大阪西区にある民間による就労支援・ブックカフェ・イベントスペースなどの複合施設。
グッドデザイン賞受賞
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  • 株式会社CSCサービス
    ※ハローライフでの募集は終了してますが、
    採用状況は各社に問合せください

    人生のエンディングの大切な儀式「湯灌の儀」を行う。

    葬儀は、故人のこの世からの旅立ちを見送る儀式。
    しかし、遺族は悲しみに沈んでいる間もなく、
    各種手続きや葬儀の準備に追われ、通夜や告別式で参列客を迎えなければいけない。

    (大阪市営地下鉄中央線「緑橋駅」より徒歩約10分。CSCサービスの本社は、一階に介護用品店がある3階建ての白いビルだ。)

    (大阪市営地下鉄中央線「緑橋駅」より徒歩約10分。CSCサービスの本社は、一階に介護用品店がある3階建ての白いビルだ。)


    株式会社CSCサービスは、
    故人の最期の入浴となる「湯灌(ゆかん)」サービスをメイン事業とする会社。
    CSCグループ本部次長の大塲英知さんは、「湯灌の儀」はご遺体を清めると同時に、
    ご遺族と故人が最後に家族水入らずのときを過ごす大切なひとときでもあると話す。
    (人事採用も担当しているCSCグループ本部次長の大塲英知さん。)

    (人事採用も担当しているCSCグループ本部次長の大塲英知さん。)


    「多くの人にお見送りいただくお通夜、告別式の前に、
    家族が故人と向き合ってお別れをするのが湯灌の儀の時間。
    ご遺体を清めてお化粧をさせていただいた故人を前に、
    生前には言えなかった感謝の言葉を口にする方も多いんですよ」

    1988年に創業したCSCサービスは、湯灌サービスのパイオニア的存在。
    もともとは、介護事業に携わっていた創業者が、
    訪問入浴の利用者さんの死をきっかけに立ち上げたという。
    大塲さんは創業者のエピソードをこう話す。

    「その利用者さんは、楽しみに待っていた“お風呂の日”の前日に息を引き取られたんです。
    それを知らずに訪問した創業者は、『そんなに楽しみにしてくれていたのなら』と
    生前同様にご遺体をお風呂に入れて差し上げたそうです。
    ご遺族の方は『これで、安心してお見送りができる』と感謝してくださって。
    その体験が、湯灌サービス立ち上げのアイデアにつながりました」
    (CSCサービスの原点は「入浴サービス」。「湯灌」は、故人にとって最期のお風呂である。)

    (CSCサービスの原点は「入浴サービス」。「湯灌」は、故人にとって最期のお風呂である。)



    「湯灌の儀」では何をするのか?

    大塲さんは、
    「新卒採用の会社説明会などで『湯灌を知っている人はいますか?』と問いかけると、
    10人に1人も手は挙がりませんね」と笑う。

    「湯灌とは何をする仕事なのか」をひとことで言うと“ご遺体の処置”である。
    当然のことだが、
    「怖くないのか?」
    「ご遺体に触れることに抵抗感はないのか?」という疑問を持つ人も少なくはない。

    百聞は一見にしかず。
    まずは、湯灌サービスの現場スタッフ・八木ひろみさんに話を聴いた。
    (湯灌の現場スタッフのひとり、八木ひろみさん。立ち居振る舞いの所作や言葉づかいのていねいさが際立つ。)

    (湯灌の現場スタッフのひとり、八木ひろみさん。立ち居振る舞いの所作や言葉づかいのていねいさが際立つ。)


    八木さんは24歳。大阪芸術大学短期大学部を卒業してから約1年後に、
    CSCサービスに入社し、今年で4年目を迎えた。
    姿勢正しく、お辞儀する姿がとても美しい女性である。

    CSCサービスの社員の7割が女性。平均年齢は30代前半とかなり若い。
    身近な人の葬儀を経験したときに葬送サービスに関心を持つ人が多いというが、
    八木さんは中学生の時に見たテレビ・ドキュメンタリーがきっかけだったそうだ。

    「たまたま見たテレビ番組で、殺人現場など人が亡くなった家を元通りにする、
    海外の特殊清掃の紹介をしていたんです。
    人が死んだ家を、次の日にはもう住める状態にしてしまうんですね。
    そしたら、その後に住んだ人が『子どもが遊べるくらいにきれいになって、
    亡くなった人も報われるんじゃないか』と話していて。
    マイナスをプラスに変えていける仕事だと思って興味を持ちました」

    大学卒業後はいったん就職したものの半年後に退職。
    葬儀業界をターゲットに再度就職活動をした。
    そのときに、湯灌の仕事を知り
    「これは、他では経験できないことがたくさんある仕事だ」と直観し、
    CSCサービスへの入社を決めた。
    (湯灌の際に使用する浴槽。左の手桶と柄杓は、ご遺族が故人の体にお湯をかける湯灌の儀の際に使われるもの。)

    (湯灌の際に使用する浴槽。左の手桶と柄杓は、ご遺族が故人の体にお湯をかける湯灌の儀の際に使われるもの。)


    湯灌の時間は約1時間。多いときは、1日に4〜5件を回る。
    故人の自宅または葬儀会場を訪問して浴槽を搬入。
    故人のご遺体とご遺族にご挨拶をしたのち、湯灌を始める。
    湯灌のときには、ご遺体を布に包んで肌を見せないように配慮。
    洗髪・洗顔、お顔そり、洗体ののちにご遺体をお拭きあげ。
    ドライヤーで髪を乾かしたのち、ご希望の衣装にお着替えをさせていただき、
    髪を整えてお化粧を施す。

    「湯灌は必ず2人1組で行い、役割分担をしながら進めます。
    たとえば、お着替えやお化粧をさせていただいている間に、
    もう一人は浴槽を片付けるというふうに。
    できるだけていねいに、すばやく行うように心がけて、
    ご遺族に不安や不信感を与えないようにしています」

    初めて現場に出たときのことを聞くと、
    「含み綿などをお口に入れる処置の際は少し怖かったけれど…」と振り返る八木さん。
    「でも、ご遺族に納得していただいたり、
    感動していただけることのほうが大きかったです」と言う。
    (湯灌は2人1組で男性役/女性役をそれぞれに担当。スムーズに進められるように手順を考え、息を合わせて手早く行う。)

    (湯灌は2人1組で男性役/女性役をそれぞれに担当。スムーズに進められるように手順を考え、息を合わせて手早く行う。)


    この道15年以上のベテランでもある大塲さんにも、
    初めて湯灌を行ったときのことを質問してみた。

    「不安はありましたよ。
    でも、ご遺族のみなさんが故人を思う気持ちに比べると、
    自分の不安なんて小さかったなと思いました。
    湯灌の後、生前に伝えきれなかった感謝の気持ちを故人に伝えていただくことで、
    ご遺族の人生を輝かせることにもなるように思うんです。
    そういう意味で、湯灌はとても前向きな仕事だと感じています」


    「明るくなったね」と家族に言われて

    映画「おくりびと」では、本木雅弘さん演じる主人公が、
    妻(広末涼子さん)に「そんな汚らわしい仕事は辞めて!」と言われるシーンがある。
    人の死にまつわる仕事に就くことに対して、家族はどんな風に見ているのだろうか?
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    「『すごい仕事をしている』と感激しています(笑)。
    特に、母方の祖父が亡くなったときに湯灌を見た後は
    『がんばってね』と応援してくれています」と八木さん。
    また、家族には「この仕事を始めてから明るくなったね」とも言われるそう。
    「人と話すことが多くなったからかもしれません」と言う。

    また、ご遺族に対面する仕事という性質上、
    身のこなしや言葉づかいにも細やかな気づかいが必要だ。
    「私はまだまだ雑なところがあるので、よく先輩に注意されますよ」と八木さん。
    毎日、一つひとつの現場で全力を尽くし、
    ご遺族に「湯灌をしてもらって良かった」と思ってもらえるようにがんばっている。

    そして、人の死に触れる仕事をすることを通して問われるのは、
    自分自身が「生きること」「死ぬこと」。
    八木さん自身の死に対する考え方も変化してきた。

    「この仕事をするようになって、死は誰しもに必ず訪れること。
    受け入れなければいけないと思うようになりました。
    少しずつでもより良い生き方をして、完璧とまではいかなくてもできることはがんばって、
    ふつうに幸せな生活が送れるならいいなと思います」

    大塲さんは、「気がついたときには、母に電話する回数が増えていた」と振り返る。

    「自分の母、あるいは自分の子どもと同い年の子どもさんが
    亡くなられる機会に触れることもあります。
    本当に、明日は誰がどうなるのかわからないのだと強く感じるようになりました。
    できるかぎり後悔しないように生きたいと思うようにもなりましたし、
    死生観も大きく変わりましたね」


    一期一会の場をつくるために

    CSCサービスの湯灌サービスは、葬儀会社からの委託事業として受注する。
    葬儀会社であれば、葬儀の準備から一周忌法要までお付き合いが続くケースもあるが、
    湯灌は時間にするとたった1時間だけ。
    まさしく一期一会の仕事である。
    (故人のお見送りは、ご遺族にとっても「一生に一度だけ」のこと。一期一会の時間をよりよいものにするために、湯灌スタッフは全力を尽くしている。)

    (故人のお見送りは、ご遺族にとっても「一生に一度だけ」のこと。一期一会の時間をよりよいものにするために、湯灌スタッフは全力を尽くしている。)


    「ご遺族に信頼感を持っていただけないと、大切な故人をお任せいただけない」と大塲さん。
    一人ひとりのポテンシャルを見極めながら研修を行い、
    スタッフが自信を持って現場に臨めるようにサポートしているそうだ。

    新人研修で最初に学ぶのは、宗教・宗派の違いなど葬儀の基礎知識。
    そして、湯灌の手順や着付けやお化粧などの技術を3〜6か月の研修期間で習得する。
    その後は、先輩とともに現場に赴いてOJT(On the Job Training)で、
    湯灌の手順や技術を身につけていく。

    「湯灌の仕事は、実は技術職的な要素も多い」と大塲さんは言う。
    ただ、技術の習得には個人差があるため、
    一人ひとりの成長段階に合わせて必要な知識や技術を教えていく。
    (新人研修のようす。葬儀の基礎知識から湯灌で必要な技術習得まで順を追って教えられる。)

    (新人研修のようす。葬儀の基礎知識から湯灌で必要な技術習得まで順を追って教えられる。)


    「基本的にOJTで、現場で先輩の仕事を見ながら学び、自分の出来ることを増やしていきます。
    たとえば、着付けについては、最初は事務所でマネキンを使ったり、
    先輩にご遺体役をお願いして練習。
    現場では、いきなりすべてを任せることはせず、
    『今日は脱がせるところだけやってみよう』『じゃあ、次はお着付けをやってみよう』と
    ていねいに教えています」

    湯灌の現場では、もちろん悲しみのあまり涙するご遺族に接することもある。
    仕事のなかで感じるストレスを和らげるのは、明るく開放的なオフィス。
    同僚や先輩とのコミュニケーションがはずむように、
    ふだんはFM放送が流れている。

    「そもそも、気持ちの切り替えが上手な人が多いですね。
    湯灌は葬儀のプロセスの一部。
    私たちの仕事が長引くと葬儀全体のスケジュールにも支障が出ますから、
    限られた時間内にできるだけのことをすることも重要です。
    それが、気持ちを切り替えるうえで良い作用をもたらしているところもあるかもしれません」
    (現場に向かう車に積み込まれる湯灌のための道具。女性でも運べる重さだが「妊娠されたときには、万が一のことを考えて現場を離れてもらいます」と大塲さん。)

    (現場に向かう車に積み込まれる湯灌のための道具。女性でも運べる重さだが「妊娠されたときには、万が一のことを考えて現場を離れてもらいます」と大塲さん。)



    誰かのためになっているという手応えに支えられる

    現在は、CSCグループ本部長として人事採用にも関わる大塲さん。
    その落ち着いた雰囲気からはちょっと想像できないのだが、
    入社した27歳の頃は音楽活動を行っており「3か月と続いた仕事はなかった」という。
    ところが、はじめて湯灌の現場で
    「今までやってきた創作活動に通じるものがある」と感じたそうだ。
    実は、社内には八木さんや大塲さんをはじめ、
    芸術大学やクリエイティブ系職種出身のスタッフも少なくない。
    (「湯灌の仕事にはクリエイティブな要素も多い」と話す大塲さん。)

    (「湯灌の仕事にはクリエイティブな要素も多い」と話す大塲さん。)


    「目の前にいる人たちに、ちょっとした自分の思いを乗せて受けとめていただき、
    心を動かしてもらう感じが、音楽を演奏して聴いてもらうことにどこか似ていると思ったんです。
    それが、この仕事に魅力を感じた大きなポイントのひとつでしたね」

    大塲さんが、採用面接のときに見ているのは
    「この人の魅力を受けとめて、この仕事でどう活かしてもらえるだろうか」ということ。
    「どんな人にも、その人の良さを活かして活躍してもらえることがある仕事。
    向いていない人というのはいないかもしれません」と話す。

    「私たちの仕事は、ご遺族が亡くなった故人のためにしてあげたいという気持ちを叶えること。
    『してあげたいけどできない』ことを代わりにさせていただいているんですね。
    だから、ご遺族の気持ちを汲み取らなければいけないけれど、
    ご遺族の気持ちがわかると考えるのはちょっと違う。
    ご遺族の気持ちに寄り添って涙を流してもいいけれど、
    手を止めないでねとみんなには伝えています」
    (故人のお別れの姿を装うお化粧。仕上がったお顔を見て、感謝のことばを口にされるご遺族も多いそう。)

    (故人のお別れの姿を装うお化粧。仕上がったお顔を見て、感謝のことばを口にされるご遺族も多いそう。)


    たしかに、湯灌という仕事は、世の中で「よく知られている仕事」ではない。
    この仕事を選ぶことには、ある種の覚悟も伴うだろう。
    しかし“大切な人を亡くしたご遺族が、
    少しでも温かい気持ちで別れのひとときを過ごせるようにお手伝いすること”
    …これほどまでに「誰かのためになっている」という手応えを
    感じることができる仕事は多くない。

    ミスマッチを防ぐために、CSCサービスでは体験入社の機会も用意している。
    採用面接でも「ざっくばらんな会話が中心」だという。

    「自分にできるだろうか?」「本当に大丈夫だろうか?」という不安よりも、
    「湯灌という仕事のことをもっと知りたい」という思いが強くなったら、
    あまり考えすぎずに一度応募してみてはどうだろう?
    一度、大塲さんに会って話してみれば、
    「やるか」「やらないか」という迷いに自ずと結論が出るはずだ。


    ※本求人記事は、NPO法人スマイルスタイルが大阪府より委託を受け、
    「地域人づくり事業(雇用拡大プロセス)未就職卒業者等と
    優良中小企業早期マッチング事業(事業期間2015年3月〜2015年12月)」の一環で
    作成したものです。

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  • 企業名・団体名株式会社CSCサービス
    募集期間募集終了
    募集業種①営業職(ルート営業)
    ②湯灌の仕事
    雇用形態①営業職
    正社員
    ②湯灌の仕事
    契約社員
    応募資格①営業職
    【要】・自動車普通免許(AT限定可)
    ・社会人経験のある方
    (業界・業種経験は問いません)
    ⇛元気に明るく、前向きに働きたい方
    ⇛おしゃべりが好きな方
    ⇛営業職未経験の方も大歓迎です!
    ②湯灌の仕事
    【要】普通自動車免許
    【年齢】35歳まで
    (長期勤続によるキャリア形成のため若年者等を採用)
    自動車免許以外の資格は特に不要です。
    湯灌の知識やお葬式の知識なども全く知らなくても大丈夫!
    研修中に基礎からお話させていただきます。
    勤務地株式会社CSCサービス 大阪営業所
    勤務時間①営業職 9:00~17:30
    週休2日(シフト制/月8日)
    ※残業はほとんどありません

    ②湯灌の仕事 8:30~17:00他
    ※変形労働時間制
    ※1ヶ月単位の変形労働時間制
    時間外:あり
    給与①営業職
    月給18万円~+歩合給+交通費支給
    例)月収例25万円/入社2年目

    ②湯灌の仕事
    月給18万円+歩合給+残業手当
    例)25万5000円(入社2年目/24歳女性)
    昇給:あり
    休日・休暇月8日間休み、年次有給休暇、慶弔休暇
    待遇①営業職
    ・昇給年1回、賞与年2回
    ・社会保険完備、退職金制度
    ・交通費上限3万円支給

    ②湯灌の仕事
    ・交通費上限3万円支給
    ・社保完備
    ・制服貸与
    ・社員登用有
    採用予定人数①②ともに、1~5名
    選考プロセス1)まずは履歴書・職務経歴書等の書類作成サポートや面接対策、キャリア相談等を実施致しますので、下部のエントリーフォームよりエントリーしてください。ハローライフよりご返答させていただきます。

    2)面接(人柄重視)

    3)適正検査
    (計数・言語能力と性格検査〜パソコンを使って受検していただきます)
    ※2、3は順番が前後することがあります。

    4)体験入社
    (実際のお仕事の流れを先輩社員に同行して体験していただきます)

    5)体験入社レポート(感想文)提出

    6)最終面談

    7)内定
    WEBサイトwww.csc.srvc.jp/
    ※ハローライフでの募集は終了してますが、
    採用状況は各社に問合せください


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