さは、自らの原体験があったからこそ。
ここにもまた “現場主義”を貫く下松社長の意志を見た気がしました。


徹底して、相手の思いに応える

しかし、“現場主義”を大切にするのであれば、
企業にとって“効率”、“合理化”こそが生命線のはず。
それなのに、3つめの追求が、“非効率の追求”だなんて…、
一体どういうことなんでしょうか?

すると下松社長、「それは、現場をみてもらえばわかりますよ」と、にっこり。
その言葉に促されるように、続いては、北加賀屋にある大阪支店に向かうことにしました。
働く環境を改善すべく、前年2月に新しく建てられたばかりの、
物流倉庫を兼ねた綺麗な社屋です。

訪ねたのがちょうど夕方すぎだったこともあり、
一台、また一台と外回りから帰ってくる営業車たち。
降りてくる社員さんたちに出会うと、皆一様に「いらっしゃいませ」と声を掛けてくれます。
(月曜は18時、土曜は17時には退社!“ノー残業デー”を導入しています。)

(月曜は18時、土曜は17時には退社!“ノー残業デー”を導入しています。)


事務所に足を踏み入れた瞬間、ここでもまた「いらっしゃいませ」の嵐。
なんだか、体育会系の部室にお邪魔したかのような気分です(笑)。
その中でも、入社10年目で“エース”と呼び声高い、営業部の山下大輔さんに
さっそく話を聞いてみることにしました。

元々、衣食住や営業職に興味があったことから
父親の紹介を通じてマツヤを知った山下さん。
なんでも「会社に遊びに来てみたら?」と言われ、出掛けて行くとそのまま面接に突入。
翌週には初出社が決定し、入社したその日が忘年会だったという、
“マツヤとの運命の出会い”の持ち主です。
(担当エリアのキタ市内では、別名“北市内の貴公子”と呼ばれていたことも!)

(担当エリアのキタ市内では、別名“北市内の貴公子”と呼ばれていたことも!)


「入社して1週間は、まず冷凍庫の荷物整理の仕事からスタートするんですけど、
僕の場合は12月という一番忙しい時期に入社してしまったので(笑)、
1ヶ月間はずーっと冷凍庫の荷物整理を担当してましたね」 

ちなみに、冷凍庫の中を少しだけ見学させてもらうと…、
様々な商品が所狭しとひしめきあっている様子。
他にも、冷蔵庫や常温保管場所まであるので、
まずは、何がどこにあるのかを覚えるだけでも、大変そうです。

「分からないなりに触って整理しながらでも、
『これはなんだろう?』って考える積極性は、大事だと思いますね。
あとは、上司と二人一組になって営業先までの道や名前を覚えたりしていくので、
何事も自主的に覚えようとする姿勢も大事。それが、入社して一番はじめの仕事かな。
僕も、入社当時は資料を持ち帰って勉強したり、
商品を買って家で料理したりしてましたから(笑)」

カタカナばかりの商品名を覚えるなんて、まるで世界史の単語を覚えるかのよう…。
しかし、実際の商品を見て食べて触ることで、五感で覚えていく。
それが、マツヤの営業職の醍醐味でもあります。
(冷凍や冷蔵した食材を扱っているため、荷物の積み下ろしは、スピードが命。)

(冷凍や冷蔵した食材を扱っているため、荷物の積み下ろしは、スピードが命。)


そんな営業職の1日は、自分の担当エリアや店ごとに、
“朝便”と“午後便”の2回に分けて(郊外チームは1便)、荷物の配達や商品案内に出向きます。
全ての配達が終わる夕方過ぎになれば、会社に戻って入金処理や在庫集計など、
デスクワークもこなす、外勤と内勤のバランスがとれたスタイルです。

とはいえ、飲食店への配達となれば、朝の仕込みが始まるまでに商品を届けるのが大事な使命。
そのため、1日に40~50軒ものレストランに配達をする山下さんは、
朝6時頃には出社することも多く、大型連休や休暇前の繁忙期には、
それよりも前に出社することもある、といいます。

「入社当初は、『朝起きるのツライ』って思ってた時期もあったんですけどね、
でもそれって自分だけじゃないんです。マツヤで働いているみんなが同じ環境。
だから、うちは自然にみんなが団結して手伝ってくれるんですよね。
そしたらテンションがあがってきちゃって。僕はこれをランナーズ・ハイならぬ
“マツヤーズ・ハイ”って呼んでるんですけどね(笑)」
(「人間関係で悩んだことがない」という山下さん。その団結力、さすがです)

(「人間関係で悩んだことがない」という山下さん。その団結力、さすがです)


そう言って、まるで部活動で一緒にたたかう同志を称えるような笑顔を浮かべる山下さん。
さっき感じた部室の雰囲気はここにあったのか!と、
なんだか勝手に納得してしまいました。

「普通に考えたら『大変やなぁ』って、ひと言で片付けられてしまうと思うんですけどね。
でも、僕たちの仕事は、お客さんがいてくださってこそなんです。
例えば『オリーブオイル仕入れるの忘れたから、
今から一本急いで持ってきてくれへん?』ってお客さんに頼まれたとする。
でも、指定の時間に間に合わせるには、ガソリン代や高速代を払わなければいけない。
大手商社やったら、普通『無理ですわ』って言いますよ(笑)。
でもね、うちはオリーブオイル1本だとしても、
『わかりました』と言って、届けることを優先するんです」
(加工食材や飲料はもちろん、幅広い調味料も扱っています。)

(加工食材や飲料はもちろん、幅広い調味料も扱っています。)


飲食業界は、気温や天気をはじめとする、様々な変動の影響をダイレクトに受ける業界。
それゆえに、一概には“先を読み切れない業界”の代表格とも言われています。
しかし、他社が“効率の悪さ”から避けて通ってしまうような、
相手のニーズに対応できる“機敏さ”と“臨機応変さ”を徹底させることが、
マツヤがめざすオンリーワンの姿。
マイナスをプラスに変える力こそが、“非効率の追求”そのものなのか、と
謎がとけたような気持ちになりました。


“記憶に残る食事”をつくる立役者

最後に、ポツリと山下さんがひと言。
そういえば…と言って、先日あった出来事を話してくれました。

「自分のお客さんでもあるお店に食事しに行ったときのことなんですけどね、
横に座って食事してるひとたちをみると、ちょうどその日、
僕がお店に案内させてもらった商品とお酒を食べて飲んでいたんです。
そしてとっても嬉しそうな顔をしていて。それを見た瞬間、
『あぁ、僕の仕事は“ひとの幸せの瞬間”を演出することなんだな』って、そう思ったんです」

丹精込めて素材を育てる農家や漁師でもなければ、
センスと経験を活かした料理をつくるシェフでもない。

けれども、最高の素材を、最高の料理にするための“橋渡し”をする存在が、
株式会社マツヤの仕事です。
(マツヤは、「思い出に残るおいしさ」を届けています。)

(マツヤは、「思い出に残るおいしさ」を届けています。)


ホテルやレストランと聞けば、足を運ぶ機会が限られる場所かもしれないけれど、
気軽にいろんなアラカルトを楽しめる“バル”スタイルのお店が、
全国各地に増えている昨今。まちぐるみで“バルイベント”を開催している地域も増えています。

大切な人とのとっておきの記念日や、気の置けない仲間と過ごす楽しい時間に、
“はじめてのおいしい瞬間”があれば、
きっとその時間は、人生の中で忘れられない思い出になるはず。

おいしい食べ物が大好きで、人の喜ぶ笑顔をみるのが大好き。
その想いさえあれば、難しいことは考えなくても大丈夫。
マツヤで働く“食のコーディネーター”になる素質は、
もうあなたの中に十分に備わっていますよ!


※本求人記事は、NPO法人スマイルスタイルが大阪府より委託を受け、
「地域人づくり事業(雇用拡大プロセス)未就職卒業者等と
優良中小企業早期マッチング事業(事業期間2015年3月〜2015年12月)」の一環で
作成したものです。

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Job description
募集職種
企業名・団体名
株式会社マツヤ
募集期間
募集終了
募集業種
営業
雇用形態
正社員(試用期間6ヶ月)
応募資格
高卒以上、普通自動車免許
勤務地
大阪支店(大阪市住之江区北加賀屋5-4-85)
京都支店(京都市伏見区竹田中島町251)
神戸支店(神戸市長田区腕塚町10-3-14)
勤務時間
8 :00~18:00(内、1時間休憩)
給与
20万円~22万円
※経験・スキル・前給等を考慮し、
 面談の上決定します。
賞与:年2回、平均計2か月分強(前年度実績)
休日・休暇
日、祝、水
※弊社営業カレンダーによります
年末年始、お盆の特別休暇有り
待遇
交通費:実費支給(月額2万円限度)
※マイカー通勤不可
社会保険:雇用保険、健康保険、厚生年金保険、厚生年金基金
採用予定人数
1〜2名
選考プロセス
1)まずは履歴書・職務経歴書等の書類作成サポートや面接対策、キャリア相談等を実施致しますので、下部のエントリーフォームよりエントリーしてください。ハローライフよりご返答させていただきます。

2)書類選考

3)面接

4)内定
WEBサイト
http://www.mw-matsuya.co.jp/