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株式会社大同工業所の求人サムネイル
2015.08.03 公開 2016.01.05 更新
株式会社大同工業所
命のバトンを、影で支える立役者

※ハローライフでの募集は終了してますが、採用状況は各社に問合せください

人の命”を救う仕事。
そう聞いたならば、一体どんな仕事を思い浮かべるだろうか?
病院で活躍する医者や救命救急士?火事の現場になくてはならない消防士?
はたまた、野外の救命スペシャリスト・レスキュー隊員や山岳救助隊?

そのどれもが“命”に向き合い、守るべく最善を尽くす。
“救命の最前線”に立ち続ける仕事であることに、間違いはない。

でも、どんな最前線だってひと握りのスペシャリストだけで成り立つものではない。
たとえば一人で走っているかのように見えるマラソンランナーだって、
監督やコーチ、トレーナーが必要不可欠であるように。

今回は、いわば医師を支えるテクニカルトレーナーのような存在として、
血液を保管するという立場から、いつでも輸血ができるように環境を整え、
安定して保管庫が動き続けるよう、機械のメンテナンスに尽力する…
そんな “技術でひとの命を救う”エンジニアたちが、主人公だ。

医療や理化学分野で不動の地位を誇る株式会社大同工業所にて、
アツい想いを秘めたる、職人兼エンジニアを募集する。

(東大阪らしい、町工場が並ぶエリア。最寄りの長田駅から、歩いて10分ほど。)

(東大阪らしい、町工場が並ぶエリア。最寄りの長田駅から、歩いて10分ほど。)



ニーズを聞くことで、自分の役割が見えてくる。

「実は、僕が生まれる際に、交換輸血が必要になる出産が予想されて、
その準備が行われていたそうなんです。
結果的には輸血せずに済んだのですが、そのときに僕の両親は、“血液の有り難さ”と、
“自分たちが生業にしている仕事の大切さ”を身に染みて感じたんだ、と。
もしかしたら、僕は誰かの血液で命を助けられていたかもしれないって、
今でもずっとその意識は持ち続けていますね」

波乱万丈の出生にまつわるドラマを話してくれたのは、
今回の舞台、大同工業所の技術課に所属する大桐伸介さん。
実は大桐さん、現社長の息子さんでもあるので、次期社長候補だ。
(物腰柔らかく話しやすい雰囲気のある大桐さんは、大同工業所の若きエース。)

(物腰柔らかく話しやすい雰囲気のある大桐さんは、大同工業所の若きエース。)


もともと大同工業所は、大桐さんの祖父の代で創業して、今年で70年目。
ヤカンや鍋、冷蔵庫など生活用品をつくる板金加工からはじまり、
やがて、まちの肉屋や魚屋の冷蔵ショーケースを手掛けていったことで、
現在の冷蔵機器メーカーとしての礎を築いていったとのこと。

しかし、同じ冷蔵機器とはいえども、今の事業の柱となっているのは、
“血液用の冷蔵庫”や“可燃性液体のための防爆冷蔵庫”。
さらには、食品の酵母や2次電池を試験するために最適な“環境を維持する保管庫”など。
うーん、とにかく“ニッチ”、“特殊”、そんな言葉がぴったり。

なぜ“板金加工の道”から“医療・理化学の道”へ?
一見するだけでは全くクロスしないように思える2つの道が、
どこでどうつながったんだろう?
(製造途中の冷蔵機器。大量の可燃性液体を保存するため、冷蔵庫のサイズも大容量。)

(製造途中の冷蔵機器。大量の可燃性液体を保存するため、冷蔵庫のサイズも大容量。)


「祖父の代から大事にしていたのは“お客さんの欲しいものをつくる”ということ。
冷蔵庫をつくりだしたのも、お客さんのニーズがあったから。
そこから“うちにある冷蔵庫の修理もお願いできる?”っていう病院からの依頼があって。
次第に“こんなんつくられへん?”っていう依頼になり、
それが今の医療機器や理化学機器のオーダーにつながっていったんです」

自分の強みを武器に、ニーズを聞いて“仕事”に替えていく。
やりたいことを探し続けるよりも、まずは目の前で悩んでいる人の話に耳を傾けることで、
いつのまにか多業域にわたるジェネラリストになっている。
なるほど、大同工業所流の仕事術に、
これからの時代に必要となってくる“自分で仕事をつくる秘訣”が隠されているような気がする。


過去の点と点がつながり、線になる。

今でこそ、血液用冷蔵庫が大量に必要とされる日本赤十字社血液センターをはじめ、
多くの手術が行われる大阪大学医学部附属病院、
また、可燃性の液体を扱う化学メーカーの研究所に、半導体メーカー、
はたまた、製品環境の実験が必要不可欠な電池メーカーや食品メーカーなど、
多種多彩なクライアントを持っている大同工業所。
しかし、それぞれのニーズが違うはずで、この素地を一緒につくりあげるには、
知識や根気、忍耐はもちろん、技術なくして語れない世界、ですよね?
(製造に必要な、様々な道具や素材があちらこちらに置かれている工場。)

(製造に必要な、様々な道具や素材があちらこちらに置かれている工場。)


「ちょうど父の代が第二創業期で、当時は社員数も7名くらい。
父は営業も設計も、メンテナンスも、終いにはものづくりまで、
社長兼職人として全てのことをやっていましたね。
僕が小さい時は、ほぼ家にいなかった。(笑)
だから、うちは冷蔵庫屋だと知ってましたけど、
どんなものをつくってるのかは、自分が入社するまで知らなかったんです(笑)」
そう、あっけらかんと話す大桐さん。

しかし、大桐さんが大学卒業後にたまたま選んだ就職先が、
防爆機器を使用する化学メーカーだったことや、そこでの仕事内容が、
海外を舞台に展開するプラント設備の最適化・管理を行うエンジニアだったことは。

大桐さん本人の意思とは裏腹にも、
大同工業所の3代目になるべくして、またエンジニアとして進むべくして、
見えない糸に引き寄せられた結果なのではないかと、そう感じずにはいられない。


エンジニアを育てる、交換ノート

父の要請を受け、サラリーマン生活から一転、家業に身を置いた大桐さん。
次期社長候補とあって、他の社員さんとは違う仕事なんだろうなと思っていると…
まるでその想いを見透かされたかのように(!)大桐さんが、ポツリと一言。

「僕も入社してしばらくは、工場でものづくりをしてましたからね。
それこそ電線の皮をむいたり銅管曲げたり板切ったり。(笑)
溶接や研磨、カッティングなど、いろんな局面でそれぞれ工具を使いますし、
それが使えるようにならなければいけない。
だから、うちでは製造職でも営業職でもみんな、新人は工場でのものづくりから始まるんです」
(ドリルを使った穴あけ作業の真っ最中。新人なら誰もが通る、職人への第一歩。)

(ドリルを使った穴あけ作業の真っ最中。新人なら誰もが通る、職人への第一歩。)


その言葉通り、工場に足を踏み入れると、大人の背丈ほどある大きな産業用冷蔵庫がずらり。
もっと小さいものを想像していただけに、予想を裏切るその大きさにちょっと驚いてしまった。
また、電動ドリルや研磨の機械、銅線やアルミ板など、
製造に必要な道具や素材があちらこちらにひしめきあっている。

今回募集する製造エンジニア職でいえば、
冷蔵機器メーカーとして“冷蔵庫をつくる”ことから慣れていき、
試運転までするのが、ひと通りの流れだという。
少なくとも半年から一年かけて、
製品の中で比較的構造の簡単な “防爆用冷蔵庫”を一人前に組み立てることから、
同社のエンジニアとしての第一歩が始まる、というわけだ。
(種類や大きさが違う様々な工具類。名前を覚えるのもまた、新人の初めの仕事。)

(種類や大きさが違う様々な工具類。名前を覚えるのもまた、新人の初めの仕事。)


と、ここで大桐さんから衝撃発言(!)
「新人さんは、入社して半年間のあいだ、
週一で僕と“交換ノート”でやりとりしてもらいますから(笑)」

秘密の話や恋愛話なら楽しい交換ノートになるだろうけれど(笑)、
わざわざ次期社長候補と、手書きの仕事の交換ノート。一体、どんなものなんだろう?
(交換ノートにはたくさんのやりとりが繰り広げられていた。)

(交換ノートにはたくさんのやりとりが繰り広げられていた。)


「『今日はこんなことをやりました』とか
『こんなことを考えました』っていう週報みたいなかんじですね。
それに対して僕が『じゃあその仕事やってるんなら、これはどうなると思う?』みたいな、
技術的な宿題を出したりして。
『先輩に聞いてもいいから、
とにかく1ページ埋めることを目標にしてな』って言ってます(笑)」

なるほど、想像していたよりもちょっと楽しそう!?
でも、1週間に1ページのペース。それを半年間となると、なかなかのはず…

「最初の3ヶ月はなんでも新しく感じるんですよね。
でもそれ以降は徐々に目新しいことがなくなってくる。
となると『この機械はどんな運転してるんやろう?』とか
『なんで今このデータを測ってるんやろう?』というふうに常に“自分で考えなければいけない”。
それがこのノートの本当の目的なんです」そういって、ニヤリと笑う大桐さん。

たしかに、血液冷蔵庫や防爆冷蔵庫をつくるということは、
いつでも輸血ができるように、血液を新鮮なまま保っておかなければいけないし、
爆発を防ぐという環境を、常に維持しつづけなければいけない。

それを念頭におきながら、仕組みに考えを巡らせ、
不具合が生じた場合は原因を追及する。
自ら考え続けていかなければ、新しいものが生まれてくるはずなんて、ない。


ものづくりの先にある未来

“常に自問自答をしているストイックな職人肌”として、
社内から絶大な信頼を寄せられているのが、製造課長の浦崎厚さん。
現在は、血液用冷蔵庫や血小板の凝固を防ぐための振とう機の製造にはじまり、
お客さんからの特注オーダー品の開発から試運転まで担う、ベテランエンジニアだ。
(仕事へのこだわりぶりから“大同工業所の松岡修造”という異名を持つ浦崎さん。)

(仕事へのこだわりぶりから“大同工業所の松岡修造”という異名を持つ浦崎さん。)


この道20年、さぞや“業界ひと筋”をひた走る職人かと思いきや、
なんと、以前は全く関連のないIT業界からの転職組(!)
ということで、浦崎さんの当時の思い出を振り返ってもらうと…

「頭と体の両方を使う仕事がしたい!と思って入社したんですけどね…
でもこの仕事、ちょっと特殊でしょ?(笑)だからすぐに壁にぶち当たりました。
そもそも言葉が理解できないんですよ、専門用語が難しくって(笑)」

ただでさえ専門用語が多い、医療や理化学分野。
それを支える技術部門なら、専門用語がたくさんあるのは当たり前だ。

「この業界の仕事を完璧にこなそうと思っても、いきなりは絶対無理なわけですよ。
だから僕は、部品の片付けとかゴミ捨てとか、雑用かもしれないけど、
まず今できることを最大限にやってみよう、と。
そうやって自分のできることを毎日継続してやることに注力していました」

そんな浦崎さんのターニングポイントとなったのは、入社して1年半経った頃のこと。
まだまだ未熟だった時期にも関わらず、タイで使われていた同社の機械メンテナンスのために、
はじめて一人で海外に渡航することになった。
しかも、役割はもちろん“大同工業所のエンジニア代表”として、だった。
(銅やアルミ素材を研磨する時に、欠かせない工具のひとつ。)

(銅やアルミ素材を研磨する時に、欠かせない工具のひとつ。)


「当時の僕は右も左もわからなかったんで、
現場で『大したことない奴来たな』って、けちょんけちょんに怒られたりしたんですよ。
『もう嫌や!』って思ったけど、僕一人やしすぐ帰れるわけもない。
言葉がわからない外国なんでね。(笑)
でも、なんとか最終的に修理を成し遂げたときに身をもって感じたのは、
仕事から逃げるんじゃなくて、自分ができる範囲でひたむきに向き合うっていう、
ただただそのことが、何事もうまくいく“一番近道なコツ”なんやなってこと。
だから、僕が新人さんに求めるのも、まずはスキルじゃなくて気持ちの面でのことです」

そんな浦崎さんの言葉を受けて、大桐さんも深く深く頷く。

「この仕事って、現場のエンジニアは、冷凍や冷蔵、製造に設計、管理までと、
いろんな資格が必要になってくるんですね。
僕も一応、それらの資格を持ってるんですけど、
現場にいるわけじゃないから実技が苦手なわけです。
だからといって、逃げるわけにいかない(笑)
だから、仕事が終わってみんなが帰ったあとに一人で黙々と溶接の練習をしたりして。
『どうせお前できへんやろ』って思われるの、悔しいじゃないですか(笑)」

そんな二人の想いを聞いていると、
“大同工業所としての心構え”という企業概念の枠を超えた先にある、
“職人として生き方”が見えてきた。
(気付けば“家のシンクも綺麗に磨いてしまう”と、思わぬ職業病を告白!)

(気付けば“家のシンクも綺麗に磨いてしまう”と、思わぬ職業病を告白!)


「僕、『こだわり強いね』ってよく言われるんです。
ここまでしなきゃ帰さないぞって、誰に対しても手を抜かない。
たまに自分の性格が嫌やなって思うときもあるんですよ。(笑)
でも、僕たちは自分たちのために製品をつくってるわけじゃない。
お客さんのところに届いて、
確実に間違いのない働きをしてもらわんがためにつくっているんです。
そのために“こだわる”ってのは、ごく当たり前なんですよね」
そういって、強いまなざしを向ける浦崎さん。

ものづくりはカッコいい、なんて言葉を耳にすることがよくあるけれど、
コストと時間を意識しながら、結果で勝負するアスリートのような仕事。
「カッコいい」だけでは語れない、
最終的な“完成形”でもって全てを判断されるシビアな仕事が、ものづくりだ。

では、一体なんのために冷蔵機器をつくっているんだろう?
そんな私の疑問に、大桐さんはこう答えてくれた。

「僕たちの仕事の本当の価値は、ものをつくるその向こう側にあると思うんです」


世界中に、“想いの連鎖”をつなげていく。

その想いを抱くきっかけになった出来事が起こったのは、今から5年前の2010年のこと。

医療・理化学冷蔵機器メーカーのトップランナーとして、
東南アジア圏にも展開を広げる中、
インドネシアの採血量を増やす国家的医療プロジェクトのひとつ、
“私立大学の中に献血ルームをつくる”という事業に、大桐さんが参画したときのことだった。

「当時、献血をしてくれた後すぐに倒れてしまったインドネシア人の女の子がいて…。
現地の人に聞いたら『よくあること』と言われたんですけど、よくよく考えたら、
現地の食糧事情が日本ほどよくないので、女の子の栄養状態自体もあまりよくないわけです。
それでも、『誰かの役に立ちたい』と思って献血をしてくれる意味というか、
自分を差し置いても支えようという想いを持った若者がたくさんいる姿をみて、
とても考えさせられたんです。
(インドネシアでの経験が、今の大同工業所の在り方を支えている。)

(インドネシアでの経験が、今の大同工業所の在り方を支えている。)


僕たちがつくっているもの自体は、温める・冷やすっていう単純な行為の、
たかだか“冷蔵庫”ではあるかもしれない。
でもね、中に入っているものは決して取り返しがつかないものばっかりなんです。
ましてや血液は、献血のように“いろんな人の善意”で集められた、大切な命のもとなんですよね」

“血液”、“防爆”、“医療”、“理化学”、それらの言葉だけを捉えると、
自分とは関係のない遠い世界のこと、なんて思っていたのだけれど…
この冷蔵庫がなかったら、安全で新鮮な血液を患者に届けることができないし、
大量に保管ができなければ、万が一のときの輸血方法も変わってくるわけだ。
そう考えると、血液事業は水道や電気、ガス、鉄道と同じように、
必要不可欠な“社会インフラ”にほかならない。
(“浦崎さんは、ラストサムライならぬラスト職人ですよ”と、大桐さん。)

(“浦崎さんは、ラストサムライならぬラスト職人ですよ”と、大桐さん。)


「僕自身、生まれたときに血液の有り難さを身をもって感じた人間だからこそ、
まさにこの仕事は僕の“恩送り”でもあると思っています。
それを支えるのが技術でありエンジニアであり、うちの冷蔵庫なんやろうなって」

決して押しつけがましくなく、でも力強い大桐さんの言葉に、思わずぐっとくる。

人の命を救う仕事 = 直接的な医療行為を想像してしまいがちだけれど、
医療に際しての万全な環境を当たり前につくっているのは、
繊細で、たしかな技を持つエンジニアがいるからこそ。

目には見えないけれど、世界中の誰かから誰かにつないでいく“命のバトン”。
そのバトンを、まだ見ぬ誰かにつないでいくのは、
もしかしてあなたかもしれない。


※本求人記事は、NPO法人スマイルスタイルが大阪府より委託を受け、
「地域人づくり事業(雇用拡大プロセス)未就職卒業者等と
優良中小企業早期マッチング事業(事業期間2015年3月〜2015年12月)」の一環で
作成したものです。

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Job description
募集職種
企業名・団体名
株式会社大同工業所
募集期間
募集終了
募集業種
製造職(メンテナンス職)
雇用形態
正社員(試用期間6か月)
応募資格
普通自動車免許(AT限定不可)、未経験者可、メンテナンス経験者優遇
勤務地
東大阪市楠根
勤務時間
8:30~17:30(うち1時間休憩あり)
給与
基本給19万円~ + 皆勤手当2万円/月
休日・休暇
日、祝日、年末年始、(月2回程度土曜日出勤有)
年間休日105日
待遇
資格手当あり、雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険、退職金共済加入(3年以上)、交通費(上限1万円)
採用予定人数
2名
選考プロセス
1)まずは履歴書・職務経歴書等の書類作成サポートや面接対策、キャリア相談等を実施致しますので、下部のエントリーフォームよりエントリーしてください。ハローライフよりご返答させていただきます。

2)書類選考

3)一次面接(筆記試験、工場案内含む)

4)二次面接

5)内定
WEBサイト
www.daido-ind.co.jp